アジアの純真

 中国は現在すんごい経済成長を遂げてて、日本なんてあっという間に追い越しちゃうんじゃないかと思わせるほどのエラいことになってる……らしい。

 「MADE IN CHINA」も昔の衣料品一辺倒から電化製品など多岐にわたるようになってきた……らしい。

 とにかく今、私たちの周りは「MADE IN CHINA」であふれている。これ事実。

 で、最近立て続けに2つほど楽しい事例が続いたので御紹介しておこう。

■その1:
モバイルクルーザーPLS5USB(ダイヤテック)



モバイルクルーザーPLS5USB(ダイヤテック)

 KM氏からもらった。
 家庭用のコンセントから電源をとって、USB電源に変換するコネクタ。携帯電話やmp3プレイヤなどの充電に便利。

 KM氏がこれを何故私にくれたかというと、カバーが割れてしまったから。
 不具合はそれだけなので、私はテープでぐるぐる巻きにして使っている(接着剤を併用)。

 現在はこういうフランケンシュタインの怪物のような姿であるが、こうする前に一度内部を見てみた。

 すると、そこには驚くべき光景が……。_| ̄|○


クリックしてもらえれば判るが、指紋までついとるよ
左側の銀色のがUSBのメスコネクタ

 写真の真ん中からちょっと左下にある光沢を見ていただけるとわかるかな? 絶縁のために、セロテープを貼ってある。

 KM氏はこういう技術?はないし、そもそもこれは中古でなく新品で買ったものだ。
(彼は私と違い、こういうのを中古で買うような人物ではない)

 つまり、新品の中身がこれだと。(>_<)

 売り物ですよこれ。

 セロテープで絶縁……。

 しかもよく見てみると……。



モバイルクルーザーPLS5USB(ダイヤテック)内部1



モバイルクルーザーPLS5USB(ダイヤテック)内部2



モバイルクルーザーPLS5USB(ダイヤテック)内部3



モバイルクルーザーPLS5USB(ダイヤテック)内部4



 念のために言っておくけども、これ、私は何も手を加えてません。
 つまり、売ってたままの姿ってことっす。

 中学生でももうちょっとましなハンダづけするぞ。

 いやもうほんと、何と言ったらよろしいのか。

 これが通ってしまう品質管理態勢ってのはどういうもんなのかと。

 ……とはいえ、この製品はまだ正常に機能するだけマシ。(志低いなあ。(^^; )
 
 
■その2:
ボリュームアンプAMP-01(丸七)


ボディに直接「スピーカーの音を大きくするアンプ これは便利! ボリュームあっぷ!!」って印刷してるんだよ。このセンスもどういうもんかね
ボリュームアンプAMP-01(丸七)

 100円ショップで購入。
 100円でアンプは安いよな、と買った。

 スピーカーをつなぎ、それをmp3プレイヤにつないで聴いてみたら、

 ガリガリガリ!

 あらら。ノイズだらけ。┐(´~`)┌

 ダイヤル式のボリュームつまみはクルクルと何度も回してやると接点がきれいになってノイズがなくなる……というのは皆さん御存知の知識でしょう。私もやってみた。

ガリガリガリ……ガリガリ……ガリガリ……ガリ……ガリ…………ガリ……………ガリ……………ガリ……………………………

 となる。

 はず。

 はずなのに。(◇o◇)

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ

 だそうですよ。_| ̄|○

 なんすかそりは?

 てことで、分解。

 すると、そこには驚くべき光景が……。_| ̄|○



ボリュームアンプAMP-01(丸七)内部

 左から出ているのがピンジャックから来ている導線。これがmp3プレイヤなどの音源につながる。

 写真手前の、山盛りウンコみたいなハンダも凄いけども。

 あの、導線、ハダカなんですが……。
 _| ̄|○

 導線がハダカのまま、絶縁されることなく基盤の上を這い回っていた。

 しかもあろうことか、2本の導線自体がクロスしてました。



別角度より

 まったく……。

 そりゃノイズもおさまらんわな。

 良心のカケラも感じられない。

 これ、何と言ったらいいのか。

 高度成長期の日本もこうだったの?

 なんか、中国人は根本的にこの世界の人たちと一緒に生きるために必要な何かが欠けているんじゃないかとも思ってしまうんだが、それは気のせいか?

 いや、これは言い過ぎか。

 工場がこういうのを出してきたときにダメ出しをするべきなのは輸入している日本人なわけで(ここで言えばダイヤテックや丸七)、それを出さずに平気で市場に流通させるんだから、言ってみればこれは日中の共犯だわ。

 つまりこれは国民性の問題ではなく時代の問題ってこと?

「見えなけりゃ、中身がどれだけ酷くてもいいじゃない」
「安いんだから、本来あるべき機能が出なくてもいいじゃない」

 だなんて、悲しい時代になったよねえ……。

突然食いたくなったものリスト:

  • おにぎりせんべい

本日のBGM:
Top Secret Man /PLASTICS


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コメント(5)

くわっと~ら :

これがチャイニーズクオリティ。
でもきっと、『先行者』の中身はこんな惨状ではないはず・・・
ううん、知らないけどきっとそうw

Anonymous :

> 高度成長期の日本もこうだったの?

