2010年10月アーカイブ

 昨日の菊池さんのツイートがきっかけで久しぶりに見た藤田一郎先生(大阪大学生命機能研究科)の『ニセ科学フォーラム2009』での講演。YouTubeに上がっている。

脳の迷信 1 of 6 (藤田一郎)
http://www.youtube.com/watch?v=Q7z3DSuD6tw

 うちのブログはニセ科学ウォッチングブログでもラーメンブログでもない単なる日記ブログなのだけども、ありがたいことにその両方とも、あるいはそれ以外を目当てにしてくれている方にも読んでもらっている。

 で、ニセ科学ウォッチング系の人たちは既に知っているだろうからいいとして、そうでない読者の方にも是非見ていただきたいのでここに貼り付けておく。

 この講演については以前、「ニセ科学フォーラム2009」でも書いたので、合わせて読んでいただくとわかりやすいかもしれない。
 要は近年よく見られるようになった「脳科学的には……」みたいな言及や、「脳トレ」をはじめとした「脳ブーム」がどれだけいい加減なのかという話。

 全部で1時間くらいあるので、まあゆっくりと見ていただければいい。

突然食いたくなったものリスト:

  • 紅白饅頭の紅の方
    煎茶

本日のBGM:
Return To Africa /GODIEGO

YouTubeにあったライブ2本。日本語バージョンと英語バージョン。日本のロックヴォーカリストで英語が完璧なのはタケカワユキヒデと人見元基だけだ、なんて言われた時代もあったなあ。




 今期『かわいい物理』の第2回「波と音」が2010/10/21に行われた。

09月16日(木)第1回 振り子とカオス (終了)
10月21日(木)第2回 波と音 (終了)
11月18日(木)第3回 光
12月16日(木)第4回 クリスマス実験
2011年
01月20日(木)第5回 相対性理論
02月17日(木)第6回 量子力学

文系のための物理学講座「かわいい物理」

 非常に残念なお知らせなんだけども、前半(というか、大部分)の録画を失敗した。。。・゚・(ノД`)・゚・。
 カードのライトエラーが起こってしまったのだ。原因がわからないのがイヤだなあ。
 一応、別に録音もしていたのでそちらを使った(6/9まで)。

 しかし今回は波の様子を見せながら説明する場面が多かったため、音だけ聞いてても正直あんまり解らないと思う。(T-T)
 ひょっとしたら7/9の動画を見てから1/9に戻った方が、どういうやり方で説明しているかがわかる分、想像力が働いて理解しやすいかもしれない。

 とにかく、ごめん。m(_ _)m

 今回の工作は……名前はないのかな。「ゲジゲジゴム棒」だ(←テキトー)。

 材料はゴムと竹串(11本)。


全部を釣り合わせるのは案外難しい。

 ゴムに3cm間隔で竹串を刺し、左右なるべく釣り合うようにする。
 それだけ。

 全部釣り合わせて空中に持ち、端っこの竹串をひねってやると2本目以降の竹串にきれいに波状に伝わっていく様を楽しもうという優雅な(^O^)もの。


奥の人が持ってるような感じなる。

 スカイフィッシュみたいな感じかな。(^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • ケーキに載ってる、チョコレートでできた山小屋
  • カツ丼

本日のBGM:
Hangar 18 /MEGADETH





 というわけで、前回の「懐かしいラーメンの話」で紹介した、よくわからない(^O^)ラーメンランキング表に続いて、1990年代の関西ラーメンの話。

 90年代に出版された関西のラーメン本やラーメン雑誌を5冊引っ張り出してきた。

#私が持ってるのはこれだけだけど、もちろんこれはたくさんあった中の一部に過ぎない。たとえば「福島本3部作 ─ 「関西ラーメンサミット」に寄せて」で触れた福島氏の『ラーメンポッポッ200杯』(1998)も私は持っていない。……そんな調子だからここでの話もかなり偏った話になっているはずで、それは読者の方で割り引いて見てほしい。

 で、90年代の関西ラーメン界を俯瞰して見るために、この5冊に掲載されている店を一覧表にしてみた。
 数えてみると、5冊全部に紹介されている店も結構ある。
 5冊全部でなくても重複はかなり多い。

 正直、「決まった店しか出てこない」という印象だ。

 これは名店が圧倒的に名店であったということよりも(まあそれもあるだろうけども)、当時の関西のラーメン店の圧倒的なタマ数の少なさによるものだと思う。おそらく90年代以前の関西では、めぼしい店は本を1冊埋めるのにさほど選んでいられないほどの数しかなかったのだ。
 だから当時の「ラーメン通」も、新店云々よりも、老舗をどれだけたくさん回っているかが問われたりしたのだろう。

 さて、その5冊を発行年順に並べてみる。
 本の写真は縮尺を合わせてみた。

1995/07/10
『ぴあBOOK ~大阪・兵庫・京都・滋奈和~ 本当においしい店(1) ラーメン101店』(ぴあ)



『ぴあBOOK ~大阪・兵庫・京都・滋奈和~ 本当においしい店(1) ラーメン101店』(ぴあ)

 今でもあるような普通のラーメン本。
 巻頭にはライター、タレントなどの「関西ラーメンマニア会談」が掲載されている。「“道頓堀ラーメン戦争”って最近よく言われてますが、道頓堀のあの3店(金龍ラーメン、神座、薩摩ッ子ラーメン)も、それぞれ行列になったりしますよね…」というコメントや、高菜、にんにくなどの「入れ放題」が話題になっていたりという部分には時代を感じる。
 
1997/01(記述がないが、1~3月の間のはず)
『ぴあランキングルメ シリーズ2 ラーメン』(ぴあ)



『ぴあランキングルメ シリーズ2 ラーメン』(ぴあ)

 読者投票によるトップ100と口コミ紹介店舗。読者投票であれば公平性や情報の信頼性が確保できるという考え方に基づく企画だが、結果としてランキングは……

1.天下一品 総本店
2.神座 千日前店
3.薩摩っ子ラーメン 空心町本店
4.新福菜館
5.麺蔵 加納町店
6.夜鳴きや
7.彩華ラーメン 上本町店
8.第一旭 たかばし本店
9.金龍ラーメン 道頓堀店
10.芦屋ラーメン庵


 となった。当時でも「うまい店っちゅーより、知ってる店ってことちゃうんか」と思ったものだ。ちなみにランキングルメシリーズの居酒屋での1位は村さ来。(^^;;
 巻末にある「こんなにある『ランキングルメ』への投票方法!」ってのが時代を感じさせる。応募シートをハガキでとかFAXでとか書いている一番最後に「なんと、インターネットでも投票できるぞ!」とあり、「パソコンをお持ちのアナタ。インターネットを使ったことのあるアナタ…」と。97年初旬といえばまだWindows98も発売されておらず、高速ネット環境の普及の原動力になったYahoo! BBのサービスが開始される2001年にもまだまだ遠い。「インターネットを使ったことのあるアナタ」とは素敵なフレーズだ。
 ランキングに入ったものの取材拒否された店もあり、その理由も含めて一覧表にしているのは面白かった。
 
1997/12/24
『うまラーメン』(京阪神エルマガジン社)



『うまラーメン』京阪神エルマガジン社

 これも非常にオーソドックスなラーメン本。
 巻頭特集的なものはなく、いきなり本編に突入する硬派な1冊。ただ巻末の50音順索引に加えて、「深夜ラーメン」として、営業終了時間別の索引を置いているのがなかなか秀逸。そしてそれは当時の「飲んだ後のシメの1杯」としてのラーメンの位置付けがどれだけ強固だったかを示している。
 
1999/01/01
『関西ラーメンのうまい店200軒』成美堂出版



『関西ラーメンのうまい店200軒』(成美堂出版)

 どうやら成美堂出版は最近はラーメン本を出していないようだ。地味だけど良質な本だった。ただ、掲載写真のライティングの悪さはちょっと気になる。(^^;
 巻頭に「これだけは必食! 三都激戦区」、巻末には「オリジナルラーメン&エスニック麺14連発」という特集がある。しかしこれらは普通の店紹介の記事の配置を換えているだけで、これといった特別な紹介の仕方をしているわけではない。ストイックだ。(^O^) 沖縄そばからベトナムうどん、汁ビーフンまで幅広く紹介しているのは楽しいが、おそらくはさほどタマ数が多くもない関西版で、東京版と同じ「200軒」という大風呂敷を広げちゃったからだろう。(^^;
 大判なので持ち歩いてラーメン食べ歩きをするような使い方は想定されていない。
 
1999/10/30
『ラーメン大好き MINI』(日本出版社)


『ラーメン大好き MINI』日本出版社

 今でも毎年『噂のラーメン』を出版している日本出版社のもの。とはいえ編集そのものは全然別物。
 題名の「MINI」からは、何か「本誌」があってそれのダイジェスト版なのだろうと想像させるが、そういうものがあるのかどうかはよくわからない。(^^; 表紙に「ラーメンプロのひとことアドバイス付き」とあるのは、別にプロのラーメン評論家みたいな人のコメントではなく、「店員からの一言」を指している。
 巻中には「こだわりご当地ラーメンの店」、巻末には「大学対抗愛しのラーメン屋さん自慢」という特集がある。
 掲載店舗数が今より随分少ないせいか、大地図はそこそこわかりやすい。全128ページ中、なぜか最後の16ページだけ白黒なのは謎。
「ラーメンプロのひとことアドバイス」には店主やスタッフの顔写真が掲載されているが、この写真がなかなかいい。いい笑顔が多い。山長の主人も(10年分)若い。(^O^)
 しかし、この時点で天下一品は既に全国180店舗を展開していたんだなあ。凄いなぁ。
 あと、掲載を依頼して断られた店とその理由(店からの返答)を紹介している。上記『ランキングルメ』のような企画なら「どうしてこの店は(ランキングに入ってるのに)載ってないの?」と思われるから、読者への説明として載せるのも理解できるけども、こっちは必ずしも載せる必要はないよね。だから逆に非常にリアル。(^O^) 『ランキングルメ』での拒否理由が「お店の都合により……」なんて当たり障りのないものであるのに対してこちらは「ウチはいいです」「忙しいからいいです」「今のお客さんだけでいいです」「相談してみます(以降回答なし)」などにべもない。これって電話営業の断られ方だよねえ。(^^;

 「○○店」と書いてる時は「○」印の後にそれを入れた。とはいえ、同じ店でも呼び名が変わってるだけ(というか単にいい加減なだけだったり)で結局同じ店だったりすることもあるが、そこまで確認してあげない。

大阪
【本当においしい店】
1995/07/10
【ランキングルメ】
1997/01
【うまラーメン】
1997/12/24
【関西うまい店】
1999/01/01
【大好きMINI】
1999/10/30
掲載誌数/5誌
青葉らあめん
○なんば店
5
赤坂ラーメン
2
元祖 赤玉ラーメン
1
赤れんが
2
旭屋/ラーメン
2
味仙
5
アベノ日本一
○宗右衛門町店
2
一級ラーメン 京橋本店
4
一休/博多ラーメン
3
いってつラーメン
1
一品香
3
恵比寿/らーめん
2
王/九州ラーメン
4
鳳ラーメン
3
かっさんラーメン
2
神虎
1
火無夷
○天満店
4
神座 千日前店
5
可門
2
亀王/九州ラーメン
3
北野八番亭
3
今日しかない
2
喜らく/大阪の味ラーメン
○新梅田シティ店
4
金龍ラーメン
○道頓堀本店
○道頓堀本店
○2号店
○相合橋店
○道頓堀本店
5
球磨ラーメン
2
蔵/会津喜多方ラーメン
○三津寺通店
○OAP店
○OAP店
○OAP店
5
くりやん
4
黒豚
2
博多ラーメンげんこつ豊中店
3
玄屋
1
好房
3
光洋軒
1
香蘭JRなんば駅店
1
剛力ラーメン
4
古潭/らーめん
○なんばシティ店
○なんばシティ店
4
湖陽樹
3
ごん太/長浜ラーメン
2
彩華ラーメン
○上六店
○上本町店
○上本町本店
○「採華」と誤字
○上本町店
5
薩摩ッ子ラーメン
○空心町本店
4
サロマ湖/北海ラーメン
2
33/らーめん
2
四季/ラーメン専科
2
四天王/薩摩ラーメン
○南船場店
3
信濃路
4
醤/ラーメン
2
上海/中国小吃
3
上海亭
1
朱 梅田店
5
焼賣太樓
3
十六番/尾道ラーメン
3
じゅんちゃんらーめん本店
3
小洞天
4
シンガポール/レストランバー
2
神連/麺屋
4
双龍らーめん
3
大正/支那そば
1
大来軒
○本店
○天五店
○天五店
○国分寺店
5
樹/自家製ラーメン
4
TAMACHAN
1
茶茶/薬膳麺房
2
ちりだラーメン
5
ちりめん亭
○長居店
○長居店
3
つる万両
2
つるめん
3
天下喜
1
天馬/中国料理
1
ニンニクラーメン天洋九条本店
3
堂島TSUBOYA
3
道頓堀ラーメン
3
藤平/ヤング/ラーメン屋敷
○ヤング藤平
○屋敷
○屋敷
○屋敷
4
洞魔麗
3
豚吉本店
3
とん吉/長浜ラーメン
1
元祖七二八老麺
2
浪花天神らーめん
1
なにわのたんたん麺
3
南蛮亭/白ラーメン
○2号店
○二切店
3
日本/ラーメン
○池田本店
4
二両半
○都島店
5
1
博多/九州ラーメン
5
白龍
4
はなみち/ニンニクラーメン
2
浜ちゃん/長浜ラーメン
3
ハマムラ
1
春一番/中国料理
3
彦ェ門/九州ラーメン
1
火乃國
1
向日葵
1
福将軍/九州ラーメン
5
福龍園/中国酒家
1
豚子
1
紅鶴ラーメン
5
宝来
2
中華のポパイ
3
ポパイ/らーめんはうす
○喜志店
3
マキノ家
3
真琴/鹿児島ラーメン焼肉
○本店
○本店
5
マンサクラーメン
○2号店
5
まんねん
4
都/四川ラーメン
1
名物屋/横浜ラーメン
3
名門
1
めんくい/尾道ラーメン
○心斎橋店
5
もっこ/浪花の中華そば
3
桃太朗/日本一のラーメン
1
山長/尾道ラーメン
1
友翔
1
雄来
1
揚子江ラーメン
5
よってこや 寝屋川外環店
3
らいよはうす
○2号店
5
らくだや
1
楽天食堂
1
力雅/ラーメン專科
5
龍虎
3
れんげラーメン
1
王府 ひらのまち
1
王王ラーメン
3
 
京都
【本当においしい店】
1995/07/10
【ランキングルメ】
1997/01
【うまラーメン】
1997/12/24
【関西うまい店】
1999/01/01
【大好きMINI】
1999/10/30
掲載誌数/5誌
あかつき
3
味千
○下鴨店
○京都1号店
5
阿月 本店
1
一番星/中華そば專門店
5
エビス軒
1
親爺
5
海王/ラーメン
2
花月 竹田店/ニンニクげんこつラーメン
1
活力屋本店
1
キャプテン
1
京一
3
京都一休軒
4
銀閣/ラーメン
1
金ちゃん
○本店
○北山本店
4
玄屋
4
虎角
1
悟空
3
小昼/ラーメン
1
こむらさき
2
中華サカイ
○みその橋店
3
上上
3
笑麺
3
新進亭
5
新心亭
1
新福菜館 本館
5
第一旭 たかばし本店
5
大栄本店/らーめん
1
大黒ラーメン
2
大中
3
大福ラーメン
2
大豊ラーメン
3
太陽軒バンボッシェ
1
しるそばたか
3
但馬 春日森店/ラーメン
1
太七/ラーメン
3
タンポポ
5
ちいふ/中華そばの店
1
珍遊/中華そば專門店
5
鉄人/ラーメン
1
天/ラーメン
1
天下一品総本店
5
天天有
5
天宝
3
天龍
4
東京ラーメン
5
寅さん
3
日本一/ラーメン
5
八光軒
1
藤/ラーメン
3
博多っ子/本格九州ラーメン
1
芳珉/ラーメン
5
鳳林

 先日の「幻のカニラーメン」に載せたN氏のレビューを引っ張り出すために昔の資料を探っていると、一緒になんか変な(^O^)表が出てきた。

 こういうのは芋づる式ですな。(^^;

 というわけで、これもご紹介しておく。

 これはかつて心斎橋にあった尾道ラーメン めんくい店内に貼ってあった、おそらくはどこかの週刊誌のコピー。1995~1997年あたりのものだと思う。てことは関西ラーメン暗黒時代の頃の話だねえ。オリジナルには日本全国の店が書かれていたのだけども、当時はデジカメなどなく書き写すしかなかったため西日本だけで断念したのだった。

 表にある○、△はそれぞれ、

……麺がスープより1ランク上
……麺がスープより1ランク下

という意味だそうだ。

大阪
(あっさり)
大阪
(こってり・とんこつ)
神戸・京都など
九州
(5)超一流ラーメン
(調味料を化けさせる)
神通力を感じる。虜にする。しかし、このランクでも時々(4)や(3)に落ちることも多い。
朱華園(尾道)一風堂本店(福岡)
一蘭那の川店(福岡)
(4)一流のラーメン
(調味料をうまくこなす)
感動湧く美味さ! 力・技・魅力で本物! 文句なし。
神座
尾道ラーメン十六番(心斎橋)
こむらさき(鹿児島)
桂花本店(熊本)
珉子ラーメン(北九州)
(3)上級のラーメン
(調味料をうまく処理)
十分美味いが感動で弱い。こじんまりしている。インパクト、深さ、洗練を少し欠く。
喜らく(新梅田)
ラーメン若水(心斎橋)
青冥(心斎橋)
揚子江(梅田)
味仙(心斎橋)
喜六(日本橋)
藤平ラーメン(中津店)
福将軍(桃山台)
悟空(難波)
第一旭(たかばし本店)
長田ラーメン(長田)
黒亭(熊本)
八峰(福岡)
元祖長浜屋(福岡)
赤のれん&とん吉(福岡)
山水亭(熊本)
呑熊(熊本)
大砲ラーメン(久留米)
風林亭(熊本)
万龍(小倉)
さぼんラーメン(鹿児島)
(2)中級のラーメン
(調味料を匂わせる)
舌と脳天にズバッとこない。何か物足りない。もどかしい。煮えきらない。
赤れんが(南森町)
好房(扇町)
皇蘭(難波)
小洞天(難波)
アベノ日本一(宗右衛門町)
萬吉(難波)
れんげラーメン(上本町)
らーめん朱(梅田)
天下一品(布施店)
ラーメン華(難波)
ラーメン横綱(枚方)
古潭(東梅田)
味奉行(布施店)
熊五郎(千里中央)
ラーメン物語(梅田)
博多(四つ橋)
力雅(京橋)
金龍ラーメン(難波)
薩摩っ子(難波)
四天王(心斎橋)
芦屋ラーメン庵(芦屋)
ほそかわ(西京極)
もっこす(石屋川)
元町ラーメン(元町)
(1)その他のラーメン
(調味料臭い)
ありきたりで、並の味の調味料、香辛料、ラードなどの乱用と技倆未熟な処理。
喜多方ラーメン蔵(心斎橋)
ちりだラーメン(心斎橋)
彩華(上本町)
上海(新大阪)
楽天食堂(心斎橋)
白龍(東梅田)
(難波)
今日しかない(難波)
一級らあめん(京橋)
天天有(一乗寺)
夜鳴きや(山科)
珍遊(一乗寺)
三馬力(神戸・三宮)

 まず店のラインナップが感慨深い。いかにも1990年代。今でも残っている店が多いことも意外といえば意外だし、納得といえば納得。

 しかしそれ以上に感慨深いというか興味深いのは左の(1)~(5)のランク分けの基準だ。

(5)超一流ラーメン
(調味料を化けさせる)
神通力を感じる。虜にする。しかし、このランクでも時々(4)や(3)に落ちることも多い。
(4)一流のラーメン
(調味料をうまくこなす)
感動湧く美味さ! 力・技・魅力で本物! 文句なし。
(3)上級のラーメン
(調味料をうまく処理)
十分美味いが感動で弱い。こじんまりしている。インパクト、深さ、洗練を少し欠く。
(2)中級のラーメン
(調味料を匂わせる)
舌と脳天にズバッとこない。何か物足りない。もどかしい。煮えきらない。
(1)その他のラーメン
(調味料臭い)
ありきたりで、並の味の調味料、香辛料、ラードなどの乱用と技倆未熟な処理。

 なんと、麺の善し悪しでもスープの取り方でもなく、調味料の生かし方が基準になっているのだ。あとは「神通力を感じる」だの「感動湧く美味さ」だの「舌と脳天にズバッとこない」だの、かなり主観的な……というか、これは単なる感想か。

 あるいはこの「調味料」という言葉の中には、今の私たちがイメージする砂糖、塩、醤油、酢、油、スパイス、旨味調味料……等々といった調味料にとどまらず、ダシ(ということは豚骨だの頸骨だの昆布だの鰹節だのといった素材や、それの取り方)なども含められていたのかもしれない。
 強弁に思うかもしれないが、もしそうだとすればこれはそのままこの時代のラーメン評論のボキャブラリーの貧困さを示すものだろう。そしてそれが貧困だったということは、少なくとも当時のラーメンに求められていたのはそういう部分ではなかったということだ。

 まあこの基準の書き方からして、なんというか、この表を作った人が結構アレげな人っぽいなあという想像はつくのだけども。(^^;

 いずれにせよ当時のラーメン観、あるいはラーメン評論の一端がうかがえる記述だ。

 次回は「90年代のラーメン2」をやる予定。

突然食いたくなったものリスト:

  • 駿台の食堂のカレーライス

本日のBGM:
Daddy, Brother, Lover, Little Boy /MR.BIG





※infoseekのiswebライトが2010/10/31にサービス廃止になったので、そこに置いてたネタをいくつかこちらにサルベージしときます。

パイナップルのなり方
 

パイナップルのなり方

 世の中をナメきったなり方だと思いませんか?

