ラーメンの最近のブログ記事

  • 豚骨の匂いの許容範囲はどうやら無鉄砲までみたい。某店で一番オアシスだったのはトイレ。

  • あほいちの後にできたかんからは、スタッフ不足のためランチ営業できず。女の子(娘?)は日本語カタコト。頑張れ。

    かんから(工事中の写真)

  • かんから、麺の量「並・中盛・大盛」という分け方、ちょっと変じゃない? 「小盛・中盛・大盛」ならわかるのだけども。普通、「中盛」が「並」とちゃうかなあ。

    中盛は並と同一価格

  • 「二郎系」麺をああいう仕上げ方にすることに、麺屋棣鄂のプライドを読み取るべきか不器用さを読み取るべきか。私はプライドと読みたいけどな。

  • バン麺、変わらず400円~♪(酒井康ふうに(^O^))素晴らしい。サッポロ一番のような味も健在。

    バン麺のバンは、撹拌の拌

  • 麺野郎に置いてるワンカップ酒はかわいらしいのが多い。にゃんかっぷもパンダのやつも麺野郎だ。大阪が誇る秋鹿のワンカップは、やっぱりバンビ。

    秋鹿のワンカップ

  • 今年の節分は麺野郎で無理を言って恵方巻きを作ってもらった。うまかったが一気に食わなくちゃいいけないのでせっかくのネタがもったいなかったと思う。

    恵方巻@麺野郎


    おまけ:あるスーパーで見つけた恵方巻
    富士宮焼そば巻(^O^)

  • 麺野郎でうまいと思った麺に使われているというウェスタンホワイト(WW)って、ケーキ用薄力粉? (゚Д゚)

  • 麺野郎で遅くまでいると、麺哲を任されている平松氏が掃除をしている。麺哲が終わって店を閉めて後片付けが終わってからこちらに来るのだそうだ。その時点で26時を超えている。今日は一体何時に起きたのかと聞くと、朝の5時だと。庄司氏と市場に行ったのだという。「大丈夫なの?」「昼に2時間ほど仮眠とりますし」という顔は、とてもさわやかだった。

  • 麺哲はあまり行くことがないのだが、前に行った時、昼限定で「平松式......」という名前を冠して平松氏考案のメニューが提供されていた。その時は気にならなかったが、「平松式」というネーミングはひょっとして、「平松式人工雪発生装置」に引っかけたものだったんだろうか。

  • ひっかけ橋(戎橋/阪神優勝の時に多くの人が身を投げた橋)の下にある油そば専門店麺爺あぶらの間接照明は、やっぱり「オシャレ」「女性でも入りやすい」みたいなのを意識しているんだろうか。もしもそうならきっとその目的は達成できてないと思うし、できたとしても、油そば屋にそれは必要なのかいな?

    麺爺の店内

  • 麺爺あぶらの食券機は凄い高級品。全面液晶タッチパネルで、
    「現金を入れてください。......トッピングはいかがですか?」
    とかしゃべる。この食券機、「食券機がセールスもしてくれる」みたいな売り文句で売られてる。物理的なボタンがないから、自由度も格段にある。確かページ分けもできたはず。普通のボタン式の食券機でも10000円札を扱えるやつなら100万円以上するので、これは200万円くらいしちゃうんじゃないのかな。
    でも実際、買う方は食券機に薦められたくらいで買わんと思う。というか、「『現金を入れてください♪』だとぉ? なんや、近づいたくらいでカネ取んのか? とか、思わずツッコんじゃうよ。(^O^)

    券売機画面

  • 現在、道頓堀(戎橋の南側の通り/くいだおれ人形とか、かに道楽のカニ看板とかがある)にはラーメン店がやたら並んでいる。大阪といえば道頓堀の映像が流されるほど観光客へのアピール度が高い通りながら、こんなところさえシャッター化が進んでいることに大阪経済の深刻さが伺えるのだけども、なぜかラーメン屋だけは元気。家賃がバカ高いのでさすがにチェーン店ばかりだが。
    それにしてもここまで集まるかというくらい、一時に比べて増えている。
    どういうことなんだろう。

  • 道頓堀には昔、道頓堀ラーメン大食堂というラーメンコンプレックスがあったが、かなりあっけなく沈没した。宣伝不足と、2Fという立地があまりよくなかったのではないかと思う。1年ほど前には道頓堀極楽商店街という、大阪の名店を集めたグルメビルが数年の歴史に幕を閉じた(そして未だに放置されたまま)。これは1箇所で大阪の名店を巡れるので時間のない観光客には都合が良かったはずだが、入場料を取るという信じられない暴挙に出たために(だと思うのだが)客足は伸びなかったようだ。あれだけの一等地でそのクラスの商業施設を潰すなんて、どれだけ商売ヘタクソなんだよと。

  • 誉商店は日曜日はガチャガチャ大会をやっている。私は大盛(100円)券が当たった。春以降に使いたいが、それまで店があることを祈る。

  • 私には高倉二条ろぉじのよさが解らない。特に麺。いっぺんソバつゆで食わせろ。

  • 「雑炊というのなら、ご飯を洗え」は、結構酷だよ......。(^^;;;

  • あれだけ目立つのに、前回ジャンク屋哲が見つけられなかった自分に絶望した。

    ジャンク屋哲

  • 二郎系ってのはやっぱり、「ラーメン」「つけ麺」「油そば」「チャンポン」みたいなのと並べて「二郎系」という1ジャンルと認識すべきっぽいね。

  • 麺元素は一番奥に製麺部屋がある。覗いてみるといいよ。

  • 最近は店内の、客から見えるところに製麺機を置いた製麺スペースを設置する店が増えてきた。火から近い方がリスクを回避できるので、できれば近くに作りたいのだろうと思う。
    客から見えるようにしているのはもちろん「自家製麺だ」というアピールもできるし、あるいは純粋に他で場所が確保できないからやむを得ず店内の一角を潰してしまうところもある。
    きんせいの前の本店とか、大吾郎商店はそういう感じかな。東成きんせいなどは製麺の場所がないので自宅で製麺するから家が粉だらけだという。(^O^)
    製麺スペースが見える場合はそこで使われている粉の銘柄をチェックすると、結構いろんなことがわかるよ。

  • ほっかほっか亭唐揚弁当についてくるゆず醤油を綿麺の唐揚げにかけたら絶対ウマいはず。いつかやってやろうと思う。

    ほっかほっか亭の唐揚弁当(柚子醤油つき)


    綿麺の唐揚げ

  • 綿麺の奥さんは私が昔、「唐揚げは普通」と書いたのを根に持って(^^;、今でも唐揚げを注文する時と持ってくる時は必ず「ふっつーの唐揚げですね/です~」と言う。(^O^)

  • 綿麺だけではなく他の店でも体験したが、ブログ記事が上がると、それが初めて来た人であっても「ああ、あのテーブルに座ってた、あの人か」というのが判るそうだ。まずデジカメ出して撮ってる時点で少数派だし、写り込む物で座った位置もわかる、あとその人が注文したものだとかを組み合わせると、だいたい「あの人か」とわかるのだとか。
    こちらは、店側は1日かなりの数の接客をしているのだからこちらの顔なんて覚えてないだろうと勝手に思ってるんだけど、案外覚えているそうだ。なので、覚悟なく悪口を書くと後で困ることになるかもしれないよ。(^O^)

  • びっくりラーメン一番の製麺工場は一体どうなったんだろう? あの値段であの麺はとてもよかったのに。1杯180円で出していたということはそれでも元が取れるコストであの麺を作れてたはずで、だったらこれを使わない手はないと思う。びっくりラーメン一番を引き受けた吉野家は結局、ほとんど何も手を打たずにラーメンから撤退してしまった(07年8月買収、09年8月精算)。ああいう無駄なことをやってよく株主が怒らないなあ。

  • スガキヤのラーメンフォークは、ニューヨークの近代美術館で販売されるなど高い評価を受けている......が、実用としたらやっぱり使いにくいと思う。

    ラーメンフォーク

  • Yahoo!ランキング大阪ナンバーワン(^O^)の開陽軒は売り切れてるものはなるべく早く客がわかるようにしてほしい。悩みに悩んだ末に頼んだものが「あ、それ売り切れなんです~♪」なんて言われたら一気に萎える。

    セットメニュー@開陽軒

  • 竹麺亭の塩ラーメンと醤油ラーメンが変わった。前よりは断然好き。でもどうしてもここはトマトラーメンに手が伸びる。

    幻のトマトラーメン@竹麺亭

  • フレンドリーが経営する香の川製麺(讃岐うどん)は現在2店舗だが、これから順次切り替えていく予定らしい。でも、ここで立ち止まって、もうちょっといろいろ考えなおした方がいいんじゃないかな。これで何十店舗かを一気に変えてしまうと、取り返しのつかないことになるかもしれない。とりあえずまともにうどんを打てる人と、ほんとにうどんを食べるのが好きな人を指導スタッフに迎えるべき。

  • 横綱の餃子はえらいマズかった件。ピリカラギョーザにしなかったからか? まずもってチルドって。

  • 麺屋7.5Hz本店は、照明がいいのか、やたらきれいに写真が撮れる。(^O^)

    中華そば@麺屋7.5Hz

  • 光龍益のあの「客の前でラーメンを作る」というやり方は、パフォーマンスのためではなく、「誰も雇わずに1人でラーメン屋を回すには」という課題から出てきた合理的な方法なのだそうだ。

    光龍益

  • 低温熟成のチャーシューは、切り口がピンク色で火が通ってない(レア)ように見えるけど、熱は入ってるわけだから、これを「レアチャーシュー」と呼んではいかんのとちゃうの?

  • カレーラーメンはカレーつけ麺以上に難しいね。私は未だに、高校の学食以上にうまいカレーラーメンを食べたことがないような気がする。

  • とはいえ、その時の学食のおっちゃんが今やってる店(ラーメン屋というより餃子屋)のラーメンは酷いもんなんだけども。いっそのこと焼きそばを出せばいいのに。おっちゃんの焼きそばは最高だった。

  • 最近、3ヶ月で撤退するような店まで出てきた。見切りが早いよなあ。「ちょっとつついてダメなら次へ」みたいな感じなんだろうか。

  • 和え麺なり玉子かけご飯なり、量の見極めが大切。生玉子の大きさはそれぞれ調整できないのだから、麺やご飯側の量を調整しないと。

  • 某店ボヤのニュース。誰もケガなく大事に至らずよかったよかった。

突然食いたくなったものリスト:

  • コーンポタージュスープ

本日のBGM:
Warrior /本城美沙子
バイバイ・ボーイ /五十嵐夕紀

本城美沙子のバックはLOUDNESS。




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 あ、綿麺フライデーナイトね。わたふりゃあ。言うたもん勝ち。

 先週、先々週は醤油そばが続いたが、今週は鶏白湯つけ麺という情報を、内部の情報に詳しい人から得た。(^O^) 本当かどうかは知らない。

 また行かなあかんかなあ。
 また、

「最近、金曜日しか見ませんね♪」

 と言われてしまいそうだ。(^O^)

 

先々週の醤油そば


先週の醤油そば

 先週の器は、塩ラーメンの時のと同じ。

 先々週はメンマに見せかけたエリンギだったが、先週はメンマに見せかけたメンマになってた。
 麺も先々週がかなり太麺だったのに対し、先週は細めになってた。

 ダシはようわからん。鶏ガラ多めなの? 動物系ダシ汁で魚系のダシをとるそうだ。スープの底には小さなエビちゃんがいくつか沈んでいるが、わざとらしいと言えばわざとらしく、これはオトリかもしれん(何の?)。(^O^)

 なんでわからんのかと言えば、油かすが乗っけられてるから。

 これの個性が強くて、結構支配的な印象。
 だからかすうどんっぽい後味だったなあ。

 小松菜?は先々週の方がよかった。

 気づいてる人は気づいているが、実は毎回、店主がコスプレをしてる。(^O^)

 1回目は洋風シェフ、2回目がカフェ?(ユニクロで買ったシャツ)、3回目(先週)が神田川俊郎(シャツ&ネクタイに白衣)。

 何考えてるのかと。(^O^)

 そういうところも楽しむべし。

突然食いたくなったものリスト:

  • インデアンカレー

本日のBGM:
Pop Muzik /M






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 先日はあまりいいことを書かなかった(「ラーメンの秘密」)『ラーメンの秘密』だが、が、実は参考になる部分も多かった。

 特に「ご当地ラーメンの秘密」という章の、それぞれのご当地ラーメンのルーツに関する記述はよくまとまっていて楽しかった。

#いや別にこれは「秘密」じゃないだろうけどね。(^O^) なんか「秘密」という言葉をこういう使い方すると学習図書みたいだ。

 そのあたりをいくつか御紹介。

 1991年当時、ご当地ラーメンといえば東京ラーメン、札幌ラーメン、九州ラーメンであり、そこに新たに登場した当地ラーメンが喜多方ラーメンだというところにリアルな時代性を感じさせるね。
 ちなみにこの頃、大阪のラーメン界は暗黒時代。(^O^)

東京ラーメンのルーツは横浜南京町
 東京で最初にできた「ラーメン屋」は、明治43年、浅草に開店した「来々軒」であったといわれます(「にっぽんラーメン物語」小菅桂子・駸々堂)。
 当時、まだ「ラーメン屋」という呼称はなく、「シナ料理屋」と称して、ラーメンを中心にワンタン、シュウマイなどを出す店としてスタートしたものでした。経営者は日本人でしたが、コックはすべて横浜の南京町からやって来た中国人。物見高い浅草っ子がこれに飛びつき、当時きっての大歓楽街浅草のこと、またたく間に東京中に知れわたることとなったのです。
 ところで、この「来々軒」のラーメンは、日本人の手になるものではなく、横浜南京町の中国人が調理していたことに注目しなくてはなりません。すなわち東京ラーメンのルーツは横浜南京町にありということなのです。
 横浜には黒船の来港とともに広東系の清国人が江戸末期から居留し始め、明治以降も広東省出身者を中心にいわゆる「南京町」を形成するようになりました。
 その南京町で当初は中国人相手にできた中国料理屋に日本人も出入りするようになり、日清・日露戦争を経て大陸への関心が高かった明治末期の世相とも相まって、南京料理は少しずつ日本人に受け入れられていく状況にあったのです。
 しかし、当時南京町で食べられていたラーメンは、豚骨スープに塩味という、日本人にとっては獣臭くてやや受け入れ難いものでした。そこで豚骨にトリガラや野菜を加えてスープをとり、塩味ではなくしょうゆ味にするなど、獣臭さを除く工夫を加えてあっさりした味に変えた和風ラーメンが日本人向けに作られるようになっていったのです。
 浅草「来々軒}が繁盛したのはまさにこの日本人向けラーメンを出したことによるものでしょう。こうしてラーメン(かつてはシナソバ・中華ソバと呼ばれることが多かった)は、独特のチャルメラの音色とともに出没する屋台の出現などによって、庶民の食物として大正から昭和にかけて定着して行ったのでした。

 つまりそれ以前にもラーメンのルーツになるものはあった(豚骨スープに塩味)が、それを改良し醤油ラーメンを開発、それ用の店舗を構えたのが「来々軒」であると。

 ただ、いつも気になるんだけども、「来々軒」にしろ、「元祖」と言われる店が最初からかん水を使用した麺を使っていたかというのがあまりよくわからないんだ。

 言わずもがなのことだからなのかもしれないが、これについて明示した記述を見たことがない。日本人ではなく「横浜南京町の中国人」が調理していたのであれば、なおさらかん水を使用する動機があるとは思えないんだ。

 いやそんなことはないのかもしれないけどね。ただ、そのへんの事情がどこにも書かれていないのが困る。

 出典となっている『にっぽんラーメン物語』(小菅桂子著)を読むと書いてるかもしれない。この本はWikipedia「来々軒」も出典として挙げているし、一度読んでみないといけないなあ。......と思ったら在庫なしか。(^^;; 中古を探そう。

 しかしやはり地元、札幌ラーメンへの記述が一番熱がこもってるかな。愛情を感じる。

札幌ラーメン
 札幌ラーメンといえば、昭和40年代に全国的にブームを巻き起し、ご当地ラーメンのはしりとなったことはまだ記憶に新しいところです。
 ラードたっぷりの濃厚スープ、みそ味、太くて歯ごたえのあるメン、もやしや玉ネギの具など、それまであっさりした東京ラーメンしか知らなかった人々に衝撃を与えたのも無理からぬことでした。
......

元祖札幌ラーメンは?
 「さっぽろラーメンの本」(北海道新聞社刊)には、札幌ラーメン誕生のいきさつが詳細に語られています。それによると、現在の札幌ラーメンは戦後になってからできてきたもので、戦前のラーメンとはまったく異なるというのです。
 札幌で初めてラーメンを出す店ができたのは大正11年のこと、北大の中国人留学生相手の「竹家食堂」という店だったということです。コックはやはり中国人で、日本のシベリア出兵による戦乱を逃れて、シベリアから樺太経由で札幌に来た、王文彩という本格的な北京料理の調理人だったということです。
 めんはカンスイのかわりに炭酸ソーダを使用したもので、当初は手で引き延ばしながら1本を2本、2本を4本という具合に細いめんに仕上げていったので、これを指して「拉麺(ラーメン)」と名付けたとされています。
 「拉麺」は次第に札幌っ子に評判となり、昭和5年頃には屋台が出現したり、喫茶店でラーメンを出すところがあったり、普通の食堂やデパートの食堂でも出されるなど、庶民の食物として定着して行ったのです。
 当時のラーメンはトリガラなどがスープのベースで、しょう油で薄く色づけした澄んだものが一般的であったということです。また東京などではシナソバ・中華そばと呼ばれていたのに対して、札幌ではすでにラーメンという呼称が一般的だったということです。
......

戦後の食糧難が札幌ラーメンを産んだ
 戦後の食糧難の時代、札幌市の創成川沿いの一角には大陸からの引揚者などによる屋台が軒を並べており、そこから戦後の札幌ラーメンがスタートしました。
 一番最初にラーメンを始めた人は、中国、天津からの引揚者だったそうで、中国での記憶や戦前のラーメンの記憶をもとに、ラーメンづくりを始めましたが、そのスープは豚骨を長時間かけて煮出した白濁したもので、その後の札幌ラーメンの原型となった、濃厚で脂っぽいものだったのです。
 平常時であればなかなか受け入れ難いものであったかもしれませんが、寒い北海道のこと、いかにも栄養がつきそうなこのラーメンは人々の支持を得て行ったのです。
 こうして屋台を中心に戦後の札幌ラーメンが始まり、ラーメン屋の数も増えていきました。ラーメンそのものも次第に工夫され、後にみそラーメンを産み出す大宮守人さん(味の三平)は、フライパンで玉ネギやモヤシを炒めて具にすることをこの頃から始めており、香辛料としてニンニクを加えることなど、戦前のスタンダードとも言える東京ラーメンとは異なった、札幌という気候風土にかなった独自のラーメンが発展して行ったのです。
 昭和26、7年になると町の一角にはラーメン屋ばかりがずらりとならんだ「ラーメン横丁」が出現し、札幌はラーメンの町とかし、人々は安くて旨いラーメンを食べることが日常の一部となってきたのです。昭和30年頃になると、一般の大衆食堂でもラーメンを出すところが多くなり、ラーメンはなくてはならないメニューの1つとなりました。

みそラーメンの産みの親
 現在の札幌ラーメンは、みそ味・しょうゆ味・塩味の3つが基本になっています。
 このうち特にみそ味は札幌ラーメンに独特のもので、札幌ラーメンの名を高からしめたのもこのみそラーメンに負うところ大です。
 みそラーメンの産みの親は前述の大宮守人さん。昭和30年代中頃のことです。それまでのしょうゆ味一辺倒に疑問をもち、何か新しい工夫をという、ラーメンに対する一途な情熱が、誰も思いつかなかったみそとラーメンの画期的な出会いを導いたのです。
 当時はいわば札幌ラーメンの発展期ともいうべき時代で、熱心なラーメン屋さんが日々ラーメンの研究に余念がなかったのです。
 みそラーメンはその後まず札幌で市民権を得たのち、昭和40年代に入って全国に紹介されるようになると、全国的に札幌ラーメンブームを巻き起し、黄金期を迎えるに至ったのです。
 なぜみそラーメンが札幌で産まれたのか? これには必然的な理由があるように思われます。東京ラーメンが南京ラーメンを次第に純化・精錬して完成されてきた背景に江戸文化があるとするならば、北海道といういわば文化的伝統のない、言いかえると拘束のない自由さがみそラーメンというアイディアを産み、また札幌っ子もそれを容易に受け入れたのではないでしょうか。
 みそラーメンはまさに土地の気風の産物といわねばならないでしょう。
......
 以上のように、戦後の混乱期、屋台ラーメンから生じた札幌ラーメンは、北海道という日本にあっては特異な風土の中で、多くの人々の熱い情熱によって独自の地位を築き、日本のラーメン界に大きな影響を与えてきました。
 しかし、近年、札幌ラーメンにもかげりが生じてきたという声も耳にします。その原因として、「味が落ちた」、「サービスが良くない」、「値段が高い」ことなどが挙げられています。札幌ラーメンというブランドにあぐらをかいた商法が横行しているというわけです。御多分に漏れず化学調味料も横行しています。
 ご当地ラーメンの老舗、札幌ラーメンの名にかけて、日本のラーメンのためにも奮起してもらいたいものです。

 まだまだ札幌ラーメンがラーメンの代名詞だった時代ね。
#地元だからこそ最後にひとこと言いたくなるのかな。(^^;;;;;

 「どさんこ」やそれと類似の名前のチェーン店がどれだけ広がったか(今でも残っているか)を考えれば、全国に札幌ラーメンが与えた衝撃の大きさが今でも窺い知れるというものだ。

 こちらでは炭酸ソーダながら麺にアルカリを使ってることが明言されてる。そもそも引き延ばして作る手打ち麺はアルカリがなくても作れるのかな? そのあたりが問題かも......。

 で、札幌ラーメンの次の大波が、九州ラーメン。

九州ラーメン
 九州ラーメンの歴史をたどってみると、老舗といわれる店でもみな戦後に開店しており、多くは食糧難時代の屋台ラーメンに端を発しています。しかも、中国人からラーメンの手ほどきを受けた人や、中国からの引揚者が始めたケースがほとんどです。
 この辺の事情は現在の札幌ラーメンの発生時と非常によく似ています。しかし、同じようなルーツを持ちながら、札幌ラーメンと九州ラーメンは独自の道を歩み始め、それぞれ特徴ある姿へと発展して行ったのです。
......

 これ以外にもたくさん記述はあったんだけども、メモが少ないということは面白くなかったんだろう。>過去の自分 (^^;

 で、新登場の喜多方ラーメン。

喜多方ラーメン
 札幌・九州と続いたご当地ラーメンブームの第3弾は、思わぬところ、奥の細道・喜多方でした。人口3万7000人ほどの小さな町ですが、ラーメン店の数は110軒にも上るといわれており、ラーメン目当ての観光客や観光バスが押し寄せる盛況ぶりということです。
 ブームのきっかけになったのは、マスコミを利用した喜多方市の観光キャンペーン。蔵の町にラーメンというとり合わせが、若い女の子たちに受け、テレビ局の取材も相次ぐうちに、第3のご当地ラーメンの地位を確かなものにしました。
 では、なぜこの東北の小都市にラーメン店が軒を並べるようになったのでしょう。

喜多方のルーツも中国でした。
 喜多方ラーメンの元祖とされるのは、大正末期に浙江省からやって来た潘欽星さんです。屋台から始まったという源来軒はいまもなお現役の潘さんとともに健在です。
 源来軒から始まったラーメンは徐々に喜多方の人々にうけいれられるところとなり、また教えを求める人も現れてラーメンは喜多方に根付いていったのです。
 ある地元の人は、「ほかに珍しい食物のないこの地方の人間にとってラーメンはごちそうだった。周辺の人たちは喜多方に出るとラーメンを食べることを楽しみにし、祭りや招待の席でもすしの代りにラーメンを出してきた。ごちそうなんだからおいしくなければいけない。食べる者も作る人もそういう意識でやって来たことが、今の喜多方ラーメンの隆盛をつくったのでしょう」と語っています。

 このあたりの話はとても役に立ち、示唆に富むものだった。

突然食いたくなったものリスト:

  • アメリカンドッグ

本日のBGM:
よどみ萎え、枯れて舞え /SOUTHERN ALL STARS






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 『ラーメンの秘密 ほんものの味をもとめて』(コピー食品研究会編著/三一書房/1991/02/2/初版)という本を読んだ。

 タイトル、編著者名、そして出版社を見て、わかる人はだいたい中身まで想像できると思うけども(^O^)、まあそういう本。わからない人は『買ってはいけない』の元祖みたいなものだと理解すればいいだろう。

 こういう本の根底に流れている思想は、「大企業は消費者の健康なんて考えちゃいない。金儲けのためなら体に悪いものでも誤魔化して平気で売る」というものだ。もちろん疑うことは大切で、消費者としてその姿勢は非常に大切であるが、それが行きすぎて「疑うためだけに疑う」ということになってしまえば本末転倒だ。『買ってはいけない』だって、そういうことで批判を浴びていた。

 この本の根本思想というのは、かなり『美味しんぼ』と共通しているように思う。「本物」の姿を理想とし、それに比べて今がどれだけ堕落しているかを嘆き、原点への回帰を謳う、と。
 ちなみに『美味しんぼ』が単行本1冊にわたってラーメンに取り組んだ「ラーメン戦争」(第38巻)が執筆されたのが、この本が出版された翌年の92年のことだ。『美味しんぼ』は少なからぬ影響をこの本から受けているように思う。

 まえがきより。

 ラーメンは戦後の闇市の屋台の上で花を咲かせました。そして空腹で飢えた人々のお腹を満足させ、昔からあったソバやウドンなみに全国に広がりました。食糧事情が好転した後はその土地の気候や風土に合った味のラーメンが生まれ、ソバやウドンとともにめん料理の一翼をになうようになりました。
 ところが、インスタントラーメンに代表されるようなラーメンのコピーが登場したことにより、ラーメン専門店のめんやスープにもその影がいろ濃く反映されるようになってきました。とくに、一部のチェーン店に見られる粗悪な素材と化学調味料に依存したラーメンは、ほんらいのラーメンからほど遠く、むしろインスタントラーメンに近い感じがします。
(略)
 この本を通して1人でも多くの方に、ラーメンが食品添加物によって本来の姿から変化してきている事実を知っていただき、「ほんもののラーメンとはいかなるものであるか!」ということを考える機会をもっていただければ幸いです。

 『美味しんぼ』もそうだけども、この、ゆるぎない「どこかに『本物』が存在する」思想というのはどうなんだろうと思う。
 ラーメンが「戦後の闇市の屋台の上で花を咲かせ」たのだとしたら、その中身にさほどの期待はできないだろうってことは想像がつくだろうに。

#そもそも「ラーメン」という呼称は、1953年に日清の「チキンラーメン」が発売されてから全国に普及したのであって、それまでは「中華そば」「支那そば」と呼ばれていた。もちろん「ラーメン」という呼称はチキンラーメン以前にもあり決して日清の造語ではないが、全国の人はチキンラーメンによって「ラーメン」を認識したことは間違いない(札幌では戦前からラーメンという呼称が一般的だったと書かれている)。
 とすれば、全国的に「本物のラーメン」って何よ?という話にもなる......のだが、この本の編著者は他ならぬ北海道の消費者団体のようで、まあだったら「本物のラーメン」という表現をする権利もあるかなあ、とも思うので、これはいいや。(^O^)

 まあとにかく、こういう思想から、当時の「ラーメン」を取り巻くいろんな「ほんもの」じゃないものについて告発している。

 それがやっぱり、結構アレな部分が多いんだ。

 私もここで述べられている1つずつについて専門でもないので細かく検証はできないけれども、素人判断でも「それはないやろ」と思われることを挙げようと思う。
 原本はもう返してしまって手許にないので取ってあるメモを元にする。メモはツッコミどころというよりは面白いところを取っていたので、ツッコミにはちょっと足りない部分もあるんだけども、そのへんはご容赦を。

コシを強くするための増量剤
 先にも述べたようにグルテンの含有量の少ない小麦粉を用いるとめんのコシが弱く、弾力性に欠けるためラーメンにとって最も重要視される歯ザワリが悪くなり、食味に影響を与えてしまいます。
 そこでグルテンの含有量の少ない小麦粉を用いる場合や、より弾力性に富んだシコシコめんを作りたい時には食品添加物メーカーなどで作った「小麦グルテン」または「乾燥卵白」を小麦粉に添加しますが、経済性を重視する製めん業者の中には、値段の安い脱脂大豆を原料として作った「製めん用蛋白粉」を小麦に混ぜて使用する所があります。
 この粉を用いると麺のコシが強くなり弾力性に富んだめんになると同時に吸水性が良くなりめんの加水量を増すことができ、めんの歩留まりが良くなるという二重の効果が期待できるため最近では大手の製めん業者の中にもこの粉を用いるところが出てきています。
 表4でも明らかなように蛋白粉を混入すると小麦粉1袋から取れるラーメンの玉の量が増え、生産者が利益を得ることができます。しかし、この粉の入っためんをよくかんで食べると脱脂大豆特有の味が残り、あと味が悪いのも確かです。
 この他に水分の多いめんはベトツクためでき上がっためんにコーンスターチなどの粉を振り掛けて出荷しているところもあります。

 つまり、企業は自らの利益のために味を犠牲にして増量剤を入れていると。

 これは実際そういう側面もあるかもしれない。

 ただ、こういう消費者に限って(これはほんとに「限って」じゃないかなあ)「国産幻想」みたいなものがあって、「国産小麦100%」などをありがたがる傾向があるように思う。
 しかし国産小麦はまさにこの「グルテンの含有量の少ない小麦粉」だ。国産小麦を使っておいしい中華麺を作ろうと思えば、グルテンなりたんぱく質なりを補ってやらないといけない。今はまだ国産小麦の品質もよくなってきたようだが、1991年当時、ラーメンに使える国産小麦はほとんどなかったはずで、さて、おいしい方がいいのか、それでも国産小麦がいいのか。国産小麦はどうやったらおいしく食べられるのか。このあたりのスタンスがあまりに曖昧だと思う。

 ちなみにラストの

 この他に水分の多いめんはベトツクためでき上がっためんにコーンスターチなどの粉を振り掛けて出荷しているところもあります。

 って、何が悪いのかな??

