合掌
小・中学時代の友人TC君の父上が亡くなった。
TC君とは進んだ高校が違ったので中学卒業以来ほとんど連絡がなかったけど、噂とかは聞いていたし、何よりも中学の時にはとても仲がよかった。通っていた塾が同じで、彼とTK君との3人でよく(だったかなあ)遊んだものだった。うん、主観的には「よく」遊んだ。
前にも話したことがあるような気がするが、TC君の父上は石津謙介とかとVANやKentの仕事をしていたという話。(石津事務所から花も届いていた)
私の家は普通のサラリーマンの家庭で、裕福とは程遠い経済状態だったのだが、3人組のうち、TC君の家もKM君の家もとても(^^;裕福で、特にTC君の家はいくつかの飲食店や衣料店を経営してて、ほんとに異世界の人だった。(KM君のお父さんは私たちが通ってた塾の経営者)
ある時、KM君と一緒にTC君の家に泊まりに行ったことがある。
今のコはどうか知らないけど、私らの中学生の頃って友人の家に泊まりに行くなんて滅多になかったから、それなりに(気持ち的には)イベントだった。
で、忘れもせんが。(^^;
その日の晩餐は、鍋。
魚が入ってたが、海鮮類がさほど好きではない私は、それが何なのかよくわかってなかった。
なんか、温泉玉子みたいな白い丸いやつとか、何なのこれ?って感じ。
しかし後になって考えれば、あれはフグの白子だ。
つまり、子供の友人の中学生のガキ2人が泊まりに来たというだけで、この家はてっちりを出してくれていたのだ。
あくまでも後になってわかったことだが! (^O^)
まさに豚に真珠。(^^;;;;
もてなしはそれだけでは終わらない。
その夜、TC君のお父さんは私たちにいろんな話をしてくれた。
それほど覚えてないけど、確か倒産前のVANの話とか、ファッションの話をたくさんしてくれたと思う。
「大きくなっても、そのへんにようおる、ボロボロの服着てるような奴にはなるなよ」
なんてことを言われた記憶がある。
「ボロボロの服」ってのはパンクファッションのことね。ホームレスってことじゃないぞ。
おっちゃんごめん、この後、私はそういうカッコする人になりました。m(_ _)m
で、その時、「お泊まり」のおみやげとして、おっちゃんは、私とKM君に「Kent」ブランドの白いバスケットシューズをくれたのだ。
うれしかったなあ。
昔、2004/07/20の記事に書いたように、
私はトラッドファッションに憧れて『MEN'S CLUB』を毎月買ってしまう中学生(しかし貧乏人)だったのだよ……。(遠い目)
うん。
とにかく、とてもうれしかった。
今でも宝物だもの。
これがTC君のお父さんの思い出。
弔報を聞いて通夜に行く時、いつもと違う革靴を出そうと靴箱を覗き込んだら、そのバッシュが目に入った。
ありがとう。
合掌。
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