突然食いたくなったものリスト:

  • クリスマスでよく売ってる骨付きチキン

本日のBGM:
それはスポットライトではない /浅川マキ





 昔、蛍池駅と伊丹空港の間にある「空港前」交差点に、カニラーメンというラーメン屋があった。
 営業期間は非常に短く、ネット上を探してもほとんど情報は残っていない。

 そんな幻のカニラーメンだが、私の友人N氏はこれに行ったことがあり、かなり強い印象を受けたらしい。(^O^)

 このたびそのN氏から、書類を整理している時にひょっこりそこのチラシが出てきたと連絡があった。N氏曰く、

「たぶん、あまりに衝撃的だったので、ついとっておいたのだろうなあ」

 と。(^O^)

 送ってもらったら果たしてチラシそのものがなかなか印象深く、これは記録のためにも(何の?(^O^))是非掲載しておかねばなるまいと。

 というわけで、1998/05の『ひえたろう』でのラーメンレビューに掲載したN氏本人によるレビュー(^O^)も一緒に掲載だ! なおこの時、N氏はここのラーメンを10点満点で1点という評価を与えている。prz


おいしー ヘルシー カニラーメン
何とも昭和な雰囲気を伝えるが、
れっきとした平成のラーメン店だ
クーポン部分がなくなっているのは、もちろん切り取って使ったからね
 
カニラーメン

 97年の夏ごろに出来た店。
 カニラーメンとは発想はいいなぁと思い食べに行ったのだが、これが凄まじい味。麺はややゴムに近い。しかし、それはまだマシ。スープが、「変な味のついたお湯」でしかない。ダシをとるということを知らないんじゃないか、としか思えなかった。具もほとんど入ってない。申しわけ程度にカニ肉がぼそぼそと入っている程度。店内の雰囲気も最悪。店員(2名)は、人のよさそうなオニイチャンだけに、なんとも言えない侘しさが漂っていた。お金を払うときに、レジわきのメモ帳にボールペンで店員が書いたと思われるカニの絵が、妙に悲しかった。
 当然の如く、3ヶ月ももたずに「暫くの間休業します」の貼り紙。しかし、1ヶ月後ぐらいに奇跡の復活。と思うのも束の間、シャッターは再び閉じられ、今に至るまで開かないのであった…。

 なお今現在、カニラーメンがあったところはビデオ屋になっているもよう(⇒Googleストリートビュー)。

 その後、N氏がこのチラシを送ってくれた時に一緒に書いてくれた感想。

ネットで探しても情報まるでなし。存在を記憶している人もほとんどいないんじゃないか。(^^;;

あの、お湯(文字通りのお湯、ダシとかまったくなし)に麺を入れて、申し訳程度にカニの身が乗っかっているという、あの衝撃。そして、その衝撃の体験をした人が見当たらないという衝撃。店員の一人がメモ用紙にボールペンでカニのリアルなイラストを描いていた場面と合わせて、僕は一生忘れられへんでしょう。いい人たちそうだったのになあ。いまなにやってんだろう…。

 人間ね、記憶に残るのは、やっぱりウマい店じゃなくて(ry

突然食いたくなったものリスト:

  • エースコイン

本日のBGM:
Guyana /MANOWAR





※infoseekのiswebライトが2010/10/31にサービス廃止になったので、そこに置いてたネタをいくつかこちらにサルベージしときます。

シャウエッセンマン

 何故か大阪ダービーでは登場しなかったけれど、セレッソ大阪のマスコット(?)に、とんでもないヤツがいる。

 セレッソの二大スポンサーはヤンマーと日本ハムなんだけども、まあヤンマーの「ヤン坊マー坊」はいい感じじゃない。ちゅうか、とっても普通。マスコットはこうあるべきって感じの正統派。
 しかし、日本ハムの「シャウエッセンマン」。これヘンすぎ。

 シャウエッセンそのものではなくて、パッケージの袋だってのも何ともフェイント。(^^)


「セレッソ大阪チームキャラクター“ロビー”と“シャウエッセンマン”もやって来る」なんて言われてもなぁ……

 シャウエッセンマン近影。


 髪型が「いじわるばあさん」。


何の工夫もないネーミング、「シャウエッセンマン」


介添えしてるのは誰?

 目が見えないので階段を下りるにも介添えが必要。
 かなりマヌケなキャラ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

そして
とうとう出た
 
 
究極のキャラ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(無断転載:著作権者、問題がある場合は連絡乞う)

リアルタイプシャウエッセンマン!


 

突然食いたくなったものリスト:

  • テリヤキチキンバーガー

本日のBGM:
Addicted To Love /Robert Palmer

ちゅうか、司会者の服装が。




 堺東銀座商店街にできた新店。


らららのらーめん 一豚力@堺市堺区
店構えだけでは一瞬、何の店かわからない

 食券機が表にあり、閉店時はこれを店内に仕舞うようになっている。

 つけ麺を食べたが、それ以外の部分で書くことが多い店ではある。

 まずつまらない話。
 この店は「らららのらーめん 一豚力」という名前なんだけども。
 私はね、最初、「四豚力」だと思ってたのよ。私だけじゃない。友人もそう思い込んでた。
 どうしてかというと……。


これが「四豚力」に見えた
ほんとは豚の鼻なんだけど

 そう見えるじゃないか。見えないかな。(^^;
 見えたんだよ。

 まあいいんだけどね。

 閑話休題。

 麺メニューはとんこつ正油ラーメンとんこつ塩ラーメンつけ麺とそのチャーシュー大盛のみ。ちょっと高いね。私はつけ麺 チャーシュー大盛(¥1000)を選んだ。


割り箸と割スープのポット

 他のラーメン店ではなかなかお目にかかれない9寸竹天削割り箸。竹天削はまだしも、わざわざ9寸を選んだことに深い意味があるのだろうか。少し謎だ。


つけ麺 チャーシュー大盛り(¥1000)@一豚力
写真には半熟ゆで玉子半個×2入っているが、実際は1つだけなので注意

 具はチャーシュー、ネギ、メンマ、半熟ゆで玉子。
 麺は全粒粉入り太平ストレート麺。
 つけ汁は豚骨魚介……だそうだが、魚介はさほど感じなかった。というのも(パルメザン?)チーズの香りがかなりキツかったから。正直、魚介の存在感はなかった。ゆずの皮がひとかけら。

 麺の上に派手に具がトッピングされているが、最初に目につくのはカラカラに乾いたネギだ。一瞬あほいちを思い出した(「あほいち@浪速区」)。


近影

 チャーシューはそこそこ分厚いが、さほどうまいものではない。メンマは缶詰風。そして玉子は単なる半熟の茹で玉子。

 麺は全粒粉入りで、ルックス的には綿麺のそれによく似ている。ただし茹でが短めなのか少し固く、もうちょっと茹で時間を取ってもいいんじゃないかと思った。


綿麺の麺に似てる

 しかしこのつけ麺で一番特徴的なのはやはりこのつけ汁。

 開店当初に書かれたいくつかのブログを見るとつけ汁は「またお前か」系の「濃厚豚骨魚介」だったようだが、2010年10月中旬に食った限りではチーズがかなり目立つ、特徴的なつけ汁になっている。香りもそうだし、ねっとりと麺に絡む感じが結構重厚。店内のウンチクには全粒粉入り麺について、「全粒粉はパンや焼き菓子によく用いられほのかに香ばしい香りが特徴です」とある。しかしこのチーズのインパクトの前には「ほのかに香ばしい香り」なんて何の存在感もない。(^O^) 全粒粉を入れるメリットが食感ではなく「香り」なのだとしたら、このつけ汁に合わせる麺に全粒粉なんて本当に必要だろうか?

 さて。

 ネット上ではこの店は人気店俺のラーメン あっぱれ屋で「修行した」店主がオープンした店だという情報が出回ってて、その前提でエントリを上げているブロガーさんも多い。

 しかし実際のところはラーメン店を始めるにあたり、ラーメン屋のオペレーションが知りたいからと製麺機を購入した業者に相談したら、そこの顧客であるあっぱれ屋を紹介してくれて、そこで4日ほど皿洗いしたということらしい。
#ということは、その製麺機業者は大和製作所ということだろう。

 こういうのを「修行」と捉えていいものかどうか。
 もしそう思うとして、それで何をこの店に求めるのか。
 この店にあっぱれ屋の味を求めて行く(そして勝手に失望する)のはちょっと気の毒……というか、お門違いじゃなかろうか。誰が言い出した話なのかは知らないけど。

 もっとも店だってそういう噂を利用しようとはしているようだ。少なくとも否定しようとはしていない。まぁこれも商売なわけだし、「嘘ではないが、誇張していない事実はない」みたいな姿勢は商売人として普通のものだろう。ウラを取るラヲタだってそんなにいないだろうから。

 当初は普通の豚骨魚介だったらしいつけ汁を、チーズを入れてそれっぽくしたところ(あと、当初からネギが白ネギから青ネギに変わっている)などは、あるいはそんなラヲタの勝手な期待?に沿おうとしたのかもしれない。

 しかしびっくりするのはスープ割り。

 ↑の割り箸と一緒に写っているポットから客が勝手にスープ割りをするようになっているのだが、この割スープ、うどんスープなのよ。みりんが入ってる。(>_<)

 こんなの初めて。

 スープ割りといえばたいてい節系のだしが中心で、かなり変わったところでもそれに塩が入ってて「あれ?味があるぞ?」と思わせる程度だ(つぼやとか、つけ麺野郎とか)。こんな、「麺を残しておいてこの割スープにつけて食ってみればよかった」とか思わせるくらいはっきりした麺つゆが出てくるなんて、思いもよらなかった。もちろん初体験。

 この割スープがこのチーズつけ汁に合ってるのならきっと感動しちゃったんじゃないかと思うけど、そんな奇跡は起こらず、かなり厳しいスープ割りになってしまった。
 つけ汁の濃厚さをさっぱりと〆めるなんてことはなく、甘ったるさと重厚さがゴニョゴニョと口の中で混じり合って、かなり悪い後味となった。

 このスープ割りだけで、ここの店主は(ラーメンはともかく)つけ麺には何の思い入れもないんだろうと想像がつく。そのくらい無茶苦茶なスープ割りだった。つまりつけ麺をちゃんと食べたこともないし、うまいものを出そうという気もないと。あればいいんだろう、と。
 そう考えれば、具のやる気のなさも理解できる気がする。

 ただびっくりするのは、このチーズのつけ汁がそれなりにちゃんとまとまっているということ。

 実はこの店、右奥の細い路地に入って2~30mほど進んだところにある路地裏ビストロ&鉄板焼 羊の家という店の人がやっているそうだ。


手前の立て看板の店

 結局は料理人の地力、センスということだろうか。
 その意味では凄い。

 なかなかない味ではあるし、このセンスに合う人にとってはクセになる味かもしれない(この味がいつまで続くかはわからないけど)。

 ただ、そうだとしてもこの金額を取るのであれば、もうちょっとまじめに取り組んでほしいと思う。特に具については。

食べログ「らららのらーめん 一豚力」

突然食いたくなったものリスト:

  • 寿司

本日のBGM:
Cards /PLASTICS





※infoseekのiswebライトが2010/10/31にサービス廃止になったので、そこに置いてたネタをいくつかこちらにサルベージしときます。

落石注意

落石注意

 この看板に書かれている「落石注意」ってのは、「落ちてくる石」に注意しろって意味じゃなく、「落ちてしまった石=落ちてる石」に注意しろってことなのだが……。


和泉葛城山にて

 これは注意したい。

突然食いたくなったものリスト:

  • 寿司

本日のBGM:
赤いスイートピー /松田聖子

数ある松田聖子の曲の中でも屈指の名曲。ユーミンのペンによる。




 Twitterである本の話をポロリとしたら、もうちょっとkwskと言われ、大昔に書いた書評(というより感想文)を探したら見つかってしまった。

 いつ頃書いたものか覚えていないが、内容からして1995年あたりだと思われる。
 もう15年前の話だ。

 よほど腹が立ったと見えて、かなり筆が乗っている。(^^;

 我ながらよくもまぁそこまで言うなあと思ったので、ここに載せてしまう。

 その本は『神と仏とサイエンス―生化学者の井戸端宗教学』。著者は(株)龍角散の元会長・藤井康男氏。既に故人となっている。これを書いた頃は社長だったらしい。

 文中の「村井君」というのはオウム真理教の幹部で1995年4月に刺殺された村井秀夫のこと。

 なおこの出版社の佼成出版社は立正佼成会系の出版社。

 本書はとっくに絶版になっているので、おそらく皆さんの目に触れることはないだろう。

神と仏とサイエンス―生化学者の井戸端宗教学
藤井康男著 ダルマブックス 佼成出版社(未読了)


 著者は(株)龍角散の社長で阪大理学部卒(理学博士)。村井君の先輩なわけね。仏教に関する本だそうだ。第2章までしか読んでない。あまりに時間の無駄。無根拠無思慮無理解無分別無見識無脳。愚書以前。

 結局、著者の視点は「現代日本バンザイ」の1点であり、そしてそれを生み出した「日本文化・バンザイ」だと。そしてそれは戦後民主主義のおかげであり、それを支えたのは日本人の宗教観なんだと。で、その源流を遡ると聖徳太子の政策にまで行き着く……そういうことを言う。初めに言いたいことありきで、その論理展開はこじつけだらけ(そりゃそうだ。聖徳太子の政策が戦後民主主義的だったなんて。はっは)。牽強附会(辞書を引いてみよう)。現代人の感覚を古代人にそのまま当てはめるのは全く無意味だ。そんなものから出発して正しい認識が得られるはずがない。不覚にも見切りが遅く、103ページも読んでしまったので腹が立つから問題点をいちいち挙げてやる。

 聖徳太子は中国のいいところをどんどん取り入れたが、科挙は取り入れなかった、だから偉い、のだそうだ。何故かというと、「科挙などというものは悪名の高いもので、今日の偏差値どころではない。官吏登用試験の最たるものであるが、やたらに大勢が受験してその中で東大の試験ではないが、大量に落とす。そして最後に一人だけ残すというような試験であるから、そういうことは、もう試験のための試験としかいえない」。なーに言ってやがる。科挙は一定のラインを超せばみんな合格した(最後に1人残すようなもんじゃない)。それに科挙の開始が何年かは知らないが、それを始めた隋が成立したのは聖徳太子が摂政になる3年前だ。新制度の弊害(試験が自己目的化したり、受験で人生狂わせる)がそんなに早く現われていたとも思えない。何? 聖徳太子は偉かったから将来科挙がこういう問題を生むことを予想できたんだよって? いやいや。だとしたらなおさらその対策を打った上で採用すべきだったのだ。あなたの意見からすればね。だって科挙は一定の血筋以外にも広く人材を求めようという「民主主義」的なものだったんだからさ(当事者にはそんな認識はもちろんないが)。龍角散の入社試験はどうやってるの?

 さらに聖徳太子は天皇から権力をはぎ取ったという。天皇に与えられた役割は宗教上の祭主の役割と文武両官の最高位の任命だけなのだと(要するに日本国憲法と同じと言いたいようだ)。これもちょっと胡散臭いが資料がないので反論しない。だが、「太子によって政治と権力を奪われた天皇は、なっても旨味がないという空疎な地位になってしまった。そのために」「天皇を殺して自らとって代わろうとした者が一人も出なかった」てのは問題だぞ。だったら天皇家の抗争の歴史は何なんだ? 壬申の乱はなぜ起こった? 両統迭立なんてものがどうして出てきたというんだ。みんななりたかったからじゃねえか。それに天皇家乗っ取りを企てた(と思われる)足利義満や、「新皇」を名乗った平将門なんての(これはちょっと違うか)はどう解釈するんだ。

 天皇に残された数少ない(?)役割である大嘗祭は、天皇が「国民を代表して」「執り行な」っただと。スゲーなこのウソ。右翼に刺されるぞ。「代表して」ということは複数の人間(ここでは「国民」)にその資格があるという意味になる。大嘗祭は天皇だけの特権だ。大嘗祭とは天皇即位後初めて行なわれる新嘗祭のことで、新嘗祭は年に1回初穂を神様に供えて神様と共にそれを食す祭り。大嘗祭はそれプラス皇位継承の儀式(いまだに「謎」とされる密儀)も加わり、それによって天皇と皇祖神が一体になり、天皇たる資格を得る(現人神になる)。大嘗祭はいわば「皇位=統治権」の継承儀式なのであって、そんなもの国民を代表してやったりしない。もしも無理矢理それを主張したいんだとすれば、明治4年の大嘗祭の時に「国民は自分の村の神社で産土神を祀れ」という告諭を根拠にすべきだろうが、まあこれだって聖徳太子とは関係ないやね。

 まだある。「日本の歴史を見ると、天皇が直接、政治を把握しようとすると、決まって国が乱れる。それが過去に二度ある。後白河法王の源平の戦いの時と後醍醐天皇の建武の中興」だと。ここでは象徴天皇制がベストだと言いたいようだが、ワケのわからん根拠を持ってくるな。桓武天皇はどうだ、醍醐天皇はどうなんだ。なぜ「決まって」などと簡単に断言できる? 武家政権だってそれが交代するときには国は乱れる。結局政権交代に伴って起こる争い以上の意味はないじゃねえか。「天皇親政」はダメだという根拠も、こんなところに求められちゃ、説得力ないねえ。

 で、聖徳太子は天皇家の宗教として神道を定めたという。あなたねえ。日本の天皇はたいていの場合、神道と仏教のどちらも敬ってきたの。二者択一の問題じゃない。そういう土台があったからこそ神仏習合が進んだのだ。明治以前は天皇の葬式だって神仏習合だぞ。

 歴史・宗教認識に関しても、間違いだらけ。

 「ヒンズー教徒というのは、ウシを神聖な動物として崇める」から食べない、「イスラム教徒はブタを神聖な動物として敬」っているから食べないだと? ヒンズー教徒はいいとして、イスラム教徒がブタを食べないのは不浄だからだ。そんなこと中学生の教科書にだって載ってるぞ。こんなことも知らない人間が「宗教学」などと大風呂敷を広げてはいけない。

 正倉院の宝物を見て、「奈良の大仏が造られる頃には、日本はまさにアジアの一中心国家になっていた」などという。まあいかにも日本バンザイ的で、劣等感を持っている人には喜ばれそうだが、同然のことながら当時のアジアの中心国家は中国であり、日本はそこに集まった宝物などを持ち帰った周辺国家の一つにすぎぬ。日本にどこの国の人間が学びに来たのか?