かん水
かん水は一般に炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)の単品または混合物と考えられていますが、食品添加物メーカーで製めん工場に出荷しているかん水の多くは表5で示したように燐酸塩や重合燐酸塩をブレンドしたものです。なお、かん水の中に入っている重合燐酸塩は一般にピロリン酸塩・ポリリン酸塩・メタリン酸塩の混合物と考えてよいでしょう。
また、燐酸塩としてはリン酸2ナトリウムか、リン酸2カリウムもしくはリン酸水素2ナトリウムなどが使用されています。
(略)
 このようにかん水の中には種々の燐酸が入っていますが、リン酸を入れる目的について食品添加物メーカーでは製めん業者に次のように説明してます(メーカーのカタログよりその主なものを要約してみました)。
(1)めんの保水性を向上させる働きがあるためめんの歩留まりが良くなる。
(2)色素を分散させるさようがあるためめんに仕上がった時色斑(ムラ)ができないで済む。
(3)めんを茹でたとき茹汁のにごりを少くする働きがありラーメン屋さんに喜ばれる。
 つまり経済性と外観の良さのためにリン酸塩が用いられるということです。
(略)
 カルシウム対リンの比が1対2を越えると栄養学上問題があるとされていますが、先の調査ではカルシウムとリンの比は平均で3.5、最も高い数字は3.7にも達しています。つまり市販されている生ラーメンの多くはリン酸過剰と言えます。
 リンの過剰摂取は......
[以下、リンの過剰摂取による弊害について。]

 このあたりもひどい誘導だと思うんだよなあ。

 「カルシウム対リンの比が1対2を越えると栄養学上問題があるとされています」って、それは単体の食材の話じゃないだろうに。
 確かに栄養学ではカルシウムが骨をつくるためには食事の中のカルシウム対リンの比が1対1の時が一番効率がいいとされているそうだが、これは「1対1」の食材ばかり食べましょうという話ではなく、トータルの換算でカルシウムが相対的に不足しているならカルシウム分の多い食品で補いましょうと考えるのが妥当じゃないのかな。
 例えば精白米飯のリン:カルシウム比は13.0、ジャガイモで11.8、豚ロース肉なら56.7ですよ。3.7どころじゃない。この辺りは全部毒だと?

 ちなみにリン酸塩に関する見解はこの本と『美味しんぼ』では随分違う。この本ではリン酸塩が用いられるのは「経済性と外観の良さのため」とされているが、『美味しんぼ』では重合リン酸塩は「よく伸びる生地、コシのある麺」を作る本体(⇒炭酸カリウムや炭酸ナトリウムは実は必要なかった!)だと主張されている。

 保存料あたりはもう、かなり攻撃の対象になるね。(^O^)

 P・Gに代って登場してきた酒精にも次に述べるような問題があります。
(1)変性アルコールに含まれる添加物を加えると酒精の中に含まれている添加物は6~8種類にもなりたとえその量が少ないとしても相乗作用等を考えると心配になります。
(2)本来生めんの腐敗を防止するには生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底すべきで添加物に依存した腐敗防止のやり方には不安が残ります。

 P・Gは「ポリプロピレングリコール」のこと。これにもいろんなこと書いてたと思うけど、メモしてないってことはあんまり面白い話じゃなかったんだろう。我ながら意外。(^^;
 しかしこの酒精の「問題」も、ちょっとどうなのかと思う。

 (1)は確度の低い「心配」以上のものではない。
 (2)は特に酒精に限ったことではないが、保存料とはそういった日々の様々な輸送、保存、使用環境の中でも安心して食べられるようにするための衛生管理のリスクヘッジなので、むしろこれこそが保存料の存在意義では?

 保存料の安全性をいう時には、やはりそれを使わない時のリスクと比較するべきであって、まるで保存料を使わなくても同様の安全性が確保されているかのような書き方はフェアじゃないと思う。こういうものは、目的もなく、ただ入れたいから入れてるわけじゃない。

 ちなみに(2)の

本来生めんの腐敗を防止するには生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底すべきで添加物に依存した腐敗防止のやり方には不安が残ります。

 というのはもしそれが実現できるならそれなりに理屈は通っている。
 これを実現するのにどれだけの資本力が必要かという部分をおけば。

 で、それが実際に実現すると、こういうことになる。⇒「パンがカビないのは添加物が入っているから?」

 パンにカビが生えにくいのは、実は添加物によってではなく、(こういう人たちが嫌う)大資本だからこそ実現できた徹底した衛生管理の下での生産を実現しているからだったという話。

 だからほんと、自分たちが求めたとおり「生産から販売までの間で細菌が入り込まないよう衛生管理を徹底」したヤマザキパンに対しては、賞讃こそすれ、「いや実はあれは添加物を入れてて......」みたいな反応はとんだお門違いで、どんだけツンデレなんですかと。

 結局、不安を覚えたい人はとても貪欲に不安要素を探し出してくるのだなあ。

 次は「品質改良材」について。
 「品質改良材」は麺のベトツキ防止や弾力補強、コシの強化などに使われる添加剤だそうだ。その1つ、「グリセリン脂肪酸エステル」について。

......グリセリン脂肪酸エステルは乳化剤の一種で洗剤の中に入っている界面活性剤と同じ働きをするものと考えてよいでしょう。
 この添加物についてはラットの飼料の中に25%混ぜて2年間飼育したところ肝臓の重量が増加し腎臓の石灰化が観察されたとの報告があります。
 また表中の天然糊料のローカストビーンガムやグァーガムについては、最近使用量が多くなってきた添加物であるため安全性を証明するデータが少なく、現状では安全性について評価することはできない添加物の1つです。以上のようなことから考えると品質改良剤にも不安を感じてしまいます。

 「洗剤の中に入っている界面活性剤と同じ働きをする」あたり、どういう印象を持たせたいかというのが透けて見えて、苦笑だよなあ。

 で、「ラットの飼料の中に25%混ぜて2年間飼育したところ肝臓の重量が増加し腎臓の石灰化が観察された」って。(^^;

 これで人間の健康に対して何が言えるのよ。

 「不安を感じてしまいます」というのは勝手だけれど......。

 ここまでが製麺所で作ってる生麺の話。

 安全性云々は別として、例えば酒精なんかは匂いが結構するので、食べる時に邪魔になる可能性は高い。あるいは昔麺哲庄司氏が言っていたように、「小麦以外のものを入れると当然小麦の味はしなくなる⇒つまり味が悪くなる」という意味で、味に関係のない添加物は入れない方がいいのだろう。しかし添加物は目的があって入れられているわけで、それが全部「企業エゴの金儲け」であるとは限らない(あり得るけれど)。このあたりはちゃんと現場を見ないとね。

 というわけで、長期保存の必要がなく保存・使用環境が把握できる自家製麺は、その意味ではそれだけでアドバンテージを持っているともいえると。

 この本は実は「ラーメン」と括ることで、ラーメン屋のラーメンとインスタントラーメンと、スーパーで売ってる日配品の生麺のすべてに言及している。

 当然、インスタントラーメンに対する風当たりが一番強い。

 就中、化学調味料への批判はかなり強いのだけれど、かなりありがちで面白くもないので割愛。(^O^)

 興味深いのは、インスタントラーメンの章の冒頭の、「国民食」と呼ばれる状況に対してのコメント。

"まがいもの"のシンボル
 表1は年齢、職業、収入別にみた世帯毎のインスタントラーメンの利用率を示しています。これによると、全体では65.8%の世帯でインスタントラーメンを利用していることになります。この数値を高いとみるか低いとみるかは評価の分かれるところですが、約35%もの世帯で利用されていないという事実は注目に値します。つまり、「国民食」と業界が豪語する一方で、その「国民」の35%は、インスタントラーメンを食品としては認めていないということを意味しているからです。これらの人たちにとっては、食品として必要な最低限の資質、栄養性、安全性、美味性といったものを欠いた、「まがいもの」として、インスタントラーメンは見られているのです。

 こういう論理、アリですか。(^^;;

 どうしてこの35%の人たちの気持ちをそんなふうに決めつけられちゃうのか。

 これをもって「"まがいもの"のシンボル」と言い切れちゃうところが、この本の論理性を象徴してるね。

 あと、どうなんだろうと思うのは、例の「ほんもの」志向。

 ご家庭での調理の参考になるように?手打ちラーメンの作り方を紹介してくれる。
 そして、作り方の紹介の後、こう結ばれる。

 めんの打ち方には大きく分けて2つの方法があるようです。1つは中国の主に北の方から伝わってきた方法です。小麦の粉をこねた塊の両端を手で持って引っ張り、次第に細いめんにしていく方法、もう1つは中国の南の方から伝わってきたやり方で、小麦をこねて平らにした後、めん台の一方の端に太い竹桿を固定させ、その竹桿に足をかけて体重をかけ、めん生地を伸ばし、あとは包丁で細く切ってめんにする方法です。
 機械めんは、後者の方にヒントを得て小麦粉をこねる作業から伸ばす作業までも機械化して作っためんです。
 つまり前者の方が手打ラーメンと呼ぶにふさわしいと考え、前者の方法によるめんの打ち方を紹介しました。

 「つまり前者の方が手打ラーメンと呼ぶにふさわしい」の理由が全然わからんよ。┐(´~`)┌

 機械めんの参考にされた作り方だから手打ラーメンとは呼べないってわけ? 意味がわからん。
 はっきりと書いていないが、こちらを「ほんもの」と認定しているのは明らかなわけで、逆に言えばこの人たちのいう「『ほんもののラーメンとはいかなるものであるか!』ということを考える」というのはこの程度のものなのかと。

 そして「ほんもの」志向は、結局のところこういうところに落ち着くというのが、具についての章。

 具は、ラーメンという料理の中で前菜と副菜の役を果たす重要な素材の1つです。
 ところが最近ラーメンの上にのっている具の中に安全性に疑問を感じるものが多数見受けられます。そこで、色や型にばかりとらわれずに食品にとって最も大切な安全性と栄養価を中心に、ラーメンの上にのせる具として最もふさわしい条件は何かを考えてみました。

 なんとなくわかってきたよ。
 この人たちのいう「ほんもののラーメンとはいかなるものであるか!」というのは。「ラーメンは戦後の闇市の屋台の上で花を咲かせました」という、そういう時代のものなんだな。つまり、空腹を満たし、栄養を補給するものだ。

 例えばチキンラーメンが発売された1958(昭和33)年は厚生省が『栄養白書』の中で日本人の4人に1人が栄養不足であると発表した年で、実際、チキンラーメンのパッケージには「体力を作る 最高の栄養と美味を誇る完全食」と謳われている。

 チキンラーメンがそのキャッチコピーどおりのものを提供していたかどうかは別として、こういうものこそが「ほんもののラーメン」だと言いたいわけだな、この著者は。なるほど。

 確かにそれでは現代人と認識は共有できないだろうなあと思う。

 で、モヤシ、ニンニク、ホウレンソウ、タマネギ、ネギ(長ネギ)、なると(蒲鉾)、めんま、チャーシュウ・ゆで豚、タマゴと、それぞれの具について検討をしていく。

 例えば、

茹でたホウレン草をラーメンの上にのせているのをよくみかけますが、めんの上にのせるよりは、小皿に盛りつけてカツオブシをふりかけて出す方が、ホウレン草に含まれているシュウ酸を消す効果があり、美味しく食べることができます。
 ホウレン草には造血作用があるばかりでなく、ビタミンAやビタミンB1も豊富で、ビタミンCにいたってはレモン果汁と同程度含まれています。  つまり、ラーメンに欠けているビタミンAやCを補う上で是非ともラーメンに、一本加えて欲しい野菜の1つです。

 「めんの上にのせるよりは、小皿に盛りつけてカツオブシをふりかけて出す方が」ってアナタ。(^^;;;

 ラーメンの具の話をしてたんちゃうんかと。(^O^)

 しかし、最近の「なると」は北洋で捕れたスケソウダラに重合リン酸塩を入れて作った冷凍擂り身を原料として、増量とつなぎ目的でデンプンをたっぷり入れ、ソルビン酸などの保存料を加え、甘味料のサッカリンや、グルタミン酸ソーダなどの化学調味料で味付けされたものがほとんどです。つまり、蒲鉾本来の味は失われ、食品添加物によって味付けされた「なると」がラーメンの上にのっていると考えた方がよいでしょう。
 白身の魚を用いて、塩以外のものはいっさい用いず「なると」を作っている良心的な蒲鉾屋を左記に紹介します。本物の味をめざすラーメン屋さんはぜひ一度試していただきたい。
 
......本当に美味しいチャーシュウやゆで豚を作るには系統のはっきりした品種で、抗生物質等の薬剤を一切使用せず、コーン、大豆粕、大麦などの穀物を主原料とした自家配合飼料を用い、清潔な豚舎で、180日以上飼育された100キログラム以上の豚から取った肉を用いて作ることが最も大切な条件です。

 とまあ、万事こういう調子。
 これが「ほんもの」だと。

 こういうのを見ると当然、どれだけの高級食を作ろうとしてるのかと思ってしまい、「バブル」という時代性にも思いを馳せてしまうが、著者はラーメンの価格について、こういうことを書いている。

ラーメンは高いか安いか
 ここ1、2年、ラーメンの価格が高すぎるという声が新聞紙上に登場し、議論を呼んでいます。たしかに札幌ラーメンの中には1杯2000円もするラーメンを出しているところや札幌のススキノでは観光客相手の一部の店で「高級ラーメン」と称して前日に予約しておかなければ食べることのできない1杯5000円もするラーメンをメニューにのせているところもありますが、札幌ラーメン1杯の平均価格は、総務庁などの調査で明らかなように、月によって多少変化があるものの500円前後です。
 この価格を他の外食と比較してみますと次に述べるようにけっしてラーメンの価格が高すぎるということはありません。
(略)
しかし、ラーメンの価格が高いと感じることも事実です。その1つの要因は、毎年の値上げ幅が他の外食に比較して大きいことがあげられます。......つまりラーメンは他の外食に比較して価格の上げ幅が大きいため単価そのものは特に高くはなくても、高いように感じられるのではないでしょうか。
 このような傾向がさらに続けば価格そのものも他の外食と比較して高くなってしまい、消費者からラーメンは高いというイメージで受け取られソッポを向かれることにもなりかねません。庶民の味として末永く消費者から支持されるためにも今一度、ラーメン店の経営者は価格についてもいくらが妥当なのか考えて見る時ではないでしょうか。

 「庶民の味として末永く消費者から支持されるためにも今一度、ラーメン店の経営者は価格についてもいくらが妥当なのか考えて見る時ではないでしょうか」と。

 えええええ。

 昔、化学調味料のついてのエントリに黒猫亭さんがコメントを入れてくれた時の動機も結局こういう姿勢への憤りが大きかったのだと認識している ── しかしやり取りしているうちに、化調ではなく天然だしを使ってもさほどコストが上がるわけではないことがわかった ── が、ここまで来るとそりゃいくらなんでも酷だろうと思う。

 今よりずーーーーっとええもんを使え、でもコストは自分のところで被れと言ってるわけだもんなあ。

 なんかこう、ほんと、「好き勝手だなあ」と思う。

 戦後間もなくの物がなかった時代に花開いたラーメン文化、これをどの程度理想化しているのかはわからないが、その後各企業が培ってきたのは消費者を騙す方法だけですかと。

 20年前の本ではあるが、正直、こういう人は今でもたくさんいるように思う。

 「あいつにダマされるな!」と叫ぶ人が、必ずしも正しいとは限らない。

 ラーメン屋のラーメンを模倣したはずのインスタントラーメンが普及してから、今度はラーメン屋のラーメンがインスタントラーメンに近づいていったという見解は、なるほどと思った。

 もひとつ追記。一人歩きする「化学物質」というフレーズがあまりにアレだったので。(^O^)

《問題3》
カップめんのカップから化学物質が......

 カップめんの草分けである日清食品のカップヌードルが発売されたのは昭和46年のことですが、開発に4年もの歳月がかかったとされています。前出の『安藤百福の1日1得』(KKロングセラーズ)という本によると、容器の開発にはかなり苦労した様子が記されています。

 素材としては「断熱性が高いので湯が冷めにくいし、手に持ったとき熱くない。しかも軽く、厚みがあって、質感がある。新製品の容器としては申し分がないように思われた」(安藤)ということでお馴染みのあの発砲スチロールが選ばれました。

 しかし、国産メーカーではなかなか良いものができず、結局アメリカのメーカーから輸入して急場をしのいだのですが、後に技術導入して自社でカップを生産すると、輸入品にはない「かすかなにおい」がカップについたと記されています。その部分を引用すると

"かすかなにおい"を研究室で調べてみると、発砲スチロールの原料であるスチレンモノマーが発する臭気だということがわかった。スチレンモノマーを重合するとスチロールになる。それに発泡剤を加えて発砲スチロールにし、それをカップの形に成型するわけだが、その工程でどうしても微量のスチレンモノマーがカップに残留してしまうのである。

(中略)

 それから数カ月後、解決のカギは加熱のしかたにあった。菓子が入っていたブリキの空箱に入れて熱を加え、ひと晩、放置しておき、翌朝、取り出してにおいを嗅いでみると、スチレンモノマーの臭気は消えているではないか。安藤は早速、それを研究所に持ち込み、計測してみると、スチレンモノマーは1ppmも検出されなかった。

 という具合に安藤氏のアイデアで危機を乗り切ったという主旨のことが書かれていますが、問題は、カップから化学物質が出てくるということ。安藤氏は単に味の問題としてしか考えていませんが、どうして安全や毒性問題として考えなかったのでしょう。いやしくも人の口に入る食物を作る人間として、安藤氏には化学物質に対する危険性認識が極めて稀薄です。だからこそインタントめんやカップめんなどというジャンクフード(クズ食品)を産み出すことができたのかもしれませんが。

 ともあれ、加熱したらにおいが消えたので使えることになったというのはあまりにも乱暴な話。熱湯を注いでカップから化学物質が溶出する可能性については全く触れられていません。本当に大丈夫なのでしょうか。

 大阪市立環境科学研究所の調査によると、容器の材質中に残留するスチレンなどの揮発成分は308=899ppmにものぼっており、さらにスチレンを発砲させるときに使われる「ブタン」「ペンタン」「フレオン」などの化学物質が検出され、中には13100ppmのフレオンが残留している容器もあったということです。

 また熱湯を注いだ場合、最高1.1ppmのフレオンがめんやスープから検出され、その量は時間とともに上昇し、お湯をかけて5分後に食べる場合と、30分後に食べる場合では、発泡剤の溶出量は10倍近くまで上っていることが確認されたということです(読売新聞・昭和61.11.30)。

 これらの揮発成分や発泡剤は、急性毒性はあまりないにせよ、長期間吸収したときの影響についてはよくわかっていません。食べ方次第ではかなりの量が溶出することも考えられます。便利と引き換えの危険性と言えるでしょう。

 失礼だなあ。
 1991年現在で「急性毒性はあまりないにせよ、長期間吸収したときの影響についてはよくわかっていません」というくらいのものを、社会的にもそんな問題意識は薄かったと思われる1970年前後当時の安藤氏に対してどうしてそんなに自信満々に気づけと言えるんだろう。

「いやしくも人の口に入る食物を作る人間として、安藤氏には化学物質に対する危険性認識が極めて稀薄です。だからこそインタントめんやカップめんなどというジャンクフード(クズ食品)を産み出すことができたのかもしれませんが」

 なんて、最大限の侮蔑の言葉じゃないのか。

 ったく。

 か、化学物質ーーーーーーーーーーーっっっ!

突然食いたくなったものリスト:

  • カップヌードル

本日のBGM:
出町柳から /中之島ゆき

中之島ゆきは初代おけいはん水野麗奈ではなく三浦理恵子だそうだ。




 先週から始まった綿麺フライデーナイト。名古屋っぽく略して「わたふりゃあ」(ウソ)。

#詳しくは「【綿麺情報】営業時間の変更と取扱いメニュー限定追加」を見てね。

 先週は塩ラーメンで、1ヶ月くらいはこれで行くのかと思ったら、今週はまた違うのをやるのだそうだ。

 今週(2/26金曜日夜)は「醤油そば」。

 ほぅお。

 醤油そばとな。
 一部の方には懐かしいこの響き。

 そう、「醤油そば」といえば、1年前、惜しまれながら閉店した一信ですな。

 ここの醤油そばは大阪で一番うまかった。

 それと同じ名前だと。

 偶然ではあるまい。

 一信トリビュートとみた。
 ちゃうかもしれんけども。(^O^)

 どうかなー?

 楽しみだ。

 で、先週(2/19)のわたふりゃあ。(^O^)


店外の看板


店内メニュー


店内メニュー下部(さめちゃうもん)

 で、塩ラーメン(¥850)はこれ。


塩ラーメン(¥850)@綿麺


太麺

 限定ものに関してはみんな食べられるものでもないしあまり詳しく書いても仕方ないかなあと思ってるので少しだけ。

 しかしかなり気合いの入った一品ではあった。

 チャーシューはいつもとは違う作り方の低温熟成のといつものチャーシューを炭火焼き。
 半熟煮玉子も燻製にしてるという手間のかけようだ。
 塩ラーメンなら細麺か平麺を合わせたくなるところをあえて太麺というのもなかなか楽しかった。このために切歯を買うこともないだろうから、きっと麺帯を厚くしてつけ麺用の切歯で切ったんだろう。

 フライ玉ネギの香りが塩ラーメンとしてなかなかよかった。
 ただ、この香りが主張しすぎてせっかくの炭火チャーシューや燻玉の香りが前に出て来られなかったのが少し残念なところ。もったいない。

 ......というくらいで終わっておこう。
 うまかった。

 先日の「綿麺6周年」のエントリで、「できたら今年は新作が食べたいなあ」と書いてすぐに実現しちゃったわけで、私としては願ったり叶ったりで嬉しい限り。

 独学での開業でどのくらいのバリエーション出るのか、非常に楽しみにしてるし、塩ラーメンのできのよさはその意味でもなかなか嬉しいものだった。

 というわけで、先週から営業時間も変わっているので念のためもう一度。


綿麺新営業時間

自己流ラーメン 綿麺
大阪府松原市松ヶ丘3-6-15
TEL072-331-1777
月火木金11:30~14:00 18:00~21:30(スープ切れ繰り上げ終了あり)
水11:30~14:00 
土11:30~売り切れ終了まで
定休日 日曜日・水曜日夜 

突然食いたくなったものリスト:

  • みたらし団子

本日のBGM:
フライデー・チャイナタウン /泰葉






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 あほいち(「あほいち@浪速区」)の跡地に新たにオープンした店。12日にオープンしたようだ。


かんから@浪速区

 看板などは資本系・コンサル入りを想像させるが、店自体は夫婦を中心にしてやってそうな感じ。
 居抜きではないのであほいちの狭すぎる厨房を踏襲しておらず、それは安心した。(^O^)

 店内は明るい。

 店名の「かんから」は「韓辛」という意味らしく、メニューも韓国風?。メインがカルビらーめん(中太麺/680円)、テールらーめん(博多細麺/880円)、韓流つけめん(極太麺/780円)となっている。
#ただしこれは「オープニング特別奉仕価格」らしいので本来はもうちょっと高いみたい。

 韓流つけめんの麺は1玉(200g)、1.5玉(300g)が同一価格、2玉(400g)だと+100円。
 面白いのはこの店は茹で前の重さと茹で後の重さを表示しているところ。

茹で前茹で後
1玉200g360g
1.5玉300g540g
2玉400g720g

 珍しいね。

 店内は喫煙可能。空調の問題か、店内で1人だけ吸ってるだけでもかなり煙が漂ってくる。旧店ならまだしも、新店でこれはちょっと残念かな。とはいえ難波という場所柄致し方なしか。

 とまあ、前置きが長くなったが、韓流つけめん(¥780)を頼んだ。例によって両方ある時はつけ麺。注文時に[つめたい|あたたかい]が選べると言われるが、「つめたい」で。


韓流つけめん(¥780)@かんから

 具はカルビ焼肉、半熟玉子(半分)、ネギ、もやし(ナムル?)、ニラ、ゴマ、ナルト、メンマ(かなりデカいのが1本)。
 麺は極太ストレート麺。
 つけ汁は牛スープがベースみたい。コチジャン、唐辛子、ニンニクなどが入った韓国鍋風。ラー油が浮いている。甘くて辛い。


問題の麺


ナルトも2枚も入ってるのに沈んでしまっている。あれは彩りなんだから上に置かないと。

 つけ汁の味は面白い。
 韓国鍋風の、甘辛い味付けはちょっとクセになる。
 新顔が出てくるたびに工夫のない豚骨魚介ばかりでウンザリしている身からすれば、こういう毛色の変わったものはそれだけでも期待をかけたくなる。
 甘くて辛いというのも、違うアプローチながらつけ麺には相性がいいかもしれない。

 しかし最近京都で流行ってる?かなりデカいメンマが1本だけ入ってるのは、全然面白くないな。韓国風ならトックあたりの方がよっぽど楽しいのに。

 おそらくはウリの1つと思われるカルビ焼肉が香ばしくてかなり秀逸だった。
 これ食べちゃうとつけ汁そのものが焼肉のタレのようにも思えてちょっとアレなんだけども(^O^)、それでもこのつけ汁は面白いと思う。こういう味のつけ麺があってもいいと思うし、たまに食べたくなるとも思う。

 そういう意味で、私は概ねこの味のつけ汁には賛成だ。

 ただ。

 この麺じゃなあ。

 何だろうなあ、この麺。ゴワついてる......こともあるにはあるんだけど、そいういう問題ではなくダメだ。食感がどうにもちゃんとした麺を食べてるような気がしない。でもこれがなぜかはよくわからない。麺そのもののポテンシャルもさほどよくないように思うが、それ以上に茹で方をあまり研究していないのじゃないかとも思う。

 勝手な予想だが、他の麺と同じ茹で方をしてるんじゃなかろうか(茹で時間だけを変えて)。
 太麺は特に、湯の中で泳がせてあげてほしいなあ。

 なんか、ゴムを食ってるような気分だ。

 ただ、これはオープン当初だけの、不安定な品質のブレである可能性も非常に高い。これをもってこの店を結論づけるのはあまりに早計で、気の毒だ。

 やりたいことは結構面白いと思う。私はこの志は買う。この路線なら近所の無鉄砲とかぶることもないだろう。



皿も店名入り注文品

 ただし、今回食った麺はダメ過ぎて、全体像を掴むまでにはいってない。ひょっとしたら麺がよくなってもやっぱりつけ麺としてダメかもしれない。それは現時点ではわからない。今は「面白そうだ」という期待だけを示してくれている状態。

 なるべく早く麺について考えてほしい。
 いい方向に向くと、とてもうれしい。

 横で友人が食ってたテールらーめんをちょっといただいた。牛骨スープはなかなか面白かったがデフォでコショーが入りすぎ。これを初めから入れちゃう理由がわからんし、しかもこの量を入れる理由も理解不能。博多風極細麺で食べさせる意図もあまりわからない。
 ただ牛骨スープそのものはそういう味がしたので組み立て直せば面白いのになあ、と思った。

 スープ割りはないそうだ。

 そのかわり、「うちではこれをやってます」と、「石焼おじやセット」なるものを勧められた。
 ライスと玉子で、つけ汁をおじやにするのだと。これが150円。
 この後別の店にも行くつもりだったので食べなかったが、「石焼」という文言が気になる。どんなのだろう?