そだよっ!(^^)
だからこういう商品って昔のラジオの匂いがするから
おぢさん的には分解してみるのが懐かし楽しいよ~
…で年甲斐も無く半田篭手突っ込める空間と太くて回路追いやすい単層エッチングに子供の頃のイタズラ心躍らせるですよ(笑)

天こ盛りもメリットあるよー。
「イタズラする程度なら半田が要らない」 コレだねっ!(爆笑)

でも流石に其の当時はICじゃなくってトランジスタだったけどね。 ちょと時代(歳?(;_;))の経過を感じさせられます…。

こんな感じのベタベタ半田で世界に漕ぎ出した日本も
所詮ジャップの安かろう悪かろうだと
昼寝決め込んで海の向うのた白兎さんの鼻をアカして
最後には自業自得の逆恨みジャパンバッシングに迄至った訳ですよ。
多分其の辺りから其の後がひえたろうさんの時代なんです。

何時か来た道。 何時か行く道。
フンドシ…もとい(笑)鉢巻締め直さないと黄色兎さんになってしまうかも…?
(最近馬鹿にならない中国電子製品も散見されてますからねぇ。
 無資源技術立国としては真面目に気を引き締めないとホントに危ない気がします。
 現場職人の合言葉は「ライバルの悪態に口動かす時間に手を動かせ」でしたから…
 手の動かせる日本人…まだ残ってるかなあ。。。 残さにゃいかんなぁ。)

Anonymous :

> 高度成長期の日本もこうだったの?

そだよっ!(^^)
だからこういう商品って昔のラジオの匂いがするから
おぢさん的には分解してみるのが懐かし楽しいよ~
…で年甲斐も無く半田篭手突っ込める空間と太くて回路追いやすい単層エッチングに子供の頃のイタズラ心躍らせるですよ(笑)

天こ盛りもメリットあるよー。
「イタズラする程度なら半田が要らない」 コレだねっ!(爆笑)

でも流石に其の当時はICじゃなくってトランジスタだったけどね。 ちょと時代(歳?(;_;))の経過を感じさせられます…。

こんな感じのベタベタ半田で世界に漕ぎ出した日本も
所詮ジャップの安かろう悪かろうだと
昼寝決め込んで海の向うのた白兎さんの鼻をアカして
最後には自業自得の逆恨みジャパンバッシングに迄至った訳ですよ。
多分其の辺りから其の後がひえたろうさんの時代なんです。

何時か来た道。 何時か行く道。
フンドシ…もとい(笑)鉢巻締め直さないと黄色兎さんになってしまうかも…?
(最近馬鹿にならない中国電子製品も散見されてますからねぇ。
 無資源技術立国としては真面目に気を引き締めないとホントに危ない気がします。
 現場職人の合言葉は「ライバルの悪態に口動かす時間に手を動かせ」でしたから…
 手の動かせる日本人…まだ残ってるかなあ。。。 残さにゃいかんなぁ。)

Anonymous :

ああっ ごめんなさい!
ブラウザ処理がつっかえて二重投稿になっちゃいました

管理人 :

 こんにちは。コメントありがとうございます。
 多重コメントは気にしないで下さい。賑やかでいいです。(^O^)

>だからこういう商品って昔のラジオの匂いがするから
おぢさん的には分解してみるのが懐かし楽しいよ~
…で年甲斐も無く半田篭手突っ込める空間と太くて回路追いやすい単層エッチングに子供の頃のイタズラ心躍らせるですよ(笑)

 そういうワクワクというか「オトコノコゴコロ」はいつまでも持っておきたいですよね。(^O^)


>天こ盛りもメリットあるよー。
「イタズラする程度なら半田が要らない」 コレだねっ!(爆笑)

(爆)(爆)(爆)

>こんな感じのベタベタ半田で世界に漕ぎ出した日本も
所詮ジャップの安かろう悪かろうだと
昼寝決め込んで海の向うのた白兎さんの鼻をアカして
最後には自業自得の逆恨みジャパンバッシングに迄至った訳ですよ。
多分其の辺りから其の後がひえたろうさんの時代なんです。

 なるほど。
 そういえば、プロジェクトXで、ソニーがアメリカで売り出したラジオに不良品が出まくったのは輸送時の温度変化でハンダがクラックを起こしたからだ、ってのがありましたね。修理のためにハンダの職人をアメリカに派遣したとか。

>何時か来た道。 何時か行く道。

 中国も、そういう道を行くつもりならいいんですが……。

>現場職人の合言葉は「ライバルの悪態に口動かす時間に手を動かせ」でしたから…

 いい言葉ですねえ。

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このページは、hietaroが2007年2月 1日 03:28に書いたブログ記事です。

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