 「秦の始皇帝でも、劉備玄徳でも、皆お姫様と心中したり、お姫様のために王位を追われたりしている」という。この2人とも、そんなことした? 私が無知なだけか新しい学説が出たのか。皇位と王位も、厳密にいえば違うよ。

 まだある。ごめん。M・ウェーバーなんかを出してきて、「禁欲的宗教がなければ資本主義は成立しない」と。「ヨーロッパでカソリックにとらわれていた国は資本主義化が遅れている。プロテスタントに代わった国から資本主義が発達した」。それがドイツだった。「そして同時に変な形であるが、ヘンリー8世」「が、自分の妻を取り替えたくなったためにローマ法王に離婚を頼んだが承知しなかったために癇癪を起こして、カソリックの傘下から脱してイギリス国教という一種のプロテスタントを作ってしまった」。だから産業革命は「イギリス、ドイツでスタートし、カソリックにとどまったスペイン、イタリア、フランスなどは、出遅れてしまった」のだという。実際は産業革命はドイツよりフランスの方が早い(確かにドイツの方が発展は早かったが)。それにこの説明を見る限り、カトリックの方がよっぽど禁欲的だ。カトリックが現世享楽的などと書いているが、離婚を認め金儲けを良しとする宗教と、それをダメとした宗教、どちらが現世享楽的なのか。利子をとることを認めなかったキリスト教は10世紀頃にはそれを認めることになるが、それでもまだ偏見(利子=悪)は根強く残る。それ故に『ベニスの商人』のシャイロックが「強欲」「高利貸し」「悪」「ユダヤ」として描かれることになったのだ。しかし利子を取ることを悪とすれば資本主義は立ち行かない。そこでそれを認めて「市民」層に受け入れられたのがプロテスタントではないのか(資本主義との関連もわからない。だいたいプロテスタンティズムは資本主義の精神に「合致」してはいるがそれが原動力になったかどうかは不明だ。ウェーバーの説も仮説に過ぎぬ/なお、プロテスタントでもルター派は利子を認めていない)。不労所得を認める宗教と認めない宗教のどちらが「禁欲的」だというのか。全然説得力なし。ウェーバーをちゃんと読んだことはないが、あなたはちゃんと読んだの? どうも聞きかじったことだけを勘違いして理解しているように思える(わざとか?)。「キリスト教についてはあまり詳しくないので軽々しい発言は避ける」などとしながらもこんないい加減なことを言う。カトリックは「懺悔することがなくなると、わざと懺悔する種を作るために悪いことをする」なんてことも書いてある。凄いね。ついでにいうと、「宗教学」のくせに知らないのだろうが、「懺悔」って言葉は仏教用語だぞ(「さんげ」と読む)。カトリックでは「告解・悔悛」、プロテスタントでは「悔い改め」だ。

 「清少納言の時代に、宮廷で使われていたのは漢文である」。「日本では大和言葉がその時は使われなくなってしまって、当時の宮廷の教養は漢文が支配的である」と。話し言葉と書き言葉の区別もつかんのか。「ところが面白いことに日本の場合、大和言葉は残るのである。なぜ残るのかというと、天皇の祝詞だけは大和言葉でないと、これはどうしようもない。だから天皇の祝詞に残ると同時に和歌に残る」と。何これ? 因果関係とか相関関係などという観念がないんだな。これはどうしようもないわ、確かに。ところが面白いのはおまえの頭だ。韓国は中国語になったか。「天皇の祝詞」ってのも意味わからんし。

 九州の隠れキリシタンの話で、マリア観音などを例にしてキリスト教が仏教と混じって日本化されたなどとデタラメを言う。マリア観音はもちろん、キリスト教弾圧を避けるためにカムフラージュとして用いられたものだ。いえいえ観音様を拝んでるんですよ、という具合に。偶像崇拝のことを言ってるんだなんて逃げは通用しない。マリア像は日本だけじゃなくて世界中にある(血の涙を流すマリア像なんて有名だよね)。

 本当はまだまだある。これ以上あげつらう精神的余裕とスペースがないのでやめるが、こういう人物を社長にして、龍角散の社員はちょっとかわいそう。……あーあ、書いてみるとこんなに長くなっちゃった。ま、怒りの量を示していると思って下さいな。

 誤解しないでもらいたいが、私は別に著者に知識がないから怒っているのではない。自分の主張したいことを通すために何も知らない人にいい加減な知識を植えつける、牽強附会の姿勢が気に入らないのだ。宗教・論理・学問をあまりにバカにしている。自分が頭悪いのはいいが、他人をその仲間に引き込もうとするな。

 この出版社の名前からして、ひょっとしたら宗教団体・立正佼成会と関係があるかも。どちらにしろ早く絶版にした方がいいぞ。

 最後あたりは個人攻撃に走っていて我ながらいただけない。言い過ぎだ。
 謝罪します。ごめんなさい。

突然食いたくなったものリスト:

  • クッキーに紅茶とブリリアントな午後

本日のBGM:
私ヤヨ /ハルメンズ

YouTubeを探したら初音ミクのしかなかった。(^^;; この歌詞は女の声で歌ってもなあというところもありつつ。




 違います。

 「煤竹で箸を作る」です。

 煤竹から箸を削ってみた。

 煤竹というのは「古い藁葺き屋根民家の屋根裏や天井からとれる竹」で、「100年から200年以上という永い年月をかけ、囲炉裏の煙で燻されて自然についた独特の茶褐色や飴色に変色しているのが特徴」(「煤竹 - Wikipedia」)。
 竹はカビがつきやすいのが問題で、普通の竹を使う場合は天日で干したり防カビ剤を使ったりするのだけども、煤竹はカビにくいので箸にもいい。

 ただし本物?の煤竹は貴重品なので非常に高い。

 というわけで「人工煤竹」という、ネーミング的にはちょっとアレな(^O^)製品が出回っている。つまり、普通の竹を燻煙加工して煤竹に近いものを作るわけ。

 これを手に入れたので、削ってマイ箸を作ってみた。

#以上のような事情なので、竹でマイ箸を作る時はカビに注意。煤竹が手に入らない場合は杉や檜といった殺菌作用のある材木から作るのがいい。
##「ハシ」に「箸」という漢字が当てられているように、竹はかなり昔から箸の材料として使われてきたのだ。

 初めて作ったのでうまくいかなかった部分もあるが、煤竹は2膳分買ったので次はウマくやろうと思ってる。

 刃物は100円ショップで売ってるカッターナイフのみ。
 あとは360番、600番、1200番の紙ヤスリで磨いた。


原木(^O^)


一部アップ

 もともとはこういう竹。
 といっても、これは今回削った竹そのものじゃない。削る前に写真を撮るのを忘れたので(^O^)、写真はまだ削ってないもう1組の方。今回削ったのは節がないものだった。次回こいつを削る時はもちろん節は残す。

 きれいに仕上げるにはカンナを使えばいいんだろうけど、持ってないので(^^;カッターナイフで切った。鉛筆削りの要領。形は完全に適当。ちょっと細くなりすぎたような気もしている。左右対称になるようには意識はしたが、まああんまり神経質にならんでもよろしいやないですか。
 千利休は茶席の前に自ら赤杉を小刀で切り出して箸を作ったそうだし、まあこれはれで味だと思おう。自分が使うもんだし。

 行程を写真に撮ろうと思ったけど、両手ふさがってるわけで(^O^)、写真は撮れなかった。

 要は、それっぽい形に削って紙ヤスリで磨くだけ。


完成品。表と裏(?)

 片面のツルツルになってる面(茶色になってる)を削らずに残した。
 写真はその両面。
 縁起がいいとか悪いとかあるのかもしれないが、そんなのは知らん。(^O^)


9寸杉天削と並べてみた

 長さは24.5cm。9寸箸に比べて若干長いが、これはただ単に入手した竹材がこの長さだったから。あまり深い意味はない。


天は削いだ。

 天削にしてみた。この長さだし、ちょっと気分を出して。(^O^)
 あと、天の部分があまりきれいではなかったから、ごまかす意味もある。

 片方(奥)の箸に傷がついているが、これは元からこの部分に傷がついていた。どうやらこの竹を切り出す時に刃物が入り込んだらしい。これはこれで味だからあえて残す。これも味。


 先っぽはこんな感じ。先端恐怖症の人でもこのくらいなら大丈夫かな?
 使い勝手によってはもうちょっと細くする必要があるかも。

#ちょっと脱線。
箸は中国発祥だけども、中国の箸は先端が細くなっていない。韓国は細くなっているけど金属製で、匙を併用する。匙がなくなって箸だけを使うようになったのは日本独特の特徴なんだそうだ。だから箸で色んな細かい動作ができるよう、細くなったんだろうなあ。
稲作の分布としても……米はジャポニカ米とインディカ米があり、たいていの国では両方作るものなのだが、ジャポニカ米(粘りがある)しか作ってないのはこれまた日本だけだそうだ。米が箸で食べられるようになったことも、「箸だけ」になった理由かもしれない。韓国ではご飯は今でも匙で食べると聞いたことがある。一度旅行したことがあるけど、そこまで見てなかったなあ。
また麦についても「日本は麦飯という、ムギを粒食する世界でもまれな食べ方が普及した」(石毛直道『文化麺類学ことはじめ』)なんて話もあって、やっぱり箸で食べられたわけだ。
脱線終わり。

 後で考えたらこの箸で食べるのは麺類が主なので、箸先をそんなに磨く必要はなかったなあと思った。
 まあこのあたりはいくらでも調整が利くから。
 それに竹は何回も使うとすぐに痩せてくるしね。

 というわけで、あっさり完成。
 製作時間は……1時間くらいかなあ。


龍旗信ラーメンを食ってみた
 

突然食いたくなったものリスト:

  • 鶏唐揚げ

本日のBGM:
Across The Universe /SCANNER





 今年もまた、「ミュージアムウィークス大阪」の季節となった。


車吊り広告

「ミュージアムウィークス大阪2010-今が旬!!これから旬??-」を開催します
http://www.city.osaka.lg.jp/yutoritomidori/page/0000093732.html

 今年年末に閉館するサントリーミュージアムは大阪市に寄付されることになったので、来年からは「ミュージアムウィークス大阪」に(旧)サントリーミュージアムも参加することになるのかな。

年末休館のサントリーミュージアム 建物、運営費7億円大阪市に寄付 コレクション2万点も
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100916/biz1009162100031-n1.htm
サントリーミュージアム、7億円寄付つきで大阪市に譲渡
http://www.asahi.com/national/update/0916/OSK201009160163.html

#2008年の「ミュージアムウィークス大阪」について、以前書いたことがある。
お宝
http://taizo3.net/hietaro/2008/09/post_409.php

 こういうイベントはもっともっとやってもらいたい。

 「芸術? そんなもんで飯が食えますのか?」なんて姿勢ではほんとに芸術で飯食えなくなっちゃうぞ。
 サントリーミュージアムだって、大阪市に寄付されたのは単なるラッキーだもん。

 ちゅうわけで「芸術の秋」、楽しみましょー。

 あ、ついでと言っては何だけども。

 お金のかからない(本当はかかるけど)お手軽芸術探索のご案内。

 大阪市営地下鉄御堂筋線の駅。

 あまり意識している人がいないようで意外ではあるのだけども、御堂筋線......といっても旧1号線の戦前に開通した駅が非常に美しくていいのだ。かねてそう思っていたのだけども、やっぱり見る人は見ている↓。(^O^)

大阪市営地下鉄御堂筋線(ARCHITECTUAL MAP)
http://www.arch-hiroshima.net/a-map/osaka/midosuji.html

 灯台下暗しと言うべきか、このサイトでも書かれているように、「御堂筋線を普段使っている人はこれらの駅を「芸術作品」すなわち鑑賞の対象とは捉えていないと思われる」が、実に味わい深いので、電車待ちの際にでも、是非じっくり味わっていただきたい。ホームに降りてから鑑賞するのもいいけども、階段の上から大きな空間を見下ろし、電車が入ってくるのを眺めるのが最高。


御堂筋線天王寺駅
工事中で、上に足場がある。



御堂筋線心斎橋駅

 私は特に梅田と心斎橋が好きだなあ。

 あと、もしもよければこれ↓も。ちょっと前に読んで感動した作品。

@nifty:デイリーポータルZ:エスカレーターメーカーを見究める
http://portal.nifty.com/2010/09/11/a/

 普段見過ごしがちなエスカレーターの解説。これ読んだら街がもっと楽しくなる。少なくともエスカレーターに乗るたびにメーカーが気になって仕方なくなるぞ。(^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • 肉巻きおにぎり ←食べたことないんだけど

本日のBGM:
ひとりのうた /ブリーフ&トランクス





 アイシェアからアンケート回答の依頼があったのでそれに応じた。

 今回のテーマは『強くてかっこいい日本人女性』だそうだ。

 しかし、2問目にして挫折。_/ ̄|○⌒

 愚問すぎて。

 もうね、アホですかと。


『強くてかっこいい日本人女性』の血液型は何型のイメージですか?

 これ、何て答えりゃいいんスか?

 mixiのニュース枠を1つ埋められればそれでいいのかもしれないけど、適当すぎる。

【追記】
私はこの第2問(血液型)の時点でやめてしまったからわからないけど(このページには「残りの問題はあと24問です」とあった)、どうやら他にも星座や車とかいろいろ聞かれたらしい。
いくらフリーメールアドレスの維持とはいえ、不特定多数(とはいえないか)の相手に、こんな無神経な質問に答えろというのは......うん、無神経なんだな。(^^; それで話は解決か。

 血液型と言えば数多くの人の忠告(「Togetter - 「血液型建築家論」」)にもかかわらず強行(^O^)された「血液型建築家論序説」の「本論」は放送されたのだろうか?

血液型と建築家

 おそらく放送されないねえ。

 そんなところでやめるなら最初から忠告を聞いておけばよかったのだし、せっかく「序説」を放送したのなら意地でも「本論」に進めばよかったのだ。

 へええこんなのもあるのか。
 ステキだねえええ。

アメーバピグ、血液型広場オープン
http://www.secondtimes.net/metaverse/spot/20090929_kestuekigata.html

突然食いたくなったものリスト:

  • 焼きラーメン

本日のBGM:
マリオネット /チャゲ&飛鳥





『関西Walker』の企画に当選し、京都にある老舗製麺所麺屋棣鄂(めんやていがく)の工場を見学させてもらった。

  • この企画は麺屋棣鄂の製麺工場を見学した後、近所にある千丸しゃかりきで棣鄂による特製麺を使った限定つけ麺を食べるというもの。

    当選しました
  • 麺屋棣鄂は1931(昭和6)年創業の老舗。京都初の中華麺製麺所だそうだ。工場はマンションなどの下にポツリとあって(^O^)、想像していたよりは随分小さい。

    麺屋棣鄂
  • キャパシティの関係から、参加者は2組に分かれて見学した。集合時間直前に行った私は最後の到着で、当然ながら2組目。1組目は既に中に入っていた。
  • 麺屋棣鄂の工場はもうすぐ移転するそうだ。
    製麺には室内温度はもちろん、湿度管理も重要。気温はエアコンである程度一定に保てるが、湿度が難しい。新工場ではその部分をできる範囲だが、やる。
  • 50kgミキサーはデカかった。小さいのは12kg(だったかな)ミキサーまであり、120玉という小ロットからオーダーメイド麺を受注している。確か昔、(今は亡き)なかむら屋で店主と話をした時に、麺屋棣鄂との取引を決めた理由は、引き取りの最低ロットが小さいからだと言っていた。
  • 客からのクレームが一番多いのは日々の品質のばらつきによる茹で時間の変化。例えば一度に5玉茹でられていたのが4玉しか茹でられなかったり。そんな時はすぐに電話がかかってくる。お昼時に、「このピーク時にどないしてくれるねん」と。クレームはほぼ全てこれ。味が落ちた云々でのクレームはほとんどない。自家製麺の店などではそういうバラつきは「シェフの気まぐれ」的な話になりがちだが、自分たちの場合はその部分にこそ非常に神経を使う。
  • ↑この話は、製麺業と自家製麺との違いを如実に表していて興味深かった。製麺業と自家製麺の店とでは、同じ「麺」を扱ってはいるものの、必ずしも同じ方向を向いているわけではない。茹でにしろ保存にしろ、「扱いやすい麺」がまず第一条件として求められるのは製麺業者の麺の特徴だろう。気づけば当たり前の話だけども、気づいてなかった。ある自家製麺の店の店主としゃべってたりすると、製麺業者を結構バカにしたりしてたりする(^^;。しかしそれは自身が麺に何を求めているかという視点で見るからこそだ。
    一言に「麺」といってもそこにはいろんなニーズがあるわけで、どこを重視するかは店によってそれぞれ違う。そして製麺所の麺の得意な分野もそうでない分野もあり、製麺所が得意でない分野を重視する店は自家製麺の道を選ぶことになる。だから自家製麺の店が製麺業者を軽視するのもある意味で仕方のないことではある。求めるものが違うのだから。しかしそのどちらでもないラヲタとしては一方の見解にそのまんま乗っかっても仕方ないわけで、「ニーズが違う」ということを意識して両方を見ていればいいのかなと思ったりする。
    自家製麺は自分の店だけが消費するだけだから、失敗も成功も全て自分に返ってくる、逆に言えば失敗も成功も自分の店の範囲内に止められるという言い方もできる。製麺業者は数多くの店(とその客)に影響を与え得る ── つまり顧客店の「信用」をも担っている ── わけで、製麺業者ならではの独特の緊張感があるはずだ。それはやはり非常に高いプロフェッショナリズムに基づいているのだろう。それはそれでやっぱり凄い。そのあたりの想像が私にはあまりついていなかった。
  • 5台のローラーを直列(^O^)につないで圧延している。自家製麺の小さな製麺機だとこの作業は何回も分けてやらなければ行けないので結構な手間なのだが、この行程を一度にやってしまえるこの機械は非常に便利だ。しかしもちろん相当高価で、場所も取る。しかもここの圧延機はセンサーのついた高性能なもので、麺帯がスムーズに流れるように、もし1ヶ所で麺帯がゆるんでも麺帯送りの速度を自動調整できるようになっているという(多くの機械は1ヶ所で麺帯がゆるむとローラーを[速度で調整するのではなく]停止するようになっている。しかしそうすると麺に波ができて品質が落ちる)。

    会社案内より。右に立っているのは工場長(知見社長の弟)。
  • 圧延ローラーには「ブラックロール」を使っている(↑写真で確認できる)。これは使い込んだローラーと同じメリットを出せるのだという。使い始めのローラーは温度変化に弱く、冬と夏とでかなり大きさが変わってしまうらしい。となると麺の品質も変わるわね。そのデメリットを最初から解決したのがこのローラーだそうだが、値段は3倍。
  • 麺の長さはたいていの場合、麺の(1玉あたりの)重さによって決まる。麺の重さ、麺の太さというパラメータから長さは自ずと決まってくる。昔『あるある大辞典』で麺の長さは22cmが黄金律!みたいな放送があったらしいが、プロとしては「ハァ?」みたいな感じだそうだ。そんな簡単な話ではないらしい。多くの場合、麺の長さを指定した注文はないが、つけ麺用の麺の場合は、麺をつけ汁の器に移しやすいような長さにという指定はある(「うどん1尺そば8寸」なんていう昔からの麺の長さの話も、そのあたりと関係あるのかな)。とはいえそんなにぴったりと切れるわけではない。
  • これ↓は昔書いた製麺機の最後の行程(麺帯を切って麺線にする部分)にちょっとだけ加筆?した図。
    麺の太さは麺帯の厚さと切刃で調整することになる。麺帯の厚さと切刃の刃幅が同じなら断面が正方形の麺ができるし、違えば断面が長方形のものができて、それが極端なら「平麺」になる。平麺の作り方も2種類あって、麺帯が薄く刃幅の広い(番手の小さい)切刃を使えば(上図で見ると)ヨコに長い平麺ができるし、逆に麺帯が厚く刃幅の狭い切刃を使えばタテに長い平麺が出来上がることになる。この2つの平麺は同じように感じるかもしれないが、できあがりは随分違う。切刃で切る部分はどうしても断面がささくれ立つことになるので、「タテ」に長い平麺(刃が当たる面が大きい)は表面積が大きくなる。それを利用して茹で時間の短い麺を作ったり、スープが絡みやすい麺を作ったり、といったやり方もある。
  • で、再び麺の長さ。
    上図を見ればわかるように、麺帯が切刃を通り麺線になって、それをカットしたのをまとめたのが「1玉」になる(図ではカットの行程を省略してるけど)。麺帯の幅はどんな麺を作る時も変わらないので、1玉の重量は麺帯の厚さとカットする長さで決まることになる。とすれば、同じ重量の1玉であれば厚い麺帯で作った麺は短く、薄い麺帯で作った麺は長くなることになる。しかしこれだとつけ麺の極太麺の時には極端に短かったり、あるいは九州豚骨の極細麺は極端に長いということにもなりかねない。なのでそういう場合はいろいろ解決策を考える。例えば極太麺で、そのままだと極端に短くなる場合は、麺が出てくるところの真ん中に仕切り板をつけ、左右に半分ずつ麺線が出てくるようにする。つまり麺線の長さを2倍にして、そのかわり1玉あたりの本数を半分にする。あるいは極細麺でそのままだと極端に長くなる場合は、長さを半分にして2玉分を1玉にまとめるなど。
  • 様々な注文に応えられるように、かなり珍しい粉も常備してあるようだ。さすが。
  • 見学の時間は10~15分だったが、楽しくて勉強になった。『関西Walker』さん、麺屋棣鄂さん、ありがとう。m(_ _)m
  • 知見社長にはまだまだ聞きたいことがあったのに、ちょっとあの場で聞くにはマニアックすぎたりその時忘れてしまってたりと、聞けなかったことがたくさんあった。またいつか教えてもらえることがあるかな。
  • 店の入口にある冷蔵庫の入口には宮田麺児のポスターが貼られていた。へえ。

    宮田麺児のポスターがどかんと
    と思ったら、見学者には宮田麺児で夏限定で提供された(らしい)「T2Gサマー」という麺など6玉もお土産としてくれた。他の見学者は喜びながらも「どないやって食べたらいいもんか......」と悩んでいたよ。(^O^)
  • 後でこの麺を自前で茹でて食べてみたら、これがなかなかよかった(茹で時間は7~8分くらいだったか)。これで以前宮田麺児で食べた時(「宮田麺児@東心斎橋」)に感じた麺のダメさはやっぱり店側が悪かったのだと確信に至る。
  • 見学の後、しゃかりきに移動して特製つけ麺を食べる。ほんとに近いんだよなあ。徒歩で5分くらいか。しゃかりきの店の外装は前に来た時から変わっていた。改装した......というのかな。内部はあんまり変わってなかったけど(客と厨房との間にガラス戸があるのは前から?わからん)。今も入店したら、ガラ空きの時でも一番奥の席から詰めて座れと言われるのだろうか。

  • この日提供された特製つけ麺は800円。もちろんカネはかかる。(^O^) 麺、つけ汁共にこの日だけの特製らしい。こういう限定ものの話を書くのはあまり好きじゃないのだけども、他ならぬ麺屋棣鄂しゃかりきということでもあるし(詳しくは「MTG巡りの顛末(長いよ)【訂正あり】」)、まったくスルーというのもどうかと思うので、少し。