 なぜかつけ汁が出てきてから麺が出てくるまで結構待たされた。これはダメだ。
 接客もまだ小慣れているとは言えない。

 しかしこれらもオープンしたてなんだから云々してはかわいそうだ。

 ただ、1ヶ月~2ヶ月後に変わってなければちょっと態度は変わるよ。(^O^)

 店内には

「スタッフ不足のため18:00~26:00営業、スタッフ揃い次第ランチも営業させて頂きます」

 との貼紙が。

 なんかネガティブに見えるような書き方になったようにも思うが、そうじゃなく、ダメなところもたくさんあるが希望が持てる、と言いたいわけですな。このアプローチは面白いと思うもの。

 オープン特需が終わってからもう一度確かめたい。

 同じ開店当初行った店でも、某店とは随分態度が違うと思われるだろうか? こちらはどうかまだ判断がつかないが、あちらはダメなところばかりで希望を抱かせる要素がなかったからね。

突然食いたくなったものリスト:

  • ラムネ

本日のBGM:
Into My Hypercube /VOIVOD

VOIVODはクールすぎ。カッコええなあ。




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 綿麺が少し変わる。

【変更点1】金曜夜は限定メニューのみ

 まず、金曜日夜だけ通常メニューがなくなり、限定メニューのみとなる。

「自慢の自家製の色んな麺を用いて、鶏スープにしょうゆや塩にラーメンやつけ麺や合え麺とさまざまなメニューを月替わりくらいのペースで色々ご用意させて頂きます」

 とのこと。
 くどいようだが金曜日夜だけ通常メニュー(和風とんこつ・とんこつ・つけ麺)がなくなり限定メニューのみとなる。

【変更点2】土曜日の昼営業延長、夜なし

 いつもは夜営業のためにスープを残すのだけども、土曜日だけは昼営業を延長し、売り切れるまでやるとのこと。

 ......てことは売り切れなかったら店が閉められないってことかい?(^O^)

 くどいようだが土曜日夜営業がなくなり昼営業(売り切れまで)のみとなる。

というわけで

 こうなる。


綿麺新営業時間

自己流ラーメン 綿麺
大阪府松原市松ヶ丘3-6-15
TEL072-331-1777
月火木金11:30~14:00 18:00~21:30(スープ切れ繰り上げ終了あり)
水11:30~14:00 
土11:30~売り切れ終了まで
定休日 日曜日・水曜日夜 

突然食いたくなったものリスト:

  • ちくわの竜田揚げ(私ゃウスターソースで食べます)

本日のBGM:
パープルミステリー /石川ひとみ

当時高校生だった作者がサイン会で彼女に送ったのだそうだ(作詞・作曲)。曲もいいが、松任谷正隆のアレンジがこなれててさすが。いい曲だなあ。




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 どうもMovableTypeの過去ログアーカイブ機能は貧弱で、しかも何度かバージョンが上がるたびに移行に失敗していて、昔のエントリをまとめて参照できないようだ。

 なので一番エントリの多い「ラーメン」カテゴリだけだけども、一覧を作ってみた。
 範囲は旧旧ブログと旧ブログと現ブログのこれまで。

 クリックすると最初だけ別窓が開き、それ以降クリックするとその窓の内容が変わるという感じでやってみた。

 昔と今とでは随分見解が変わってることもあるけど、まあそれは仕方ない。

 一応「ラーメン」タグをつけた全てのエントリをリストアップしたつもりだけど、もしも漏れてるのがあったらそれは別に意図したものではないので教えてください。m(_ _)m

 これからの分を含めて定期的に時々更新すると思う。

 旧ブログ、旧旧ブログへのコメントはきっとうまくいかないので、コメントがある場合はこのエントリにぶら下げていただけるとありがたし。

 
2010年2月
綿麺6周年(2010年2月 2日)
麺屋しっぽ@西成区(2010年2月 2日)

2010年1月
つけめんTETSU@京都拉麺小路(2010年1月30日)
なにわ製麺 誉商店 @十三(2010年1月28日)
謎の失踪×3(2010年1月25日)
夏と冬、小麦粉の「湿気」具合(2010年1月21日)
らーめん麺元素@天六(2010年1月17日)
らぁめん たむら(3)@布施(2010年1月 3日)

2009年12月
バスラーメン○栄@和歌山市(追記あり)(2009年12月24日)
無心@奈良市(2009年12月23日)
今年のトピックとNo.1ラーメン(2009年12月19日)
開陽軒@東大阪(2009年12月 5日)
インスタントラーメンの世界需要(2009年12月 4日)
またの日のあほいち(2009年12月 3日)

2009年11月
『最新ラーメンの本 関西版』の話(2009年11月28日)
麺屋彩々@東住吉区(2009年11月24日)
つけ麺処つぼや@天七(2009年11月22日)
2009年ラーメン大賞を見たよ(2009年11月18日)
ラーメン大賞の予想(2009年11月17日)
ラーメンのアンケートから来年の展望とかまで(2009年11月16日)
弥七@中津(2009年11月13日)
麺や 紡(つむぐ)@東大阪(2009年11月 4日)

2009年10月
いけだラーメンフェスタ'09(2009年10月31日)
つけ麺野郎@川西市(2009年10月29日)
大和つけめん 春日@生駒市(2009年10月27日)
本当の悪趣味を教えてやろうっっ!(2009年10月22日)
看板娘から索引の話(ラーメン本3冊)(2009年10月20日)
金久右衛門@深江(2009年10月19日)
野郎どもっ!(2009年10月17日)
あじさい@阿倍野近鉄(2009年10月16日)
【純情屋情報】本日早じまい(2009年10月 8日)
越後屋@天満(2009年10月 7日)
コンサル趣味(2009年10月 6日)
天翔らーめん@堺市中区(2)(2009年10月 5日)
天翔らーめん@堺市中区(2009年10月 3日)
大吾郎商店@北区(2009年10月 2日)

2009年9月
光龍益@桜ノ宮(2009年9月30日)
麺処 凛や@都島区(2009年9月26日)
闘竜ラーメン@加東市(2009年9月24日)
【純情屋・綿麺情報】秋の連休スケジュール他(2009年9月19日)
麺の太さを決めるもの(2009年9月17日)
カドヤ食堂@今福鶴見(2009年9月12日)
麺本が2冊出るらしい(2009年9月11日)
大阪のつけ麺店の魁(2009年9月 8日)
ウチのラーメンには「無化調」が入っています(2009年9月 5日)
永田屋@扇町(2009年9月 3日 )

2009年8月
ちょっと計算してみた(2009年8月28日)
あほいち@浪速区(2009年8月21日)
自重しない化調(2009年8月18日)
【つるめん情報】ちょっとワロタ(^O^)(2009年8月14日)
【純情屋情報】盆休み(2009年8月13日)
龍旗信@堺市(2009年8月11日)
質問2つ。(2009年8月 6日)
Let's 導入 つけ麺!(加筆アリ)(2009年8月 4日 )

2009年7月
Screams From The Grave(2009年7月28日)
【純情屋情報】サラダ麺はじめました(2009年7月24日)
学生街のラーメン店(2009年7月21日)
またつまらぬものを......(2009年7月19日)
綿麺情報(夏の休み)(2009年7月18日)
らぁめん たむら(2)@布施(加筆アリ)(2009年7月13日)
Show Me The Way(大幅加筆)(2009年7月 7日)
ラーメンカテゴリアーカイブ(2009年7月 6日)
夏麺について(2009年7月 5日)
セクシィな麺(2009年7月 4日)
悩む~(2009年7月 1日)

2009年6月
屋号の謎(2009年6月30日)
してもらったことをする(2009年6月27日)
ラ産(2009年6月18日)
綿麺の受難(2009年6月17日)
麺野郎 by 麺哲@あべの近鉄(2009年6月13日)
胃腸が元々弱いと知っている人(2009年6月 8日)
カレーつけめん@純情屋(2009年6月 6日)

2009年5月
綿麺の営業時間が変更(2009年5月26日)
関西のラーメン店の創業年(2009年5月23日)
鶴麺@鶴見区(2009年5月22日)
陣護@京橋(2009年5月22日)
東成きんせい@玉造(2009年5月21日)
群青@天六(2009年5月21日)
麺乃家@上本町(2009年5月18日)
らぁめんたむら@布施(2009年5月12日)

2009年4月
南大阪の名店のGW(2009年4月30日)
私は応えるよ。あなたはどうする?(2009年4月29日)
梅光軒が来たよ(梅光軒@そごう心斎橋本店)(2009年4月10日)
梅光軒が来る(2009年4月 7日)
麺野郎(2)@池田(2009年4月 5日)
麺野郎が土曜日仮営業(2009年4月 5日)
弥七@中津(2009年4月 3日)

2009年3月
大阪大勝軒 神山@北区(2009年3月26日)
自己流ラーメン綿麺(3)@松原市(2009年3月22日)
一信閉店ブログ(2009年3月20日)
藤平はどさん子に助けられ(2009年3月16日)
一信@此花区(2009年3月11日)
復活を一途に信じ続けるよ。(2009年3月 9日)
どっちなんだ!?(本当だった藤平倒産)(2009年3月 4日)

2009年2月
麺屋えぐち@吹田市(2009年2月26日)
純情屋が、深夜もやるっっ!(2009年2月23日)
のれんの野望(2009年2月14日)
ラ丼を売らん(2009年2月11日)
『究極のラーメン』と『ラーメンWalker』と『噂のラーメン』(2009年2月 6日)

2009年1月
『究極のラーメン』と『ラーメンWalker』(2009年1月31日)
知らんかった(鮎ラーメン閉店)(2009年1月20日)
秀楽@守口(2009年1月15日)
愚痴、というか、宣言、というか、ウダウダ(2009年1月 8日)
予告(2009年1月 8日)

2008年12月
2008年に食べたラーメン/つけめん(最終版)(2008年12月31日)
ラーメン本の細々した話(2008年12月25日)
年末年始の予定2(2008年12月25日)
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ラーメンがらみのメモと小ネタ(2008年12月 2日)

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麺野郎@池田(2008年11月26日)
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激ウマ拉麺、見参(2008年11月19日)
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麺の切刃の番手(2008年11月 8日)
伝説?(2008年11月 7日)
いけだラーメンフェスタに行ってきた(2008年11月 3日)
究極のラーメン2009関西版(2008年11月 2日)

2008年10月
ららら♪フェスタ(2008年10月31日)
南大阪のつけ麺、夢のコラボっっっ!(2008年10月20日)
『Lmagazine』休刊と「激ウマ拉麺」(2008年10月18日)
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2008年9月
ラーメンの麺とつけ麺の麺は違う(2008年9月27日)
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MTGと、芋づる式に『らーめん裁判』の話題(追記あり)(2008年9月 5日)

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MTG巡りの顛末(長いよ)【訂正あり】(2008年8月21日)
MTG 気をつけろッ(2008年8月16日)
盆休み(2008年8月13日)
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夏麺を少し(2008年7月29日)
【純情屋情報】麺が一線を超えた話と試作品×3(2008年7月12日)
ボヨヨンラーメン ウマインジャー閉店(2008年7月 1日)

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この箸、割るべからず(2008年6月27日)
小さじ1杯のオイルで、立ちのぼる風味とコク!(2008年6月22日)
ラーメンガイドブック比較(加筆訂正版)(2008年6月17日)
1年半ぶりに<ま、ラーメンでも一杯。>を更新(2008年6月13日)
アイドルのエッチと、ラーメンのうま味(2008年6月 4日)

2008年5月
熱いスープは汁麺類の必須条件か?(2008年5月25日)

2008年4月
【純情屋】バラ肉つけ麺(2008年4月19日)
ダメなラーメン屋フラグ(2008年4月14日)

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ラーメン元気印@平野区(2008年3月19日)

2008年2月
自己流ラーメン綿麺(2)@松原市(2008年2月21日)
【純情屋情報】値上げ実施(2008年2月11日)

2008年1月
【純情屋情報】焙煎胚芽入り麺(失敗→もらった)(2008年1月17日)
【純情屋情報】値上げのおねがい(2008年1月12日)

2007年12月
細々(こまごま)とラーメンの話(2007年12月28日)
純情屋@大阪狭山市(2007年12月25日)
千代@衆議院第二議員会館(2007年12月19日)
一信@此花区(2007年12月18日)
煮干しらーめん 二代目玉五郎@日本橋(2007年12月17日)
笑平@住之江区(2007年12月16日)
自己流ラーメン 綿麺@松原市(2007年12月15日)
2007年に食べたラーメン/つけめん(2007年12月15日)
功留館@寝屋川市(2007年12月14日)
尾道ラーメン山長@守口市(2007年12月13日)
名物王子ラーメン@奈良県王子町(2007年12月11日)
味の時計台→本家平野家→北の国から(2007年12月10日)
深阪@堺市南区(2007年12月 9日)
麺道しゅはり@灘区(2007年12月 9日)
彩色ラーメン きんせい@高槻市(2007年12月 8日)
カドヤ食堂@今福鶴見(2007年12月 6日)
2007年に食べたラーメン/つけめん(2007年12月 6日)

2007年11月
ラーメン真(旧:戸張ラーメン)@六甲アイランド(2007年11月30日)
純情屋情報(値上げは来月から)(2007年11月 9日)
純情屋情報(痛恨の値上げ)(2007年11月 4日)

2007年10月
純情屋情報(2007年10月24日)
純情屋情報(2007年10月19日)
純情屋情報(か? (^^;)(2007年10月12日)
純情屋情報(2007年10月 4日)

2007年9月
本家平野家@岸和田(2007年9月24日)
純情屋情報(2007年9月 8日)
松原市のラーメンと、その他いろいろ(2007年9月 7日)
麺屋7.5Hz@小路(2007年9月 6日)
純情屋情報(2007年9月 6日)
純情屋情報(^O^)(2007年9月 5日)

2007年8月
びっくりラーメン民事再生で吉野家に(2007年8月31日)
ラーメンまとめて(2007年8月31日)

2007年5月
純情屋いろいろ(2007年5月24日)
悲しいお知らせ(2007年5月 6日)
香輪茶貴@堺市西区(2007年5月 5日)

2007年4月
らーめん 愛きょう屋@梅田(2007年4月26日)
現在、42軒。(2007年4月26日)
生冷し中華@オオタメン(2007年4月24日)
大勝軒@西宮市(2007年4月23日)
麺屋花星@尼崎市(2007年4月22日)
現在、39軒。(2007年4月22日)
麺処つる@此花区(2007年4月21日)
さつまラーメン 吉四六@宝塚市(2007年4月11日)
現在、35軒。(2007年4月 8日)

2007年3月
一信@此花区(2007年3月26日)
現在、26軒。(2007年3月26日)
純情屋、早じまい。(^O^)(2007年3月25日)
純情屋、休業(2007年3月24日)
秀一らあめん 穂波店@吹田市(2007年3月23日)
現在、24軒。(2007年3月23日)
三松飯店@八尾市(2007年3月11日)
告! 3月11日をもって終了(2007年3月 6日)

2007年2月
現在、9軒。(2007年2月 2日)

2007年1月
弥七@中津(2007年1月28日)
現在、7軒。(2007年1月28日)
驚異のハイペース(2007年1月24日)
現在、5軒。(2007年1月23日)
「ま、ラーメンでも一杯。」を更新(2007年1月13日)
東京ラーメン@京都市左京区(2007年1月 6日)
剛力ラーメン@京橋(2007年1月 4日)

2006年12月
どうやってもうまいのよ(2006年12月27日)
ラーメンまとめ(2006年12月26日)

2006年11月
ラーメン本比較(2006年11月15日)
台湾らーめん徹@箕面市(2006年11月12日)
示南@阿倍野(2006年11月12日)
黒門屋®ら~めん@日本橋(2006年11月12日)
福龍門@東灘区(2006年11月 2日)

2006年10月
純情屋、本日モ順調ナリ(2006年10月31日)
臨時ニュース 重要度5(純情屋@大阪狭山市)(2006年10月17日)
戸張ラーメン@東灘区(2006年10月 7日)
戸張ラーメンよ永遠に......。 ウソ(2006年10月 2日)

2006年7月
さつまラーメン 吉四六@宝塚市(2006年7月26日)

2006年3月
2006年のラーメン(24杯)(2006年3月27日)
九苑酒家(りゅうえんしゅけ)@天下茶屋(2006年3月19日)
2006年のラーメン(22杯)(2006年3月19日)
五大力@豊中市(2006年3月13日)
2006年のラーメン(21杯)(2006年3月13日)
味の時計台 泉北2号線店@堺市(2006年3月 7日)
2006年のラーメン(20店)(2006年3月 7日)
さつまラーメン 吉四六@宝塚市(2006年3月 6日)
台湾ラーメン 龍馬@池田市(2006年3月 6日)
2006年のラーメン(19杯)(2006年3月 6日)
らーめん 麺乃家@上本町(2006年3月 3日)
北京料理 南海飯店@上本町(2006年3月 3日)
2006年のラーメン(17店)(2006年3月 3日)
南蛮亭@豊中(2006年3月 1日)
2006年のラーメン(15杯)(2006年3月 1日)

2006年2月
大阪大勝軒@扇町(2006年2月27日)
大栄食堂@梅田(2006年2月27日)
2006年のラーメン(2006年2月27日)
2006年のラーメン(2006年2月22日)
2006年のラーメン(2006年2月21日)
手打ちらーめん本伝@扇町(2006年2月12日)
2006年のラーメン(2006年2月12日)
2006年のラーメン(2006年2月 7日)
無鉄砲@大国町(2006年2月 7日)
焼きラーメン(塩・細麺)@純情屋(2006年2月 3日)

2006年1月
2006年のラーメン(2006年1月30日)

2005年12月
『らーめん裁判』見たよ(2005年12月30日)
らーめん裁判(2005年12月24日)

2005年10月
(2005年10月 2日)

2005年9月
洛二神@今年39杯目(2005年9月22日)
恐れていたことが......。(2005年9月20日)

突然食いたくなったものリスト:

  • マロンマロン

本日のBGM:
My Final Day /OUTRAGE






 というわけで綿麺が本日(2010/02/02)、開店6周年を迎える。

 「国民食」とか言われながら新陳代謝も激しいラーメン界にあって、6年店が続いているというのは、それだけで凄いことだ。
 しかも「うまい」という評価を得ることはさらに困難。

 インテリヤクザな風貌ながら(^O^)ほんとはオモロイ主人と、いつも朗らかアニメ声のかわいい奥さんと、役者の揃った店内はそれだけで「劇場」なんだよね。

 何度も書くけれども、ラーメンは(たいていの場合)家に持って帰れないし、外で食べることもない。食べる時は必ず店内であって、そんな中で「丼の中の味だけ」の評価なんかできるはずがないのだ。これはラーメンに限ったことじゃないけど、食というのは物ではなく体験。

 とすれば、店の雰囲気だってもちろん体験の大きな要素だ。
 その意味でこの店の人々のキャラは店の大きな財産の1つになっている。

 さらにうまいものを出しているのだから、うれしいじゃないの。

 これからもずっと頑張っていただきたい。

 あと、できたら今年は新作が食べたいなあ。


とてもおいしい普通の唐揚げ
 

突然食いたくなったものリスト:

  • 玉子かけご飯

本日のBGM:
Call Of The Wicked /STORMWITCH





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 昔、作ノ作岸里店が閉店した後ずいぶん長い間空店舗のままだったが、いつの間にか看板が掲げられていた。
 しかし一度も開いているのを見たことがなく、不思議に思っていたのだ。(^O^)

 ところが先日たまたま前を通ると灯りがついていたので喜んで入ってみた。


麺屋しっぽ@西成区

 店内の貼紙を見ると営業時間が20:00~24:00(4時間!)で、ああそりゃ開いてるところを見る機会はめったにないわなと納得。(^O^) (土曜日は27:00まで/日祝休み)

 あとでいくつかのブログを見ると、開店は2008/02/11だった模様。もう2年前だ。一時店内撮影禁止だったらしいが、現在はそのような貼紙などなかった(ので撮った)。
 開店当初は営業時間も「11:30~14:00 17:00~21:00」と、普通だったらしい。(^O^) 随分変わったもんだなあ。
 また、いくつかのブログにある店舗写真では店の黄色いテントにPOPフォント赤文字で大きく「ラーメン」と書かれていて、これがなんとも「ダメ店オーラ」を放っていたのだが(^^;、今はなくなっている。確かこの「ラーメン」という文字は作ノ作時代からのものだったような気がするが、あまり自信はない。現在テントは無地でのれんにも文字は一切書かれていないから、この店が何の店なのかは店の前に出ている電飾スタンド看板からでしか窺い知れない。


麺屋しっぽ

 入ってみると店内はカウンターのみ8席の狭い空間。
 これまた何故か店内の壁にメニューの表示はない。そのかわりメニュー表が2つだけカウンターに置かれていて、それを見て選ぶことになる。


メニュー

 ラーメンがメインの店のようだが、私はつけ麺がある場合はどうしてもつけ麺を頼んでしまう(これでだいたい失敗するんだけどね(^^; )。

 デフォらしきとんこつしょう油ラーメンが630円なのにつけ麺はS(150gらしい)で750円、W(300gらしい)で900円してしまう。まあ今さら驚くほどでもないが、やっぱり随分な価格差だ。


つけ麺W(¥900)@麺屋しっぽ

 具はチャーシュー、メンマ。麺の上に太いきざみのり。
 麺は太平ストレート。断面は長方形ではなく、丸みがある。麺野郎の菱形麺を思い出した。
 つけ汁は豚骨だと思う。魚介は存在感を感じなかった。きっと入ってない。乳化した油が多めで、かなり甘い。おろし玉ネギが入っていて、一味唐辛子も入っている。


つけ汁


麺近影

 なかなかどうだろうな。

 意外なことに、麺は悪くなかった。特に食感はなかなか。味はなかったけど。
 ただ、どうして「意外なことに」というマクラコトバをつけたかというと、この店はどうも麺の扱い方がいいように思えなかったので。

 ここの麺茹で器はお湯の槽の上に4つの丸い穴を開けたステンレスのフタがつけられている。この4つの穴にテボをはめ込んで茹でるわけだ。


少し麺が湯の外まで出てしまってたり

 ところがカウンター越しに覗く限り、ゆで麺器の中の湯はさほどたぎっておらず店主による麺ほぐしも1回か2回行われるだけで、麺はほとんどテボの中でじっとしている状態。
 丼に湯を入れてあらかじめ温めてくれる姿勢はいいとしても、その丼の湯をもう一度茹で器に戻すのはどうだろう? 上の説明の通り、茹で器のフタにはテポ用の4つの穴が開いてるのみなので、テポで穴が全てふさがっている時は麺の上から湯を戻していた。冷めたお湯を茹でてる最中の麺にかけてどうするんだと思う。びっくり水かと。(^O^)

 で、隣でラーメン食ってた友人にちょっと麺を食べさせてもらうと少しだけアンモニア臭が感じられたから、つけ麺の麺がさほど悪くなかったことはほんとに「意外なこと」だったというわけ。
 そういう扱いに対してデリケートな麺を選ばなかったという点で、いい選択をしたんだと思う。


 最近よく見るのだけども、この店のようにつけ麺の麺にきざみノリを載せたがる店が多いのはどうしてなんだろう? きっとざるそばからの連想だとは思うんだけども、これってどういうメリットがあるの?
 ノリが水分を吸っちゃって麺が乾くし、乾いたらノリに絡んで麺同士がくっついちゃうし、何より味がノリだらけになっちゃう。
 最初の見た目の賑やかしにはなるとしても、それ以外はデメリットばかりのような気がするんだ。
 東京風に味のりを1枚載せるだけならそれだけ外すこともできるし香りというメリットもあるわけで、まだ許せるんだけど。

 ......しかしこの店の個性は麺ではなくつけ汁にこそ出ている。どこもかしこも豚骨魚介の中、このつけ汁はなかなか他にはない、ここでしか味わえない味だ。
 この個性の一番の立役者?はおろし玉ネギだと思う。また1杯につき大さじ1杯の三温糖と小さじ1杯の化調も入れていた。それに一味唐辛子も加わって、何と言ったらいいのか、このつけ汁は焼肉のタレみたいだと思った。(^O^) あるいは少し業務用タレっぽい感じもしたから、業タレを少し使って、個性を出すためにこれらの調味料(やおろし玉ネギ)を加えているのかなとか。
 これはほんとこの店にしかない個性的な味ではあるが、個性的だからといってうまいとは限らない。
 後に残っている印象は、油っぽさと甘ったるさときざみノリの風味ばかりだ。

