いやまあね、このトシになって「ジャーナリズムは真実を伝える」みたいなステートメントをナイーブに信じているわけではないのですよ。
でもね、やっぱり「存在の理由」というか、それがそこにある理由は、それがたとえタテマエであったとしても、いやタテマエであるからこそ守らにゃいかんことだろう。少なくとも守ろうとしなきゃいかんだろう。タテマエというのは守るためにあるわけで。
だから、やっぱり「ジャーナリズムは真実を伝える」というステートメントは、現実はどうであれ、それなりに志向されなければならない。
で。
「ムシャクシャしていた。誰でもよかった」
ですよ。
このフレーズ。
通り魔なり何なり、「異常な」犯罪の犯人あたりが取り調べの初期段階で「供述した」とされることの多いフレーズ。
いやほんと、こんな陳腐なフレーズを、容疑者みんながみんな同じように言うもんですか?
私ゃ言わんと思うな。
みんながみんな判で押したように。んなわきゃなかろう。
でもこう報道されるわけですよ。
供述段階の話だから、ソースは間違いなく警察(検察)。
つまりは警察発表をそのまま横流ししてるわけだ。
それが警察記者クラブに詰めてる記者によって記事になる。
誰か1人でも、
「いや、いくらなんでもそりゃないでしょ? 『ムシャクシャ』って。(^O^) うぷぷー」
って突っ込む記者はおりませんか?
いや、
「ムシャクシャしていた。誰でもよかった」
とやれば、世論には「なんてヒドい事件だ」みたいな印象が与えられて反響もブクマも(^^)得られそうだが、そういう「おいしさ」に負けていいの?
容疑者が最初に「供述」した動機であれば、これは事件全貌の中で非常に重要なもののはずなんだ。つまり、本来違うことを言ってるとして、それを「ムシャクシャしていた。誰でもよかった」みたいな決まり文句に落とし込んじゃえば、事件の多様性というか全体像が、一気に歪められ画一化されてしまう。これこそ「真実」から最も遠いものだろう。
警察がそんな発表したら、「ナメんな」と思うのが、本来のジャーナリストの姿じゃないのか。
なんかそういうことすら思いもよらんようなルーチンワークに陥ってるような気がするのよねえ、警察記者クラブ。
あほちゃうの?
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/ ノ ヽ ( ノ⊂ ̄))) ̄⊃
/|ヽ (_ノ ._ ̄ 0'ヽ 0'
/ |ノ .) (_) ヽ i ( むしゃむしゃしていた。
∋ノ | /――、__ ./(∩∩) 草なら何でもよかった。
/ /| ヽ__ノ | / ./ 今は反芻している。
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