    限定KWつけ麺(¥800)@千丸しゃかりき
  • 今回の麺はなかなかよかった。茹で具合は硬さが残らないギリギリのところ。カタ麺好きなマニアさんたちは「軟らかい」というかもしれない。その時は説明がなかったが、後で『関西Walker』を読み返してみるとこの麺は「オール北海道産の高級小麦粉7種をブレンドした」とあった。知見社長にこの組み合わせにした理由を聞けばよかったとは思うけども、その時は知らなかったので仕方がない。それはそれとして、この茹で具合は国産小麦使用の麺には合ってるかもしれないと思った。つまりうどん風というか。先日の「第1回関西ラーメンサミット」での麺屋棣鄂の知見社長の話(「第1回「関西ラーメンサミット」雑感」)の大阪的な展開ともつながるのかなとも思ったり。「小麦胚芽」とやらが入ってるそうで、(これそのものの存在意義は別として)これがある分、表面にザラツキができていたのもよかったのかも。いずれにせよMTGに時に感じたダルダル感はなく、悪くないと思った。つけ汁も、酸味は強いが。ただまあ、地元の人が通うのはともかく、大阪からわざわざこれを食べに来ることはないだろうなあとは思う。
  • とはいえあのエントリ以来、「あの店はラーメンを食べてみて」と何度か言われているのでそれは食べようと思ってる。私は同じ店で同じ回に2杯食べるタイプのラヲタではないので(^O^)、またいずれ。
  • 今回の企画は10組20名の募集だったが、「そんな物好き、20人もおらんやろ」とタカをくくっていた(だから自分が当選しても驚かなかった)のだが、意外にも定員オーバーで抽選になったとのこと。へええ。凄いなあ。
    いや実際の話、10年前ならこんなこと絶対になかったよね。本当に隔世の感だ。関西ラーメンの進化を感じる。この10年で店も変わったし客も変わった。こういうのを扱う情報誌も変わったし、製麺所も変わったと。......つまり産業として進化したってこと。
    前の「関西ラーメンサミット」のエントリを書くにあたってググッてると、この号の『関西Walker』(この見学ツアーの募集や「関西ラーメンサミット」の告知があったラーメン特集の号)について、「本来裏方であるべき製麺所が一番目立ってた」みたいな記述を見かけたんだけども、まあこれこそがラーメンという産業が進化した1つの結果じゃないかと思うんだよね。だって「裏方」に目を向けてみるなんてことは、成熟した他の産業ではよくあることでしょ。つまりラーメンという産業が、表面的部分をなぞる段階から1歩前に進んだってことなんだよ、きっと。いつまでも「名物店主の創業物語」みたいな段階ではないってわけ。たとえ麺屋棣鄂が、マーケティング的にそういう情報誌などを利用するのが他より上手いってことがあったとしてもね。だってそうだとしても読者が相手にしないなら成り立つわけがないもの。だから私はこういうのはとてもいいことだと思うよ。
 

突然食いたくなったものリスト:

  • トンカツ

本日のBGM:
Things We Said Today /THE BEATLES
マドモアゼルブルース /ザ・ジャガーズ

「参考に作った」って、ねえ。(^^;




 いまだにこういう質問を臆面もなくする人がいるわけですが(「天ぷらのぷらってなんだろう? - Yahoo!知恵袋」「天ぷらの(ぷら)はなんの(ぷら)なのですか?(ぷら)の意味を教えて下さい - Yahoo!知恵袋」など)、1900年代ならともかく、2001年から表示が義務づけられてもはや常識といっていい知識なので、ちゃんと覚えてください。

 天ぷらの「ぷら」は「プラスチック」の「プラ」です。製造時副産物(天かすともいいます)や食べ残しを廃棄する際はリサイクルマークをよく確認して分別するようにしてください。

【表示例1:江戸前】

車海老、あなご、キス、はぜ、バカ貝


【表示例2:西日本や北海道】


角天、ボール天、いか天、ごぼ天、爆弾


【表示例3:讃岐うどん店】


ちくわ、玉ねぎ、半熟玉子、げそ、コロッケ

※コロッケはプラではないので分別時には注意が必要です。讃岐うどん店でコロッケを食べ残す場合は各自治体のルールに従ってください。もちろん食べ残さないことが一番です。

突然食いたくなったものリスト:

  • ほっかほっか亭の唐揚げ弁当

本日のBGM:
恋は確率51% /石田ひかり

その後はともかく、だ。うむ。







「そういう化合物を作ると、それでノーベル賞もらえます」
 
2010年10月06日 報道ステーション ノーベル化学賞・鈴木先生ハイライト
 

突然食いたくなったものリスト:

  • 生パスタ

本日のBGM:
べにくじら /有頂天





  • デジタル時計の電池交換にはリセットの呪文が必要だということを初めて知った。
    デジタル腕時計の電池交換後はリセットが必要
    電池を新品に替えたのに動かない(という表現が正しいかどうか分からないけど)まま1年以上放置していた時計を引っ張り出して呪文を唱えたらあまりにあっさり動き出した。
    ユリ・ゲラーのテレビを見た時の気分。
    ユリ・ゲラー (Uri Geller) - Skeptic's Wiki>その他のユリ・ゲラーの超能力
    ※YouTubeに当時の動画がないかと検索してみた結果⇒ 「ユリ・ゲラー 時計」 なんでゆずやねん。(^^;
  • 結構前のCMなんだけど、関東の人は知らないのかもしれないキティちゃんのCM。好きだったなあ。
  • ほのめかし論法は無敵。少ない情報量だけを出し、相手に推測させて反論を誘導し、その推測を「そういうことじゃない」と言い続ければいいから。
    ただ、これはスレッド維持には有効でも、自分が思っている以上にギャラリーに「だめだこりゃ」感を与える。
    たいていこれはこの論法を使用している人物だけは気づかず、「議論している」、そしてそれは自分が「勝っている」という気持ちになれる。
  • イヴ・ローランサン、マリー・サンローラン
  • 【問】これは何でしょう?
    「アインシュタインのエネルギー公式を待つまでもなく、およそあらゆる物質は、エネルギー的存在でもある」
    「ワクチンが始められた時期と、ガンが世界的にここまで蔓延してきた時期は重複しますので、やはり何らか関連があるように感じます」
    「ホメオパシーのレメディーというのは、薄めて叩く、薄めて叩くということをやりながら、物質性をだんだんと極めていって、ある種のスピリチュアルなエネルギーにまでしているもの」
    【答】ホメオパシー振興会のサイト内「予防接種とホメオパシー(後半)」の記述。
    ホメオパシー振興会は<ホメオパシーに関連する医療過誤のニュースについて>の中で「いたずらに現代医学を全面的に否定するものではありません」とか書いてるが、このページには「予防接種をできるだけしないこと、もし何かしたい場合はレメディーを使えば、大丈夫」などという記述も。
  • 真世様のブログ(空の写真が延々載ってる)は去年アメブロに引っ越した。でも今の1つ1つの記事ごとしか見えない仕様より、数日間のエントリがずらっと並んでる昔の方が迫力があってよかったなあ。
    旧⇒涼風真世ブログ Well Come To MAYO
    新⇒Well Come To MAYO powered by Ameba
  • BK1のメルマガの一節(週刊ビーケーワン[20100714])。
     著者は社会にも人間を動かす基本ソフト(OS)があると言います。
     「モチベーション1.0」は生存を目的とする人類最初のOS。
     「モチベーション2.0」はアメとムチ、信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOS。
     そして「モチベーション3.0」は自分の内面から湧き出る「やる気(ドライブ)!」に基づく、新時代にふさわしいOSだというのです。
    ......
     ◇ダニエル・ピンク著/大前研一訳
      『モチベーション3.0
    こっち↓は田中康夫。(2009/07/07 参議院厚生労働委員会
    ○田中康夫君 人間の体は、六十万、六十億ではなく、六十兆もの細胞によって成り立っております。私は、基本的に、心臓というものは、パーソナルコンピューターに例えればディスクドライブ、エンジンであろうかと思います。それに対して脳は、オペレーションシステムのOSであろうかと思います。
    「オペレーションシステムのOS」って何だよ? (^^;
    どうしてみんな(2人だけど)OSに例えたがるんだ。しかも不正確に。
  • すばらしい。画像がみんな借り物であるところが特に。
    さあ、iDishのある生活をはじめよう。 - しーなねこの記録
  • てことは、このくらいあっちゅーまに儲ける奴もいるってことだなあ。ドラえもんぼくこわいよ。
    FX(外国為替証拠金取引)で大金持ちになるまでの道:2007年09月 - livedoor Blog(ブログ)
    2007年09月06日
    今日からFX!

    初めまして!
    30歳のフリーターです!
    100万円の全財産を使ってFXに挑戦!
    三ヶ月程毎日デモトレードで練習したので、かなり詳しいです!
    デモトレードでは資金100万円から始めて500万円まで増やしました!

    目指すはお金持ち!
    タワーマンションに住み、高級車を乗り回したいです!
    その前に車の免許を取らなくちゃ!

    がんばって更新するので、応援してくださいね!

    ■今日の取引
    サブプライム問題の影響でドルが不安定。
    でもここが狙い目ですね!
    下がった所で100枚買いました!
    115.37×100枚

    残高100万円


    今日は初だったので、朝からずっと様子伺ってました!
    今が買いです!



    2007年09月08日
    さようなら

    最初で最後ってこういう事を言うんですね・・。
    昨日夜中に114.43で強制ロスカットされてしまいました。
    現在残高6万円。

    一回の取引で半年分の給与が飛びました。
    すごくショックでこれからどうやって生きていけばいいか分かりません。

    -94万円


    う・・。
  • 結構才能あると思うんだ。学年題俳句1000詠(ルネ)。
    Jeux interdits!
    「ポロシャツの似合う女とさげずまれ」
    「林間学校ミキが古墳を発見す」
    「枕カバーあたしのパジャマパパ不潔」
    「マナカナの相合傘ほど数学的」
    「修学旅行心霊写真を待ち望み」
    「タカナリがピアスをしてきてキモがられ」
    「林間学校家庭科教師絶叫す」
    「パスワード"turupeta12"パパ不潔」
    「下着ドロあたしのキャミだけ残ってる」
    「修学旅行ミッキーマウスにシカトされ」
    「センパィと同じクラスになっちゃった」
    「センパィがルーズソックスで首吊った」
    「眼鏡っ娘墓掘り人夫のバイトする」
    「林間学校山小屋の隅血痕が」
    「おっちゃんなぁまだ赤い糸信じてん」
    「センパィが予備校入校断られ」
    「相合傘机に書いてすぐ消した」
    「初恋というときすでに次期待」
    「恋よりも香水のせいで女になる」
    「キャミにありタンクトップにない気持ち」
    「センパィに別れてしまえと黒魔術」
  • Windowsのインストールは夜中にやるものだと決まっている。
  • ☆嘘には敬意が含まれている。ある人に嘘をつくとき、私たちはいつも必ずその人の優越性を認めているわけだ。
    ── サミュエル・バトラー。
    逆にミエミエの嘘をつかれると「その程度を真に受けるくらいにこちらの知性を見積もってるのか?」と腹が立つ。その人の人生も見える。嘘こそ人の試金石。
  • 「Aの顔とBの顔って似てる!」って言われて見てみたら全然似てるように見えないことがたまにある。人が顔を認識する(そして同一性を見出す)システムは人によって違うのかも。どれを似てると感じるかのデータをたくさん集めればそのシステムのパターンが見えてきそうだけど、誰かやってないかな。
  • 政治参加は選挙権の行使だけじゃなくて、もちろん被選挙権の行使だってある。「投票に行こう」ももちろん大切だけど、「選挙に出よう」ももうちょっと大きく言っていいかもしれない。投票に行く人はほめられるけど出る人は馬鹿にされたり変人扱いされるような世の中っておかしい。
  • 政党一発屋時代。みんなの党、たちあがれ日本、新党改革、国民新党、日本創新党、新党日本......6年後にまだある政党はどれ?
  • 新党改革(旧改革クラブ)は結成当初から政治資金規正法上の政党要件ギリギリの政党だった。
    政治資金規正法上の政党要件
    1.国会議員が5人以上所属する
    2.直近の衆院選または参院選で、選挙区か比例代表の選挙で有効投票総数の2%以上の得票がある
    のいずれかを満たす
    改革クラブは結成(2008/08)直前で姫井由美子が離脱したため4名となり政党要件を満たせなかった。
    西村眞悟を加えて5名となり要件を満たす(2008/09)が西村の落選によりまた転落(2009/07)。
    中村喜四郎の合流で回復(2009/10)。
    今年1月には不可解な自民党とのトレードで何とか維持。
    その後舛添要一ら3名入党で8名になるも2名が離脱そして2名入党(2010/04 「新党改革」に党名変更)。
    そして今回の選挙で改選6人中5人が落選(2010/07)。計3名となったものの比例で2%以上を獲得したので6年後まで政党要件が確保された。
    2010/07の参院選は選挙的には惨敗のはずだけど政治資金規正法上の政党要件を満たすという結党以来の悲願が達成できたわけで、さて舛添は党にとって...?
    ちなみに新党改革のウェブサイトは参院選前の2010/06/16以降、更新されていない。
  • 最近の選挙速報が面白くないことの1つは、出口調査の(解析の)精度が上がったから。8時に大勢ががわかって、それ以降は答え合わせに過ぎないんだよな。
  • 「殖炉もんじゅ原子炉」あたりを「三原じゅん子」と空目した自分に、憤りに近い絶望感を感じている。
  • またスパムメールの「バイアグラ」というタイトルを「パラグアイ」と空目した。
 

突然食いたくなったものリスト:

  • ボンカレーの激辛

本日のBGM:
Pharao /CHROMING ROSE





 2010/10/08にustreamで配信された『関西Walker』主催?の「関西ラーメンサミット」のアーカイブができたようだ。
 まあそこそこ書いちゃった(「福島本3部作 ─ 「関西ラーメンサミット」に寄せて」)こともあるし、貼っておく。

関西ラーメンサミット
http://www.ustream.tv/recorded/10067254

 視聴していて結構驚いたんだけども、リアルタイムの視聴者はわずか100名弱だった。
 公称ン万の雑誌でそれなりに宣伝して、それなりのメンツも集めたのに。
 えええええ。

 まあさすがに今回は初回でもあるし云々だけども、それにしても関西のラーメン界?のキャパの狭さを感じたなあ。

 しかし不幸中の幸いというか、結果的にはこれでよかったのかもしれない。

 『KANSAI一週間』が休刊となった今、こういう雑誌はほとんど『関西Walker』の独壇場となったわけだが、そういうメジャーな情報雑誌の、しかもそれなりの良コンテンツであるはずの「ラーメン」を扱う番組にしてはかなりお粗末な作りだったと言わざるを得ない。

 正直、「初回だから」と笑って済ませられるレベルではないgdgd感ではあった。
 だから視聴者がこれだけ少なかったことは、まあ何というか、不幸中の幸いというか、「本開店の前のプレオープン」みたいな扱いにして、「今の素振りね!」という態度で押し切ってもいいかもしれない。

 これだけ視聴者が少なかったのは、番組の内容がgdgdだったからストンと減ったのではなく、どうやら最初から最後まであんまり数は変わってなかったようだ。

 いきなり放送開始時間が15分も遅れたり、当初やる予定だった視聴者によるネット投票も集計システムの不具合のためtwitterのつぶやきで代用したり(てことはtwitterやってる人だけになるわけで、結果、4票で1位になってた)、途中でまぜ麺の実物を出してみんなで食べるなんていう、段取り的にかなりシビアなことをあまり考えなしにやってみたりといった、絶対にリハーサルしていないのがわかる不具合が満載だった。
#カメラと出演者の間にモロにマイクがかぶるなんていう初歩的なミスとか、本当に1度でもリハーサルをしていれば避けられたことはたくさんあった。しかもそのミスがずっと修正されずにいたというのが凄い。つまりチェックする人がいなかった(システムがなかった)ということだから。

 「こういうメンツがラーメンの話をしてたらとりあえず満足してるだろう」みたいな甘えが制作側になかったとも言えない(ように見えた)。視聴者としては結構バカにされた気分だ。もちろんまぜ麺を出張調理したどぎゃんは悪くないが。

 このあたりのアマチュア感がUSTREAM(というかネット放送)ならではのダメなところだという見方もできる。

 しかしネット放送はテレビ放送にはない、いい点もたくさんあるはず。1回で終わらせるのはもったいない。
 少なくとも私は続けてもらいたい。

 もし制作側に情熱があるなら、もっともっといいものができる余地はあるはず。
 第2回があるのかわからないが、もし続くのなら今回の不具合(不具合全般とはいわない。ナメてたが故に起こってしまった不具合)を猛省し、もっともっと本気で取り組んでもらいたい。

 先ほど「「初回だから」と笑って済ませられるレベルではない」と書いたが、とはいえやっぱり「初回だから」という部分がたくさんあるわけで、それはそれで終わったことは仕方がないのであって、人は前を向いて生きていかねばならぬ。

 次はできればちゃんとしたディレクターと構成作家を1人でもスタッフに迎え入れてやってもらえればいいなあ。ただ、カネがないのはよくわかるし難しいとは思うけれど(番組には広告がなかった。こういう制作費的な部分もダメだった理由だと思う)。カネがないなら何とか今のスタッフが勉強するしかない。

 司会者がカミカミだったことは許す。そんなことは大したことではない。誰にどういう話題を振るか、何を聞くのか、どう仕切るか。そんなことをちゃんと磨いてくれればいい。だから司会は第1回と同じ人がリベンジしてもらいたい。

 で、そうやってちゃんとしたものになっていけば自ずと視聴者数も上がるだろうし、それでも上がらないなら関西のラーメン人口なんてそんなもんってことなので、何というか、そういう視聴者に見合った放送内容ってことで仕方ないんじゃないかな。

 視聴者も、もしもこういう番組を望むなら、支えないとね。

 以下は番組の内容の感想。

 PAPUAさんはさすがいろいろ知ってるね。

 麺屋棣鄂の知見社長は最初にしゃべっただけであとはほとんど発言なしで残念だった。そのあたりの偏りが司会の力不足(次頑張れ)とリハなしを感じさせた。
 もう少しPAPUA氏のQと知見氏のAのリレーが聞きたかったなあ。

 福島氏は来来亭を推しすぎだ。(^O^) ラーメン開眼のきっかけになったという思い出については非常によく理解できるけども、それでもねえ。

 来来亭は福島「三部作」の1作目『伝説のラーメン』には既に広告を出していて、その頃はまだ3店舗しかなかった。黎明期からのサポーターという見方もできるけど、広告を出しているということは厳然と「お金が動いている」という事実でもあるわけで、やっぱりちょっと、そこまで推されると邪推も生まれてしまう。

 ただ、良くも悪くも福島氏は目立っていて、目立ちたがり屋の変わり者というイメージはある。しかしそれは裏を返せば「サービス精神」だともいえて、このgdgdな放送のある部分はこの人が助けたように思う。
 特に最後の、みんなでまぜ麺を食べるあたりの、視聴者を完全に放置したカオス状態以降は、この人がいたからあの程度で収まったという気もする。

 再び見てみたら、先日書いた(「坊也哲@高槻市」)駅前のラーメン云々の話と似たような話をとしむね氏もしてるね。別にパクッたわけじゃないけれど、まあ似たような話はみんな考えているということで。あまり知らない人なんだけど、少し好感を持ったよ。

 印象に残った話。

【PAPUA氏の話】

 関西のチャーシューが甘いのは、保ちがいいので屋台で使われたことの名残。チャーシューのタレを返しに使うのは大阪が発祥で(大正時代からすでにあった)、これも屋台の発想。
 人口あたりのラーメン店の数は大阪は全国で47位。NTTの電話帳を調べたのだろう。
 ただこの調査はラーメン専門店のみの話。特に大阪は専門店ではなくてもラーメンを出している店は多い。例えばうどん・そば店、喫茶店など。

 おそらく関東でも専門店ではない「甘味処のラーメン」とかは随分多いんだろうなあ。

【麺屋棣鄂・知見芳典氏の話】

 関西の中でも麺の好みは様々で、ひとくちに「関西」とくくるのも難しい。
 京都から大阪に行って感じたのは、うどんの文化が強いということ。通常、ラーメンは強力粉、準強力粉といった力の強い粉を使うが、大阪では中力粉(うどん粉)を使う方が喜ばれる。麺への加水も、京都は低加水の麺が主流だが、大阪ではうどん寄りの多加水が多い。京都内でも違う。
 関西の人は縮れ麺のラーメンは嫌い(PAPUA氏:最近は結構ちぢれ麺を探している店も多い)。
PAPUA氏:同じ麺を湯がくのに、東京と大阪では茹で時間のタイムラグがある。下手をすれば1分半くらい東京の方が早く上がるというのをよく聞く。強力粉を使った麺だからということではなく、食感的にまだ茹で上がってないんじゃないかという麺が出てくる。

知見氏:湯がき方も土地柄。名古屋でも自分たちの感覚では「生」の麺が出てきたことがあった。京都も早く上げる傾向がある。初めて行く店でも「硬いめで」と注文したりする。

【福島氏の話】

 和歌山ラーメンといえば「井出系」と「車庫前系」があり、車庫の前で食べたから、レンゲもなく、丼も持ちやすくて食べ切りサイズなんですね。

 ラーメンはたいてい食べ切りサイズじゃないのかな。(^^;

突然食いたくなったものリスト:

  • 鯖の味噌煮

本日のBGM:
Queen Of The Reich /QUEENSRYCHE





 以前、このブログで何度かスープや麺の酸性・アルカリ性という話をしたことがあって(例えば「MTGと、芋づる式に『らーめん裁判』の話題(追記あり)」「某職人さんへのレス他」)、そのあたりの興味からリトマス試験紙がほしいなあと思っていた。
 とはいえ切実な問題というわけでもなく、だから買うつもりもなく、まあたまに思い出しては「簡単に作れないかな?」とググってみる程度だった。

 やっぱりネット上にはそういうサイトがいくつもあって、サイトによってその作り方は様々だった。で、そのいくつかはブックマークもしたのだけども、中でも一番簡単(コストも安く、材料も入手しやすい)で魅力的だったのが、「リトマス試験紙の作り方」というページで紹介されているやり方。

 材料は

・ろ紙 or キッチンペーパー
・ターメリック(うこん)
・重曹

 だけ。他にはお湯とか。
 ステキじゃないか。

 漠然と、ターメリックはカレー粉でも代用可能かな?とか、重曹は炭酸ナトリウムってことは、かん水(炭酸水素ナトリウム)で代用可能なのか、いやそれは無理?などと考えたりしていたのだが、ある日ふと台所を探してみると、ターメリックも重曹も見つかってしまった。