 バラ肉チャーシューを提供直前にわざわざバーナーで炙ったり、チャーシューそのものもそこそこ手間をかけているように見える分、どうも残念感が漂う。

 うーん。
 これって、どうなんだろう。

 センスの問題......ということになってしまうのだろうか。
 私はあまりこういう結論には持っていきたくはないんだけどなあ。

 つけ麺の「個性」は、いろんなつけ麺を研究した上で独自の個性を出したのだとは思うんだよね。何も勉強しないで適当にやってこれになりましたというのではなく。
 でも、それで出てくるのがこれかよという気もして。

 このへんのツメの甘さというか「このあたりでどうでしょ」感というか......うーん。

 あ、店内にある水はレモン水で、脂っこい口の中をさっぱりさせてくれて、ほんとによかった。

 ラーメンがメインの店でのつけ麺を食うってのは、ほんと難しいなあ。(普通そうだけど)

 しかしこの、平日の営業時間がたったの4時間というのはどういうことなんだろう。
 いや単純に、この客足とこの値段では1日4時間ではなかなかやっていけないように思うんだわ。
 さすがに賃貸だろうし、だったら家賃もかかるだろうし光熱費だってかかるだろうし。
 まあもうすぐ2周年を迎えるわけで、そんな心配は大きなお世話だろうけどね。

 最近データを調べるのが面倒で、よく食べログの該当ページへのリンクで済ませてるんだけども、この店、食べログに登録されてないのか、見つからないよ。
 それってひょっとしたら凄いことじゃないのか? (^^;

麺屋しっぽ

大阪市西成区千本南1-22-6
20:00~24:00
土 20:00~27:00
日祝休

突然食いたくなったものリスト:

  • チキン南蛮

本日のBGM:
Tom's Diner /Suzanne Vega






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 一時のブームが去って今や関西ではほとんど見かけなくなってしまったラーメンコンプレックス(「Screams From The Grave」)だが、そんな中、孤軍奮闘している京都駅ビル10階の京都拉麺小路。今回初めて行ってみたのだがこれがそれなりに盛況でなかなか感慨深かった。

 つけめんTETSUは2009/11/17に京都拉麺小路に登場したばかりの東京のつけ麺専門店。パンフレットにも「東京のつけめん界を牽引する」と謳われている通り、濃厚豚骨魚介&自家製太麺という現在の「つけ麺ブーム」の典型的なフォーメーションとなっている。確かに私も名前くらいは聞いたことがあるし、ネットだと「西の六厘舎、東のつけめんTESTU」など並び称す表現すら見かけたから、このキャッチフレーズも格闘技の煽り文句よりは真実に近いのだろう。(まぁ「西のVAN HALEN、東のRIOT」「東のキャロル、西のファニカン」の例もあるけどね。(^^;)


店構え@つけめんTETSU 京都拉麺小路店

 ラーメンコンプレックスらしく、食べ歩きができるように「ミニ」というメニューがあったのでそれを頼んだ。

 ミニで600円とはなかなかアレではあるけれども(徳島ラーメン東大のミニは350円)、まあこんなもんだといわれれば「う、うん......」と納得してしまうくらいの絶妙&微妙な値段設定。

 写真を見ると、800円の普通のやつと違うのは麺の量と、つけ汁にナルトが入ってないところくらいかな。

 通常のつけ麺店と違って、この店では「あつもり」をそれなりに推している。釜揚げうどんのような形でお湯に麺を浸した形で出している。ただ釜揚げうどんと違い、茹で湯ではなく出汁に浸している。加水率高めの麺を固めに茹でてあるのでこれで伸びてしまうような懸念はさほどないように思うけども、私自身は温い麺をつけ麺で食うのは馴染めないので普通のひやもりにする。
#つけ麺を食べ慣れていない人3人と一緒に行ったが、私以外の3人はみんな「あつもり」を選んだ。意外ではあったが、世間とはそういうものなのかもしれない。


ミニつけ麺(ひやもり)(¥600)+味玉@つけめんTETSU

 具はネギ、メンマ、チャーシュー、煮玉子丸1個(オプション\100)。麺の上にカイワレ大根。
 麺は極太ちぢれ麺。
 つけ汁は濃厚豚骨魚介。魚粉を浮かせてあって、それを混ぜる。六厘舎のように海苔の上に載っけてるのではなく、つけ汁の上に直接盛ってある。





つけ汁

 なるほど、典型だ。
 少しケモノ臭の残る豚骨、あからさまに香りを主張する魚粉、この濃厚さと甘さ......。
 チャーシューは脂身の多い、トロトロしたもの。
 そして麺は太めでややゴワつきまで残した固めの茹であげ。
 いやぁ、ジャンキィ。

 何というのだろうか。

 非常に東京らしいつけ麺だなあと思う。
 いやまあつけ麺そのものが東京起源だけども。

 にしても、東京らしい。
 特に、このゴワつき太麺。


 こういうジャンキィさに走ってもかえってそれがウケるというのは、市場の大きさがあってこそだ。
 もう、「端正さ」とか「全体のバランス」とか「カッコよさ」なんてのを通り越して、「エグさ」こそを追求しているイタリア車のデザインみたいだ。(^O^)

 二郎系もそうだけど、中途半端なものではなく「開き直り」というか「先鋭化」というか、行くところまで行ってしまうことで少数ではあっても熱烈な支持を受けることができるわけで、その支持の高さがまた多数に広がっていく要素にもなる。

 このゴワついた麺は、おそらくこれからも関西では大きくは受け入れられないと思う。ここ数年の関西のつけ麺ブームの中でも、つけ汁や具はかなり関東から流入してきたし、「絶対量」だけでいえば濃厚豚骨魚介は関西でもつけ麺の多数派になっていると思う。
 が、このゴワつき太麺だけはなかなか入ってこない。
 あまりに文化が違うのだ。

 大阪大勝軒の麺なんかは象徴的だ。
 名前の通りここは東池袋の山岸氏の下で修業して暖簾分けされた店だけども、現在大阪大勝軒東池袋大勝軒とは随分違う味になってしまっている。
 メニューの名称が「もりそば」ではなく「つけめん」になっているというような細かい話は別として、一番違うのは麺。
 庄司氏の麺野郎的な麺を標榜していると思わせる、ツルツルとしてしなやかなうどん的な麺になっている。
 正直、私はこの麺はこのつけ汁に全然合わないと思うけども、それはそれとして、自分が修業した東池袋大勝軒の麺からこの麺に変えたところが、大阪(あるいは関西)の独自の麺文化を象徴しているように思える。
⇒「大阪大勝軒 神山@北区

 麺だけでいえば、おそらくこういう方向性が関西人の好みなのだ。
 こういう文化の中で、このゴワつき麺はきっと受け入れられないだろうというのが私の予想(一時的にブームになっても)。

#最近関西にも増えてきた「二郎系」にはゴワつき太平麺が使われており、それなりに支持もされている。だから絶対に無理というわけではないとは思うが、「二郎系」は今のところ関西では座敷牢状態(^^;で、やはり「これは別物」という意識がある。(^O^) ......これもバランスの勝利だよね。

 例えば『最新ラーメンの本 関西版』(2010年版)で石山勇人氏が、

「いま関東の人気煮干ラーメン店は、煮干特有のえぐみと苦みを出して、それを売りにしてます。和食のセオリーは関係ないんです。よくもわるくもラーメンですから」

 と書いているが、まさにそれがラーメン的でもあり、関東的な点でもある。何でも「個性」「ウリ」にしていけるのがラーメン的な点であり、その個性がハマるなら少数(ほんとは多数)の熱烈な支持者を獲得できるのが関東的な点。
 「少数(ほんとは多数)」と書いたのは、全体から見て「少数」の割合ではあるけれど関東は市場がデカいので絶対量としてはそれなりの量になるということ。だから店はその熱烈な支持者を相手にしてるだけでも食べていける。つまり関東のラーメン市場にはそういう店の存在を許す余裕があるわけだ。(そこから支持が多数に広がるかは店次第としても)

 しかしこの余裕は現在、関西以下、日本の他のどの地域にもないのよ。

 だから難しいだろうなあと。このタイプのつけ麺はきっと関西では数店舗レベルのかなり局地的な普及にしかならないだろう。

 ......ただ、ではより(関西人にとって)「うまい麺」を使った関西のつけ麺の方がこういうつけ麺に比べて(関西人にとって)うまいのかというと、さて、と考えてしまう。

 この麺はこのジャンキィなつけ汁には非常によく合う。(^O^)
 バランスという意味でつけめんTETSUのつけ麺は非常によく、とてもおいしかった。このゴワつき麺はこのつけ汁があることで存在意義をちゃんと確保している。
 その意味では「完成されている」という言い方もできるし、バランスも個性も確立している。

 それに比べて「関西人の好みの麺」と書いたツルツルのうどん的な麺、これを上手に使った「バランスが非常にいいつけ麺」を、残念ながら私は未だに食べたことがない。
 この種の麺の魅力を十分に引き出すようなつけ汁が、まだ登場していないと思うのだ。

 と考えると、このゴワつき麺を「関西ではダメ」と言ってしまうのは単なる傲慢なのかもしれない、とか思ったり。
 だって、「このよりずっといいが関西にはゴマンとあるし、それが関西人の好みだ」と言ったところで、このつけ麺に対する対抗には全くならないもの。そうするためには「このつけ麺よりずっといいつけ麺が関西にはゴマンとある」と言わなくちゃいけないんだけども......これは実はまだなかなか難しいんではないかと。

 なんというかなぁ。
 私はここのつけ麺を食べて、「関東、大したことないなあ」というのと「やっぱり大したもんだ」というのを一緒に味わった。六厘舎でも同じことを感じるだろう。とても複雑な気分だ。

 この店には焼き石を投入することでつけ汁を再加熱するサービスがある。これはなかなか面白く、しかも思いの外熱々になって驚いた。なかなか楽しい。(^O^)


焼き石


熱膨張ねっ♪

 楽しいってことはとてもいいことだ。旨さにも関わる。ただこれは新鮮さであって、関西にもこれを取り入れる店がちょこちょこ出てきた今では目新しさがなくなる日も近そう。

突然食いたくなったものリスト:

  • チョコパイ

本日のBGM:
ネグレスコホテル /BORO






| | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてなブックマーク - つけめんTETSU@京都拉麺小路

 十三の名店坦坦の2軒隣にできた新しい店舗。
 坦坦よりも改札口に近く、改札を出たら右方向に客をそのまんま吸い込むような好立地だ。2009/07/21オープンだそうだから、ほぼ半年しか経ってない新規店。

 はじめばっこ志に行こうとしていたのだけども、駅の向こう側に回り込む時間がなくて(^^;、初訪問のこちらに入ってみた。

 つけそば大盛(¥850)を頼んだ。店内の表示によるとこの店ではつけそばが人気ナンバーワンだそうだ(1位つけそば、2位赤つけそば[特製辛味噌が入ってるそうだ]、3位中華そば)。そうですか。

 しばらく待って、つけそば大盛(¥850)が登場。


つけそば大盛(¥850)@誉商店

 具はメンマ、チャーシュー、水菜。麺の上にネギと味海苔。
 麺は普通のやや太めのストレート。
 スープは豚骨魚介。油多め。魚粉強め、酸味強め。





つけ汁

 他の豚骨魚介と違った個性を出そうとしているのはわかる。
 例えばスープは他のと違って酸味がかなり前に出ている。正直、あまり旨いと感じなかったが、あるいは雑炊にする分にはいいのかもしれない。
#このあと頼めば残ったつけ汁にご飯を入れて雑炊にするサービスがある。その時に焼き石で温め直すのが面白そうなのだが、急いでいたので私はやらなかった。

 あるいは麺も、他とは少し違うようだ。
 店内のウンチク貼紙には、こんなことが書かれている。

誉商店 おすすめ 旨い!つけそばの食べ方~

その壱、まずはつけ汁を一口すすり、濃厚な魚介スープを味わうべし。
その弐、国産上級小麦粉とタピオカを配合したもちもちの特注麺をスープにからませ食感と旨味を楽しむべし。
その参、最後に知る人ぞ知る「スープ割り」残ったつけ汁にあつあつのスープ割りを入れ〆るべし。
※麺もつけ汁もあたたかい「あつもり」も出来ます。スタッフにお申し付け下さい。

 なるほど、「国産上級小麦粉とタピオカを配合したもちもちの特注麺」とな。


国産上級小麦粉とタピオカを配合したもちもちの特注麺

 そもそも店名で「なにわ製麺」を名乗っているのに「特注麺」とはこれいかに。雑誌によるとこの店は埼玉にある店の姉妹店なのだそうだが、そこは自家製麺をしていてそこから仕入れている......あたりが最大限に好意的な解釈かな。としても「なにわ製麺」はないわな。
 ......それはまあおいといて。

 最近、中華麺に国内産小麦(内麦)を使う店が増えてきたけど、これがよくわからない。

 国内産小麦は外国産に比べてかなり品質は落ちると聞く。「確かめたのか?」と言われれば辛いが(^^;、内麦は外麦に比べて低タンパクというからにはつまりはグルテンも少ないわけで、麺への適性は劣ると考えるべきだろう。それに昔から国内産小麦の方が安いにも関わらずずーーーーーっと圧倒的に外国産小麦のシェアが高いことからもその評価は容易に推測できる。

 いや内麦にも、品質以外の部分での優位性はあるとは思うんだよ。

 例えば「安全性」。これは現実はどうなのかちょっと私にはわからないが、ポストハーベストなんちゃらとかが使われていないのは確かだと思うし、ほんとのところは別として、食い物というのは疑えば疑うほどマズくなるのは確かだから(^^;、その意味で「国産の安全性」のプレミアム感はあるだろう。

 あるいは価格上のメリット。小麦は国策上、内麦の方が安くなるようになっている(そのために外国産小麦は一度すべて政府が買い取って、価格を調整して国内製粉会社に売る)。内麦は入札制になっていて、現在は讃岐うどん用のブランド小麦が輸入小麦よりも高くなることもあるようだが、それはごく一部の現象だ。

 あとは食糧自給率アップ、か。

 このあたりを目指しているのなら、内麦を使うメリットもありそうだ。

 ただ、いずれにせよ、味とは関係のない部分の「メリット」ではある。
 とすれば、別に誇らしげに内麦を使っていることを前面に出す必要があるのかなと思ったり。

#現在の麺野郎のつけ麺の麺は内麦を使っているそうだ。プライムハードとブレンドして使っているのだと思う。頑張れば内麦を使ってもこのくらいの麺は作れるという例ではあるが、それでも私にはまだ、あえて外国産ではなく内麦を使う目的がよくわからない。実際、私は一時麺野郎で出していた、アメリカのウェスタン・ホワイトという小麦で作った麺の方がおいしいと思った。

 で、品質の劣る(タンパク分が少ない)内麦の食感になんとかもちもち感を出すためにタピオカが使われてると思うのだけども、どうなんだろう。(とはいえタピオカはでんぷん=炭水化物なのでタンパク分の代用にはならない。もしブレンドではなく内麦100%なんだとしたら、おそらく他にも卵白粉とか活性グルテン?とかいうやつみたいなタンパク分を補うものも使ってるだろうなあ)
 以前、東京板橋区の大栄食品が作っているタピオカ麺を食べたことがある。食感が面白く、製麺会社の麺の中ではかなりよくできたおいしい麺だった。「もちもち」のカテゴリーに入る食感なのだが、これが普通の麺とは少し違う。言葉ではちょっと表現できない不思議な感触で、これはつけ麺の麺としても合格だと思った。
 しかしその大栄食品のタピオカ麺は恐らく輸入小麦を使っていると思う(推測)。国内産小麦と一緒に使ってそのメリットは引き出せるんだろうか。

 ......とまあ、頭で考えたことはこういうことだけども、実際に食べてみてどう思ったかというと......、うーん。

 正直、内麦だろうと外麦だろうとタピオカを使う意味なんて全然なさそう。(^^;

 というのも、食感を味わうにはちょっとこのやり方はないと思うのよ。

 まず、麺がちょっと細い。そしてそれをかなり冷たい水で締めている。

 冷たい水で締めてるから随分固めの仕上がりになっていて、しかも細いから食感を味わうような麺にはなっていない。
 この麺は最近のつけ麺の流れからいえば少し細い方で、おそらくはあえてこの太さを選んだのだと思うのだけども、それでもこれがもしもうちょっと太ければどうだったのだろうと思ってしまう。私自身はタピオカ麺が生きるのは太麺だと思っている。

 水温はきっと季節柄もあってこうなんだと思うから、ひょっとしたら開店当初の夏にはこの「もちもちの特注麺」の食感を楽しめたのかもしれない。

 こういう麺と、かなり酸っぱさが突出したつけ汁......少し足を伸ばしてよかにせに行くかどうか迷う時はあるかもしれないが、2軒隣の坦坦と迷う暇はなさそうな気がする(坦坦を選ぶ)。

 というわけでこの店は(再訪するとしたら)春以降にもう一度かな、という感じ。

突然食いたくなったものリスト:

  • モンブラン
  • カプチーノ

本日のBGM:
Ragdoll /AEROSMITH

それはエアロスミスやないか。




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八仙らーめん

 東梅田の八仙らーめんの跡地につぼや2号店ができていた。PAPUAさんのところの情報によるとつぼや2号店は2009/10/20オープンとのこと。

 前にあった八仙らーめんは2008/04/07オープンだから、1年半はやったということかな。
 八仙らーめん花京のセカンドブランドだったらしいけど、正直、あれじゃあなあ。


八仙らーめん(閉店)
 
廣島つけ麺本舗 ばくだん屋 心斎橋店

 広島つけ麺のチェーン店廣島つけ麺本舗 ばくだん屋の大阪唯一の店舗である心斎橋店が2009/01/11で閉店していた。


ばくだん屋心斎橋店(閉店)


貼紙
 
 ばくだん屋心斎橋店は1月10日をもちまして閉店の運びとなりました
 短い間でしたがご愛顧頂きました皆様には深く御礼申し上げます

ばくだん屋 心斎橋店 店主

 2009/07/11オープンだからほぼ丸半年。確かに「短い間」だわな。
 しかし本部はちょっと意識が違うようで。

心斎橋店

移転のため1月10日を持ちまして大阪・心斎橋店を閉店させていただきました。
長い間ご愛顧いただきまして誠に有難うございました。
移転先の詳細はComing soon!

 (^^;

旨いラーメン 健新

 光明池駅にあった旨いラーメン 健新が閉店していた。
 10月頃の深夜に、「検討した結果、メルマガをやめることにしました」(文面うろ覚え)という、ちょっと何かが壊れたようなメールが突然届いて以来、「当分の間、休業します」という貼紙がされていたこの店だが、結局復活しないまま1月に閉店となった。

 実は「ウチのラーメンには「無化調」が入っています」というエントリで匿名で書いた店はこの店のことだった。


店構え


こ、こくさいぐらふ......。





休業中


お知らせ

 もうちょっと頑張ってもらいたかったけどな。

突然食いたくなったものリスト:


本日のBGM:
それはスポットライトではない /浅川マキ


死去を知らなかった。合掌。




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 まったく意外な話だった。

 ↓赤字、太字、下線は引用者(私)。

(4)水分
小麦粉に含まれている水分は、14.0%~14.5%のものがほとんどです。また夏よりも、冬の方が0.3%~0.5%ほど高くなります。小麦粉の種類についていえば、強力粉の方が、薄力粉より0.5%くらい水分が高くなります。そして業務用の紙袋に入った小麦粉は、たとえ開封しなくても長期間保管しておくと乾燥して、水分が減ります。このあたりは頭で考えてもよくわかりません。小麦粉の水分は空気中の湿度よりも低いので、放置しておくと湿気るような気もしますが、実際は逆なのです。考え方としては、容器からだされた海苔がふやけるというよりも、雨降りの日にでも洗濯物が乾くというように理解すればいいのかもしれません。

 その通りそのまんま私は理解していた。
 つまり夏の方が湿度が高いから、(少なくとも恒湿保存してない限り、そしてそんなことしてるところはないので)小麦粉に含まれる水分量は夏の方が多いものだと思っていた。

 違うの!? (゚Д゚)

 だって、だってさぁ......。

 ある自家製麺の店で、夏と冬で小麦粉に同じだけ水を加えたとしたら夏はダルダルになってミキサーが回らない、なんて話を聞いたことがある。
 この話なんか、まさに「夏の方が小麦粉に含まれる水分量が多い」から、そこにさらに冬と同じだけの水分を加えれば、そりゃ結果的に水分は冬よりも随分多くなってしまうよねえ、だったら水分過多でダルダルになっちゃっても不思議じゃないわな......と理解していたのだ。

 あるいは別の自家製麺の店の店主は、製麺をする時、夏の方が加水率を上げるなんて話はないという。そしてある旭川ラーメンの店で夏には加水率が27%の麺を冬には29%にする例があると教えてくれた。43%を45%にするのと27%を29%にするのとではわけが違う。27%と29%の違いは非常に大きい。そのくらい夏よりも冬の方が水を加えてやらなくちゃならないわけで、これも「夏の方が小麦粉は湿気っている」という従来の(私が持っていた)感覚と合う。

 もしこれがこのサイト筆者の勘違いではなく本当に冬の方が小麦粉の水分含有量が多いとすれば、この話はどう解釈すればいいんだろう。
 全く別の要素(例えば気圧とか気温とか)が原因か、(ほんとはそんな事実がなくて)単なる気のせいか......。

 うーん。

 でも、正直、

「考え方としては、容器からだされた海苔がふやけるというよりも、雨降りの日にでも洗濯物が乾くというように理解すればいいのかもしれません。」

 これでは私にはよくわからないよ。。。・゚・(ノД`)・゚・。

 うーん。

 ちょっと考えてみる。

 ......。

 つまり、こういうことか?

 基本的に、水分というのは湿気ている方から湿気ていない方に移ると。
 で、《湿気の多い(湿度の高い)空気》よりも、《濡れた洗濯物》の方がよっぽど湿気ているんだから、洗濯物が空気から吸い込む水の量など考えずにいいと。逆に、室内の空気が飽和水蒸気量に達していない限り(空気に更に水を吸い込む余裕がある限り)、洗濯物の方から空気の方に湿気が移る(=洗濯物が乾く)......ということかな。

 ああ、そうか。うん。この洗濯物の例は何となく理解できたような気もする。

 小麦粉は既に、周りの湿気とか問題にならないくらいにたくさんの水を含んでおり(14.0%~14.5%だから、25kgの紙袋あたり3.5kg~3.6kg、1kgの家庭用なら140~145g)、湿度が高いくらいでは空気から水を吸う量は微々たるもので、むしろ気化していく水分量の方が圧倒的に多い、と。

 となれば、空気がこれ以上水を含むことのできる余力(飽和水蒸気量×[100%-湿度%])が小麦粉の含む水分に影響するだろう。

 つまり、「より水を含むことのできる空気にさらされている小麦粉の方が、乾く」と。

 もしもこれが正しいとして、具体的にはどんな感じだろうとちょっとググッてみた。

あまもりのなんやかんや」さんというサイトには、毎月の各都道府県の気候データが紹介されている。

 これを見ると、大阪市では

08年08月08年12月
平均気温28.4度9.1度
湿度65%64.2%

 あれれれ、そもそも、夏と冬で湿度はあんまり変わらないぞ。(゚Д゚)
 これはとても意外。(゚Д゚)(゚Д゚)
 とはいえこれは少したまたまで、年間でみれば数パーセントの幅はあるみたい。(9月は67%、11月は61%)

 つまり、こういう↓ことになる。


 確かに夏の空気の方が、(湿度は高いけれど)水分を吸い込む余力は大きい。

 あららららー。

 あーでも、ほんと、日常的な感覚と全然合わん。(^^;;

 どないしたらいいのか、何か間違ってるのか日常的な感覚は間違っているのか、あるいはそれは正しいものの、その「正しい」原因は他にあるのか......。

 まあこれがどちらであるにせよ、上記のような、実際に製麺をしている現場の「冬の方が加水を多くしなくちゃいけない傾向がある」という実態は揺るぎないわけで、とすればやっぱりこの考え方は間違ってるか、あるいは合ってるとしてもここには実際の湿度以外のパラメータが介在していると考えるのがいいんだろうなあ。

「まああんまりそういうことは気にせずに、うまいまずいで考えたらいいと思いますよ」(前述のある店主)

 というのは、その通りだと思うのだが。

※今回の話は気圧は無視しました。

 しかしこう考えると、小麦粉は保存が長くなればなるほど乾燥していくことになる。

 それに、日清製粉のQ&Aでは、こんなことも書かれている。

Q.小麦粉の保存方法を教えてください。

小麦粉の保存には開封前、開封後にかかわらず次の点に注意してください。
小麦粉は湿気に敏感です。保存するとき風通しの良い涼しい乾燥した場所を選んでください。
※湿気はカビや虫の原因になるだけでなく、品質も変えてしまうので注意しましょう。

 やっぱりようわからんのよ。

突然食いたくなったものリスト:

  • くるみ餅

本日のBGM:
Together /鈴木康博






 ちょうど昼間に天六に行く用事があったのでどの店に行くべきか友人に尋ねてみた。そこで「微妙だけど、可能性を感じるかな?」「感想を聞いてみたい」というコメント付きで勧めてもらったのが麺元素。実はこれまで2度ほど行こうとしたことがあるのだけども、どうにもタイミングが合わず、今回が初めての訪問。


店構え@麺元素

 ランチタイムは+40円でライス、+140円で半チャーハンをつけることができる。しかし私はつけ麺(魚系つけダレ)単品を大盛で頼んだ。(^O^)

#このつけ麺に関してはどうも名前が統一されていない。(^^; 店頭でも「つけ麺(魚系つけダレ)」「つけ麺(魚貝系しょう油つけダレ)」となっているし、雑誌では「魚元素つけ麺」(石山本)「魚つけ麺」(Walker)と書かれている。一応ここではメニューにある「つけ麺(魚系つけダレ)」でいく。

 つけ麺(魚系つけダレ)の麺は標準で200g。大盛は+100円で+100g。

 店内表示を見ると、麺類の値段が手書きで直してある。つけ麺(魚系つけダレ)はopen当初(2009年8月)から20円値上がりしている(並盛740円⇒760円)。


つけ麺

 これについては店内に貼紙で説明がある。


お知らせ

 この店は国内産小麦を100%使用しているが、それがこの11月(2009年openの店だから、当然2009年のことだろう)に約20%値上がりしたので、ラーメンは10円、つけ麺は20円値上げすると。

 確かに去年末に国産小麦は値上がりしたんだよね。輸入小麦は値下がりしてるのに。これほんと。

参考:小麦粉価格改定のお知らせ|ニュースリリース|日清製粉グループ(2009年10月22日)
http://www.nisshin.com/company/release/details/091022_370537.html

改定額
(1)強力系小麦粉 ▲460円/25kg当り
(2)中力系・薄力系小麦粉 ▲145円/25kg当り
(3)国内産小麦100%小麦粉 +395円/25kg当り
尚、上記改定額には消費税は含まれておりません。