 あるなら仕方ない。
 作ってみようじゃないか。

【1】用意するもの

:ろ紙、キッチンペーパー、コーヒーフィルターなど
ターメリック(うこん)
重曹

容器:リンク先では「ゼリーなどの空き容器」とある。私はもうちょっと大きめの、「昔なつかしい! 金ちゃん 復刻版 焼きそば」の容器を使用した。
お湯


用意したもの。
左が重曹、右が金ちゃん焼きそば(^O^)、手前がターメリック、下がキッチンペーパー


【2】容器に入るように紙を切る

 キッチンペーパーをこんな感じに切った。


容器(水位)に合わせただけ


【3】ターメリックで紙を染める

※ターメリック(うこん)は布とかにつくと色が落ちないので注意。

 容器に小さじ1杯くらいのターメリックを入れ、ポットからお湯をドバドバドバっと。
 結構底の方で固まってたりするので、よくかき混ぜてから紙を入れる。(ここでターメリックが少ないと色が薄くなる......まあ問題ないだろうけど、気分)

 参考サイトによると、お湯の方が染まりやすいし色もいいそうなので、水は使わない方がいいようだ。


お湯は熱い方がいい

 1分くらいで取り出す。


新聞紙自体が赤くなってどうなるのかと思ったけど、紙は黄色いままで大丈夫だった

 酸性に反応して色が変わる(赤色に)試験紙を作る場合は【6】へ進む。

 アルカリ性に反応して色が変わる(黄色に)試験紙を作る場合は、さらに【4】以降の作業をする。


【4】重曹を水に入れて加熱する

 量がよくわからなかったのでコップ1杯ほどの水に小さじ1杯ほどの重曹を入れて沸騰させた。(もうちょっと多くてもよかったのかも)
 水を張った鍋に重曹を入れて、結晶がなくなるなるまで加熱する。何故かを知りたい人は「リトマス試験紙の作り方」を見てね。


ブクブクと出てくるのは二酸化炭素


【5】ターメリック紙を染める

 【3】までで作ったターメリックで染めた黄色い紙を【4】で作った液体(炭酸ナトリウム水溶液)に入れる。

 どうなるかわかりやすいように、入れる途中の写真を撮ってみた。


瞬時に色が変わる

 色が赤色になれば取り出す。気のせいか1分程つけてると色が薄くなってきたので、入れてすぐ取り出すくらいでもいいのかもしれない。


【6】干す

※ターメリック(うこん)は布とかにつくと色が落ちないので注意。

 【3】および【5】でできた紙を干す。


むむむ

 この時に赤と黄色の紙同士がくっついちゃうと写真のようにまだら模様になっちゃうので注意。(^^;

 手前の赤色の紙の左側のものが【5】で長めに浸けていた分で、こっちの方が色もまだらで薄いよね。

 干し方は別に洗濯ばさみなんか使わなくてもビニールや鉄板の上に置いてもいいだろうし、そのあたりは工夫次第だと思う。

 で、乾いたのがこれ。


きれいじゃなくてはずかしいけど


【7】使いやすいように切る

 あとは用途に合わせて好きに切ればいい。


一瞬冒険ダン吉を思い出した人は古すぎるので

 私は DEATH NOTE (^O^)の背表紙にくっつけてみた。
 1切れずつ破って使うわけね。

 できあがりの色が悪いなあ。
 温度とかもそうだし、もうちょっと丁寧にやれば(^^;もっときれいにできると思う。

 出来上がった試験紙は、

・酸性:黄色⇒赤色
・アルカリ性:赤色⇒黄色

 に変色する。

※本来的にはこれは「リトマス試験紙」とは言わないのだろうが(リトマス試験紙は酸性が赤でアルカリ性が青)、まあそこはそれ、酸性、アルカリ性を判定できる紙、くらいの意味でここでは使ってるので、そこはひとつ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 金ちゃん焼きそば

本日のBGM:
Empire /QUEENSRYCHE





 坊也哲は高槻にある麺哲の支店。


この日はデジカメを忘れ、ケータイで撮った写真しかない

 カウンター8席のみの小さな店だ。

 高槻といえば大阪の北端にあり、いくら駅近くにあるとはいえ南大阪の人間からすればほとんど京都府と変わらない遠隔地だ。

 なのでなかなか足が向かず、2008/02開店の店ではあるけれどこれが初めての訪問となった。

 本当は噂で聞いていた「豚パワー」だったか「肉パワー」だったか、そんな感じの裏メニュー的なラーメンを目的に行ったのだが(「おしながき」にはないが、ちゃんと店内に貼紙はある)、それを注文しようとしたところ「まずはデフォのラーメンを食べてみてください......」という返事が返ってきた。

 なるほどそれももっともだと、私には珍しくつけ麺ではなく普通のラーメン並(¥700)を頼んだ。


ラーメン並(¥700)@坊也哲

 具はチャーシュー、メンマ、ネギ、味海苔。
 麺はストレート平麺。
 スープは醤油。いろんなだしが入ってるだろうけど、あんまりわからん。(^^; 鶏ガラと和風が目立つだろうか。

 九条ネギを白髪ネギふうに切っておりルックスに少し特徴があるが、基本的にはごくごく普通の醤油ラーメンだ。

 いや、ちょっと違うか。

 非常によくできた、ごくごく普通の醤油ラーメンだ。

 あるいは「ラーメンらしいラーメン」。

 何となく(例えば競馬新聞でも読みながら)食べると本当に何にも感じないような、何の変哲もないラーメンなんだけども、(ラヲタのように(^O^))気合いを入れて食べると、それはそれでそれ相応のしっかりとした骨太の姿を見せてくれる、一本スジの通った1杯だ。

 麺は太さが違う3種類(切刃12、14、16番)の麺が混ざっているという芸の細かさだが、何も気にしないでいるとあっさり見過ごしてしまう。(これは別々に作った麺を混ぜているのではなく、こういう変則的な切刃を特注したんだったと思う)


この写真じゃ麺の太さの違いはわからんねぇ

 スープも非常に地味ながらも奥の深い、味わいのあるものに仕上がっている。
 飽きが来ない味だ。

 チャーシューは量が多く、その分スープに脂が溶け出してラーメン特有の旨味を与えている。これがまたいい。量が多いとはいえ薄切りなので必要以上に主張はしない。別々に食うのではなく、麺と一緒に口に入れることができてこれがまたうまい。これがつけ麺なら話は別だが、このラーメンにはこの薄さはむしろちょうどいい。もちろんこんなのは計算済みの話だろう。

 麺哲系の店のメニューには必ず何か、プレミアムというか「過剰さ」が与えられている。これはたとえ大衆食であっても(いやむしろ大衆食であるからこそか)食べる人に「へえ、この値段でこれ?」というサプライズと幸福感を感じてもらおうという麺哲のポリシーであるようだ。それは職人としてのプライドでもあるだろうし、商人としての計算でもあるだろう。まあ簡単にいえば「客が喜べば店も儲かる」という当たり前のことだよね。
 その「過剰さ」が、このラーメンの場合はこの量のチャーシューだと思う。(だからきっと「肉増し」(¥900)はとんでもないのだろう(^O^) )

 これらが非常にバランスよくまとまっている。

 正直、味海苔が必要かどうかはよくわからないが、おそらくこれは味というよりは「美意識」みたいなもんじゃないかな。醤油ラーメンへの敬意みたいなね。まあそこはよくわからない。

 麺、スープ、チャーシューと、全てかなりのものであるにもかかわらずそうは見えない、いやむしろ地味すぎる。
 しかしそこが私は気に入った。
 駅近くの、電車の到着時刻によって客の入りに波があるようなカウンター8席のみの店舗で出すラーメンは、どういうラーメンであるべきか。
 これらがちゃんと計算に入っている。

 このメニューを考えたのは庄司氏の弟ヤス氏だそうだが、彼の腕のよさと、王道を避けて通らない、自信に満ちた内心が伝わってくるようだ。

 うん。

 私はこのラーメンにはヤス氏のメッセージを(勝手に)感じたねえ。

 実にうまいラーメンだった。

 ただ、私はこのラーメンを食いに、下道2時間半かけて堺から来ようとは思わない。......しかしこれもまた、このラーメンには褒め言葉であると信じる。

【追記】つまり、地元の人のためのラーメンだということね。

 次はつけ麺かなんちゃらパワーを食う。

 阪急十三駅前にらーめん担担という店がある。
 駅を出てすぐの場所にあり、ラーメン1品しかメニューがない。カウンター9席のみ。店に入るとライスをつけるかどうかだけ聞かれる。そしてうまい。
 この店を薦めてくれたのが庄司兄弟だった。ラーメン屋として1つの理想型だと言っていた。

 坊也哲のラーメンを考えるにあたり、ヤス氏はこの店のことも念頭にあったんじゃないかなと、ふと思った(あくまで想像)。いや、ラーメンそのものはまったく違うものだ。担担はそのまんまの豚骨ラーメン。ただ、実にオーソドックスなラーメンである点では共通している。要は、この立地で誰を相手にどういう商売をするのかということ。
 店は「不動産」なのであり、立地を無視したメニュー作りなんて自己満足の机上の空論なのだ。

食べログ「麺哲支店 坊也哲」

突然食いたくなったものリスト:

  • ポッキー&牛乳

本日のBGM:
SEXY BOY~そよ風に寄り添って~ /モーニング娘。





 阪神甲子園駅の前に設置されているABC(朝日放送)の広告。


 これ、なかなかいいよねえ。

 今年は(本当に(^O^))寅年だけども、他の11支がすべて虎の模様になってて、「今年虎年。」ってわけ。

 たまたま寅年である今年だけちゃいまっせ、去年も一昨年も、もちろん来年も再来年もいつでもタイガースを応援してまっせ、虎年でっせ!という自負と意気込みがはっきり伝えられている、とてもいい広告だと思う。

突然食いたくなったものリスト:

  • タイガーのたこ焼(マヨネーズなし)

本日のBGM:
The Last Candle /BLIND GUARDIAN





 先日、日本橋でジャンクの中古USBキーボードを購入した。

 一緒に売られていたものから推察するに、このツートンカラー(^O^)は模様ではなく、どうやら「ニコイチ」にした結果らしい。(どのキーボードもツートンのパターンがバラバラだった)

 安かった(¥200)しキーもそれなりに打ちやすかったしどうせサブ機だしということで大して確認もせず購入したのだけれど、後で気がついて、このキーの配置に笑ってしまった。

 いやまあ、配列はもちろんQWERTY配列なんだよ。
 ただ。

 このキーボードは少し小さいタイプで、小さくするためにフルキーボードの↓の赤で囲んだスペースが省略されている。


赤囲いの部分のスペースを省略

 もちろんこの部分にあったキーまでが省略されたわけではなく、無理矢理にどこかに追いやられるわけで......って、そういう事情は皆さんもノートパソコンでご存じだよね。

 で、買ったキーボードはこんなことになってた。


うーむ

 「Home」「PageUp」「PageDown」はまあよくあるやり方。

 しかし、「Insert」「Delete」の位置はかなり意表を突かれた。
 どうなんだろうなあ、これはないんじゃないかなあ。
 フルキーボードに比べて、あまりに脈絡がないもの。

 こういう無茶な押し込め方はノートPCには当たり前かもしれないけど、私はほとんどノートを使わないからよくわからない。少なくともVAIOやTHINK PADではそれなりにフルキーボードに似た位置に配置しようという工夫が見られる。

 基本的にはQWERTY配列を守ってるけど、それ以外の部分をどう省スペース化するというところは規格化されていないってことなのかな。

 いくつかググってみたけど、少し小さめにしたキーボードでは結構いろんなやり方をしてるし、ノートPCもメーカー間で全然違うようだし。

 そこで世の中にはどんな無茶な押し込め方があるのか、きっと誰かが集めて画像を公開しているだろうと思ったのだが、どうやらあまり見つからない。
 しかも試しに「キーボード キーの配置」で画像検索してみたら、これと同じ位置に「Insert」「Delete」キーを持ってきてるキーボードが他にも見つかって鬱になった。


それでも「End」キーの位置が違う。
英語キーボードだから「¥」キーは「\」ね。これは仕様。(^O^)

 今のところこれ1つだけど。(しかも英語キーボード)

 でもなあ。いくら何でもそりゃないんじゃないかなあ。

 いや、もちろんこれしか使わないというのなら何の問題もないと思うんだけどさ。

 やっぱりその、フルキーボードとの兼ね合いってあるんじゃないかなあ。

 って、まあ現実的にはキー配列を入れ替えるソフトを使えば何とかなるもんだけどね。

 どうにも腑に落ちない。

突然食いたくなったものリスト:

  • 安物の、業タレ&生麺という組み合わせのラーメン

本日のBGM:
Key(手がかり) /YELLOW MAGIC ORCHESTRA





 ネットで拾ったVWバス。


T1改


T2改

 VWのデザインは絵になるね。
 T2のはリアルで動きそうだ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 光洋軒の中華そば

本日のBGM:
Let It Bleed /THE ROLLING STONES





 本日(2010/10/08)19:00より、USTREAMで「関西ラーメンサミット」という番組が配信される。

10/8(金)に「関西ラーメンサミット」をUSTREAMで生中継!!
http://news.walkerplus.com/2010/1005/17/

 この↑サイトによると、番組は2部構成で、出演者、内容はこう↓いうことだそうだ。

第一部(19:00~20:00)の「サミット版ラーメングランプリ」では、過去に某企業でスープの開発にも関わっていた鉄道アーティストの小倉沙耶氏、関西のラーメン食べ歩きブログ「としむねの部屋」が好評の細井俊宗氏、ラーメン本も出版するラーメンコーディネーター福島康和氏と、豪華パネリストが関西エリアの選りすぐりのラーメン店を紹介。そして、ノミネートした店の中から番組視聴者の投票でグランプリを決定する。

そして第二部(20:00~21:00)は「関西のスープ&麺座談会」では、スープに合うオーダーメイド麺を提案する製麺所「麺屋棣鄂(テイガク)」の知見社長、関西のうどん&ラーメンに精通した、日本コナモン協会・関西麺類研究所所長の沖山欣也氏らをゲストに迎え、関西らしい一杯について、熱いトークが行われる。
(略)
関西ラーメンサミット
配信日時:10月8日(金)19:00~21:00
配信URL:http://ustre.am/m0oG(関西ウォーカーTVにて配信)

 先日(既にバックナンバー)の『関西Walker』2010年19号に掲載された「炎の総力特集! 関西ラーメングランプリ」との連動企画らしい。メンツかほとんど重なっている。

 小倉沙耶って女性は「鉄道アーティスト」だそうだ。
 ごめん、鉄っちゃんじゃないので知らなかった。m(_ _)m
 あとの人は1部、2部ともとりあえず知ってる。

 中でも今回、私が注目というか、興味を持っているのが福島康和という人。

 皆さんは彼のことを知っているだろうか。
 私も知らない。(^^;

 しかし、彼の書いた本なら知っている。

 この人は随分昔から関西のラーメン関係の雑誌やテレビの企画に顔を出している。
 『関西Walker』2010年19号では、彼のことを

無添加命のラーメンコメンテーター
福島康和氏
50歳。自らラーメン本を出版するほどのラーメンマニア。酒もたばこものまず、ひたすらラーメンのおいしさを見極めるストイックな姿勢は、「ラーメンソムリエ」と称されることも。

 と紹介している。
 ググってトップに出てくるテレビ大阪「ハイヒールの関西グルメアワード2008」での紹介文はこうだ。

年間1200食のラーメンを食べたラーメン博士。またの名をラーメンソムリエ。人気ラーメン本を続々出版中。うまいラーメンを出す店を3秒で見抜く、その○秘テクを披露!

 年間1200食!? すげえなあ。
 1日3~4杯か。それが毎日。
 ほんまか。関西にそんなにラーメン屋あるんか......。
 凄い。

 いやまあ、それはいい。

 これに限らず福島氏を紹介する時に必ず登場する「ラーメン本を出版」という話。

 テレビ大阪の方の紹介では「続々出版中」とまで書いている。
 ここで引っかかる人も多いかもしれない。
 ラーメン本自体さほど多く出版されていない関西の現状を考えれば、これを「全米が泣いた」的な大げさの装飾語とあっさりスルーすべきかもしれない。

 しかし、その(2008年の)数年前、彼は本当に「ラーメン本を続々出版」していた。「人気ラーメン本」だったかどうかは別として。
 彼は2000~2002年の3年間にわたり年に1度ラーメン本を出版していた(『伝説のラーメン』『感激のラーメン』『最強のラーメン』。これ以前にも『ラーメンポッポッ200杯』というのを1998年に単著で出している)。

 ラーメン業界は移り変わりが激しい。当然、ラーメン本の賞味期限も非常に短い。だから現在、彼の本を読んだことがある人はもう随分少なくなっているんじゃないだろうか。

 いいきっかけ(?)だから、そういう人のためにこの3冊の本について書いておきたい。

 前述のとおり、その3冊とは『伝説のラーメン』『感激のラーメン』『最強のラーメン』という。それぞれ2000/11/20、2001/10/01、2003/01/11の発行となっていてそれ以降は出ていないと思う。


右奥から『伝説のラーメン』(2000/11/20)
『感激のラーメン』(2001/10/01)
『最強のラーメン』(2003/01/11)

 これらの本は非常にいい要素とかなりガッカリな要素が混在しており、なかなか評価に困る、個性的な出来になっている。

 まあ、今とは違ってネットもさほど発達しておらず、まだまだ「足」での情報収集・取材がものをいったこの時代に、しかも個人でこれらの本を出してしまうというのは大変なことだったと思う。それも3冊も。4冊目以降が出ていないということはさほど儲からなかったのだろうし、とすればこの本の出版は個人的情熱に負うところが大きかったのだろう。その意味では素直に凄いと思う。


最初の2冊は「直販商品」となっている。事情は解らないが、あるいはほとんどスポンサーなどの買い取りだったりしたのだろうか

 また、かなり早い時期に純情屋一信を紹介していたことも、私自身は評価している。

 また、店紹介の記事とは別の、特集記事にもいいものがあった。
 それぞれどういう特集が組まれたかというと、

 最初の『伝説のラーメン』は初号らしく地味。

・いろんな人に聞くうまい店アンケート。
・横浜ラーメン博物館の紹介。
・お取り寄せラーメン。
・付録:ラーメン採点ページ
 2号目の『感激のラーメン』は、
・アンケート。
・「ラーメン店を開業したいと考えている人に!」独立開業シミュレーション。
・巻末付録:ラーメンカード。ミシン目で切り取れる、ショップカードみたいなもの。「重たい本を持って行かなくても、もう大丈夫!」ということで、本の分厚さの40%ほどを割いている。
 3号目の『最強のラーメン』は、
・「小宇宙それが器」ラーメンの丼あれこれ。
・「有名店の舞台裏」
 ●とっかり(製麺を中心に麺工場の写真多数、茹で行程も)
 ●本黒門ら~めん(製麺、スープ作り、チャーシューの仕込みなどを密着)
 ●来来亭(社員教育)
・「つけ麺の魅力はやっぱり麺」(各店のつけ麺の紹介)
・付録:ラーメン採点ページ
 正直、最初の2冊(『伝説のラーメン』『感激のラーメン』)の特集はまったく面白くない。しかし3冊目の『最強のラーメン』(2002年発行)誌上で行われた特集はどれも充実したいいものだった。ラーメンの丼に注目したのも面白い。  

7ページにわたる丼特集


アップにしてみた。双喜文・竜・雷文


同 鳳凰・こうもり・唐子


同 京都 夜泣きやの丼の、珍しい前向き竜

 また、1970年創業の老舗とっかりの店主、鷲見氏の製麺作業を公開したのも凄い。2000年代以降に登場した「自家製麺」派の若手ラーメン店主たちから今でも尊敬を集める鷲見氏だが、その製麺行程をこれだけ詳細に紹介したのは凄い。だいたい、そんな需要ないからね。(^O^) 業界人は別として。これは2002年のことだもの。今ならまだわからないでもない。ちょっとしたラーメン好きですら加水率がどうとかいう話くらいは聞きかじっている。しかしこの時代は大阪にはまだ「麺」ムーブメントは来ていない。(とはいえすでに麺ブームの兆しはあった。火付け役となった秀次郎は2001/08に創業している)


頑固オヤジがおれた ── 。「とっかり本店」鷲見秀法店主

 こんなにたくさんの製麺機の写真を見て喜ぶ読者が当時どれだけいたのだろうか。(^O^) (この見開きの手前にさらにもう2ページある)
 さらに麺茹で行程(下段赤枠内)も追っているということは、福島氏が麺は茹でまで含めて非常に大切な行程であるということをちゃんとわかっている証拠だろう。
 この特集を2002年の段階でやったのが凄い。

 そしてこの時点ですでにつけ麺を特集している。
 紹介されていたのはあじゅち屋本黒門ら~めん純情屋大勝軒ほんまの老麺屋。今となっては「どうしてこの店が、つけ麺で?」という店もあるが、それだけまだタマ数がなかったということで、その先進の気質が伺える。

 ......と、ここまでは非常にいい要素。しかし前述のように、これらの本にはかなりガッカリな要素もある。

 3冊も出したのは凄いと書いたが、こういう本を作るのに一番大切なのはもちろんお金。つまりスポンサー。こういう本だからほとんどのスポンサーは必然的にラーメン関連業種となるわけで(だって、ラーメンに興味がある人が読むんだもんね)、当然、そのスポンサーへの配慮というのは必要になってくる。
 これはどの本でも当然抱える問題で、そのあたりの解決の仕方が、その本の質を決める大きな要因になる。
 今時の本なら広告枠ももう少しうまく滑り込ませるのだろうけれど(「PR」とつけたり)、これら3冊は普通の編集記事の中にそのまんま入れ込んでしまっていて、その客観性を疑わせてくれる。

 また『伝説のラーメン』『感激のラーメン』の巻頭で特集されたアンケートも、あまりに集計数が少ないため数票で上位に食い込めてしまい、スポンサーの組織票がそのまんま反映されてしまっている。(例えば熊取にある一代元南大阪店[現麺虎]が大阪5位とか、どんたく摂津店が1位とか、京都は来来亭長岡京店が1位とか、いくらなんでもそれはないでしょ。(この3店はこの本に広告を出している) いや、嘘をついているとは思ってなくて、むしろ正直すぎるだろうと。その程度の組織票に影響される程度のアンケートなら載せない方がましだ。

 こういうことをすると、普通の記事でも福島氏が本当に薦めたいと思って書いているのかどうかが全くわからなくなる。福島氏の本はどれもこの部分が非常に曖昧になっていて、正直かなり苛立たしい。(例えばさっきのアンケートの大阪3位は純情屋だが、客観的に見てそれは絶対ありえない。(^O^) 1度純情屋の大将に聞いたことがあるが、これに対してカネを出したことはないそうだ。......でも疑っちゃうよね(^O^) )

 発売していた当時も、結構うさんくさい選店だなあと思ってた記憶がある。「厳選」なんていわれても信用できるかよ、と。(^O^)

 ただ3冊目の『最強のラーメン』は広告がほとんどなく(来来亭のみ)そのせいか選店もなかなか面白くなっており(一応、選店基準は『伝説のラーメン』『感激のラーメン』のアンケートの票を1pt、ラーメン店主がウチ以外にもう1店と推薦した票を3ptとして上位100軒を選んだという。前例から考えてどこまで信頼できるかはよくわからないが)、また上述のように特集も面白い、「名作」と呼べるものに仕上がっていたと思う。

 4冊目以降もこういう感じで出ていれば面白いことになったかもしれないと思うけれど、本を面白くしたのが「広告が少ない」からだとしても、おそらくそれがまた短命の理由にもなったのだろう。世の中って難しい。

 使ってる写真は結構いい方かな。結構ばらつきがあるけど。
 毎年、適度に使い回しもしている。

 ......という感じ。

 まあ全体としてはいいも悪いもあって、この3部作は情熱と打算と妥協が交錯する、なんとも「人間的」な作品だったというべきかもしれない。

 なお、紹介している店舗数は『伝説のラーメン』102店、『感激のラーメン』150店、『最強のラーメン』100店。
 このあたりは時代を感じさせるね。

#ちなみに最近出た同判型の『噂のラーメン 2011 関西版』に掲載されている店舗数は296店。

 この3部作以外の福島氏のことは正直よく知らない。

 ただ、PAPUA氏などに比べればかなり胡散臭い匂いがプンプンしてくることは確かだ。(あのルックスだしねえ。(^^; )
 とはいえしかし、今のところ関西でラーメン情報で食べている人はこの人しかいないと思う。一番有名なPAPUA氏だって本業は別にある。

 なので今回、福島氏がどのようなことをしゃべってどのような店を紹介するのか興味深い。
 たまにテレビで見ることもあるけど、時間も短いしそういう時はラーメンそのものが主役だから、なかなかわからないんだ。
 この番組は第1部だけで1時間もあるのだし、どちらかといえばテレビよりはラジオ的なゆったりしっかりしたノリなんだろうと思う。
 ただ、この番組も『関西Walker』がカネを出している番組なわけだし、『関西Walker』が毎年年末に出している『ラーメンWalker』はネット広告「グルメWalker」のユーザー企業ばかり掲載してたりするような結構あからさまな雑誌だし......というわけで、まあ雑誌が広告で成り立っている以上は当然の制約があるとはいえ、その中で、現在の福島氏はどういうポジションを取っている人なのか、非常に楽しみに聞こうと思っている。

 3冊目の『伝説のラーメン』(2003/01/11発行だから実質は2002年)には老舗に混じってその後大阪のラーメン界を盛り上げるたくさんの店が登場している。

 洛二神龍旗信金久右衛門麺や輝五大力天神旗秀一らあめん一信......。

 ラインナップ含めても、節目になる号だったような気がするんだが、節目で折れるとは。
 _/ ̄|○⌒

 これが3部作最後となった『伝説のラーメン』のちょっと切ないラストページ。これ以降出ていない。


「左のURL」は既に消滅している

※私は『伝説のラーメン』以降、このシリーズの続編が出たことを確認していない(一応ネットでは調べてみたが)。なのでこれを「3部作」と呼んできたのだけれど、それは私が把握していないだけかもしれない。ひょっとしたら本当に「続々出版中」なのかもしれず、ひょっとしたら今頃「10部作」が完成しているのかもしれない。もしもそうならかなり失礼なことなので、情報があれば教えてください。そうならその旨を書き加えて必要なところは修正します。m(_ _)m
で、もしも『伝説のラーメン』以降の本を持っている人で、もし不要だったらくれると嬉しい。(^^;

突然食いたくなったものリスト:

  • ミルメーク・ココア

本日のBGM:
かえせ!太陽を /麻里圭子

えっと、映像の方は何のこっちゃよくわかりません。(^^;




 ランプなんだよこれ。いいねえ。


OhGizmo!


OhGizmo!

 ここで買える⇒http://abductionlamp.com/......と思う。(^O^)

 他にもヒトバージョンとかがあるらしい。

突然食いたくなったものリスト:

  • こぶうどん

本日のBGM:
Johnny B. Goode /JUDAS PRIEST

ロックンロールの名曲が、ジューダスにかかるとこうなる。ええなあ。




※このエントリには理不尽な論理と、それに対する私の結構感情的な罵倒が含まれています。不快になる可能性があるので、その手のものが嫌な方はスルーでお願いします。m(_ _)m

 ある人物についてググっていたときに引っかかったページから、3年前に北海道で「地産地消」を巡って起こったある「論争」を知ることになった。

 結構な有名企業・有名人が関わっていたにも拘わらず、私は全然知らなかった。

 もう3年も前のことでもあるし、本来ならスルーすべきなのだと思うが、あまりにヒドいと思うのでネット上に記録をまとめておく意味でも紹介しておきたい。
 知っている人は今更だろうけれど、私のように知らなかった人にとっては、「知らなかった」という意味で新しいニュースと同列だろうし。

 その「論争」とは......いやまあ、「論争」といったって応酬があったわけでもないのだけれども、他にどう表現していいのかわからないので一応そういう言い方をしておく。(追記:「六花亭問題」と表現しているサイトを見つけた)

 この「論争」は新聞紙上で起こった。しかしすでにネット上に記事は残っていない。
 ただいくつかのブログやInternetArchiveに程度記録がとどめられており、今回はそこからひっかき集めてご紹介することにする。その前に大ざっぱな成り行きを押さえておいてほしい。

 事の発端は北海道の六花亭という菓子会社(マルセイバターサンドで有名。私はコーヒービーンチョコレートが大好き(^O^))が『北海道新聞』(2007/05/16夕刊)に掲載した、「社長の思い」というエッセー風の広告。
 ここで六花亭の小田豊社長は菓子の原料になる小麦粉について言及し、納得のいく菓子作りは当然、原材料の厳選から始まるという。同社では小麦粉は北米産、そして九州産のものを使っていることに触れ、「残念ながら、今のところ、私どものお菓子に道産小麦の出番はありません」という。そして「地産地消にこだわりすぎて、製品の「おいしさ」をないがしろにしては本末転倒」だと思うと結んでいる。  この表現に引っかかった人がいた。
 それが花畑牧場(生キャラメルで有名)の田中義剛。彼はこの広告が掲載された1週間後の2007/05/23、同じ『北海道新聞』夕刊紙上で彼が持っている連載コラムの中で、この広告への「反論」を書いた。

 かなり大ざっぱで申し訳ないが、こんな感じ。

 私が見る限り、この「論争」を紹介しているブログは田中義剛の方に賛意を示している人が多いようだ。
 一応、『北海道新聞』紙上で上記のような「論争」が起きていることを伝えた『毎日新聞』の記事があるのだが、これもかなり田中側に偏っているように見えて、客観性という意味ではちょっと首をかしげざるを得ないので、その記事を紹介する前に大ざっぱに話の流れだけを書いたというわけ。

 ではまず、2007/06/10付『毎日新聞』(北海道版)に掲載された記事をご紹介する。(⇒「六花亭の社長の北海道の農民に唾を吐く発言 小田豊 田中義剛 」(松浦淳のブログ)さんから) これでだいたいの流れはつかめると思う。

● 六花亭社長:「道産小麦の出番ない」広告波紋 地産地消を疑問視、生産者「ショック」

 道内を代表する洋菓子「マルセイバターサンド」で知られる老舗「六花亭製菓」(本社・帯広市、小田豊社長)が地産地消をテーマに掲載した新聞広告に、道産小麦を否定したと受け取れる表現があり、地元生産者らがショックを受けている。同社は「(社長が)思いを自由に表現しただけで、生産者を否定する意図はない」としているが、賛否両論が寄せられるなど波紋が広がっている。【仲田力行】

 問題となっているのは、5月16日付の北海道新聞夕刊1面に掲載された「社長の思い」と題するエッセー風の広告。

 地産地消がもてはやされている現状に疑問を呈した内容で、「私どもは、それぞれの製品に適した原材料を世界中から探し、使い分けています」として「マルセイバターサンド」の小麦粉は北米産、「どらやき」は九州産を使用していると明記。そのうえで、「今のところ、私どものお菓子には道産小麦の出番はありません」「地産地消にこだわりすぎて、製品の『おいしさ』をないがしろにしては本末転倒だと思う」と記している。

 これに対して、十勝管内中札内村で観光農場を経営するタレントの田中義剛さんは「十勝の農家は品質向上のために一生懸命努力しているのに、高慢な表現だ。六花亭は大企業なので生産者は表立って口に出せないが、傷ついている」と反発。同村の小麦生産者(50)は「なぜ配慮のない表現をしたのか疑問だ。『出番がない』というのは『眼中にない』と言っているのに等しく、生産者としてはショックだ」と話している。

 道内の製粉業者や生産者団体によると、道産小麦は、うどんなど製めん向けの「中力粉」が大半で、菓子向けの「薄力粉」の生産は少ないのが実情。ただ改良を重ねて、外国産から十勝産に切り替え、従来と同水準の商品を提供している菓子会社も現れている。

 同社文化広報部は「広告に対する受け止め方はさまざまある。意見を真摯(しんし)に受け止めたい」としている。

 ◇互いに協力して--農林水産省の「全国地産地消推進協議会」会長を務める小泉武夫・東京農大教授の話
 「道産小麦が自社の商品に合うかどうか研究した結果、合わなかった」と記すのならわかるが、北海道のイメージが定着して大きくなった企業のトップとしては残念な表現だ。逆に商品のイメージが悪くなるのではないか。地元の食材に愛情を込めてほしかった。一方で、生産者側も六花亭の商品に合う小麦を作るにはどうすればいいか努力するなど、生産者とメーカーが互いに協力していかなければ地産地消は進まない。

 ■ことば
 ◇六花亭
 1933(昭和8)年、和菓子店「札幌千秋庵」からのれん分けの形で創業。70年代前半に製造・販売したホワイトチョコレートが話題に。77年、六花亭に社名変更。同年から販売を始めた「マルセイバターサンド」は全国的に有名になる。小田豊社長は95年、父豊四郎氏(06年死去)の後を継いで就任した。

 ではこの、六花亭の広告はどんな内容だったのだろうか。

 件の広告、2007/05/16付『北海道新聞』夕刊に掲載された「社長の思い」とはこういうものだった。(⇒「お花畑抱き合わせ」(ぜろだまBlog)さんから)

・内麦外麦

「道産小麦使用」。パンやうどん、最近では、お菓子にもこんな表示を見かけるようになりました。地元の良質な作物を使う事は大いに結構ですが、ときに「地産地消」をイメージだけで使っているのではないか、と首を傾げることもあります。

九州・佐賀に、『マルボーロ』という伝統的な焼き菓子があります。地元でとれる小麦粉の特性を生かしたこの名菓は、まさに地産地消の理想的な形。しかし、現実にはこのような好事例は少ないようです。

納得のいくお菓子を作ろうと思えば、当然、原材料の厳選から始まります。私どもは、それぞれの製品に適した原材料を世界中から探し、使い分けています。例えば、『マルセイバターサンド』のビスケットに使う小麦粉は、基本的に北米産です。あの歯ざわりや口溶けは、この粉だからできる、と言っても過言ではありません。一方、『どらやき』には九州産小麦。皮と餡のバランスが良くなりました。

残念ながら、今のところ、私どものお菓子に道産小麦の出番はありません。佐賀の名菓のように、材料を生かすことができれば万々歳ですが、地産地消にこだわりすぎて、製品の「おいしさ」をないがしろにしては本末転倒だと思うのです。

 この背景には国内産小麦のコスト高、外国産に比べての品質の低さ、北海道での(薄力粉の)生産量の低さなどがあると思われる。
 国内小麦が、政府による大きな保護政策にも拘わらず未だにコスト面、品質面でオーストラリアや北米産の小麦に大~きく後れを取っているのは事実だ。

 例えば「国内産小麦使用 パン」でググってみれば、みんなが国内産小麦でなんとかおいしいパンを作ろうと苦労していることが伺える。また製品のアピールにしても、アピールする点はおいしさではなく「安心・安心」や「無添加・天然酵母」といった点ばかりだ。これは裏返せば、麦の品質でのアドバンテージは強調できないからだろう。
 また一時話題になった『ヤマザキパンはなぜカビないか』というヒドい本(なぜヒドいかは長村洋一「「ヤマザキパンはなぜカビないか」論に見る一般人に対する騙し行為(pdf)」参照のこと)で「発ガン物質」であり「カビが生えない原因」とされた(ウソだけど)臭素酸カリウムがなぜ使われているかと言えば、↓という事情があるからだ。

*国産小麦100%の食パン
  国産の小麦はタンパク質含有量が少ないなどのため外国産の小麦に比べ製パンには不向きとされてきました。しかし、当社はパン生地改良剤である臭素酸カリウムに関する研究の成果により、風味とソフト感に優れた食パンの製造技術を開発し、平成16年に国産小麦を100%使用した「国産小麦食パン」を全国で発売しました。
 平成17年には、国産作物の振興と食料自給率の向上への一助となることが評価され、 農林水産大臣より感謝状を授与されました。

 ましてや薄力粉は生産量も少なく、つまりは北海道産小麦の得意分野でもないと。
 いずれにせよ、北海道産(あるいは国産)小麦が品質面(そしてコスト面)で外国産小麦より上なんだと主張することは、今のところ強弁でしかないだろう。

 さてこの六花亭の広告に対して2007/05/23、同じ『北海道新聞』夕刊のコラム「花畑通信」で田中義剛が「反論」を書いている。これもネット上では残っておらず、「六花亭vs.田中義剛の道産小麦バトル」(北海道独立義勇軍:Butch隊長ブログvol.2)さんが抜粋ではあるが、紹介してくれている。

「『社長の思い』を読んで 「出番がない」に苦い思い/一体、その真意は何?」

 先日の北海道新聞に道内大手菓子メーカーが「社長の思い」と題した広告を載せていた。その中に気になる部分があったので、酪農家として一言いいたい。(中略)素晴らしい小麦を使って、味を追求するのはけっこうだ。だが、気になるのは次の部分だ。《残念ながら、今のところ、私どものお菓子には道産小麦の出番はありません》オレの住む十勝管内中札内村には、百五十軒以上の畑作農家がいて、みんな小麦を作っている。昔から土づくりにこだわって一生懸命に取り組んでいる。そこに「出番はありません」と言われて、友人の一人は嘆いた、「生産者の苦労がわかっていないのだろうか」(中略)「出番がない」という言葉に、オレは苦い思い出がある。青森から北海道に来て、二十二歳で札幌のラジオのオーディションを受けたとき、若いディレクターに言われた。「つまんないよ、あんたの出番はないな」中略)今回の広告を読んで感じることはいろいろある。北海道を代表するお菓子が、実は道産小麦でなく北米産小麦だけで作られているということを知って、意外な気持ちになった人もいるのではないか。お土産にするときに、迷うことはないか。畑作農家の中に「われわれのことを応援してくれないのか」と感じる人がいるだけではないと思う。読んだ人をこんな複雑な思いにさせることを、わざわざ広く知らせる真意はどこにあるのだろうか。

 また、田中義剛は花畑牧場のウェブサイト内の「北海道・十勝発 花畑牧場通信」の2007/05/21、29の更新分でも、同じ話題について書いている。
 現在、サイトではこの記事に限らず過去の「花畑牧場通信」は削除されているが、InternetArchiveに残っていたので資料的な意味も含めて全文をここに引用しておく。

六花亭の広告「社長の思い」を読んで、酪農家田中の意見
07/05/21

この花畑通信が載る水曜日の北海道新聞の1面に、北海道の菓子メーカー六花亭の「社長の思い」と題した広告が載っている。5月16日付けの夕刊1面に、六花亭の社長が書いた文章を読んで驚いた。
それは「北海道産の小麦使用」について書かれていた。その中で、疑問に感じる部分を原文から抜粋する。
    ~六花亭・社長の思い~
「納得のいくお菓子をつくろうと思えば、当然、原材料の厳選から始まります。私どもは、
それぞれの製品に適した原材料を世界中から探し、使い分けています。
例えば、マルセイバターサンドのビスケットに使う小麦粉は、北米産です。一方どら焼きには九州産小麦。
残念ながら、今のところ、私どものお菓子には<道産小麦>の出番はありません。
地産地消にこだわりすぎて、製品のおいしさをないがしろにしては本末転倒だと思うのです」

これが、六花亭社長の本音であるとすれば、問題である。
北海道で一番影響力のあるメディア・北海道新聞の、しかも1面で、「北海道の小麦は、レベルが低くて、六花亭では使わない」と広告していることになる。しかも、六花亭は世界中から食材を集めている優秀なお菓子屋であることを広告するために、北海道の小麦を、ダメな例えにしている。六花亭は十勝にある。その中で、六花亭の代表菓子「マルセイバターサンド」の工場は、オレの村である中札内村にある。そこで使われている小麦が北米産の素晴らしい小麦であるのは構わない。そして六花亭が味を追及するのもいい。だが、我が中札内村は、畑作で成り立っている村だ。六花亭の工場の周りには、150軒以上の畑作農家がいて、みんな、小麦を作っている。昔から、土作りにこだわって、一生懸命作っている。その農家の人たちを、軽視するように、「六花亭のお菓子には、道産小麦の、あなた方畑作農家の、出番はありません」と言い切った。
そんなに道産小麦がダメなのか。
そんなことは無い。十勝を代表するパン屋「ますや」さんは、道産小麦を使っておいしいパンを出している。最近、さらにいい小麦が生産者の努力で作られ、いろんなお菓子になっている。それを六花亭の社長は全否定した。
「道産小麦の出番はない」と言い切る根拠はなんだろうか。
北海道を代表するお菓子屋なら、「今は、使ってないが、いつか北海道の小麦を使ったお菓子を作りたい」というのが、地元企業の役目だろう。
何故に、北海道小麦の未来の可能性まで否定するのか。
オレは、テレビの番組でいろんな物を食べる。メディアで食べ物を紹介する時、一つだけ守らなくてはいけないルールがある。それはその食材を絶対に、けなさない事だ。どんな食べ物にも、作った人の思いがある。作物には作った人の苦労がある。それを、メディアで紹介して、「まずい」といったら、相手は傷つくだろう。
うまい、まずいは個人の主観だ。それを相手に押し付けるのはただの「傲慢」だ。
今、北海道の農業は、危機的な状況にある。オーストラリア産の安い農作物が入ってきたら、価格で北海道産は負けてしまう。だからこそ、今、「道産ブランド」を作ることに農家も農協も生き残りをかけている。農家の経済状況も決して楽ではない。酪農にいたっては、赤字経営になりつつある。全ては、農産物の価格低迷が原因だ。それを何とかしようと、微力ながら、オレはテレビショッピングで「北海道産」を売っている。
六花亭は北海道の3大菓子メーカーのひとつだ。
会社として、利益も影響力もある。ゆえに六花亭には誰も意見を言えなくなっている。
これでは、どっかの国の「将軍様」だ。

オレは、青森から北海道に来て、夢をかなえたかった。22歳で札幌のラジオのオーディションを受けたとき、若いディレクターに言われた。「つまんないよ、あんたの出番はないな」。オレは傷ついた。
「出番が無い」という言葉は、強い立場の人間が弱い立場の人間を見下す時に使う言葉である。弱者の痛みがわからない人間が、平気で言う言葉だ。そして言われたほうは、
当然傷つく。
オレは北海道の酪農家として、北海道の農作物を軽視されるのは許せない。同じ村で小麦を作っている農家の友人はこう嘆いた。「同じ村で、何故こんな事を言われるのか。生産者の苦労がまるでわかってない、悲しいことだ」。
今回の、六花亭「社長の思い」を読んで、解ったことが2つある。
1つは、北海道を代表するお菓子「マルセイバターサンド」は、実は北米産の小麦だけでできていること。
もう1つは、作っている会社の社長は地元農家を応援する気持ちがまるで無いこと。
こんな事をわざわざ広告まで出して言うなんて、どうかしている。
それでも北海道の人はお土産に買い続けるのだろうか。

 そしてその1週間後にはこう↓書いている。

北海道限定ブランドの意味
07/05/29

先日放送されたテレビ東京系のドキュメント「ソロモン流」の、オレが出た回の視聴率が発表された。なんと、番組が始まって以来の最高視聴率「9,4%」だった。(関東調査、北海道は10%以上)
ソロモン流は、番組が始まって3年。数々の有名人、実業家が登場した。その中で今までの最高視聴率は北海道出身、ドリカムだった。その記録を今回オレが大きく上回ったのは、大変嬉しいことだ。
ソロモン流の視聴率は個人の責任視聴率だ。一時間、本人だけのストーリーだから、逃げようが無い。今回オレは、覚悟して出演を決めた。正直、最高の成績を取ってホッとしている。
放送後、沢山の意見をいただいた。
牧場経営にチャレンジしている姿に共感していただき、励ましの言葉を沢山いただいた。本当にありがとう。番組に紹介されたおかげで、「花畑牧場生キャラメル」「カチョカバロ」は売れすぎて、生産が追いつかない状態になった。