 ただ、このあたりを値上げの「理由」として説明するのも善し悪しかなあとは思うんだよ。

#この店が日清製粉の粉を使ってるかわからないんだけども、日清製粉の卸価格の変動は実質的に国内の製粉業者全体の価格変動を決めていると考えていい。

 このニュースリリースのとおり、国内産小麦100%小麦粉は25kgあたり395円の値上げなんだ。
 つまり1kgあたり15.8円。
 このつけ麺の加水率はわからんけど、仮に40%としたら、

 となり、200gの麺には小麦粉が143g使われていることになる。
 1kgあたり15.8円の値上げは、つまりつけ麺1人前(200g)の麺では15.8円×0.143kg=2.3円の原価上昇になるというわけ。

 だからこいつを理由に20円値上げするという話は、少しばかり「?」となってしまう。特にラーメンの値上げが10円なのにつけ麺が20円という差のつけ方がわからん。
 ......いやまあ、いいんだけどもね。
 ただ、こういうのはすぐにわかるんだからわざわざ書かなくていいのにと思う。

 ......いやしかしまぁそれはそれとして、今はつけ麺(魚系つけダレ)の話だよ。

 オープンしたての店らしく、店内はとてもきれい。

 注文してから店内を観察していると、途中で現れた人1人を加えて、比較的若めの男性ばかり4人で店を回している。儲かってるんだなあ。

 店内にはさっきの値上げの話の他にも、米は長野県産コシヒカリを使っているとかいろいろ書かれている。
 店名「麺元素」に引っかけて「自家製気になるスープ・天然材100%」なんてことも。「化学調味料」「添加物」不使用だってさ。
 これを「店名の由来」と書いてある雑誌(『ラーメンWalker』)もあったけども、これは聖飢魔IIの「なるものにえている悪IIび甦る」と同じく単なる後付けだろうに。由来と見るにはあまりに無理がありすぎるよ。(^O^)

 まあしかし、そういう店(素材にこだわる?)らしいということはわかった。

 しばし待つと、出てきましたよつけ麺(魚系つけダレ)大盛(¥860)。


つけ麺(魚系つけダレ)大盛(¥860)@麺元素

 具はつけ汁の中にチャーシュー、メンマが入っており、ノリ、フライ玉ネギが浮いている。あと煮干と干エビ(←具かこれ?)。麺の上にネギ、半熟煮玉子、おろした柚子の皮が振られており、横には薬味として西洋からし(レホールというらしい)が添えられている。
 麺は全粒粉入りストレート平麺。
 つけ汁は豚骨魚介。油が結構たくさん浮いている。魚介系も何かいろいろいいものを使ってるらしい。

 全体的においしい。

 麺は結構冷たい水で締めたようだ(寒かったしね)。固めに仕上がっていたが、平麺が結構薄いので固すぎてダメというほどでもなく程よく歯応えが残っている(もうちょっとだけ茹でてもいいと思うけどな)。ただ冷たすぎて香りはあんまり感じない。


麺近影@つけ麺(魚系つけダレ)
残った芯が見えるかな? もうちょっとだけ芯の残りが少ない方が好みだなあ。

 「太平麺」と店側の説明にはあるが、こういうのを「太」と表現するのはつけ麺がブームになってからの悪習じゃないかな。そりゃ切り歯の番手でいえば「太麺」になるのかもしれないけど、ここまで薄い(断面のタテヨコ幅が大きい)と、どっちを「幅」と言っていいものかどうか。薄い方を「幅」として考えれば、これはむしろ細麺だ。


つけ汁@つけ麺(魚系つけダレ)

 つけ汁はかなりたくさん油が浮いていて、待ってる間に受けた「健康志向」のイメージがちょっと狂う。(^O^)
 食べてみると豚骨魚介の味。とはいえ「またおまえか」というほどには典型的ではない。厳選された素材で、それなりに個性的な味に仕上がっている。......とはいえやっぱり豚骨魚介のワクの中ではある。

......と書きつつ、ここは鶏をメインに押していて、豚骨そのものはどのくらい使っているのか/あるいは使っていないのか、私は知らない。しかし出てきてるものはあくまでも巷の「豚骨魚介」の延長線上なのでこう扱うだけのこと。もしこれが豚なしで鶏100%であっても、出てくる味がこれなら鶏に大した意味はない。

##そういえばちょっと前にこんなことがあった。ある店で......「何やと思います?」「豚骨魚介......ちゃうの?」「違うんですよ~、よく言われるんですけどね、動物は鶏しか使ってません」「へええええええええ」「そうなんですよ~」なんて。いや、でも、だったら豚骨でええやん。(^^; せっかく鶏を使うんなら豚骨魚介と全然違うものを作らんと。鶏で豚骨の代用品作っても意味ないよ。

 チャーシュー、メンマは丁寧に作ってると思った。チャーシューはちょっと醤油が強かったけど、それでもうまかった。

 麺にはネギ(白ネギと青ネギ)がトッピングされており、さらにその上から柚子の皮をすり下ろしたのが振られている。
 つけ汁を啜ってみると一口目にフライ玉ネギの香ばしい香りがして、次にノリの香りが広がる。そのあと豚骨とかが入ってきて、麺を口に運ぶとつけ汁と一緒にネギ、柚子の香りも登場する。香り的には正直ちょっとウルサイ。

 変わってるのはつけ汁の中に煮干や干エビが入っていること。これはどうやらダシの存在感をアピールするために(つまりルックス上のインパクトのために)入れられているようで、食ってもウマくはない。(^O^)
#これはやっぱりやめてほしいと思う。だって食べちゃうよどうしても。(^O^)

 半熟煮玉子の味はあまり印象はないな。ただえらい冷たかったことだけ覚えている。これはあんまりよろしくない。

 西洋ワサビが添えられているのも珍しいけど、私は最後まで持て余してしまったよ。

 あ、いや、繰り返すが、全体的においしい。

 それはそう。

 おいしいんだよ。
 そりゃ間違いない。

 ただ......。

 冒頭に書いた友人の「微妙だけど、可能性を感じるかな?」というコメントの意味が、とてもよくわかった。

 私も、この店の(つけ麺の)「可能性」はすごく感じた。

 このつけ麺はほんと、「テンコ盛り」なのよ。よさそうな要素が。

 自家製麺、内麦100%、全粒粉使用、「太」「平麺」、冷水で固めに茹で上げる。
 麺の上のネギは凝って白・青の2種類。半熟煮玉子もマスト。柚子の皮も使ってさっぱり感を演出。さらに珍しい西洋ワサビで目新しさも。
 つけ汁はやっぱり主流の豚骨魚介(ただし使ってるのは鶏かも)。油多め、魚粉も入ってて、チャーシュー、メンマはいい仕事。
 ノリ、フライ玉ネギで香ばしい香りを出す。
 ダシの煮干や干エビをあえて少しつけ麺の中に入れて「見せる」演出。
 天然素材、化学調味料・添加剤不使用。

 ......。

 何と言ったらいいのかな。

 受けがよさそうな手を思いつく限り全部並べてみたという感じ。
 ノリなんかは雑誌に紹介されている写真にはなかったので、いいと思ったらどんどん足していってるのだろう。でも......、

 詰め込みすぎだよ。

 このつけ麺について、(現在は)微妙だけど(これからどうなるかについて)可能性を感じるという友人のコメントは、ほんとによくわかる。

 私もこの店の「可能性」は感じる。ここまでは一緒。しかしひょっとしたらこの「可能性」はずっと開花しないまま終わるんじゃないかという危惧を、強く感じた。

 このつけ麺には、申し訳ないけどもセンスというか全体を貫く1つの柱というか......が全く感じられない。よさそうなものを突っ込んでいったらこんなのできちゃいました、という、ツギハギだらけのつけ麺に見える。

 いいものを集めたから、確かにおいしい。
 おいしいけど、うまくない。
 そういう残念感は麺乃家で受けた印象と似てるかも。

 それぞれの要素だけを見ると、それを活かしたらとてもいいものができそうで、その意味で「可能性」は非常に感じられるのだ、ほんとに。でもきっと、それらの要素をコントロールする術を、この店は持ってない。個別のものはとてもキレイでオシャレでカワイイものを持ってるのに、それがあふれかえって部屋が整理できない女みたいな。(^O^)

 そういう意味。

 もしもこの店のポテンシャルがこれからつけ麺という商品として花開くとしたら、それはこの店が豚骨魚介を捨てる時じゃないかなと思う。そのくらい抜本的に変えることになれば、この可能性は結果として結実するかもしれない。
 これだけいろんな引き出しを持ってる(ように見える)のに、その土台となるのが(たとえ「勝ちモデル」[by 石山勇人]であるとはいえ)使い古された豚骨魚介だなんて、志が低すぎる。

 大昔に「手打ちらーめん本伝@扇町」で書いたことと同じ話なんだけども......。

 手打ちらーめん本伝(閉店)は麺を客の前で手延べしてくれるとても面白い店だった。しかしその麺を使って作るラーメンは何故か博多豚骨ラーメン。中国出身の店主が「博多で感銘を受けた」そうだが、ほんと、何考えてるのかと思ったよ。

 そんなことしたら店主がどれだけ努力してうまいものを作っても、受ける評価はせいぜい「本場博多の味に迫る本格派博多ラーメン」止まりだ。どれだけ頑張っても。そして博多ラーメンの歴史の中で完成された「細麺を固めで食う」というスタイルと比べられて「ああ、やっぱり本場の方がいいわ」と思われる。そりゃ思うよ。博多ラーメンはそういう食べ物なんだから。

 あの麺は、そういうフィールドで勝負するべき麺じゃなかった。

 せっかく他では滅多に食べられない面白い麺なのに、その個性が全く活きない扱い方をしてるのはほんとに残念だった。

 今回の麺元素つけ麺(魚系つけダレ)にも同じようなことを感じた。

 これだけいろんなことをやって「可能性」を感じさせるのに、作っているのは既につけ麺の1ジャンル(というか主流?)として確立した「豚骨魚介」。
 あまたある「可能性」を伸ばしてこれから麺元素がたとえ旨さを極めても、それは所詮はすでにできあがってる「豚骨魚介」というジャンルの中での優等生に過ぎない。せいぜい既に豚骨魚介でトップの座を射止めている「東京のあの名店の味に迫る」なんて言われるくらい。似たようなものは他でも食べられるけど、その中ではちょっとこっちの方がいいかな、みたいな扱いだ。それはそれでそれなりの評価は受けられるだろう。その努力はもちろん大変だし、私もその店に足を伸ばすだろう。

 でも、この店はほんとにそんなの目指してるの?

 と思う。

 なんかそういう疑問を強く感じるのだ。

 目指す方向がちゃんと見定まってないから、無難な土台の上によさそうな要素を継ぎ足してるだけになっている。

 だから今のままだと私はこの「可能性」に期待はかけられない。

 これだけ意欲があるんだから、「今ある土台の上でそれなりにうまいものを作る」ではなく、ここでしか食べられないオンリーワンのつけ麺を作ってほしい。

 あ、もちろんこれはこの店に「可能性」があるから思うことであって、その意味では見捨ててるんじゃなくてむしろ「もったいない」という話ね。これを悪口と捉えられると書いてる自分としても辛い。(^O^)

※なお、これはつけ麺を食べた感想であって、ラーメンは未食のため知らない。この店はらーめん麺元素を名乗っているくらいで、その本領はラーメンにこそ発揮されていると考えるべきだろう。この店もまた、つけ麺はあくまでも余技なのだろう。ラーメンを食べるべき店なのだ。そのあたりは読む方もひとつ、よろしく。

食べログ

突然食いたくなったものリスト:

  • 旅館の朝食

本日のBGM:
Fast to Madness /BLIND GUARDIAN






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 ちょっと忙しくてエントリを書いてる暇がないので、半月くらい前に書いて爆睡させていたらぁめんたむらの記事を挙げておく。もうちょっと練れると思ったけど、いいや。
 写真は撮ってるけど、まぁいつもと変わらないし昔のを見てね。

 らぁめんたむらの豚骨魚介つけ麺を食った。

 よく行ってる店についてはさほど書くこともないのでいちいちエントリを上げることはあまりないんだけども、まあ何というか、ちょっと書く気になったのでまた書いてみる。

 えーーーーっと。

 バイトに入ってる女子高生がとてもかわいらしい。

 誰かに似てると思いながら誰だったか思い出せなかったけど、あれだ、豊田エリーだ。「ぱなしはナシって話です」。

 いやー、何なんだこの傾向は? ○○といい××という△△といい(^O^)、最近かわいらしいバイトor嫁が明らかに増えてきたじゃないか。

 ラーメン屋、始まったな。( ´_ゝ`)

 いじょ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 これで終わったらまた某所から「おたんこなす」「アンポンタン」「すっとこどっこい」とあらん限りの罵倒が飛んでくるので、これでは終われない。(こんな罵倒語、リアルで聞いたことありますか? (^O^))

 たむらのつけ麺は、若干「具高麺低」の印象を持っている。
 今回はそのバランスがもうちょっと傾いてしまったような印象だ。

 恐らくそれは季節のせいなんだと思う。

 普通の店はつけ麺の麺を水道水で締める。だから冬になると締める水も冷たくなり、他の季節より固い麺になってしまう。
 それに対してたむらは冬には水に湯を入れて温度を調整した上で締めていたはず。

 これはきっと麺を楽しむためには大切なことで、そりゃ何でも「麺固め」で満足しちゃう人なら氷締めでもいいだろうけども、氷で締めてゴワゴワになってしまった麺は、味わいという意味ではあつもりにすら劣るかもしれない。

 ゴワゴワにならず、しかし締まった状態にするためには氷水では温度が低すぎると。

 ただ、それだけ気を使っている店であっても、毎日大量な水が要るのだから平均的な水温はやはり季節に引きずられてしまう。そりゃ仕方のないことだ。

 で、たむらの使っている麺は、店主田村氏の気遣いにもかかわらず、そういう温度変化に結構敏感に影響を受けてしまう麺なんだと思う。どういう要素によってそうなるのかはよくわからないけども。
 今回は少しゴワついていた。

 だから麺に関してはこの季節はちょっと残念だ。ただこれは「好きな人はこっちも好きかも」と思うくらいの範囲であって、致命的な問題というわけじゃないとは思う。
 これはつけ汁が豚骨魚介であることも幸いしているのだろう。
 豚骨魚介はこういう麺とさほど相性は悪くない。

 で、私はここで何を強調したいかというと、麺の弱さではなくこの店の具の強さだ。

 今書いたように、春や夏に食べるたむらのつけ麺より、この麺は好みじゃない。しかしそれでもガツガツと食べてしまった。そうさせるパワーを、この具が持ってることに改めて気がついた。

 文章をほめる時の表現に、「読ませる」という言い方がある。文章そのものに力強さがあり、読者が「読んでやる」ではなく、思わず引き込まれて読み進めていってしまう、そんな文章。「読ませるね~~」などと使う。

 そういう表現を借りるなら、さしずめ「食わせる具」ということになるだろうか。

 チャーシュー、メンマ、煮玉子。この3つが際立ってうまい。
 そしてこれらと一緒に麺を口に運べば、おかずと御飯みたいなもんで、いくらでもガツガツと食えてしまう。

 前々からこの店は具がうまい、丁寧な仕事をしていると思っていたのだけども、ここまで「食わせる」とは、正直思ってなかったよ。

 麺が好みでなかったがゆえに再認識できたことだけども、これはこれでよかった。そして岩間さんがとてもかわいらしいのも、もちろん素晴らしい。(^O^)(^O^) 是非長続きしてほしいところだ。

らぁめんたむら@布施
らぁめん たむら(2)@布施(加筆アリ)
食べログ

突然食いたくなったものリスト:

  • カレーうどん
  • 赤福
  • とんかつパフェ
  • 長田うどんの釜揚げうどん

本日のBGM:
Game World /パパイヤ・パラノイア

とてもかわいくていいのですよ。




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 今年いっぱい(12/30まで)で店をたたむという話を聞いて、和歌山市駅近くにある自走式バスラーメン店、○栄に行った。

 閉店の話を聞くまでこの店の存在自体を知らなかったんだけど(^^;、バスラーメン店自体は大昔の記憶の中に小さく残る、懐かしい思い出だ。その店はどこの店だったかなんてもちろん覚えてないけれど、数枚の画像でしか記憶に残っていないシーンはみんな冬だったような気がする。当時、バスで店をやってるなんて、それだけでミラクルに感じたものだ。

 バスラーメンはまだいくつか残っているらしいが少なくなっているのは事実だろうし、もうすぐ閉店ならレア感だってあるし(^^;、もし時間ができたら行ってみようと思っていた。

 で、逃避も兼ねて、うまい具合に時間ができましたよと。(^O^)
 まあむしろ、どこでもいいからクルマでぶっ飛ばしたいという衝動がまずあって、目的地を作った方がやりやすいというだけの話だったりするのだけどね。

 一般道のみで行ったら案外遠くて(^^;、1時間半弱かかった。
 外気温は0℃(たまに凍結警告のために道沿いに設置されている温度計にて)。晴れなのでもちろんビート氏はフルオープンだっ!\(^O^)/

 国道24号線に出て紀ノ川に沿って西に向かう。知らないうちに国道から外れて県道14号線になってたが、まあいいや。(^^;
 さっきまで川の北側を走っていたのにいつの間にか南側に渡らされ、また川沿いの道を西へ西へ。......しかしこの道がとても気持ちいい! 適度なカーブ、信号少なし景色よし。(^O^) こういうクルマに乗っててたまらん瞬間だなぁ。

 いやそれはいいとして、○栄ですよ。

 南海和歌山市駅の真正面の道を駅から100mほど進むと赤い提灯が見えてきて......をををを、これだーーーッ! バスラーメンはやっぱりインパクトがあるなあ。







バスラーメン○栄@和歌山市

 おーさぶさぶさぶと、バス独特の折りたたみドアを開けてタンタンタンと3段ほどの階段を上る。中はとても暖かい。これだけでたまらん。(^O^)
 店内に入ると「そりゃバスだから」と納得の細長い空間が広がる。手前と奧とで半分に仕切られており、奥が厨房、手前が客席。もちろんバスのシートは撤去されている。2つ向こうのテーブルでは1組の先客がいい感じで盛り上がっている。近所でスナックでもやってそうな奥さんとその常連らしきおっちゃん2人。これまたなんともたまらんシチュエーションだわ。


店内@バスラーメン○栄

 奥さんが出てきて注文を聞いてくれる。中華そば(¥650)にしようと思ったが、こういう店ではやっぱりラーメンライス(¥850)かなと。
 普通は「中華そば」なのに、ライスがつくだけで「ラーメン」に名前が変わっちゃうアバウトさがたまらんね。\(^O^)/ そもそも店名が「バスラーメン○栄」だし。

 そこそこ待って出てきたラーメン(^O^)が、これだ。



ラーメンライス(¥850)@○栄

 具はメンマ、もやし、ネギ、チャーシュー、カマボコ。
 麺は普通の太さのストレート。
 スープは豚骨醤油の醤油メイン。いわゆるところの車庫前系。

 たまらんなあ。(^O^)

 いやもう、これはもうね、シチュエーション込みでたまらんのよ。
 バスで食うこともそうだし、1時間半もオープンで走ってきた体の冷え具合もそうだし、腹の減り具合もそうだし。
 そういうの全部ひっくるめて最高のご馳走がこの1杯。
 こりゃほんまたまらん。

 ふりかけ、たくあん2切れが付いてくるライスを片手に、ガッツガツと麺をかき込む。豚骨醤油の匂いの上からラードの香りが追いかけてきて、「ああ、ラーメンだよこれ。うひょひょひょ♪」と笑いが込み上げてくる。レンゲがないのでズズズーーーっと丼から直接スープを啜る。熱~~~い。(^O^)



単独では中華そば。(^O^)
麺近影


 いや、シチュエーションを差し引いた「味」そのものもいいんだよ(そういう切り分け方をする意味があるかどうかは別として)。店主が「他の店はスープを継ぎ足すからクサイ。うちは残ったスープは全部捨てて毎日新しく作るからおいしい」というスープは、地元ラーメンらしい地に足が付いた落ち着いた味を出している。
 派手さは一切ないけど。
 どう表現したらいいのかなぁ。5年前にまさに同じ和歌山の「車庫前系」の店、まるやまで食べて感じたことと同じことを感じた。
 つまり、「この味を求めて遠いところまで行くほどの味では全然ないけども、地元では愛されるべき味」というもの。近所にあって、生活の一部になるような味。非日常ではなく日常。ハレではなくケ。(^O^) そういう味のよさがわからんと、ラヲタとしてどうかは別として、人としてダメです。(^O^)

 閉店までにもう1回は来てみたいなぁ。
 できればまたビート氏オープンで。(^O^) そうやって行くことは、しょせんヨソモノに過ぎない私のような県外ラヲタが、地元の人たちや店に示せる礼儀のようなものですよ。(^O^)

 逆浸透膜方式の水を使用していることをやたらアピールしている。

 こういう店舗で逆浸透膜を使ってくれてると、とても安心できるね。

 バスそのものはまだまだ走れる。

 もう70歳なので運転中の事故を心配して「何もないうちに」辞めることにしたのだとか。

 おっちゃんはとてもクルマ好きだそうで、据え置きにしての営業は「ない」と。(^O^)(^O^)

「あのクルマ、寒ないか? ホンダの古いやつやなぁ」

 と話が始まった。クルマ好きなのですよ。

 バスは南海バスの10年落ちを120万円で購入して800万円で改装したそうだ。現在のバスは3代目で、10年目だとか。
 この10年で4万キロの走行。購入の時点でどのくらい走ってたかまでは聞いてない。

 まだまだ自走可能。

「人を雇ったらダメだけど、夫婦でやるんだったらいいよ。そらサラリーマンよりずっと実入りはいい」

 ということで、バスの買い手募集中とのこと。

 冷暖房完備。クーラー3台、ボイラー設置済み。

 どうかね? (^O^)

追記:

 走行距離は約80万キロ。
 南海バスの時代に約76万キロ、バスラーメンになって約4万キロ。

 全長約12メートル。路線バスではなく観光バスをベースにしている。

 売価は100万円くらいだそうだ。

 いくつかから声がかかっているそうだから、急げ急げ。(^O^)

 最終日の30日はオールナイトでやるとか。

 顔くらい出せと。(^O^)

 営業許可証を見るところ、どうやら正式名称は「バスラーメン」みたい。

食べログ

 ただ、営業時間は↑とは少し違うようだ。


19:00~26:00

突然食いたくなったものリスト:

  • ウェンディーズのJr.BBQバーガー(販売終了。。・゚・(ノД`)・゚・。)

本日のBGM:
E.G.G. /Cymbals






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 無鉄砲グループのつけ麺専門店。メニューにはラーメンも存在するが、現在はまだ出していない模様(ぞうすいも)。つまりやっぱりつけ麺専門店。(^O^)

 噂にはよく聞いていながらなかなか機会がなくて行けなかったが、やっと訪問することができた。


無心@奈良市

 本店と同様に食券制。
 麺はデフォルトで300gだ。

 他の無鉄砲の店と同様、店員がやたら声をかけてくる。(^^;
 客とのコミュニケーションというのは、増えれば増えるだけトラブルや客の不快感のリスクも高まるわけで、それを避けずに客の気持ちよさや品質の向上へとつなげようとする姿勢は(好き嫌いはあるだろうけど)評価されるべきだと思う。

 つけ汁は豚骨100%と魚介系スープとのWスープがある。これは食券では区別がなくて、注文の時に言う。
 何がおすすめかわからなかったので、今回はWスープにした。
 麺はデフォルトの300g(¥850)に加えて100g(¥100)増量。
 麺は「冷たいのがおすすめですが、あつもりもできます」と説明してくれた。
 これはいいね。
 あつもりのつけ麺ってのはどうなんだろうと私は思ってるけど、まあそっちの方がいい人もいるのは仕方がないし、だったらまあ対応はしてあげて、でも「おすすめは冷たい方」と店としての見解もはっきり示す。とても親切だと思う。
 あと、この店には電子レンジが置いてあって、いつでもつけ汁を再加熱できるようにしてある。

 ......と、非常に心配りがある店。
 私が他の無鉄砲の店に行った時というのは実はさほど多くないんだけど(京終、本町、木津川で合計5回くらい)、いずれもかなり混んでいて、ここまでの心遣いには気づかなかったなあ。

 待ってる間に少しだけ高菜を食べてしまったが、もちろん追い出されはしなかった。(^O^)(^O^)

 で、つけ麺。


Wスープつけ麺大盛(¥950)@無心

 具はチャーシュー、ネギ、メンマ。
 麺は14番極太ストレート。小麦は国内産。朝打った麺をその日のうちに出すそうだ。
 つけ汁は豚骨と魚介のWスープ。柚子と、Wスープにはプラス山椒が入ってる。

 まさに「豚骨ぅ!」という感じ。豚骨100%を頼んだ友人のに比べればさすがに私のWスープは度合いは薄まっているが、それでも何だよこの豚骨の存在感は。(^O^)
 しかも豚骨独特のニオイを感じさせないのも私にはありがたい。
 しかしその分、クサイのに比べれば「うまみ」は弱いのかもしれない。

 麺がみずみずしくて、ツルツルしている。そして極太である分、若干、つけ汁との絡みというかバランスが弱いかも。もう少しつけ汁が多めに口に入ればいいんだけど。
 これは魚スープが入ったためにスープの粘度が下がったから......と考えるよりは、麺が太すぎることが原因じゃないかと思う。
 ドロドロでもっと麺に絡むと思われる豚骨100%の方は別として、Wスープのつけ汁に関しては16番丸麺あたりでバシッと決まりそうな気がするなあ(長さや加水率はこのままで)。
 つけ麺の麺も別に、太けりゃいいってものでもないと思うんだ。

 麺そのものの味や食感は、さほど私の好みではなかった。しかしそれはここのつけ麺の中で大した問題じゃない(と思う)。
 ここのつけ麺はとにかく、豚の存在感を食う(^O^)のだと思う。
 つけ汁もそうだし、若干肉臭さを残しているチャーシューもそう。
 このつけ麺がたまらん、という人も多くいるだろうと想像できる味だった。

 途中で店員が「温めましょうか?」と声をかけてくれたのでつけ汁をレンジで温めてもらった。
 実は提供された時点でつけ汁がぬるかったので(何度も言うが、私はぬるくても構わない)、これはこれで新鮮な味わいを楽しむことができた。
 またつけ汁に細かく入っている柚子も、ありがちな「気持ちはわかるんだけど......」といった残尿感もなく(^^;、とてもいい感じでさわやかなアクセントとなっていた。

 今年食べたつけ麺の上位を脅かすものではなかったものの、再訪してみようと思わせるに充分な力を持ったつけ麺だと思う。

 次は豚骨100%だな。

 麺はほんとに400gあるのだろうか?と思うくらい少なく感じたが、それは麺の太さや盛り方の問題だったのかもしれない。

 ひょっとしたら400gは茹で後の重さかもしれないとも思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
 それも確かめに行かないとね。(^O^)

 スープ割りは豚スープ、鶏スープ、魚スープのどれで割るかを選べる。
 割ってくれた後、「このままでは薄いのでタレで味を調整して......」と説明してくれる。確かにテーブルには醤油ダレが置かれていた。気付かんかった。(^^;

 しかしこの醤油ダレを使うとキョーレツに天下一品の味に似てしまうのはどういうことだろう。(^O^)

 いやこれはこの店だけの話じゃないんだけども。

 この醤油ダレ、テーブルに要るかなぁ......?

食べログ

無鉄砲公式サイト

突然食いたくなったものリスト:

  • 綿麺のつけ麺

本日のBGM:
指先のロンリネス /仙道敦子
恋はパッション /EVE

仙道敦子の名曲。(^O^) 仙道敦子といえば『セーラー服反逆同盟』......ではなく、浅田飴パッションとSaSuKeのCMだ。浅田飴パッションのCMは結構ヒットして、仙道敦子の存在感とその挿入歌が印象的だった。ただCMに曲情報が一切なかったため、一部で(^O^)話題になった。仙道敦子のこの曲が入ってるアルバム(『La Fillette』)にはこれまた「PASSION」という曲も入っていてややこしいが、これは全然違う曲。この曲はEVEというコーラスグループの曲で、確か近田春夫の曲だったような。......で、彼女はゲボバ系飲料の元祖(^O^)であるところのSaSuKeのCMにも出ていて(忍者の役)、こんなものまでYouTubeにはあるのでこれも貼り付けておきます。




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 そんな季節がやってきた。

 今年のナンバーワン。

 今年一番うまかったラーメンは......。

 ああわからん。今年はそんなメモり方してない。(^^;

 行った回数の多い店だと、純情屋麺野郎綿麺らぁめんたむら一信竹麺亭......かなあ。

 これらの店は除くとして、今年はそれほど「お!」と思う新出会い店は少なかったかも。

 秀楽、坦坦、彩々、とっかり本店、闘竜ラーメン、はまんど......あたりは今年初めて行った。どれも新店ではないけども、みんなとてもよかった。
 一番は......坦坦、だろうか。いや、闘竜ラーメンだな。インパクトはないし麺は柔らかいし(^O^)、他の人に別にオススメはしないけれど、しみじみうまかったなぁ。京都の東京ラーメンに通じるしみじみ感。

 つけ麺はえぐち、塩元帥もそれなりによかったけど、こちらは圧倒的に光龍益光龍益はラーメンよりも夏季限定のつけ麺の方が好きだな。店主は不本意だろうけど。

 今年のニュースというか、トピック。

一信の閉店

 一番のニュースは一信閉店。これは本当に残念だった。
 いつか復活してくれることを祈っている。

・「一信@此花区
・「一信閉店ブログ

※追記:

このエントリについては、こちら↓からトラックバックをいただいていたのだが、

求職中の大阪のSEが日々を楽しむブログ   (No XXXX No Life)  一番好きなラーメン店 一信が閉店してました...
http://ouchicafespecio.blog40.fc2.com/blog-entry-77.html

 前のブログだったため、ちゃんと反映できていなかった。ごめんね。

資本系なんちゃってつけ麺専門店の出没

 「つけ麺は儲かる」ってのは今やギョーカイ的には常識だそうだ。「つけ麺バブル」とまで言われている。少なくともコンサルはそうやって店を煽っている。この↓あたりを見ていただければその「煽りよう」がわかるだろう。

・「つけ麺維新でつけ麺バブル
・「Let's 導入 つけ麺!(加筆アリ)

 そんな店だって客をバカだと思わなければちゃんとした商売はできるはず。なのに一部の店は......ちゃんとした商売をしたら損をするとでも思ってるんだろうか? そういう店を褒めるのはちゃんとした店に失礼で、ギョーカイ全体のためにもよくはないと思うんだ。いや別に私はギョーカイの人間じゃないけども、ギョーカイがちゃんとすれば明らかに恩恵を受ける人間ではある(うまいものが食える)わけで、結局は自分のためだ。


: ......そりゃああそこに比べりや質は落ちるかもしれんが、それとこれとは話が......。
: いーえ! 一緒です。ああいうまずい、単なる蕎麦粉の塊を平気で食べる人間がいるからこそ、いつまで経ってもうちの食堂はまずいものを出すんです。まずいものは食べてはいけないんです。まずいものを平気で食べることは罪悪です。まずいものを食べる人間がいなくなれば、やがて世の中からはまずいものがなくなります。そうでしょう?
── 麻耶雄嵩『翼ある闇』より。

 とはいえ、食ってしまったものは仕方がない。(^O^)

 私自身は、知ってて無コメントって態度も同じことだと思ってる。何というか、大阪のラーメンが10年前の暗黒時代に戻ってもいいの?と思うんだわ。いやまあ、そんなデカい影響力がないのは百も承知ながら、いろんな人が正直な意見を言うことが将来的には巡り巡って自分のためになると思うんだよね。

松原の309号線沿いの店って

 店の回転が凄すぎる。(^O^)


大きな地図で見る

 この場所は去年から数ヶ月ペースで、

げん家ラーメン ⇒ 藤崎奈々子は豚骨ラーメン ⇒ 神戸みなとや三宅丸 ⇒ こくうまっ

 と店が変わり、現在「テナント募集」となっている。
 あまりに生き急ぎすぎ。

☆ ぼくは誰よりも速くなりたい。寒さよりも、1人よりも、地球、アンドロメダよりも。
── 阿部薫。

☆ 一年は早い、百米十秒切るくらい早い。
── 立川談志。

 ここまで極端ではないにしても、藤崎奈々子小倉優子になったところは、だいたいアレな運命を辿っているようだ。

 で、そのほんの数百メートル南の場所も、これまで

黒兵衛 ⇒ べらしお ⇒ 京鴨らーめん 陣 松原店 ⇒ かんりん丸 ⇒ 創作麺屋 よふく堂

 と移り変わってきた。ググってみるとどうやらべらしおかんりん丸はべらしおフーズの経営で、アンテナショップ的な位置付けだったようだ。

 にしても、ここも移り変わりが激しい。

 この周辺には以前、ピノキオ四天王もあったが、現在はもうない。(ピノキオは店舗自体は残ってるけど)

 そういう意味ではここのまた数百メートル南にあるらーめん屋 薩摩には、是非頑張ってもらいたいところだ。行ったことないけど。(^^;

カドヤ食堂の評価の乱高下

 今年の1月に行って相変わらずウマいなあと思い、しかもマイ箸を使っているのに気づいて「洗いましょうか?」と声をかけてくれる気遣いに更にさわやかさを感じ、さすが大阪で最高レベルの評価を受ける店だととても喜んだ(ブログには上げてない)。

 7月には「Show Me The Way(大幅加筆)」というエントリで、『開業法・味づくり・経営のラーメンQ&Aブック―有名店主が答える』(旭屋出版MOOK)というギョーカイ向けの本について紹介した時、この本にあるカドヤ食堂店主の話がとてもよく、感じ入るものがあった。

 今年2月頃に自家製麺に切り替えたと聞いていて、切り替え後初めて行ったのが9月。「カドヤ食堂@今福鶴見」に書いたとおり、少し残念に思う味だったものの、それは過渡期的な問題としてさほどネガティブには捉えていなかった。というか、むしろその「志」を評価していた。

 ......というのが、今年のこの店との接点だった。

 この2度の訪問で、私はいずれも店主橘氏の姿を見ていない。店の奥にいたのか実際に店にいなかったのかは知らない。

 で先日、初めて店主橘氏と会う機会があった。

 ......あーあ。┐(´~`)┌

かわいい娘・嫁がっっ

 以上。

突然食いたくなったものリスト:

  • らぁめんたむらの煮玉子

本日のBGM:
ふざけるんじゃねえよ /頭脳警察


http://www.youtube.com/watch?v=DTTn-foIkDM

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開陽軒@東大阪

 悪趣味宣言(「本当の悪趣味を教えてやろうっっ!」)までしておいて、やっぱり行ってしまった開陽軒。(^O^)

 どう悪趣味かは↑のリンク先を見ていただくことにして、この店についてYahoo!で書かれている評価を冷静に分析すれば、

・「工作員」による評価偽装(最初の★3つの評価者はほとんどすべて、他の店の評価してないんだよなあ)
 ↓
・大阪で1位を獲得。
 ↓
・真に受けた人が実際に足を運んで、「それほどではないわいな」と感じる。
 ↓
・期待外れの上店員の態度に問題を感じた?
 ↓
・ネガティブ評価
 ↓
・Yahoo!の評価システムは最低でも★1つ(最高3つ)を必ず与えるシステムのため、酷評であっても「評価」がありさえすれば★がプラスされていくため、現在大阪地域で独走状態。

 あたりの展開が伺える。
 ポイントは、「それほどではないわいな」と「店員の態度によるネガティブ評価」なんじゃないかな。

 Yahoo!後半でのかなりキツめのネガティブ評価は、ほとんどが店の雰囲気や店員の態度について語っていて、味の評価はそれに引きずられる形になっているものが多い。

 だからどれだけ店員の態度が悪いのかと(^O^)期待して行ったみた部分は確かにある。うむ。ある。

 しかし私たちが行った時には店員の態度はいたって普通だった。この日は夫婦らしい2人で回していたが、この態度で接客していてあれだけヒドい評価をされるとは思えない。あるいは主人1人で回しているときは態度が一変するとか(^^;ならわからないけれど。どうもほめる方もけなす方も極端だ。
#そういえば、Yahoo!評価の中には店の入口に「Yahoo!で1位になりました」といった貼紙があるということだったが、見あたらなかった。

 期待していた(^O^)分だけ、普通の接客を少し残念に思った自分がいるのも事実でございますと告白しておこう。(^^;;;

 しかしまあ、不快にさせられなかったことはいいことだ。

 つけ麺(¥750)を頼んだ。聞くと麺は200gだという。悩みに悩んで、豚カツ&ライスセット(¥350)をつけることを決意するに至ったが、「売り切れました」の一言で玉砕。くぅぅ。(T-T)



つけ麺(¥750)@開陽軒

 具はネギ、半熟煮玉子(半分)、チャーシュー。つけ汁の中にサイコロ脂身と細かく刻んだメンマ。
 麺は中太でややウェーブがかかった麺。店頭に「特製手もみ麺」とあったが、これが何を意味するのか私にはよくわからない。
#「手もみ麺 (BIGLOBEラーメン帝国):BIGLOBEグルメ」によると、
手もみ麺 (テモミメン)

切り出した麺に不規則な縮れを加えるために、一玉一玉手でもんだもの。スープをよく絡み上げ独特の食感を堪能できる。東日本に多く見られる。

だとか。製麺時かゆでる直前かにもめばいいのかな。なんか普通に見えるけど、特別なことなんだろうか?
 スープは豚骨+和ダシだって。最初香りは感じたけど、魚介系なの?


麺近影


つけ汁近影

 スープはちゃんと取ってるように思える。
 むしろちゃんと取っているように見える分、味付けとか他のところでのダメさが足を引っ張っていて、「スープがかわいそうだ」と思った。

 つけ麺の説明はこういうの↓。



禁則処理くらいしろ

オーナーが独自
に創作した力作
これがつけ麺だ

 「This is The つけ麺」だと。ほぅ、なかなかの大風呂敷だ。

スープは豚骨で臭くないコラーゲンたっぷりのオリジナルスープで、和ダシとのダブルスープですっきりと飲み干せる。温度が下がるととろみも強くなる。

麺近影
 麺はどこの製麺所かわからないが、麺そのものも茹で加減もダメで、つけ麺でこれだとつけ汁がどうであってもダメだよ。(これきっと、普通の、ラーメン用の中太麺だね)  半熟煮玉子(半分)には味がない。メンマが入ってないと思っていたのに、スープ割りの時につけ汁の底の方からメンマの「カケラ」に見えるような小さく刻んだものが大量に発見される(てことは「具」としてわざと入れているんだろう)という無意味さ......。こんなもんつけ麺の具になりませんよ。チャーシューは少しパサついていて嫌いな人は嫌いかもしれない。私はさほど悪い味付けとは思わなかった。ただ冷たいまま出しちゃいかんと思う。  つけ汁には確かにトロミがある。「コラーゲン」と言われればそうなのかな。これ自体の味と食感は心地いい。  大勝軒のつけ汁から酢と砂糖を抜いて塩を大量に入れたような感じ。  とにかく、異常なくらいしょっぱい。  ごま油の香りがするのは気のせいかなあ?

 ......とはいえ、それでも「まずい」ほどではなく、「うまくない」程度だと思う。そのくらいの味。

 スープは普通に取ってるのに、なんでこんな仕上がりになるんだろう。
 もったいないなあ。

 うーん。

 で、接客が普通として、そういう評価を抜きにしてちゃんと見てみたら......なんだ、普通の、ほんとに普通の、ただのおいしくない店というだけじゃないか。やっぱりほめるのもけなすのも極端だと思う。

 ......にしても。

 そうですか、

「これがつけ麺だ」

 ですか。

 このへんは根本的なセンスの問題なのかもしれん。

 ちなみに例のつけ麺野郎さんも、似たようなコピーを使ってらっしゃった。(「つけ麺野郎@川西市」)



「これぞ、究極!」
by つけ麺野郎



「これがつけ麺だ」
by 開陽軒


 うむ。

 この方々はどの辺をもって、「これが」だとか「これぞ」だとか、「我こそはつけ麺なりぃ~」と断言されるんでしょうか。それが別に私の意見に合わなくても全然いいので、その根拠を示してほしいなあ。
 その店が考えている「つけ麺はこうあるべき」という形と、それにどのくらい自店のつけ麺が近づけているのかを語っていただきたい。

 で、これは単なる偶然ではあるけれど、もう1つ、つけ麺野郎との共通点が。

 この店もまたラーメン用に例の丼(「ラ丼を売らん」)を使っていましたとさ。



塩豚骨ラーメンの丼@開陽軒


つけ麺の丼@つけ麺野郎

 ちなみにこの柄の丼には2種類ある。


ラーメン横丁(黒)反6.0丼


ラーメン横丁(黒)6.5丼

 開陽軒で使われているのは「反6.0丼」、つけ麺野郎は「6.5丼」。

 うーむ、この丼、何かあるのか......?

 あと、これはつけ麺には関係ないのだけども......、ラーメンの具のもやしを、テボに入れて麺の茹で湯でゆでてる。
 この店だけじゃなく、たまにこれやってる店あるよね。
 あれ、やめた方がいいと思う。

 麺から溶けだしたアルカリの味なり匂いなりが味にいい影響を及ぼすはずがないもの。

「そんなん、ほとんどわからんよ」

 という姿勢も経営的にはアリかもしれないし、実際にそれは正しいかもしれないが、だったらそれを客に見せないようにするのもまた経営的な努力だよ。

「ああ、ここはコスト安になるのなら味が少々落ちてもいいって考えの店なのね」

 と思うもの。

突然食いたくなったものリスト:

  • 大阪王伊丹店の餃子&ビール

本日のBGM:
No Way Out(出口なし) /THE BEATNIKS






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 グラフついでに、クイズ。

 「即席麺家頁 インスタントラーメンポータルページ」という社団法人 日本即席食品工業協会がやっているサイトにあったデータから出題。



即席めん世界総需要推移
2009年4月27日現在
世界ラーメン協会(WINA)


 さて、世界でインスタントラーメンを消費する量の多い上位5位の国はどこでしょう?

順位データ国名
1中国・香港
2インドネシア
3日本
4アメリカ
5ベトナム

 答えは白にしてあるので、選択状態にすれば見られます。
 5連単的中させたら凄いよ。

 ......にしても1位がダントツ過ぎる~。(゚Д゚)

 2位もなかなか凄いけどなあ。
 「1位、2位、その他」みたいな感じだよね。

突然食いたくなったものリスト:

  • やきそばUFO

本日のBGM:
One Foot Back in Your Door /ROMAN HOLLIDAY






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※このエントリにはあまりいいことは書いていません。そういうのがイヤな方は読まない方がいいです。

 浪速区にあったあほいちが閉店しましたよ。



before


after

 うむ。

 2009/11/27現在、工事が行われている。
 工事をしている人に尋ねたところ、ほぼ1ヶ月前にあほいちは閉店。その後2週間ほどで次のテナントが決まったそうだ。次もまたラーメン店らしいが、その名前は知らないという(そりゃそうか)。あと1ヶ月も経てば新店がオープンするとのこと。もちろん前とは違う人の経営だそうだ。

 私の書いたとおりになった。(「あほいち@浪速区」)
 別にうれしかないけれど。

 しかし5月に開店して10月に閉店か。
 早い、早すぎるよ。
 こういう時、慌てた方が負けなのよね。

 ラーメンに比べて比較的客単価の高いつけ麺が「ブーム」と言われているうちは、これからもこういう店が出来てはすぐに消えていくんだろうな。

 ......と思ったら、こういうニュースが。

 「モラージュ佐賀」というのは佐賀県佐賀市にあるショッピングセンターだそうだ。
 そこのニュース

[ラーメン] 麺屋あほいち

所:北館1F-レストラン街 拉麺開花
TEL:0952-28-0019

10/3ニューオープン!!吉本芸人がこよなく愛す、大阪名物つけ麺。九州初出店です。

 にゅ、ニューオープン?!

 「拉麺開花」はそのレストラン街にあるラーメン屋がいくつか集まった一角のようだ。

 このコピー、いろんな意味で「......。」なのだが、それはそれでとりあえず置いといて......、ナニコレ?

 この↓ブログにこんな記述があった。

インパクトのある店名!大阪・難波のつけ麺ラーメン『あほいち』(はっしんの得する情報)
http://hasshin.livedoor.biz/archives/51589946.html

そして驚くことに、あと1ヶ月ほどで

"佐賀"に移転してしまう!らしいです。

(オーナーの地元が佐賀県とのこと)

 これは2009/10/11時点での記述だ。

 移転......か??

 しかし、佐賀で10月3日オープンなのに、10月11日時点で「あと1ヶ月ほど」とある。

 となると、この2つはほんとに同じあほいちか?という疑問も出てくる。たまたま辻褄が合うだけで、名前が同じ別店じゃないかと。

 しかし、この↓ブログの写真を見ると......。

麺屋あほいち@モラージュ佐賀「拉麺開花」
http://imagine.sagafan.jp/e159052.html

 この4枚目の写真。毛筆(に見えてほんとは毛筆フォント)で御託が書いてある布きれ。

 あらら......。

 これと大阪の店で撮影したこの写真↓とを見比べるよろし。



僕らの思いです

 うひゃあああああああ。(^^;

 ......ま、そういうことのようだ。
 しかしこの布きれ、「あほ壱」だったところが「あほいち」になってるので、一応別のものを使ってるようだ。
 リニューアルだからね。
 1ヶ月ほどは大阪と佐賀で開店期間がかぶってたのかもしれないね。

 ......にしても。

吉本芸人がこよなく愛す、大阪名物つけ麺。

 とは......。

 まあ吉本芸人がどうたらというのはよくわからない。NGKからさして近いわけでもないけれど、このへんなら芸人が住んでてもまったく不思議じゃない。ただ、いくら「こよなく愛す」と言っても、この店はここで半年も営業してないんだよ。orz
 ちなみに「こよなく」とは、

こよなく
(副)
〔形容詞「こよなし」の連用形から〕この上なく。比類なく。よい意味に用いる。文語的な言い方。
「私が―愛した女性」「―晴れた青空」

 という意味らしいがな。

 ......いや、それはいい。

 それよりも何だこの、「大阪名物」ってのは????????

 てめー、言い切りゃ勝ちか?
 いつ名物になった?
 誰がした?
 繰り返すがお前は5月開店10月閉店の、早すぎるよスレッガーさんだぞ。

 ッタク。

 この↓ブログでも、

麺屋あほいち(ラーメンうめぇ~☆)
http://blog.livedoor.jp/inachan_ramen/archives/1005035.html

私は九州人だからあまり好みではなかったが大阪では繁盛しているみたい。

 なんて書かれてる。。。・゚・(ノД`)・゚・。
 してないしてないしてないしてない。してないんだよ。中村屋ッ!

 いや、ブログ主さんが「あまり好みではなかった」のは、単にこの店がダメなだけなんです。大阪の人間がこれを喜んで貪り食ってるとは思わないでくださいお願いします。m(_ _)m

 おいあほいちさんよ~、言うにことかいて「大阪名物」はないやろぉ。
 大阪に何か恨みでもあるの?
 なんでアンタに無理心中を仕掛けられないといけないわけ?
 巻き添えにしようとするなよ。

 ......あ、ひょっとして「大阪名物」って、あれか、

 ひったくり、二重駐車、あほいちか。

 わかった。それならいいや。

・向こうでも値段は変わらず¥680。物価の違いを考えると......。

・写真を見る限り、具にキクラゲが加わっているようだ。

・以前は六厘舎ふうに魚粉を味のりに載せてつけ汁に浮かせていたが、今は魚粉を麺に直接(!)載せているようだ。えええええええええええええ??? それってどうなんだろう?

・写真を見る限り、店内は相変わらず仮設っぽい。(^^; まあこれは仕方ないか。

 でもまあ、佐賀で心機一転、1から頑張ろうというのならそれでいいと思う。
 「大阪名物」の看板も、勝手に使えばいいじゃない。

 でも今現在、ネットで上がる評判もほんの数件。
 どうも九州人の口にも合わないみたいだよ。

 どうするんだ。

突然食いたくなったものリスト:

  • チーズバーガー!!

本日のBGM:
ぱなしのはなし /豊田エリー

婚約記念。




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 先日、ラーメン大賞掲載の『KANSAI一週間』を買うためにコンビニに行くと、『最新ラーメンの本 Vol.1 (2010) 関西版』という雑誌が目に入った。体裁としては去年の『最新!最強!究極のラーメン 2009 関西版』(ぴあ)や『ラーメンWalker関西 2009』(カドカワ)と同様の、A4のもの。



最新ラーメンの本 Vol.1 (2010) 関西版

 『噂のラーメン 2010 関西版』に続き、2009年の年末ラーメン本ラッシュ(^O^)の先陣を切る(『最新!最強!究極のラーメン』は今年も出るらしい、meetsの『めんライフ』も取材してるという噂)ということで、とりあえず購入した。

 パラパラとめくる限りなかなか新鮮な部分もあり、少なくとも選店に関しては面白いと思った。
 ただ、どうも本全体からウサン臭さというか、困った感というか、そういうのがにじみ出てくる。(^^;
 それぞれの店についての紹介文を全部は読んでいないけども、現段階での感想を箇条書きに。

 まず第一印象的な感想。

  • 掲載店、写真、見せ方を見ても、去年出た同体裁の本(『最新!最強!究極のラーメン 2009 関西版』『ラーメンWalker関西 2009』)に比べてクォリティが高い。(掲載店舗数は一番少ないけど)
  • 特にラーメンの写真がいい(といってもmeetsほどにはよくないが)。掲載店があまり多くない分、1店ごとに割かれているスペースは他の2冊に比べても大きく、しかもその半分以上をラーメンの写真が占めているので、非常に解像度の高い写真が使われている。これだけでもちゃんと取材に行っていることを伺わせる。(たまにかなり解像度の悪いデジタルデータを使ってる本があったりするんだよ)
    追記)後でよく見たらさほど写真はよくなかった。(^^; 特に麺、器、ネギの白が飛んでいるのとか。ピントがちゃんと合ってない(あるいは解像度が足りない)写真もある。ダメだなあ。小さい面積なら大丈夫なものも多いのに......。
  • しかしこの本はこの体裁にする必要があるんだろうか。この本は(恐らくポリシーとして)、店の紹介記事の範囲の6割のスペースをラーメン(つけ麺)の実物写真にあてている。そしてこの体裁にこの店数なので、どの店も1ページor1/2ページのスペースがある。確かに迫力はあってうまそうに見えるが、もっと別の見せ方も出来るだろう。かなり贅沢なスペースの使い方だ。言いたいのは、この大きさでは持ち運びが非常に不便だということ。この店数ならもっと小さくできるはず。「食べ歩き」を前提とするなら、(作る側の都合ではなく)使う側としては小さい方がいいに決まっている。そういう視点で作ってくれたらいいのに。(まあ実際はムックという形態でこういう本を、という話だと思うから、企画そのものがまずガワありきなんだとは思うけど)
  • 見せ方にいろいろ新鮮さがある。これはやっぱり「(関西)外の人」が関わっているからだろう。度合いはどうあれ。これはいいことだよ。
  • それぞれの店の紹介文自体はごくごくオーソドックスなもの。
  • 索引は「50音別INDEX」と「エリア別INDEX」。50音別は「ラーメン」とか「中華そば」「麺屋」みたいなマクラコトバは無視した使いやすいものになっていて好感が持てる。
  • 大地図がないのが残念。店舗紹介部の個別地図は完全に最寄り駅から行くことだけを念頭に置いて作られている。このあたりは『首都圏版』の流れを汲んでいるのだろう。東京以外では自動車や自転車での移動も普通だということを、誰か石山氏に教えてあげてください。
  • それぞれの地図には「地図ID」と呼ばれる番号をつけられていて、ケータイから『ラーメンの本 ケータイ地図サイト』にアクセスしてこの番号を入力すると地図を見ることができる。あと、このサイトではクーポンもあるそうだ。私はあまりいい印象を持たないけど、便利な人には便利だと思う。

    これはこれで便利だけども、本にも掲載してほしい。
  • クーポンにしろ地図にしろこの本に載せずにわざわざケータイにアクセスさせるところに、ちょっと商売の匂いが漂ってくるね。(^O^) どう考えても彼が監修しているというラーメンサイトへの導入だもの。

 ここから、ちょっと読んでからの感想。

  • このシリーズは『首都圏版』がここ3年で既に5冊も出ているそうで、これだけ出てるってことはそれなりの人気があるのだろう。その勢いに乗って? 今回初めて『関西版』が出たと。
  • 監修者の石山勇人氏は、
    TV・ネット・雑誌などさまざまなメディアでラーメンを発信し、その取材軒数は900軒を超える。カップ麺や、実店舗の商品開発など、ラーメン業界の盛り上げに尽力。NTT docomo・au・Softbank公式サイト「快食! ラーメン情報」監修。 株式会社タウン情報全国ネットワーク所属

    ブログ
    http://ramenman.at.webry.info/

    だそうだ。
  • 前書きによると、このシリーズの姿勢として、
    過去1年以内にオープンしたラーメン店を根幹に、毎回新規取材を約100軒に設定し、新鮮な情報をお届けしている。

    という。ただ関西版は第1弾ということもあり、
    新店枠は基本的に3年以内のオープン店。そして絶対的な人気店を掲載するために2000年までを下限とし、はずせない店も新店枠でカバーした。また、関西には人気の老舗も多くあるので、2000年以前オープンの名店枠も設けた。

    のだと。つまり関西版は初めてなのでかなり掲載・取材対象店の幅を広げたということ。
  • で、そこまでして掲載範囲を広げた『最新ラーメンの本 Vol.1』に掲載されているのは101店。一方、最新の『最新ラーメンの本 Vol.5 首都圏版』の掲載店は256店。東西の市場規模の歴然とした違いを感じるね。
  • 「101店」なんて微妙な数字、100店台に乗せるために何とか頑張った感があるもんねえ。(^^; それに比べて『首都圏版』の256店はキリのいい数字でいいなあ。(^O^)
  • おそらく101店ではこの体裁の雑誌のコンテンツとしてはスカスカなのだ。次も『首都圏版』と同じ基準でこの体裁のVol.2を作ることができるのか大いに疑問だ。......日本第2の商圏でもこうなんだもんなあ。胃袋の数の絶対的な違いは如何ともし難いですな。
  • この本を見ると ── これはきっと「市場規模の違い」ということも関係するのだろうけども ── 、東西の文化的なギャップを感じて、こちらではどうも馴染まないと思う点がある。この本は、石山勇人という「ラーメンプロデューサー」なる肩書きの人物を前に押し出しすぎだ。はっきり言うとこの本で一番目立っているのはラーメンではなく石山勇人。つまりこの本は「ラーメンを宣伝する本」ではなく「石山勇人を宣伝する本」なのだ。