今回の高視聴率の要因は、北海道が舞台になったといことが大きい。やはり、本州の人にとって北海道は、憧れの地なのだ。
先週書いた、北海道を代表する菓子メーカー「六花亭の社長の意見広告」に対するオレの反論が、波紋を呼んでいる。
六花亭社長が北海道新聞の自社の広告の中で「おいしいお菓子を作るためには、北海道産の小麦の出番はない」と言い切った。そして六花亭のお菓子マルセイバターサンドは、おいしさを追求するためアメリカ産小麦を使っていると公表した。オレは、北海道の小麦を「六花亭の使うレベルでない=おいしくない」と自社の広告で軽視したこと、頑張っている北海道の畑作農家のモチベーションを下げる発言をしたことに反発した。
それを見た本州の人の反応はすごかった。

まず、旅サラダで競演している向井亜紀に六花亭の記事を見せた。彼女は昔からの六花亭ファンである。向井さんのコメント。「六花亭の包装紙は、大地、自然を愛しているという、姿勢の表れではないのか。北海道の小麦に出番はないというのではなく、出番は作るものではないのですか?地元の小麦農家さんと力を合わせて、すばらしい菓子ができるのを期待する」
どさんこワイドの料理研究家、星澤幸子先生のコメント。
「六花亭というトップ企業の意識の無さを嘆いています。北海道を応援するという同じ考えの物同士スクラムを組んで、北海道を力あるものに変えるいいきっかけになる」
その他にも、同じ事務所のタレントさん(匿名希望)のコメント。
「北海道のものだからと信じて買っていたのに、裏切られた、もう買わない」

要約すると、
「え~、六花亭って、北海道のお菓子屋でしょう、なのにアメリカ産の小麦?ショック」
このような意見だった。
六花亭を始め、北海道の菓子メーカーは北海道限定と銘打つ。そこにどういう意味があるのか。本州の人は「北海道限定商品」にどんなイメージを抱くだろうか。
北海道だけでしか売ってないというこだわりに、当然、「たくさん作れないから」とか
「北海道の食材を厳選しているから」とか勝手にいい方に理解するだろう。その土地でしか買えないものに価値観を感じるのは当然のことだ。
しかし、北海道限定の代表である六花亭が自ら「北海道産の小麦は使ってない」といっている。ならば、お客さんにももっと解り易くするべきだ。オレが違和感を感じるのはお菓子のネーミングだ。いかにも「北海道」「十勝」を売り物にしたネーミング。
お客さんは、その名前の響きに、当然その土地の食材を使って作っていると勘違いする。
だが実際は、北海道のイメージだけ売っておいて、中身は北海道産のものは使ってない。
消費者重視ならば、商品に堂々と解り易く、「アメリカ産小麦使用」と表示してはいかがか。
「社長はおいしさを追求するために北海道産小麦は使いません」とコーナーに看板を付けたらお客さんは正しい判断ができるだろう。
大半のお客さんは「六花亭は北海道産のもので作っているからおいしい」
と思っている。だから北海道限定なのだと思っている。実はこの広告を読むまで、十勝の地元に住むオレもそう思っていた。
消費者心理を利用するだけの「北海道限定ビジネス」はやめるべきだ。
北海道限定としたほうが売れる。この理由だけで安易にやるのは、北海道の価値を下げる行為だ。以前、本州の北海道物産展でも、北海道で作られてない物が堂々と売られて偽装事件が問題になった。
関係機関も北海道ブランドを守るために、牛肉、乳製品以上に、お菓子の「産地表示」を強化すべきだ。
テレビの世界は「あるある大辞典」の偽装事件から、食品の中身、表現の仕方が特に厳しくなった。それだけ、消費者の目が厳しくなったからだ。

自社の北海道向けの広告では、「おいしさを追求するため、北海道産小麦は使わない、アメリカの小麦使用」と断言する。それでいて、お菓子の名前は「大平原」とか「雪やこんこ」とか、いかにも北海道、十勝を連想させる名前をつける。
うまいな~。でも今のテレビでこれは通用しない。
最後に、六花亭の「社長の思い」の広告ですごい発見をした。
マルセイバターはアメリカ産小麦だ。北海道の小麦はレベルが低くて出番が無いと散々言っておいて、最後に六花亭のキャッチコピーが出ている。
「お菓子は大地の恵みです・六花亭」
これってギャグか?どこの大地?まさか北海道じゃないよな。欧米の大地か?
だって北海道の大地の恵みがひとつも入っていない。
ほとんどが外国産の原料を使って、「お菓子は大地の恵みです」なんていう言い方は、消費者を北海道産と勘違いさせる偽装広告か?
公正取引委員会の見解を聞きたい。

 正直、この2つの田中義剛の文章にはツッコミどころが多すぎてほぼ断念だ。私がこれから言及しない部分も、それはツッコむところじゃないと判断したのではなくツッコミをあなたに任せたと思っていただきたい。

 最後あたりの「偽装広告か?公正取引委員会の見解を聞きたい」という話は「田中義剛の生キャラメル、販売方法が悪質と非難の声」(探偵ファイル)などで突っ込まれている(花畑牧場の生キャラメルの原材料は海外製がいっぱいというお話)から、まあまさに「お前が言うな」で終わる話なので深くは突っ込まないでおく。

 それにしても田中義剛といい『毎日新聞』といい、これって、単なる言いがかりじゃねーか。

 『毎日新聞』の記事に関しては上記の「六花亭の社長の北海道の農民に唾を吐く発言 小田豊 田中義剛 」(松浦淳のブログ)さんが記事そのもののスキャンも紹介してらっしゃるので、これをレイアウトがわかるように示してみる。


文面は上記に紹介済み

 このレイアウト、悪意がないとは言わせない。
 何やってんだ『毎日新聞』。大スポかお前は。

 「道産小麦の出番はない」「地産地消を疑問視」「生産者「ショックだ」」って。

 もうね、まともな記事じゃないだろこれ。
 「地産地消を疑問視」? 悪いのかそれ。
 もし六花亭社長の言い分に反論したいなら、「地産地消にこだわりすぎて、製品の「おいしさ」をないがしろにしては本末転倒」ではないという根拠を示すべきであって、「こいつ、地産地消を疑問視してるぜ~~~!」と囃し立てたところで何にもならんだろう。

 ここで問題にされている、「菓子に一番合う小麦がない」という問題に、誰ひとりまともに向き合っていない。ここで六花亭社長は自社の菓子の話しかしていないが、本来、「地産地消」とやらを目指している農業従事者であれば、この社長(まさに小麦の大消費者)の言葉は誠実に真っ正面から受け止めるべき大きな課題のはずだ。

 にもかかわらず、「残念ながら、今のところ、私どものお菓子に道産小麦の出番はありません」という言葉尻を持ち出して、

「十勝の農家は品質向上のために一生懸命努力しているのに、高慢な表現だ。六花亭は大企業なので生産者は表立って口に出せないが、傷ついている」(田中義剛)、
「昔から土づくりにこだわって一生懸命に取り組んでいる。そこに「出番はありません」と言われて、友人の一人は嘆いた、「生産者の苦労がわかっていないのだろうか」」(田中義剛)、
「農家の人たちを、軽視するように、「六花亭のお菓子には、道産小麦の、あなた方畑作農家の、出番はありません」と言い切った」(田中義剛)、
「最近、さらにいい小麦が生産者の努力で作られ、いろんなお菓子になっている。それを六花亭の社長は全否定した」(田中義剛)、
「何故に、北海道小麦の未来の可能性まで否定するのか」(田中義剛)、
「マルセイバターはアメリカ産小麦だ。北海道の小麦はレベルが低くて出番が無いと散々言っておいて」(田中義剛)
「『出番がない』というのは『眼中にない』と言っているのに等しく、生産者としてはショックだ」(生産業者)、
「道産小麦を否定」(毎日新聞)......

 って。
 おいおい。特に、

「残念ながら、今のところ、私どものお菓子に道産小麦の出番はありません」(六花亭社長)

 に対して

「何故に、北海道小麦の未来の可能性まで否定するのか」(田中義剛)

 って。そりゃいくら何でも、......バカですか?
 この六花亭社長の言い方は、むしろ田中義剛が「北海道を代表するお菓子屋なら、「今は、使ってないが、いつか北海道の小麦を使ったお菓子を作りたい」というのが、地元企業の役目だろう」という、その役目をそのまんま表現しているんじゃないのか。

 田中義剛に聞いてみたい。六花亭が使っている小麦粉の輸入元の国、あるいは九州の小麦農家は努力や苦労をしてないとでもいうの? 「昔から土づくりにこだわって一生懸命に取り組んでいる」なんてこと、アメリカ・カナダの農民だって九州の農民だって、やってるんじゃないの? 努力しているのは自分たちだけなの? いや、そういう「自負」はいいよ。きっと誰しもそう思っている。しかし現実的に北海道の生産業者がその「努力」にもかかわらず(少なくとも六花亭の菓子の)ニーズに合った小麦を作れていないことは事実だろう。
 プロフェッショナルが、出てきた品質ではなく「努力」を評価しろと言うことのみっともなさ。品質を冷静に評価されて「傷ついた」と詰め寄ることの情けなさ。「生産者の苦労」なんてどこだってしている。そんなもんは当たり前の前提じゃないか。

 「地産地消」って言葉は、足りない品質の上げ底に使うオマジナイか何かか?
#実際、六花亭社長は「地元の良質な作物を使う事は大いに結構ですが、ときに「地産地消」をイメージだけで使っているのではないか、と首を傾げることもあります」と、見事に看破している。

 だとしたら彼らにしてみれば、確かに「地産地消を疑問視」されては大問題だろうな。
 品質で戦えないなら。

 でも、ほんとにいいのか、そんなことで。

 上記の「花畑通信」内の田中義剛のこの↓言葉に、私は本当に嫌な予感を覚える。

オレは、青森から北海道に来て、夢をかなえたかった。22歳で札幌のラジオのオーディションを受けたとき、若いディレクターに言われた。「つまんないよ、あんたの出番はないな」。オレは傷ついた。
「出番が無い」という言葉は、強い立場の人間が弱い立場の人間を見下す時に使う言葉である。弱者の痛みがわからない人間が、平気で言う言葉だ。そして言われたほうは、当然傷つく。

 そりゃどう考えてもディレクターの言い分が正しい。いくら田中義剛にとって苦い辛い思い出だろうと。

 ディレクターに課せられた使命は「面白い番組を作ること」であってこれがこの人の役割だ。22才のつまらない若造の傷つきやすい心を気遣うことではない。若造にとって自分の芸が商品であるのと同様に、ディレクターにとっては番組が自分の商品だ。若き日の田中義剛はディレクターの商品の質を高められなかったから出番がなかっただけのこと。
 田中義剛は「「出番が無い」という言葉は、強い立場の人間が弱い立場の人間を見下す時に使う言葉」と書いているが、そうじゃない。「出番が無い」という言葉は、出番を決める立場と責任を持つ人間が、自らの責任で判断し、使う言葉だ。ディレクターには面白い番組を作るという使命があるし、出番があるかないかはその目的に合った人間かどうかで決められる。
 ここで「出番」を得るには自分が面白くなるしかないじゃないか。それを、「傷ついた」って。そのディレクターに見下され、弱者の痛みを味わったのだと。え? そこなの?

 こういう、プロフェッショナルとしての品質とは別のところで勝負しようとするから、「傷ついた」「ショックだ」なんて言葉が普通に出てくる。
 実際、この言葉を武器に使う奴にロクな奴はいない。単なる表面上のコミュニケーションを問題にすることで本題から目を逸らしているだけ...しかも相手の良心や倫理観を利用して自分に有利に話を運ぼうとする。性根が腐ってる。

 いやごめん、言い過ぎた。
 本当に傷ついて、そのために闘っている人がいることは知っているし、それを「ロクな奴じゃない」というつもりは毛頭ない。単なる表面上のコミュニケーションを問題にすることで本題から目を逸らすためにそういう表現を使う奴がダメだと言っている。

 この田中義剛のエビソードは、まさにこの「論争」の本質を表していると思う。
 自らの能力を棚に上げたヒガミや甘えばかり。北海道は品質ではなく「北海道」ブランドに甘えた商品作りをしますという宣言かこれは。

 まさかとは思うが、こんな体質が北海道の小麦業者に蔓延してるんじゃないかと(勝手に)想像すると、本当に暗澹たる気分になる。

 周知のごとく、国内の小麦生産は外国に比べて圧倒的にコストが高い。そのまんま市場原理に任せると国内の小麦農業は滅びてしまうので、国内産業保護のために小麦の流通は国が管理してきた。
 輸入小麦は政府が一括購入し、それにマークアップ(政府管理経費及び経営所得安定対策費)を上乗せして製粉業者に売り渡す。この上乗せされたお金が、国内産小麦の売り渡し価格を下げる原資に使われる。そういうやり方がずっと続いてきた。
 国内の小麦農業は、ずっと国によって保護されてきた。
 その中で、国内小麦農業の自立に向かって、コストの削減、品質の向上に打ち込んできた、はず。ならばそこにあるべきは、国の補助を無駄にせずこれだけのものを作り上げて来たという実績&自負か、あるいはまだできてないけど頑張るよという意欲と謙虚さではないのか。

 この社長の話に真っ正面からの反応するとすれば、「よし、じゃあそっちから頭を下げて売ってくださいって言うような小麦を作ってやるぜ」あるいは「いや、品質はいいんだ。知らないだけで。是非これを一度、使ってみてよ」みたいな、小麦の品質に切り込んだ話になるはず。
 あるいは「いや違う。たとえ品質を落としたとしても、道産の小麦を使用するとい付加価値によってトータルでは商品価値が上がるんだ」といったことを理路整然と説くことだ。これはもともと社長が否定した考えだからして、それを「いや違うんだ」とちゃんとした反論を加えることができれば、これもまた社長の言い分に対する、真っ正面からの誠実な反応ということになるはず。

 ところが残念ながら、『毎日新聞』も田中義剛も生産業者も、「地元の食材に愛情を込めてほしかった」という農大教授も、誰ひとりとして北海道産小麦の一層の品質向上が要請されたとは受け取らなかったし、そう奮起もしなかった。「地産地消」とやらがどうして疑問視すら許されない絶対善なのかを説明することもなかった。
#あ、農大教授はちょっと品質向上について言っている。

 やったのは、「面白い番組を作るために面白い人を使いたい」と言ってるディレクターに、「つまらなくても地元出身者だから出してくれよ、おかしいじゃないか地元出身なのに、だって地元出身なんだよっ!? どういうことだよ、おかしいよあいつ絶対! オレ、傷ついたよ」と言いがかりをつけるようなことをしただけだ。

 ほんと、ダメな反応だと思うし、『毎日新聞』の記事は六花亭が『毎日新聞』ではなく『北海道新聞』に広告を出したからスネたんじゃないのか、といった憶測すら浮かばせるほどの牽強付会だった。

 国内の小麦生産のうち、北海道は65%を占める。日本の小麦生産の拠点と言っていいだろう。
 だから。
 そんなことくらいで傷つくな。
 六花亭は年間売上約170億円の企業だ。そこに納入できるようになればこれは大きな大きなビジネスになるだろう。
 ならば、傷ついたと逆ギレしたり「北海道産を使わないのはおかしい」などとヤクザの言いがかりみたいな理不尽なことを言わず、ニーズに合うものを作るようにしてくれ。それが商売なんだから。
 例えばオーストラリアは日本のうどんにターゲットを絞った品種開発をしたり、ニーズに合ったものを作る努力をしている。努力はどこだってやってるんだ。

 「北海道産だから、使え」がどれほどおかしくて傲慢か、そして自らをスポイルする悪魔の言葉か、本当に判らなくて言ってるわけじゃないでしょ?

 で、最後はやっぱりラーメンの話にも絡ませる。これまでも何度か書いてきてるけども、最近、ラーメンの麺について「国内産小麦(内麦)使用」という売り文句がかなり目立つようになってきた。

 しかしわざわざ内麦使用を声高に謳うわりには、なぜそうなのかをちゃんと示している店や業者はほとんどない。

 ラーメンに使われる小麦粉は中力粉、強力粉だが、国産の小麦は含有グルテン量が少なく、オーストラリア、北米産の小麦に比べれば(少なくともラーメンの麺には)不向きといわれている。もちろんブレンド含めて個別のやり方があるから完全に向かないとは言わないが。

 何人かの製粉業者、製麺業者、ラーメン店主に話を聞いてみたが、ただ1人を除き、全てが「[国産が安全・安心|何となくいい]というイメージ」のためだと答えた。

 だから「国産小麦使用」とは書いても、なぜそうなのかは書かない。
 読む方が勝手にいいイメージを抱いてくれるから。
 嘘はついていないし強弁もしていない、と。

 つまらないねえ。

 国産小麦は、「質は大したことないけど、近くで作ってるんだから使おうよ。これよりよくて安い外国産のもあるけど、そっち使うやつは「地産地消」を疑問視する非国民だ!」なんて運動の中でしか生き残れないの? 米みたいに、「やっぱり○○産はうまいね。これだったら他よりいくらか高くても買うよ」みたいなことはもう、きれいさっぱりあきらめたの? なかよしサークルでそういう商売でやっていくの?

 で、マスコミはそれを後押ししちゃうの?

 どうなの? 毎日新聞。

 なお、内麦使用について「[国産が安全・安心|何となくいい]というイメージ」のためだ」と答えなかった例外の1人は、要望を伝えた業者が持ってきた候補の中で一番目的に適っていたのがたまたま国内産だったと言っていた。だからもちろん「国内産小麦100%」なんてアピールもしていない。

 おまけ。

 田中義剛の文章にある「北海道3大菓子メーカー」とは石屋製菓(白い恋人)、六花亭ロイズだそうだ。

 前述の田中義剛の『北海道新聞』上のコラム(別の回)によると、この3社で千歳空港での菓子類の土産物の売り上げの95%を占めるのだという。へえ。

 上述の通り六花亭は年間売上約170億円。確かに大企業だが、同等、それ以上の企業は北海道にだってたくさんある。その規模の会社を、

「会社として、利益も影響力もある。ゆえに六花亭には誰も意見を言えなくなっている。これでは、どっかの国の「将軍様」だ」

 というのなら、北海道は将軍様だらけだな。
 相手を「将軍様」だの「ヒトラー」だのと呼ばわることで何らの批判を加えたつもりになるような奴は、それだけでもう議論に値しない。

 いやほんと、ググってみて、この件について言及しているブログの大半(ほとんど北海道の人。まあ「論争」そのものが『北海道新聞』紙上だから)が田中義剛寄りの意見だったことにショックを受けた。

 傷ついたよ。

 あ、うそだよ。

 北海道民の地元愛だけは解った。

 とにかく私は六花亭社長の文章の何が悪いのか、さっぱりわからない。

突然食いたくなったものリスト:

  • ラッキーピエロの酢豚バーガー

本日のBGM:
Sing a Song /松山千春





 イマドキ、これはあんまりだ。。・゚・(ノД`)・゚・。

 あるリサイクルショップのゲームソフト売り場にて。


ファミコン・スーパーファミコン

 5本セットで780円。
 てことは1本156円。この世代のゲームにこの値段なら、まあものによっては安いし、ものによってはバカ高いよね。

 で、どういうソフトのセットかというと......。


ファイナルファンタジーII他5本


マリオのスーパーピクロス他5本

 えっと。

 つまりね、一番手前に来てるソフト以外は見えないようになってるのよ。

 21世紀にもなってこんなあからさまな抱き合わせ商法を見ることになるとは思わなかった。(^^;
 いや21世紀どころか、昭和ですかここは。

 きっちりこんなことも書いてる。


お約束なんだから、中身で文句言うなよ。

 また抱き合わせの釣りソフトも微妙だよなあ。(^^;

 「他に何かいいソフトが入ってるかもしれない」なんて射幸心?を煽ることもないよねこれって。ほぼ絶望的な抱き合わせ。

 ほんと、「クソゲー」の名にも値しないようなのしか入ってないんだろうなあ。

 なんかこう、あれだね、感覚としては、昔よく買った使用済み切手の詰め合わせに似てるよね。外に数枚の記念切手が彩りで入ってて、中身はほとんど通常切手しか入ってないという。ナウなヤングは知らない話だろうけど、そんなこたァ無視だ。

 ちなみにtwitterで聞いたところによると、FF2のデータセーブは昔の「呪文」ではなく、ソフトに内蔵されたバックアップ電池によって行われるとのこと。
 とすると、既に内蔵バックアップ電池が寿命を迎えている可能性もあるのではないかと。
 つまり、電源を切った瞬間にデータがなくなってしまう。もちろん呪文もない。

 うむ。

突然食いたくなったものリスト:

  • わらび餅

本日のBGM:
お肉スキスキ /石川梨華・萩原舞・菅谷梨沙子・熊井友理奈

これが石川梨華の代表曲となった。




 ヤマダ電機が最近創刊した無料で配ってる通販の小冊子。ポイントも使えるらしい。


『Choimaga』2010 SUMMER

 スイーツからグルメ、リビング用品、雑貨まで、いろんなものを扱っている。


 うむ。

 どうやらヤマダ電機では、出会いも売ってるようだね。(^^;

 Meet。わざとだと思うんだよ、うん。

☆賢者は真実を発見して喜び、凡人は間違いを発見して喜ぶ。

── キャピトルの考察。

 うむ。

 いや実際、「文字のポイント数が大きくなればなるほど、チェックをすり抜ける可能性が高くなる」というのはほんとのことです。(^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • 羽二重餅

本日のBGM:
恋はベンチシート /ジューシィ・フルーツ
ベンチシート・その後 /ジューシィ・フルーツ





 お好み焼きって色々あるけど、その基本になるキャベツの切り方や生地の固さからして店によって全然違うのよね。

 まあいつもの店がほとんどながら、ソースを塗る前のキャベツが見える写真がいくつかあったので並べてみよう。解説はできないけどね。
 ここで紹介するのは道とん堀オモニ美佳味大門のもの。

道とん堀

 道とん堀はこういう名前だけれど、本部は東京都福生市にあるお好み焼きチェーン店。
 3年前(2007年)に大阪に進出してきたという話は以前、「素敵な偶然」というエントリで書いた。

 名前は道とん堀だけど、実はこの会社、大阪の会社ではないのだ。本社は東京都福生市にある。どうしてこんな名前をつけたのかって? 知らないよそんなこと。
 このチェーン店が本当に道頓堀に「大阪本店」を構えたのは3年前のこと。(記事1記事2

 現在、大阪府下に道とん堀は4店舗ある。そして大阪市内ということになると「大阪本店」1店舗しかない。(↑の「記事1」では「3年後[=2010年]には関西圏で150店舗まで増やす計画」とあるけど、大丈夫かな?)

 公式サイトの記述(2010/10/02現在)によると、全国の店舗数は290。大阪府下の店舗は今でも4店舗のまま。

 話のついでだからここでちょっと寄り道して、2010年には関西圏で150店舗までという計画を語った道とん堀の2010年10月現在の関西圏での店舗数を見てみよう。まぁ大きなお世話ではあるのだけれどもね。(^O^)

 で、あなた、「関西」って、どこのことを指すのよ?
 道とん堀側のコメントの中でも「関西圏」という言葉が具体的にどこを指すのかは示されていないので推測するしかない。事業計画上は明確なのだろうが。

 で、「Wikipedia - 関西」を見てみる。「関西」の概念は「近代・現代」ではこうなっているそうだ。

明治維新以降は江戸時代以前と比べて「関西」の指す範囲は固定化され、大阪を中心に見据えた京阪神とその周辺地域を指すことがほとんどとなった。しかし、やはり現在も場面によって「関西」の指す範囲は、京阪神その他の近畿地方の主要部のみを指す場合、近畿地方2府4県全域を指す場合、三重県・福井県・徳島県を含めた広域な近畿地方を指す場合、西日本の広い地域を指す場合(例として、料理の味付けでの「関西風」)などもある。

 ふむ。
 これを都道府県という枠組みで見れば......

  1. 「京阪神とその周辺地域」、
  2. 「京阪神その他の近畿地方の主要部のみ」のいずれも、都道府県という枠組みなら京都府・大阪府・兵庫県の3府県だろう。
  3. 「近畿地方2府4県全域を指す場合」であれば、京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県。
  4. 「三重県・福井県・徳島県を含めた広域な近畿地方を指す場合」なら京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県・福井県・徳島県の2府7県。
  5. 「西日本の広い地域を指す場合」となれば......、うーん、沖縄まで含めた西日本ということになるのだろうか。もしそうなら京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県・福井県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県の2府23県。

 となる。5.はさすがに強引だなあ。(^O^)

 とすると現在の道とん堀の店舗数は、1.2.の場合を考えると、店舗数は京都府1+大阪府4+兵庫県3=8店舗となる。
 同じように数えてみると、3.なら15店舗。4.なら27店舗。5.なら51店舗。

 なるほど。うむ。

 閑話休題。
 さて、本題はここのお好み焼き。


これを混ぜて


鉄板に広げる

 キャベツはかなり細かく切っている。生地はサクサク系。

 この店は客が自分で焼くスタイルなので、ひっくり返しやすいサクサク系の生地の方が失敗が少なくていいのだろう。

 写真はスジ牛(¥787)。この店は2010年にもなって未だに外税方式だ。福生では今でもそうなのか? ドンと「750円」とあって、横にカッコつきで「税込787円」って書いてる。お好み焼屋の支払いで1円玉が出てくるなんて。(^^;

 この店は初めて行った。夏の暑い時だったのだが席の上に備え付けられている扇風機が壊れてたり、人数が少ないのか店員があまりホールにおらず水のおかわりかがなかなかもらえなかったり、ちょっと辛かった。

 味はまあ、普通。

 市街から離れたら別かもしれないけども、この大阪ミナミのど真ん中の激戦区で勝負するには値段も味も、まあ人を誘って行くほどの特徴はないなあ。うん。
 正直、こういうのって辛いよね。だって、誰かと一緒にいる時にお好み焼きでも食べようかってことになるとしよう。で、この大激戦区の中で「あそこに行こうよ」と言うとして、「へえ、どんな店?」って聞かれるよね。ここで何か特徴がね、まあそれは味や値段みたいな直接的なものじゃなくても、接客でもいいし店の雰囲気でもいいし、店長がどうとかタレントの誰々がとか、まあ何かほしいじゃないの。食は体験だからさ、まずはワクワクしたいのだ。
 ところがこの店にはそれがほとんどないんだよね。
 いや、私が最初に行った時はあったのよ。
 「東京のチェーン店だけど道とん堀って名前で、全国には300店舗近くある大きなお好み焼きチェーン。これがこの激戦区のど真ん中に満を持して飛び込んできたわけで、大阪じゃないのに「道とん堀」を名乗ってる店のお手並み、ちょっと拝見させてもらいましょうよ」みたいなワクワク感というか、そういうのがあった。
 でもそれって初回のみだからなあ。
 で、今はまあ、その、「普通」ですわ。

食べログ「道とん堀 大阪本店」


オモニ

 鶴橋にある、大阪を代表する有名なお好み焼屋。
 ミナミの宗右衛門町(ひっかけ橋=戎橋のすぐ北側)にも確か娘さんだったかがやっている店があるから、アクセスがいい人はまずそちらに行ってもいいかも。宗右衛門町店は↑の道とん堀にも近い。


これはもう焼いてある

 オモニのお好み焼きはフワフワ系。キャベツは千切り。
 これは高度な技術とデカいコテが要るので焼いて持ってきてくれる。

 このメニューは......何だったかな。(^^;
 スジ肉ポッカ......いや、坂田利夫スペシャルか。忘れた。(^^; どちらもオススメ。

 テーブルにポットに入ったソースがあり、それを刷毛で塗る。マヨネーズはその横の箱にキュービーのお弁当用のミニサイズ小袋のやつが入ってる。これの角っこを少しだけ切って、ソースを塗った上からかけていく。最近はカップ焼きそばとかにもこういうマヨネーズがついてるよね。
 いずれにせよここではマヨネーズはデフォルトではなく結構オプション扱い。

 混んでる店なので、ゆっくりしたい人にはあまりオススメしません。

食べログ「オモニ」
食べログ「お好み オモニ 宗右衛門町店」


美佳味

 堺の老舗。(^O^) 「みかみ」と読む。

 ここのお好み焼きのイメージとは、街角でおばちゃんがやってる持ち帰り専門の店で1枚2~300円くらいで売ってるやつ。この店はそれを店内で食べられるようにしたという感じ。
 実際、値段も豚玉イカ玉など普通のお好み焼きが390円とかなり安い。
 この値段もあって、ここもかなりの繁盛店。1階入口正面で女将がたくさんの若いバイトの子を相手にせわしなく指示を出してるが印象的。(^O^) 二階には座敷もあるのに、それでも昼飯、晩飯時には普通に入店待ちができる。


焼き上がりがオモニとは全く違うタイプ。
スーパー前の屋台のテイクアウトとかこんな感じよね

 キャベツは道とん堀に比べれば少し大きめのざく切り。生地はかなりサクサクしていて、お好み焼き自体がさほど大きくない。

 誰もがどこかで食べたことのある、懐かしいお好み焼き。やっぱり390円は安いよねえ。これでも随分値上がりしたんだよ。しかしそれでもまだ2人で行ってお好み焼き2枚に焼きそば(¥390、大だと¥500)で1000円ちょっとという安さが保たれている。これが繁盛の理由ね。お好み焼きそのものの味は、まあ普通っす。(^O^)
 泉州の下町の味という感じかな。ソースウマいよ。

 ただ、簡単に「サクサク系」と言っても、以前「オモニと大門、甲乙つけ難し」の一番下のところで紹介したような絶望的にダメな生地ではなく、サクサクしながらも独特のフワフワ感の残る(難しいなあ(^^; )生地になっていて、このバランスがなかなか絶妙。このあたりが人気を支えているのだと思う。

 一応は「自分で焼く」というオプションも選べたはずだが、ここではなぜか?自分で焼く人はほとんどおらず、焼いたものを目の前の鉄板に置いてもらうのが当たり前になっている。
 で、注文の品を目の前に持ってきてくれた時に「マヨネーズ、ケチャップ、カラシはどうしますか?」と聞かれる。つまりこの3つの調味料は机の上には置かれておらず、従業員がお好み焼きと一緒に持ってくるというわけ。
#ソース、青のり、削り粉は置かれている。
 ↑の写真は豚玉(¥390)に「全部。マヨネーズ多めで」と頼んだもの。

 ここはこの値段というのが結構な売りなので、まず味を基準にする人は来なくていいと思う。(^O^)
 ただ、3000円以上する(前は3300円だったけど今はもうちょっと上がってるんじゃないかな)デラックスや、そこまでいかなくても930円(これも前)のえびスペシャルとか、レモンを搾って食べるメニューがあり、これはむしろこういうサクサク(&少しフワフワ)な生地にぴったり合っていて、結構面白いと思う。
 この安さの店で3000円以上するメニューってどんなんだろう!?って、楽しみになるよね。 (^O^)

食べログ「美佳味 家原寺店」


大門お好み焼き道場

 そしてやっぱり大門。\(^O^)/


半分生地を焼いて具を乗せて、また生地を乗せたところ

 ここもキャベツは千切り。生地はフワフワ系。山芋などいろんなものが入ってて、オモニより少し重い感じがする。

 ここはソース、マヨネーズに至るまですべて店側が目の前で調理してくれる。この店はマヨネーズはデフォ。ちなみにソースは和歌山の大陽ソースこれがまたウマい。

 オモニ大門も千切りフワフワ系で、バカみたいに沢山のアレンジメニューがあるところも似てるなあ。

 写真のメニューは元祖河内焼。これは大門の第1号メニューだとか。多分1500円か2000円くらい。まあそういう量なので。

 大門は滝谷という辺境地にあり(^O^)、しかも開いてる時間がかなり特殊(月~土の23:00~翌朝)ときてるので、まあこのエントリを見て行く人もいないだろうけど、行くとしたらとりあえずまず1枚目にネギ焼(¥1500)を頼み、食べながら次に何を食うか考えるといいよ(私はここのネギ焼きはやまもとより好きだ)。メニューはほんとに沢山あるので(^O^)何を食べるかみんなで考えるだけでも結構盛り上がるだろう。ただ初回は......じゃがまま(¥1500)あたりを頼むのがいいのではなかろうか。結構な量なのでこの2枚で3人がかりかな。

 あと、お好み焼きの匂い(ショウガとかが主なのかなあ)が結構服に残るので、気になる人は匂いがついてもいい服装をしていくこと。

 また、河内弁を怖く感じる人(^O^)とかは厳しいかも。でも本当はマスターも奥さんもとてもいい人なのだ。
 なおここはこういう営業時間なのに酒をメインにしていない。だから無理に飲まなくてもあまりイヤな顔はされない。


酔っぱらいは始末が悪い

 お好み焼きに限らずとにかくボリュームがあるので、もちろん残ったら包んでくれる。
 1人で来る女性(スナックとかのママさんとかだとこういう時間になる)とかも珍しくなくて、そういう人はたいていその場である程度食べてあとはお土産に持って帰るというパターンが多い。

 食べきれなかったお好み焼きを持って帰って翌日に温め直して食べるのが、これまたいいんだよねえ。
 冷めて温め直してもおいしいお好み焼きって、特にフワフワ系だと難しいのよ。こういう時に大門のポテンシャルの高さを再認識するんだよなあ。

食べログ「大門お好み焼き道場」


突然食いたくなったものリスト:

  • 大門のじゃがまま

本日のBGM:
さようなら世界夫人よ /頭脳警察

これはカラオケにあるんだよなあ。




 あるところで「もらってください」とあったネコ先生の写真。


サビ柄女子(1ヶ月)

 額に少し変わった模様がある。
 私にはこの模様が、女性の姿に見えて仕方ないのだが......。


額をアップにしてみた

 ポンチョか何かを着た長髪の女性。
 新垣結衣か豊田エリーあたりを想像してみるとよいでしょう。(^O^)


角度を変えてまわりを黒くしてみた

 ほら、もう、なんか、新垣結衣(か豊田エリー)が猛獣に狙われた時のイメージ画像にしか見えないじゃないか。
 ちょっとネコの目がかわいすぎるけども。

 うむ。

 人面ネコどころか、人姿ネコだ。
 何て読むんだ? じんしねこか?

 まあね、さすがにシミュラクラじゃないけども。......にしても、うん、見えるなあ。

 あるいはやたら明るい平家の落ち武者の呪いかもしれない......。


資料映像:明るい呪い
 

 このネコ先生の額を見てて一瞬だけ、あれを思い出した。

 たまごっちのお面。

 普通のお面はこういうの↓だよねえ。


レレレのドラえもん

 つまり、「顔」なんだよな。
 そりゃそうだ。お面ってのは面(ツラ)につけるからお面だ。

 でも昔、こういう↓ものがあったのだ。


 うむ。

 そう、たまごっち。

 いやまあ、確かに流行ってはいましたよ。凄く流行った。それはそう。

 しかし。

 それとこれとは。

 これ、なにがどう「顔」なの?
 そのまんま全身じゃないの。それ顔につけて歩くの??
 (「全身」というのも憚られるが)

 ......。

 うむ。

 この人姿ネコ先生を見て、何年かぶりにふと思い出してしまったよ。

突然食いたくなったものリスト:

  • ハヤシライス

本日のBGM:
Night Screamer /STRATOVARIUS





 orionoさんの「[飲み食い][都市・場所][大阪・関西][あびこ周辺] ロカに夏爐の残り香を求めて」(郷愁エントランス)から2007年3月21日のエントリ「「憩務所 夏爐」のレモンライス」にトラックバックをいただいた。
 ところが、現在「過去ログ倉庫」としているこちらの旧ブログはMTデータベースを新しくしてしまったからだったか原因は忘れたが、トラックバックもコメントも受け付けられない状態になっている(試してみなくていいからね)。申し訳ない。>orionoさん

 覗かせていただくとそのエントリで紹介した喫茶店「憩務所 夏爐」(の遺伝子を受け継ぐ店)についてのエントリで、「夏爐」への愛情を感じる素敵なエントリだった。

 私も自分のこのエントリや、orionoさんのエントリからリンクされている他のサイトを読んだりして、一度しか言ったことのない「夏爐」への懐かしさや、それを愛した人の気持ちを感じて何とも言えない気持ちになった。

 人から愛される店というのは、人の人生に寄り添う店なんだよね。
 ウマいマズイはもちろん重要な要素だけれど、そんなのは全く、必要十分条件じゃない。そこが店の(人生の)深いところ。楽しいところ。

 というわけで(どういうわけで?)、不自由な「過去ログ倉庫」に眠っていたこのエントリをorionoさんのエントリの紹介と共に再掲しておく。

 大阪市立大学の北側にある名物喫茶店がこの3月末で32年の歴史にピリオドを打つという産経新聞の記事がKM氏から送られてきた。

 長年愛されてきた店というのも素敵だし、何より「レモンライス」という、一瞬「???」となってしまう名物メニューも魅力的だ。そしてもうすぐ閉まってしまうという限定感。私は市大の学生でもないしこの店には行ったこともないから愛着はないけれど、それでもなくなってしまう前に一度は食べておきたくなった。

 というわけで、土曜日の昼に行ってみた。



憩務所 夏爐

 閉店のニュースを聞いて卒業生などが連日足を運んでいるだろうということは想像がつく。ただ土曜日だしこの時期はもう学校はやってないだろうから混み具合はどんなもんかと思っていたのだけれど、......なかなかいい具合の混み具合。(^^)
 満席でしばらく待つことになったものの、数分待って相席で座ることができた。うん、絶妙の混み具合だと思う。\(^O^)/

 相席になったのは4~50代の品のいい女性。あと2席空いていたが、それはこの女性の連れらしい。駅に人を迎えに行っているのだと店員に説明していた。

 メニューはレモンライス(ドリンク付/¥780)以外にも「丁稚丼」(¥780)、「素敵な彼(curry)」(¥780)、「憎丼」(¥780)、「鶏の唐揚げ」(¥900)などがあった。しかしやっぱりここはレモンライスしか選択肢はないでしょうと。\(^O^)/



メニュー

 この店はご夫婦でやっていたらしいが、御主人は5年前に他界していて、今では奥さんだけでやっているのだという。バイトの学生もいるけど、彼らは接客担当でフライパンは奥さんだけが振っているのだそうだ。そういうものらしい。
 ということはつまり満席同様にいる客の食べ物の全てをおばちゃん1人が回しているということで、注意書きにも警告されているとおり(^^)、かなり待たされた。
(後で時計を確認すると、注文してから食べ終わるまで1時間半弱かかっていた(^O^))

奥さんが一人で調理しています。お待たせすることが多々ありますが、ご了承の程よろしくお願い致します。
警告(^O^)

 小春日和の昼下がり、喫茶店の窓際のとろ~んとした雰囲気の中、私たちオッサン2人と、連れがなかなか帰ってこずに手持ち無沙汰の女性が1人。ぼーーっとした時間を消費している。

 ほのぼの。

 ......しかしそれでもこの待ち時間はちょっと長すぎる。(^^;

 というわけで、ちょっとその女性と話してみた。

 聞くと、息子が市大の卒業生で、しかもこの店でバイトしていたのだとか。今、駅に友人を迎えに行っているのがその息子で、駅に来ているのはその時のバイト仲間なのだそうだ。閉店の情報を知り、みんなで行こうと、その友人は九州からわざわざ出てきたのだという。

 しかし単に息子が世話になったバイト先という以上の思い出が、この店にはあるそうだ。

 この息子、入試の当日に39度の熱を出してしまった。試験中に何があってもいいようにと、お母さんは朝から試験が終わるまでずっと学校の近くで待っていた。
 それがこの店だった。
 事情を話したかどうかは覚えていないけども、レモンライスとコーヒーでかなり長い時間、文句も言わずにいさせてくれたそうだ。

 めでたく入試に合格した後、息子はここでバイトを始め、卒業までずっとお世話になった。孫のようにかわいがってもらい、卒業して就職する時に御主人は彼に「社会人の心得」という紙をくれた。もともと市大の先生が生徒にあてて作ったものらしい。お母さん自身もコピーして胸に刻んだという。

 ......なあんて話を聞いていると、やっとレモンライス登場!



レモンライス

 具はグリーンピース、シイタケ、玉子のみ。肉類や玉ねぎは入ってない。
 これに福神漬けとレモンが添えられている。

 味つけは塩コショウだけかな? バターとシイタケの風味が強い。
 結構油っこさがあるんだけど、レモンの酸味が味をシメてて、なかなかいい組み合わせなんだなあと感心した。結構これが完結してるので、福神漬けは正直不要。残してる人が多かった。
 確かにチャーハンとして考えればパラパラ感には程遠くて、何というか、かなり素朴(^O^)な感じがするのだけども、これはこれで「味」なんだよなあ。

 結構単純な料理で、これだけなら家でも作れそうな気がする。

 しかし。

 「夏爐のレモンライス」は再現不能。

 「夏爐のレモンライス」は、このお母さんやその息子......それこそ無数の人の思い出がつまっていて、それぞれがそれぞれ別のレモンライスの味を持っている。こんな、新聞を見て興味を持って一度来ただけの人間に、この美味さなんてわかるはずないんだよ。再現なんてできてたまるか。

 私たちが食べ終わった頃に現れた息子さんに、「閉店までにもう1回は来るつもりなんだけど、レモンライス以外のお薦めは?」と聞いてみると、
「全部。......ですけど、うーん......五目焼飯ですかねえ」
横から「味噌汁つけて」とバイト仲間。(^O^)

 なるほど。

 次は是非、五目焼飯(ジュース付/¥900)プラス御味噌汁(¥120)でいってみよう。
 
 
 
憩務所 夏爐(かろ)
住吉区杉本2丁目5番地
06-6692-3110
平日 09:00~20:30(ラストオーダー)
日曜 11:00~15:30(ラストオーダー)

 再掲終わり。
 上記の通り、夏爐はもう閉店しています。跡地には別の喫茶店ができている模様。
 また夏爐があった近くの学校の食堂でレモンライスが受け継がれているとか何とか。

突然食いたくなったものリスト:

  • 夏爐のレモンライス

本日のBGM:
君は風 /佐々木幸男

そういえばこの曲もカラオケで見かけない。




 先日(2010/09/26 Sun 20:00~22:00)のニコ生シノドスの動画が上がってたので、貼り付けときます。

司会:
 荻上チキ(評論家、「シノドス」プランナー)
ゲスト:
 菊池誠(大阪大学サイバーメディアセンター教授)
 久保田裕(朝日新聞科学医療グループ記者)

ニコ生シノドス 01 ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方 1/2

ニコ生シノドス 01 ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方 2/2

ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方 菊池誠×久保田裕(司会:荻上チキ)

突然食いたくなったものリスト:

  • 長田うどんの釜揚げうどん

本日のBGM:
限界LOVERS /SHOW-YA

YouTubeについたコメントが笑えた。「エロカッコイイ こうだくみは反省しろ」




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