    どの文字よりも大きい「石山勇人」の文字

  • おそらく首都圏くらいの規模であれば「ラーメンプロデューサー」だとか「ラーメン評論家」のような「プロ」が成り立つほどの余裕が市場にはあるのだろう。プロであれば、石神氏なり大崎氏なり石山氏なりのように自分の「名前」の価値を高めブランド化して売ろうとするのは当然のことで、商売として何ら非難されることはない。
  • しかしそれは実は日本でも首都圏くらい大きな規模でやっと成り立つ程度の、実にローカルな商売なのだ。関西で「第一人者」と呼ばれている人たちのほとんどがアマチュアなのは、彼らのポリシー云々以前に、関西程度の市場規模ではそんな商売は成り立たないからだ。
  • だから関西にはそんな(石山氏がやっているような)商売の文化はない。この本はこのあたりをわからずに首都圏版の手法をそのまんま関西に持ち込んだように思える。
  • 例えば明らかな広告ページである「エースコック×石山勇人 「ベジポタ」カップ麺開発プロジェクト」というページが、この本では目次の中に堂々と登場する。広告扱いではなく記事扱いなのだ。好き放題。実際の広告も、石山が監修するラーメンサイトなど、記事、広告と至る所に石山氏の写真が登場する。
  • 友人は「名前からして石神のパクリ」と言っていたが(^^;、それはいくらなんでも言い過ぎだ。(^O^) 辻調理師専門学校と辻学園TEC日調ほどには似てない。
  • 石山氏のブログのこの本の紹介記事(「ラーメンマン監修「最新ラーメンの本 関西版 Vol.1」発売開始!! 」)によると、

    〇掲載店内訳
      2000年以降(基本的に2007年以降)オープン85軒
      2000年以前オープン16軒
       最初、首都圏同様に1年以内オープンでリストアップしたところ、紹介したい名店を多く逃してしまっていることに気づいたので、老舗のセレクトの意味合いも含め、今回は上記のくくりになりました。

    今回は関西本ということで編集を関西の会社にまかせ、東京からコントロールするという特殊な方法だったので、ある意味首都圏版よりも苦労しました。

    とある。誰がリストアップし、誰がそこからセレクトしたのか、東京からのコントロールはどの程度までのものだったのかなど、この記述からでは石山氏のこの本への関わり具合がよく解らない。
  • だからこの本への批判がそのまんま石山氏にだけ注がれるべきかどうかはわからない。そのあたりは読んでる人、よろしく。
  • この本を見て関西で「石山本」がブランド化しないだろうと感じるのは、石山氏が関西のラーメン事情にさほど詳しくもなさそうだというのがにじみ出ているから。というか、逆にこれがブランド化されてしまうと関西のラーメン史がねじ曲げられ既成事実化されかねないぞという危惧まで抱いてしまう。以下、その話。
  • 例えば巻末附近に掲載されているPAPUA氏、としむね氏と石山氏との対談。PAPUA氏、としむね氏は両氏とも『KANSAI一週間』誌上でその年の「ラーメン大賞」の選考にあたる「四天王」のメンバーで、関西のラーメン界では結構な権威(?)だと思う。おそらくはこの本の編集にも何らかの形で関わっていると思うが、そのへんは明かされていない。
  • 「石山・PAPUA・としむね3者麺談。」と題された3ページのこの対談記事は、後半はともかく、前半がかなり雑。
  • 対談は石山氏が「関西のラーメン界といえばまずこの方々」という2人に関西のラーメン事情について聞く、という進み方をする。まず現在の関西の流行について、「2008年から翌年にかけてのつけ麺ブーム」(P)があると言う話が出る。その中では「自家製麺の存在も大きい」(と)という話になり、話はこう進む。

    石:自家製麺を関西で注目させたのは『麺哲』あたり?
    P:そうですね。
    と:正確には『麺哲』の庄司さんが店長を勤めていた『秀次郎』です。
    石:そうすると大阪に自家製麺の概念を持ち込んだのは、庄司さんなんですね。
    何だこの頭の悪い受け答えは? (^^; いやワトソンよろしく、話を引き出すためにインタビュー側がバカを演じるというのは手法としてあり得るけれど、これは関西のラーメン本の監修をした人間から出てくるべき質問じゃない。
    だいたい何だよその、「自家製麺の概念」って。「『自分の店で麺を打つ』という考え方」ってことか?
  • 「自家製麺を関西で注目させた」から「大阪に自家製麺の概念を持ち込んだ」にいっちゃうのは論理的思考能力に問題があるし、それ以前の問題として、関西には2000年代まで自家製麺をやってる店どころか「自家製麺」というやり方が存在することすら誰の頭にもなかったと思っている程度には関西をバカにしているってことだ。
  • 〇掲載店内訳
      2000年以降(基本的に2007年以降)オープン85軒
      2000年以前オープン16軒

    を石山氏自身がどの程度実際に取材したのかわからない(一応、「今回関西版を発刊するにあたり新店100軒以上を食べ歩いた」と言っているので全店取材したのだと思うけども)が、新店と老舗店ばかり取材していれば、確かにそういう歪んだ認識にもなるだろう。(首都圏の場合は彼は昔からずっと食べてきただろうから、そういう知識の偏りはないだろう)
  • としむね氏はこの話を、
    と:古くから自家製麺を扱うお店は色々あったんですけど、もっと麺に注目しろって言ったのは『秀次郎』だったんですよね。
    とフォローしている。ちなみに金龍(1982年創業)でさえ(といえば語弊があるが)自家製麺でやってたんだよ。一時(90年代前半)中断したし、今は知らないけど。
  • で、対談は次に進んで、関西では全粒粉を麺に入れる店が多くなっていていて、これは関東には見られない関西特有の流行だ、という話になる。

    石:関西はなぜそんなに全粒粉を使うんですかね? 関東ではそんなに見かけないのに。
    と:本格的な流れで言うと、やはり『高倉二条』ですね。
    石:やはり『高倉二条』ですかぁ!!
    これもちゃんと会話が成り立っていなくて、「なぜ関西で全粒粉?」という問いには誰にも答えず、
    石:中華麺は通常かん水が入るため小麦の風味が飛んでしまいますけど、全粒粉は香りが残りますよね。かなり強く(笑)。なので濃厚なスープに入っても決して負けませんから、そういう意味では魚介豚骨の潮流を迎合するのかもしれません。
    というまとめにならないまとめになってしまう。これじゃ「なぜ関西で?」の答えにはならんわな。こんなまとめでいいなら、むしろ関西よりも魚介豚骨が受け入れられている関東で「そんなに見かけない」のはおかしいじゃないか。
    #まあ一応、「迎合」という言葉の使い方が間違ってるという指摘もしておこうか。
  • で。この直後(直後、ですよ)、こういう話になる。
    石:関西におけるつけ麺の草分けが『麺哲』だとして、では大阪に魚介を持ってきたのはどのあたりだと思いますか?
    P:魚介は『洛二神』ちゃうかなぁ。
    石:やはり、『洛二神』でしたかぁ! 僕もそう思っていました。
    おいおいおいおい。「関西におけるつけ麺の草分けが『麺哲』だとして」って、さりげなく前提にするなよ。
    なんだこの雑な会話は? そんな話、これまでどこにも出てきてないぞ。出てきたのは、『麺哲』庄司氏の「もっと麺に注目しろ」という姿勢が関西での麺重視の気運を呼び起こして、それが今日のつけ麺ブームにつながっている、という話だ。どうしてそこから「関西におけるつけ麺の草分けが『麺哲』」という話になる? いくら編集が入って端折られている可能性があるとはいえ、PAPUA氏、としむね氏がそんな認識を持っているとも思えないので、この発言はやっぱり石山氏の妄想だろう。(両氏も指摘してやれよとも思うが、話には流れというものがあるし、「お客さん」である立場で聞かれてないことまで話すわけにもいかないだろうから彼らを責めるとかわいそう)
  • こういう、話になってない話(言ってもないことを前提としたり、問いかけたことに答えがないまま進んだり)をそのまんま記事にして出してしまうところに、読者をナメているというか、あるいは出す方の「これでよかろう」という姿勢を感じるんだよなあ。
  • このあたりと「やはり○○でしたかぁ!」という受け答えも含めて、何だろうなこの石山って人。○○っぽいなぁと思ったり。
  • それ以降の対談は取り立てて挙げるほどの変なことはない。ただ少し「ラーメン」と「つけ麺」の言葉の使い分けが乱暴だと思うところがあった。例えばとしむね氏のセリフとして、
    と:関西のラーメンってどういうイメージなんですか? ぼくらからしたら関東は「濃厚魚介豚骨」「極太麺」っていうイメージなんだけど。
    とあるが、これはおそらくつけ麺の話だろう。もし本当にとしむね氏がこう言ったとしても、(現場では話が通じているはずだが)これは編集がちゃんと変えるべきだ。
  • ところで、「魚介」って何だろう? 水産動物を指すという考えもあれば水産植物(昆布など)も含めるという考え方もある。分類上はどちらもアリのようだが(つまり広義か狭義かと)、この本で言われる「魚介」は恐らく昆布などは含めない。ラーメン業界に限って言えば、節類、煮干、魚粉あたりになるだろう。そういう使われ方を通常はすると思う。ところがどうも、これについてもかなりあやふやな使い方をしているように思える。つまり......。
  • 先の対談の一部を再掲する。
    石:関西におけるつけ麺の草分けが『麺哲』だとして、では大阪に魚介を持ってきたのはどのあたりだと思いますか?
    P:魚介は『洛二神』ちゃうかなぁ。
    石:やはり、『洛二神』でしたかぁ! 僕もそう思っていました。
    ここで言う「魚介」って何だろう? 洛二神が登場した時に衝撃だったのは、関西に「Wスープ」を持ち込んだことだった。「Wスープ」とは動物系のスープと魚介系のスープを別々にとり、それを提供する時に合わせるやり方。別々のスープを直前で合わせることで、丼の中でそれぞれのスープのエッジが立つ。
    この「Wスープ」の上陸はなかなか衝撃だった。実際、洛二神はかなりの間行列の絶えない人気店だったように思う。ただ、この時の衝撃は「(それまでになかった)魚介が来た」というものはなく、「別々に取って、合わせる」という手法が、魚介の存在感がそれまでになく味わえて新しい!というものだった。
    それまでにも関西では普通に魚介の材料は使われていたのだが、それはいずれも動物系と一緒に煮出すもので、できあがったスープの味わいは動物系、魚介系が融合した角の丸いものばかりだった。だからこそWスープの手法が衝撃だったのだ。
    例えば1993年オープンの(「バン麺」で有名な)ラーメン樹は当初から鶏ガラ、昆布と共にカツオ節を使っているし、自家製麺でもあった(というか、製麺所がラーメン屋をオープンした)。1999年創業の純情屋だって開店当初からふんだんのカツオ節を使っているが、別にそれが珍しい技法ではなかったはずだと言っている(但し純情屋のラーメン作りは東京がルーツ)。ちなみにここも自家製麺。
    ということで洛二神以前にも「魚介」を使うラーメンは普通に存在していた。そういう状況を踏まえた上で↑のやりとりを見ると、ここで「魚介」という言葉は「Wスープにおける魚介」というかなり限定された意味で使われていることになる。それならそれでいい。そういう意味で使い続けてくれれば。......しかし実際にはそういうわけではなく、この石山さん、本当に関西では洛二神以前にラーメンに魚介が使われていなかったと思っているようなのだ。
    虎一番紹介文(の一部)
    中華料理に長年勤しんだ店主が、魚介系ラーメンのパイオニア・新宿『麺屋武蔵』の影響を受けて開業したのが2000年。関西のラーメン事情に魚介文化がまったくなかった頃だ。

    何を根拠に言うてるのかと。(゚Д゚) だいたい虎一番が2000年に初めて関西に魚介文化を持ち込んだのなら、さっき言うてた洛二神の立場はどうなんねん(洛二神は2001年創業)。
  • 老舗である竹家ラーメンですら「削り節」を使っているのだし、あるいは1990年代にカツオ節を使っていると公言していた店だけでも、北野八番亭めん馬鹿一代神戸っ子あおによし好房......月光仮面道頓堀ラーメンくらいなると言わずもがな(^^;で、まあとにかくもうちょっと言葉の使い方を何とかしてもらえませんかね、というところ。
  • なんでこんなにしつこく書くかというと、石山氏はどうも本当にそのまんま素の意味で「2000年。関西のラーメン事情に魚介文化がまったくなかった頃」という認識を持っていそうな気がするのだ。「関西のようなラーメン後進地にそんなものがあったはずがない」とね。まあ実際後進地だったんだけどさ、東京の、関西のこと全然知らない三十男にそういうこと言われると、気に障るわけよ。(^O^)
  • で、そういう「後進地」認識のもう1つとして、こういうのもある。
    ろおじ紹介文(一部)
    関西に魚介豚骨旋風を巻き起こした『高倉二条』が、まだ関西につけ麺の概念が浸透していなかった2006年、つけ麺を西に広めたいと開業した2号店。

    2006年に「つけ麺の概念が浸透していなかった」? どうなんだろうなあ。私自身は早くから純情屋に行っていたので1999年時点で食べていたけども、まあそれは特殊な片田舎の事情ではあるわいな。そこで手許にある2006年の『KANSAI一週間』第3回ラーメン大賞(これ以前のは持ってない)を見てみると、2006年には既に「つけ麺部門」が存在している(大賞:しゃかりき 優秀賞:大吾郎商店麺座ぎん いずれも2004年創業)。またこの年総合部門で大賞を取ったカドヤ食堂も、この時にはもう「つけそば」をメニューに入れている。さて、こんな状態なのに、「まだ関西につけ麺の概念が浸透していなかった2006年」と断言できるのか。
  • 勝手に関西のラーメン史を捏造するな」と言いたいわけですよ。
    いやほんと、もしこの本が売れてこの先もずっと関西版が刊行され続けたりすると、関西のラーメン史が石山氏の浅薄な知識で勝手に書き換えらないとも限らない。......あ、もちろん「浅薄な知識」というのは関西ラーメンに限った話ね。首都圏のラーメンに関しては凄いんだと思うよ。よく知らないけど、プロだし。
  • とまあ、そういう感想でした。

突然食いたくなったものリスト:

  • チキン南蛮

本日のBGM:
リンダリンダ /THE BLUE HEARTS

キャプテンレコードのシングルを借りて聴いたようなような記憶が。同じ時に有頂天の「心の旅」も借りたと思う。




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 3度目の訪問。食ったのは2度目。

 確か去年の年末に出た『究極のラーメン』に載ってる鶏塩ラーメンの写真にやたらソソられて向かったのだ。しかしどうやらその日は早じまいしたらしく、閉店していた。

 2回目に訪問した時も鶏塩ラーメンを目当てに行ったのに、行ってみると味噌つけ麺があって、しかも期間限定でもうすぐ終わるという問答無用の誘惑に負けて、やはり鶏塩ラーメンは食えず。(^^;

 その時隣で友人が食ってた鶏塩ラーメンをちょいと食わせてもらったらやたらうまかったので、次は絶対食おうと決心した。
 ちなみにその時食った味噌つけ麺は......あまり記憶にない。(^^; メモを見ると......

・太平麺
・脂そこそこある 塩強め
・平麺はよくからんでいる
・丼を温めるために湯を沸かしてる
・少しだけ口に残る薬っぽさは何?
・味噌はもっとうまくできる
・しめじがもう少し工夫があれば......
・鶏塩ラーメンはとてもうまい
・3.8/5

 などとあった。
 この時の話を私はエントリに起こしていないようだ。(「ようだ」ってねえ、自分のことなのに(^^;) てことはこの味噌つけ麺に関してはこれといって書くべきことがなかったんだろう。フツーだったと。(^^;

 で今回、とうとう念願の鶏塩ラーメン(¥750)をいただくことができたというわけだァ、ドンドン。\(^O^)/



鶏塩ラーメン(¥750)@麺屋彩々

 具は菊菜、鶏モモ肉、メンマ、ネギ、梅肉。
 麺は普通の太さのややちぢれ麺。
 スープは鶏ガラ清湯。香り油が浮かせてある。

 ああ、やっぱりいいねえ。
 塩ラーメンの一番のポイントである塩加減はちゃんとクリアしてる。この塩加減は少し陣護を思い出した。
 うま味が出てるいいスープだ。......まあ、店内説明文にある「鶏の旨みの塊」というほどの怒濤感とまで言うにはためらうものの。(^^;

 「香り」も塩ラーメンでは重要なポイント。私は塩ラーメンは香りで食べるラーメンだとまで思っている。(^O^)
 このラーメンでの香りはメンマと菊菜だった。特にメンマの香りは素晴らしく、気持ちよく麺と共に入ってきた。
#ただ、メンマの味の方はは香りほどいいとは思わなかった。なんかビターチョコレートみたいな味がした。(^^;

 浮いてる油 ── 鶏油かなあ? ようわからんがこれもいい香り。

 鶏モモ肉も、やわらかくてとてもよかった。
 ただ......。
 『究極のラーメン』には提供する直前にロースターで焼くと書いてあるのだけど、これ本当かなぁ?
 肉自体はとてもおいしかったものの、ロースターで焼いた香ばしさはまったく感じられなかったんだ。これがあると塩ラーメンはもっとおいしくなるはずだと期待してたんだけど。
 私はね、ひょっとしたら仕込みの段階で既に焦げ目がつけてあったんじゃないかと推測しちゃったよ。

 人に聞くとこの店は奥さんと2人で回しているらしいのだけども、私が行った2回はいずれも大将1人で回していた。あの厨房、店内で1人のオペレーションはかなりキツいと思う。チャーハン・餃子はやってないけど唐揚げ用にフライヤーも使ってるし。
 これでロースターもやるのはちょっとキツいと思う。
 で、ひょっとしたら1人用のオペレーションに対応するために事前に焼いておくようになったんじゃなかろうかと。そういう推測。合ってるかどうかは解らない。
 作ってるところをちゃんと観察していればよかったなあ。

 いずれにせよせっかくのローストは味にはあまり影響がなかった。これはちょっと残念。
 もし直前に本当にローストしてるなら、2人で回す時はローストの方法を変えてみてほしい。

 ......さて、実はこの鶏塩ラーメンで一番良かったのは麺だった。



麺近影

 塩ラーメンの麺にはどうも加水率の低い細ちぢれ麺を合わせたがる傾向があって、まあそれ自体はいいのだけども、中でもクッチャクッチャとした、かみ切った直後にほんの一瞬麺が歯にくっつくような食感の麺を出すところが多い。私はこれが苦手なんだよね。(上記陣護もそんな麺だった)
 かといって龍旗信のようなプリプリしたスパゲッティのような多加水麺は逆に歯切れがよすぎてラーメンを食べてる気がしない。

 ところがここの鶏塩ラーメンの麺(この店は自家製麺)はそのどちらでもない、ちょうどいい歯切れの麺ができあがっている。
 さりげないけどあまりないですよ塩ラーメンでこの麺。これはいい。

 というわけでとてもおいしい塩ラーメンだった。
 きっともっとおいしくなるんだから、できれば常に2人で回して、2人でやれる作り方をしてくれたらなあと思う。
#なんて書いたけど、私は何故か梅肉の味もほとんど感じてなかった。溶けちゃったのかもしれないけど、普通に口に入ってるのに気付いてなかったのかもしれない。その程度の舌の持ち主なので、ま、その程度にね。(^^;

突然食いたくなったものリスト:

  • タイガーのたこ焼き

本日のBGM:
Heaven Tonight /Yngwie Malmsteen's Rising Force






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 今日は麺屋彩々@東住吉区の記事を上げようと思ってたんだけど、急遽変更。

 私はこれまで何度か、話の中でつけ麺処つぼやについて触れてきた。さらりとだけども。それはこの店について書いたことについて、読者のみなさんと共通理解があることを前提としていた......つまり、私が書いたつけ麺処つぼやについてのエントリを読んでくれているのを前提に書いて他のですよ。
 ところが本当はそんなエントリ、上げてなかったんだ。(^^;;;

 いや、ちょっと勘違いしてたんですよ。<ま、ラーメンでも一杯。>を更新するつもりで(まだできてない)、そちら用に書いたのと記憶がごっちゃになってもうブログに上げたものだと思ってた。

 訪問したのは2009/01の初旬。松が取れてすぐくらい。

 群青にフラれてこちらに来た。

 関西ではまだ珍しいつけ麺専門店。
 2008/07オープンだそうで、店構えも新しい。



店構え@つぼや

 なんと食券の券売機が店外にある。(^^;
 東京ではいくつかあるらしいが、こちらではこんな店は滅多にない。

 入ってみるとまあ細長い店内だ。
 カウンターのみで、座席の後ろの空間は人がすれ違うのも厳しい感じ。
 入口の自動ドアの際まで客席があるから、こりゃ確かに店内には券売機置けないわ。
 まあこの立地だから空間に関しては贅沢は言えまい。

 この店は麺が並盛り(200g)・中盛り(300g)・大盛り(400g)・特盛り(600g)があり、並~大盛りは同一料金となっている。

 となれば、やっぱり大盛りでしょう。(^O^)

 つけ麺・大(¥680)。この値段設定は素直に嬉しい。

 先客が2人いる。途中で2人入ってきたから客は私を入れて合計5人。
 対して従業員は男2人、女1人の計3人。

 従業員は全員かなり若いのだけども、「いらっしゃい」の声にはあんまり元気がない。
 私が座った席に残されていた前の人の食器はなかなか片付けられない。この人数比ではさほど忙しくもないように思えるけどなぁ。

 出された水は水道水の味がした。(^O^)

 食券を出してしばし店内を観察。

 「いらっしゃい」の声に元気がなかったので、はじめは静かな店なのかなと思ったが、逆だった。店員の私語がうるさいうるさい。(^^;; 男1人と女1人がひたすらしゃべってる。明日バーゲン行くだとかどうだとか。
 自分が出て行く時にあまりにおざなりな「ありがとうございました」を背中で聞いて確信に至るのだが、声に元気がないのは単に彼らが自分たちの話に夢中だからだ。(^^;
 こういうのを「楽しそうに働いてる」と形容してはいけないと思う。

 「7~8分」という茹で時間を待って、登場したのがこのつけ麺。



つけ麺・大(¥680)@つぼや

 具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔。
 自家製麺だという麺は太ストレート(16~17番くらい?)。
 つけ汁は豚骨・鶏ガラ&魚介系。脂多め、甘さ強め、酸味少ない。唐辛子も入ってる。削り粉はあんまり多くない......というか、入ってるかな?

 一口目からかっ飛ばしてくれるなあ。
 とにかく甘すぎ。
 びっくりするくらい甘い。
 声を倍角にして言いたいくらい。
 甘めの味つけが好きな私も呆れるくらい甘い。すき焼きですかこりは?
 普通はこれに酸味も立ててバランスを取るんだと思うんだけど、いやーひたすら甘いだけ。

 チャーシューは小さめのカケラが2つと少し大きめのが1つ入ってた。「カタマリ」と呼ぶにはちょっと抵抗がある大きさ。味はあんまり。メンマはそこそこ。



麺近影

 麺は茹で具合がよくて、結構好き。
 しかしこのつけ汁じゃなぁ。

 テーブルに「※味が濃くなります。入れすぎ注意!」と書かれた「自家製醤油」が置いてあり、舐めてみるとかなりうま味が強い例の味がする。

 試しにこの醤油を生醤油うどんのようにそのまんま麺にかけて食べてみたら、なんと(やっぱり?)こっちの方が旨かった。(^^;
 私はこっちの食べ方を推奨するね。\(^O^)/

 食べ終わってから一応スープ割りを頼んでみた。

 ぐい呑みみたいなのに入れてスープを出してくれる店は初めてだ。欠けた器で出されたことも。(^^;



右がつけ汁

 スープだけ飲んでみたら、これまた初めての経験。たいていこういう店のスープ割りはカツオが立っている和風の印象の強いスープを出すんだけども、ここはかなりケモノ系で、脂も多い。しかも塩味がする。(@o@)
 普通塩はスープには入ってないもんだが......。

 自分のところでダシとってたら、こんなことしますかどうですか料理人の皆さん?

 なんというか、いろんな意味で新鮮な体験のできた店だった。

 次に来るとしたら、勝手に生醤油麺にして食べます。
 スダチを持ち込むと更にいいかも。
 それに味玉トッピング(¥100)をつけて食べると、きっといい。

 この店、店内の内装の綺麗さや店内POPの充実、あるいはメディアへの露出の多さ(&Webサイトの充実)などから、おそらくはそこそこ資本力を持ったオーナーが別にいる店なんだと思う。店に対する愛情が感じられない従業員の態度からしてこの中にオーナーがいるとは思えない。「修業」ではなく「アルバイト」という感じ。
 きっとこのあたりのコンサルに「今、つけ麺がキてますよ」的なアドバイスを受けて、ひと儲けするつもりで店を出したんじゃないか。で、いかにもの関東風つけ麺という選択になったと。麺も自家製麺にしてコストを下げて、麺大盛りでも同一料金ってのもそういった路線なんだろう。

 長持ちしなくてもブームの間に1~2年ほど稼げればいいという割り切った考え方なら、ビジネスとしてはアリなんだろうね。

 ま、もちろんそういう店でも旨けりゃいいわけだけどさ。
 それで旨くなかった時は、しゃあないね。

 なんだろうなあ、豚骨魚介、自家製麺の極太麺で大盛りでも安い、ブロガーに気に入られてシャンプーハットてつじに紹介してもらう......あたりで関西のつけ麺のビジネスモデルは確立ですか?

※......ただ、オーナーにつけ麺に対する愛情がないにしても、それでも「商材」としてのつけ麺にはちゃんと向き合っていると思う。その意味ではこの後に出てきた○○みたいな店よりは随分いいと思う。え? そりゃ程度問題だって? それはそうだけど、程度問題ってのもけっこう大切なんだよ。

※※ここで書いたのは勝手な推測がかなり入ってます。私が行った時にオーナーはいたのかもしれないし、さほどの資本力もなしに他の個人経営の店と同じ条件で頑張っているのかもしれない。コンサル云々も全くの妄想。
 ただ、もしもそれらが全部誤解であっても、味と店員への評価は一切変わりません。

突然食いたくなったものリスト:

  • おにぎりせんべい

本日のBGM:
100 Love-Letters /原田知世



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 というわけで、本日発売の『Kansai一週間』を見た。

 さすがにまだ発売中なので詳しく書いては支障がありそうだから、とりあえず前回書いた店名限定で、あとは具体的な店名が出ない話だけ。

  •  「ラーメン大賞」の総合優勝は予想通り無鉄砲。まあ妥当なラインだよね。
     私は無鉄砲のラーメンはあんまり好きじゃないんだけど、無心のつけ麺がウマいという話はよく聞いてて、これは一度食べてみたいんだよなあ。
  •  麺野郎がつけ麺部門の大賞を取ったね。前回麺哲系は受賞しないのかなと書いたけど、麺哲以外で大賞以外はアリってことみたい。
  •  しかし、今回のラーメン大賞は全般的にちょっとアレかなと思った。
     受賞店が多すぎ。
     2008年が、

    部門大賞優秀賞
    総合1-
    新人賞16
    つけ麺12
    しょうゆ12
    しお12
    とんこつ12
    みそ12

     で、合計23店だったのだが、2009年は部門が増えてさらに優秀賞の数が増えて、

    部門大賞優秀賞
    総合1-
    つけ麺13
    しょうゆ13
    しお13
    とんこつ13
    豚骨魚介12
    鶏白湯12
    みそ12
    バラエティ03
    新人1未知

     となった。確かに従来の部門編成ではカバーしきれないようなバリエーションが出来てきていることは事実だが......。
     それにしてもこれだけで29店。今年の「ラーメン大賞」は前号と今号の2冊にわたっていて、新人賞は前号に掲載されていたそうだ。私はまだ入手してないのでカウントできないが、去年と同じとすればあと7店増えることになる。

     さらに今回は何故か「まだある!四天王プッシュの注目店8」という欄と「歴代大賞店の新メニューをチェック!」という欄が設けられ、それぞれ8店、2店で計10店ある......が、まあこれは大賞外として無視することにしよう。

     去年23店で今年が29(+7)店。正直、部門を増やした分、かなり水増し的な部分があるように思う。

     これだけ細分化するんなら、「つけ麺部門」が1つってのもどうなんだろうな。来年くらいまた細分化して大変なことになったりしてね。

     何というか、こういうのの数が増えることは、ジャンルとしての衰退の前兆ではないか、みたいな不安すら感じてしまうんだけど。取り越し苦労? ならいいが。
  •  ちなみに2008年にはあった、特集の中に入れ込まれた広告は今年はなかった。営業電話はあったらしいから、今年は数が足りずに成立しなかったんだろう。あるいは前号で展開されたのかな?

    『Lmagazine』休刊と「激ウマ拉麺」
    http://taizo3.net/hietaro/2008/10/lmagazine.php

    激ウマ拉麺、見参
    http://taizo3.net/hietaro/2008/11/post_458.php

突然食いたくなったものリスト:


本日のBGM:
アバンチュールはルックスしだい /SUGAR
ときめきトゥナイト /加茂晴美

いずれも作詞作曲を古田善昭が担当。まさに古田節炸裂。特にサビ前半の「I Love You~♪」はパクリか(違う)というくらいの共通さ。両方とも歌い手がいいなあ。SUGARはほんとに登場が早すぎたと思う。




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 「カンイチラーメン大賞」掲載の『Kansai一週間』が明日(本日)発売だそうだ。

 大賞の予想としては......

◎無鉄砲(系)
○総大醤(系)
▲高倉二条(系)
△麺や輝(系)
×金久右衛門

 確かに思い返してみれば、今年はこういう賞とかと全く関係なさそうなしょうもない店にたくさん行ってたので(^^;、あまり浮かばないや。

 予想はあくまでも予想で、必ずしもこれらの店を私がうまいと思ってるわけじゃないけどね。

 個人的には光龍益を推したい。
 今さら金久右衛門だったらイヤ。
 まりお流ならおもろいなぁ。(^O^)
 これまで麺哲系が取ってないってことには何らかの意図があるんだろうから、きっとこれからも取らないんだろう。
 純情屋なんかが取ったら面白すぎるけど、さすにそれはない。
 彩彩にも何か賞をあげてくれ。

 新人賞はあたりかな。群青は新人賞の対象にはならないかな。○丈は2008/12開店だけど、対象になるのならと一騎打ち?

 「今年の話題」みたいなのってなかったっけ? 今年の一番のニュースは「一信の閉店」。これ以上のニュースはない。

 あとは新店の嫁・娘がとても可愛い、みたいな......。(^O^)

 ちなみに歴代『Kansai一週間』ラーメン大賞受賞店は、これ。

2004年第1回きんせい
2005年第2回龍旗信
2006年第3回カドヤ食堂
2007年第4回弥七
2008年第5回麺乃家

追記:

 ......と書いたけれど、実は新人賞は既に先々週に出てたそうだ。

 うきゃああ。

 世事に疎くてねえ。

 で、どの店になったんだろう?
 今のところ、ググッても見つからない。

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 2009/11/12付の、こういう↓記事を見た。

ラーメン屋のラーメンにいくらまでオカネ出せる? 1000人アンケート実施
http://excite.co.jp/News/column/20091112/Getnews_37719.html

日本中に点在しているラーメン屋。そして、日本中の人たちが愛しているラーメン。最近は行列ができるラーメン屋も増えているようで、デートにラーメン屋! なんてことも恋人たちにはよくあるシーンらしい。でも、最近のラーメン屋のラーメンの価格が高騰しているのも確か。1杯500~600円が普通と思っていたら、800円や900円、なかには1500円なんてラーメンもあるようだ。

ということで、日本全国のインターネットユーザー1000人に「ラーメン屋のラーメンで「高い」と感じる価格ラインは?」というアンケートを実施! どんな種類のラーメンでもいいので、「ラーメンにはこれ以上払えない!」という価格ラインを調査したぞ! その結果は以下の通り。

<ラーメンに払える金額>
1位 800円までなら払う
2位 1000円までなら払う
3位 700円までなら払う
4位 850円までなら払う
5位 900円までなら払う
6位 600円までなら払う
7位 750円までなら払う
8位 650円までなら払う
9位 950円までなら払う
10位 1200円までなら払う

(略)

 なるほどとも思う。金銭感覚もさほど違わない。

 こういうふうに、「このメニューならこの値段まで」という基準というか相場観は、強弱はともかく誰にでもある。客単価を上げたい店にとってはそれが壁でもあるわけだ。

 ......と、それはいいとして。

 しかしこのアンケート、あまりに大ざっぱすぎ。(^^;

 だって、記事の冒頭でも言っているように、ラーメン屋は「日本中に点在している」のであって、しかもアンケートに回答した人だって「日本全国のインターネットユーザー1000人」ってことなんだから、これまた「日本中に点在している」わけだろう。

 こんなもん、地域による物価の違いを無視して語ってもしょうがないじゃないか。

 この記事書いた人(調査した人)って、きっと東京の人なんだろうね。

 とはいえまあ、この結果は結果としてなかなか興味深い。

 「デートにラーメン屋! なんてことも恋人たちにはよくあるシーン」ということだが、こういう悲劇(「胃腸が元々弱いと知っている人」)もあるのでご注意を。

 あ、あと、

最近のラーメン屋のラーメンの価格が高騰しているのも確か

 というのは、何か具体的な根拠があって言ってるのかなぁ?

 いや、確かに一時期(2007~2008年にかけて)小麦粉の価格が高騰したことがあり、この時期にラーメン店の値上げが相次いだ(そしてその後もずっとその価格が維持されている)ことは事実なんだけども、そのことを言ってるのだろうか。

 というわけで、ついでなので近年の小麦の政府売渡価格の変化について確認しておく。

 輸入小麦は国内産業保護のために政府が一括購入していて、それを製粉業者に売り渡すシステムになっている。
 この売渡価格は2006(平成18)年度までは1年ごとの固定制で、ずっと大きな変動はなかったようだ。これが食糧法の改正(2006/06改正、2007/04施行)によって2007年4月から相場連動制に移行した。4月期、9月期と年2回(最終的には3回になるらしいが)改訂される売渡価格は、過去の一定期間における買入価格の平均値にマークアップ(関税に相当/政府管理経費及び経営所得安定対策に充当)を上乗せして決められるという。

 で、この相場連動制への移行から1年後、エラいことが起こったと。

 いくつか要因があるようだが、2005~2006年にオーストラリアで2年連続大干ばつが起きたことが主な要因となって、小麦の相場が高騰した。「相場連動制」というくらいで、小麦の売渡価格は相場に連動して急激に上がっていった。

 小麦売渡価格は2007年4月期から急激に上昇を始める。それまでほぼ横ばい(5銘柄平均47,820円/t[2006年度])だったのが、ピークの2008年10月期には5銘柄平均76,030円/tとなった。これは2006年度比で159%に相当する。わずか1年半で約1.6倍にも値上がりしたことになる。

★原料小麦の売渡価格の変遷

月期DNS1CWHRWASWWW5銘柄
平均
2006(平成18)49,27051,14045,92046,35044,97047,820
2007(平成19)
04月期
49,27051,14047,44048,66042,73048,430
2007(平成19)
10月期
54,19056,25052,17053,53046,99053,270
2008(平成20)
04月期
70,45073,13067,83069,59061,09069,120
2008(平成20)
10月期
77,50080,44074,61076,55067,20076,030
2009(平成21)
04月期
67,01071,89059,26064,14057,88064,750
2009(平成21)
10月期
51,60054,64046,81046,82047,46049,820

 なお、表内の略称は以下の通り。

略称産地銘柄用途
DNSアメリカ産(ダーク)ノーザン・スプリング主にパン・中華麺用
1CWカナダ産ウェスタン・レッド・スプリング主にパン用
HRWアメリカ産ハード・レッド・ウインター主にパン・中華麺用
ASWオーストラリア産スタンダード・ホワイト主に日本めん用
WWアメリカ産ウェスタン・ホワイト主に菓子用

 「日本めん」て何じゃろな。(^^; 「うどん・そば・そうめん・きしめん......」か。
 この↑表の「5銘柄平均」の変遷をグラフにすると、こういう↓感じ。●政府売渡価格(緑色)の方(ピンクは■政府買付価格)。


輸入小麦の政府買付価格と政府売渡価格の推移(主要5銘柄平均)
農林水産省「平成21年4月期における輸入麦の政府売渡価格の改定について」(平成21年2月24日)より


 このグラフには2009(平成21年)10月期の売渡価格は載っていないが、2009年10月期(つまり今)は5銘柄平均49,820/t。2006年度比104%だから、ほぼ2006年以前の状態に戻ったといえるだろう。

 これは原料小麦の政府売渡価格であって、これが製粉業者に売られて小麦粉に加工され流通することになる。原料小麦の大きな価格の変動も、メーカーがある程度かぶり、流通価格にはここまでシビアに反映されることはなかった。

 じゃあ実際、こういう小麦価格の変動が、どの程度ラーメンの原価に影響するのだろう?

 ラーメンの麺が1人前で200g、加水率38%と仮定して計算すれば、

 で、1人前のラーメンの麺に使われている小麦粉は約145gということになる。

 次に、ラーメン用小麦粉の中では比較的高級品である日清製粉の「特ナンバーワン」という製品でググってみると、このくらい↓の卸売価格で売られていることがわかる。

日清製粉 特ナンバーワン
販売価格(税込): 25Kg/袋  4,800 円

 25kgで4800円ということはつまり192円/kgということで、さらに計算すれば、麺1玉に使われる量(145g)の特ナンバーワンは約28円という計算になる。

 ラーメン1玉200gでさらに全部特ナンバーワンを使うというのは結構ゼータクめに見積もった仮定だし、先ほども書いたとおり、政府売渡価格の変動は製粉会社がある程度かぶっている状態なので、本当はそれと同様の影響を末端(ラーメン屋)が受けることはないのだけども、まあそれでも同じだけの影響を受けたと仮定して、この価格から59%値上がりしたとしたら、値上がり金額は、

約28円×約60%=約16円

 となる。つまりこの数年の小麦価格の急騰は、ラーメン1杯の原価を(かなり多く見積もって)16円強押し上げることになったということ。

 ただし、この時期のラーメン店の値上げを小麦価格の高騰だけに求めては気の毒だ。

 この時期は原油価格の高騰から多くのものが値上がりした時期であり、東京都の統計だと2008(平成20)年8月にはガソリンの小売価格が最高値182円/リットルを記録している。
 燃料価格の高騰は様々な形で「原価」に跳ね返っていたのだ。



自動車ガソリンの東京都区部小売価格(一部)
総務省統計局「自動車ガソリン(銘柄符号:7301) の東京都区部の小売価格(昭和41年~最新月)」より


 だから実際、光熱費を含めて「原価」を構成する数多くの価格が上昇したと考えられる。

 経営上、この時期の値上げは多分にやむを得なかったと思わせる。

 しかしその後2008年9月にリーマンショックが起こり、それ以降の不況の中で消費者物価指数、企業物価指数は前年比マイナスが続き、今では再びデフレ懸念が囁かれるまでになった。
 また干ばつを乗り越えたオーストラリアの小麦の供給量も回復(「豪の小麦生産量、前年度比6%増に 予想を上方修正(日経ネット)」)し、小麦価格も落ち着いた。

 このように燃料その他、そして小麦価格といった「原価」はピークに比べて随分低くなったはずだが、少なくともこれまでのラーメン業界の常識として、一度値上がりした価格が下がったことはない。

 思えばバブル崩壊以降、ハンバーガー、牛丼と価格が下がっている中、ラーメンだけが(びっくりラーメンのような極端な「低価格路線」はあるにせよ)業界的な値下げという選択をしてこなかった。ということはラーメン業界はそれでやってこれたと言うことだ。

 実際、冒頭に紹介したアンケートでの、

1位800円までなら払う
2位1000円までなら払う
3位700円までなら払う
4位850円までなら払う
5位900円までなら払う
6位600円までなら払う
7位750円までなら払う
8位650円までなら払う
9位950円までなら払う
10位1200円までなら払う

 という結果は、これがどこの地方のものであれ、ハンバーガー、牛丼など他の「大衆食」に比べて「払ってもいい」単価はずいぶん高いように思う。ラーメンのお客さんは優しいのだ。この意味でラーメン業界は少し恵まれている。

 「100年に1度」という形容がなされたこの不景気の中、これからもラーメン業界だけがその(値下げ圧力の)影響受けずにいられるのかどうか、これはつまり需要と供給のバランスがどう推移するかということだけども、なかなか興味深い。

 このあたりに来年は注目しておきたい。

 いや、個人店とチェーン店をごっちゃにして話をしてはいけないか。
 ハンバーガーだってアメリカンダイナースタイルの店などはかなり単価の高いものを出しているわけだし。

 とはいえ、現実的にラーメン屋が勝負するのは同じラーメン屋ではなく、そのラーメン屋の近所の飲食店なのであって、例えばハンバーガーや牛丼は圧倒的にチェーン店が多いのだから、やっぱり直接的な競合相手はそちらになるはず。

 しかし値下げ圧力どころか、ラーメン業界ではラーメンよりもさらに客単価の高いつけ麺がブームになっている。

 だいたいどうしてつけ麺の方がラーメンより価格設定が上なのかがよくわからないが、この「ブーム」の中、そのあたりは有耶無耶なままなし崩し的に受け入れられている。

 どこそのコンサルが煽っていた(「つけ麺維新でつけ麺バブル」)とおり、つけ麺は店にとっても「おいしい」救世主なのだ。

 だからこそつけ麺にチャレンジする店はどんどん増えてくるし、チャレンジャーが多くなればダイヤモンドからクズまで、いろんなものが出てくる。もちろんクズの方が多いのは経験則からして事実だが、ダイヤモンドを待つにはクズにも目を瞑るべきなんだろう。

 というわけで来年もやっぱりつけ麺ブームは続くし、するとどうしてもこういう(「あほいち@浪速区」「つけ麺野郎@川西市」)店もたくさん出て来ちゃうんだろうというのが、私の予想。というか確信。

突然食いたくなったものリスト:

  • チキン南蛮

本日のBGM:
キャンディーラブになり過ぎて /チャゲ&飛鳥



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 1ヶ月ほど前のことだけども、約半年ぶりに訪問した。
 前ほどは並ばなかったが、それでも20分くらい列んだ。

 例によってつけ麺(¥850)の大盛(¥120)を頼む。



つけ麺大盛@弥七

 具などは前回(「弥七@中津」)と変わってない。

 しかし味が少し変わった。
 昔はもっとクリーミーさと甘みを感じたような気がする。それを生のみじん切り玉ネギの辛味が補っていて、そのバランスの絶妙さがよかった......のに、今回はトロミが薄く、つまりクリーミーさは奥に引っ込んで、その分?玉ネギの量も辛味も少ないように感じた。昔、あのクリーミーさに「鶏白湯ってすげぇ!」と感激したのになあ。

 あとこれは少し曖昧だけど、酸味が前より少し強くなったかもしれない。

 後で前回(半年前)までの写真と見比べてみたら、つけ汁の色が随分と違っていた。気のせいじゃなくてほんとに変わったんだろう。



今回のつけ汁(2009/10)@弥七


前回(2009/04)@弥七

 スープ割りをしてもらってからすすった時は「お、これだよ」と思ったので、ひょっとしたら元ダレとスープの割合が変わったのかもしれない。味が濃くなったわけではないけど。

 いつものように大盛りにしたのに、なんと途中で飽きてしまった。こんなこと初めてで、我ながらびっくりだ。弥七でこんなことになるなんて思ってもいなかった。テーブルに置かれているコショウや唐辛子を使って色々バリエーションを与えながら食ってると、同行者も同じことをやっていた。後で聞いたらやっぱり「途中で飽きた」と。うーん。

 麺は前回と比較できるほど記憶が鮮明なわけじゃないが、今回のはもうちょっと弾力があった方がいいかと思った。普通にいい麺だったけど。

 食べるたびにだんだん感激が薄くなっていくのは、こちらの舌が肥えたとか慣れたとかいう問題じゃないんだと思う。

 やっぱりつけ汁だろうなあ。

 まだうまいんだけど、ちょっと残念。

 正直、次行くのが怖い。

突然食いたくなったものリスト:

  • 大門のネギ焼き

本日のBGM:
冥土のみやげ /SO WHAT?



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 奥さんかわいい。
 それでいいじゃないか。

 ......と、これで終わるとまた一部から不評を買うので(^^;、ちゃんと続きを書く。



店構え@紡

 話題の店ではあり一度は行ってみたいと思っていたのだが、近くまで来るとどうしてもらぁめんたむらの方に足が向いてしまい、なかなかここまでたどり着けなかった。
 2008/10のオープンというから、もう1周年なんだなあ。


淡成と熟成

 事前の情報によるとメニューには「熟成」「淡成」の文字が並んでいる。とすればどうしてもまっち棒系列の店かと思ってしまうのだけれど、どうやらそうではないらしい(実際食べても全然違った)。

 平日昼に行き、15~20分ほど待ってから入店できた。

 店は若い夫婦が切り盛りしており、冒頭に書いたように奥さんが非常にかわいらしい。初々しいという感じ。某店の女将は彼女を見て、「私も昔はあんなんやったのに、いつの間にか図太~なんってしもて...」と来し方を遠い目で振り返っている。(^O^)

 淡成つけ麺大盛(340g/¥850)にチャーシュートッピング(+¥200)で頼んだ。昼からゼータクしたなあ。



淡成つけ麺大盛チャーシュートッピング@紡
ここも麺⇒左、つけ汁⇒右の配置で出してるなぁ......


 具はチャーシュー、ネギ、ノリ、メンマ、糸とうがらし。つけ汁の中にナルト、ネギ、サイコロチャーシュー。添え物で柚子の皮。
 麺はやや太めのストレート。普通の生地と焙煎大麦の練り込み生地との二層になっている。
 つけ汁は鶏ガラ+魚介。酸味が強い。甘味は少ない。

 まず出てきた時の印象。
 バラ肉チャーシューやメンマが麺の上に乗っかったルックスは純情屋たむらを思わせる。つけ汁は色やネギ、ナルトからしてカドヤ食堂。中に入ってる脂身のサイコロチャーシューは綿麺を想起した。......いや別に悪いことじゃない。いろいろ勉強している証拠だろうと。

 で、そんなルックスの中で、他では見られないこの店ならではのものが、異彩を放っている。
 それが、麺。

 2層になっている。



2層麺

 これは面白いね。
 色つきの方は、以前、「【純情屋情報】焙煎胚芽入り麺(失敗→もらった)」で書いた胚芽だと思う。あれよりは粒が細かいかな? その時の純情屋は失敗した(^O^)けど、こういう使い方があったんだねえ。

 この麺が、うまい。



麺近影

 2層麺を作るには、2種類の麺帯を作ってそれを重ねて圧延すればいい。リクツ(?)だけで考えればそれぞれの層は茹で時間が違うはずで、それを1つの麺にしちゃうとどうなるんだろうと思うけど、実際、食べてみるとイケる。香りよし食感よし。もちろん普通の麺に比べて含有する小麦の割合が減るし代わりに強い香りのものが入るのだから小麦由来の味わいや香りが奥に引っ込んでしまうのは事実だけど。

 麺処 凛や(「麺処 凛や@都島区」)で行われている2種類の麺を混ぜて出す手法と似ているように見えるかもしれないが、食感の楽しさなど、全く違う。

 楽しい麺だ♪



ナルトがあるだけでカドヤっぽく見える。(^O^)

 ただ、それに比べるとつけ汁の印象は薄い。甘味よりも酸味が勝っており、節系の香りが強い。鶏にこだわったダシはいわゆる豚骨魚介的なアプローチではないし、サイコロチャーシューの投入など工夫は感じる。本来ならばもうちょっと印象があってもいいつけ汁だと思う。

 ではどうしてつけ汁の印象が薄いかというと......。

 チャーシューが、ダメダメだったのだ。i||!_| ̄|○i||!



チャーシューを見ると純情屋にもみえる

 チャーシューがダメで、これが全体の印象を決定づけてしまっている。
 しかも私はチャーシュー大盛りのオプションをつけてしまったわけで、その思いは一層強い。。。・゚・(ノД`)・゚・。

 何がダメだったかというと、脂身。古い脂の匂いがする。「酸化臭」なんて呼んでいいのかな? いや腐るとかそういうのとは違う。ただただ、古い脂の匂いなんだ。
 このチャーシュー(の脂の匂い)が全てを台なしにしていると言っていい。
 これだけちゃんとやってるのに、残念だ。

 同行の友人が頼んだチャーシュー丼もやっぱりダメ。

 これがいつものことなのかたまたまなのかは判らない。きっとたまたまなんだと思う。
 チャーシューがなければどうなんだろうと想像したいんだけど、このキョーレツなインパクトがそのイメージをかき消す。(^^;;
 だから次もまた行ってみたい。ちゃんとした?チャーシューの時に食べてみたい。
 しかしそれはリベンジ戦であって、今のところはダメだ。

 メンマはつけ麺に合っていたし、柚子も楽しめたけど......次回を期待。奥さんの笑顔を見に行こう。(^O^)

 この店もつけ麺は初めからあったメニューではないそうだ。麺とつけ汁の配置から見ても(^^;、やっぱりラーメンとは力の入り方が違うと思う(もちろんラーメンの方が力が入ってる)。
 だからきっと、この店の真価はラーメンで量られるべきなのだ。

 そういう店は多いね。私はつけ麺好きだから、まあ仕方ないよ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 紅白饅頭の白い方

本日のBGM:
This Is A Song For Coca-Cola /矢沢永吉






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 現在(2009/10/31~2009/11/01)、いけだラーメンフェスタ2009開催中。

 去年は8店だったけど、今年は10店になっている。

・北摂池田美味処 嘉づ家(池田市)
★ラーメン道 天神(池田市)
★かすうどん かすまる(池田市)
・吉野商店(池田市)
★凡場(池田市)
・中国麺飯専家 丸一食堂(池田市)
・らーめん菜菜(箕面市)
★九州ラーメン 大名(箕面市)
・みのお こくぶらーめん(箕面市)
・台湾ラーメン 龍馬(大阪市)

 ★が去年出していなかった店。去年出していた金平むつみ家が今年は店を出していない。

 私は今年は行かないと思うけど、いい天気だし足を伸ばしてみては?

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 昔、こんな話を読んだ(『JAF MATE』だったようだ)。

 3車線ほどある大きな道路の端っこに蛇などの模型を置く。
 みんなよけるのかと思いきや、ほとんどのクルマはそのまま轢いていったらしい。それどころか、一番遠い車線から2車線も車線変更してわざわざ轢きにきたり、銃で撃つ者までいたそうだ。(2ちゃんねるの記述にて記憶補填)

 わざわざそんなことするのは人間の性なのかもしれない。
 あるいは、

☆ オレはむしろウンコを踏みにいってたよ
── リリー・フランキー。

 なんて言葉もある。はたまた

☆ 悪趣味というのは、怖い落とし穴だ。落ちたら最後、もがけばもがくほど深みにはまる底なしでもある。
── ナンシー関『何もそこまで』より。

☆ 自分ながら悪趣味だとは思うのだが、いかんせん悪趣味は本人の努力で克服できるものではない。
── 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

 とか。

 えーっと、何が言いたいかというと......。

 ここから書く悪趣味な話の事前の言い訳。(^^;

 これはどこからどう見ても、悪趣味な話なのですよ。
 私自身もこれは悪趣味だと思う。
 これについては私は何の申し開きをするつもりもない。
 正真正銘の悪趣味。

 ......とはいえ、店も悪趣味だからなあ。
 まあそれ相応のブログってことで。

 というわけで、先日言及した(「野郎どもっ! 」)つけ麺野郎がオープンしたので行ってきた。

 行く前からいろんなフラグが立っていたのだが、敢えて無視して行った。
 そのまま書くと我ながら結構刺激が強いことを書きそうで、今回は趣向を変えて箇条書きにしてみる。

★いくらか足した。

 ま、そういう店でしたと。
 悪趣味全開。(^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • カレーライス

本日のBGM:
颱風歌 /SADISTIC MIKA BAND






| | 個別ページ | コメント(4) | トラックバック(0) | はてなブックマーク - つけ麺野郎@川西市

 通常は支那そば 崋山という名で営業している店が、土曜の昼だけ大和つけめん 春日と屋号を変えてつけ麺専門の店として営業している。



春日@生駒市

 メニューはつけ麺(¥800)のみで、座ると注文も聞かれない。それしかないので。(^O^)

 春日での営業時間がかなりピンポイントで、しかも私の家からは遠い。当然なかなか行くことができないはずなのだが、面白いもので、そうなると逆にこの周辺で何か用事があれば何とかこれと絡ませられないかと思案することになり、結果的には行けている。(^O^)

 店内は落ち着いた雰囲気で、客層もいい......少なくとも行儀がいい。また昼の時間帯なので春日の時はかならず窓から自然光が入ってくる。座っていて気持ちのいい店だ。

 テーブルにはこんな注意書きがあった。



『つけ麺』おすすめの食べ方


『つけ麺』おすすめの食べ方

一、まず麺だけを食べます。
二、麺をつけ汁につけて食べます。
三、柑橘類を麺又は、つけ汁に絞ると、また違った楽しみ方ができます。
四、スープ割りにして飲みます。割スープはカウンター上のポットです。
五、スープを少し残しておき、雑炊を食べます。

スタッフまで声を、お掛け下さい。

 雑炊があるのね。昔、某店で塩つけ麺が導入される時に採用してほしいと言ったら「手間がかかる」と拒否された記憶がある。(^O^) それをここではやっていると。

 つけ麺(¥800)を頼んだ。



つけ麺(¥800)@春日

 具はメンマ、チャーシュー、ネギ、ノリ。麺の上にスダチが添えられている。
 麺はやや太めの全粒粉入り中太ストレート麺。自家製麺だそうだ。
 つけ汁は豚骨ベースに煮干しなど。魚粉も使っている。醤油、唐辛子、油。


麺@つけ麺


つけ汁@つけ麺

 麺は少し芯を残している。香りもよくて爽やかにうまい。ただ充分コシがあるのであともう少し茹でてもいいと思う。


麺@つけ麺

 つけ汁は豚骨をベースに煮干しも多く使っているということだが、流行りの豚骨魚介とは全然違う。甘さが控えめで酸味がかなり前に出ている。塩分も多め。どう言ったらいいのか、落ち着いた味だ。このつけ汁にこのチャーシューは合うなあ。