2010年9月アーカイブ

 なぜかアサヒビールの昔の看板?の写真が3つほどたまっていた。

 アサヒビールはもともと大阪麦酒といって、堺が発祥だそうだ(1889(明治22)年設立)。「アサヒ」はそのブランド名だったんだな。

 こちらにゆかりもあって、親しみが湧くじゃないか。

 先日の「ビールを急いで冷やす(つもりが失敗)」というエントリのコメント欄でも叱られたことでもあるし(^O^)、ここはまとめて上げておこうかと。

 (^O^)


大阪アサヒビール

 これは伏見稲荷神社の参道にあった石。いきなり看板じゃないけども。(^^;

 こんなのがあるんだねえ。
 まあいつの世も商売と神頼みは切り離せないし、ましてやお稲荷さんだからね。

 この下は何て書いてあるんだろう。
 販売店の名前かな。

 次の2つは両方とも中津の商店街で捕獲したもの。


「専売店」なんだなあ

 昔はこういう、手彫り?木の看板って多かったよね。
 昔からの酒屋さんの流れなのかな。
 味があるよね。

 同じ商店街の別の酒屋さん。


アサヒゴールド

 「アサヒゴールド」というのは、1957(昭和32)年3月に発売された「特製アサヒビール」の名前だそうだ。全然知らない。(^^;

 マークはこう。


ASAHI LAGER BEER

 そういえば、瓶のラベルは思い出せないけど、大昔の、まだスチールの缶だった時代にこんなマークがついてたような気がするなあ。

 しかしよく見ると、一番下に「ASAHI BREWERIES TOKYO JAPAN」とある。

 ......なるほど、終戦までにやたら沢山の会社と合併してできた大日本麦酒が1949(昭和24)年の財閥解体で朝日麦酒(株)と日本麦酒(株)に分割されて、朝日麦酒(アサヒビール)は本社を東京に置いたんだな。

 かくしてアサヒビールは「大阪」ではなく、「東京」のブランドになってしまいましたとさ。

 というわけで、懐かしいでございますなというだけのエントリでした。

突然食いたくなったものリスト:

  • 焼さんま定食

本日のBGM:
不思議Tokyoシンデレラ /セイントフォー





 一介のラーメン好きとして、私はこれまでラーメンやつけ麺そのものや店以外にも、

・丼の話(「ラ丼を売らん」)
・プラスチック割り箸の話(「この箸、割るべからず」)
・看板の話(「コンサル趣味」)
・のれんの話(「のれんの野望」)
・コンサルの話(「Let's 導入 つけ麺!(加筆アリ)」「つけ麺維新でつけ麺バブル」)
・ラーメン職人の話(「Show Me The Way(大幅加筆)」)
・関西のつけ麺の歴史の話(「南大阪のつけ麺、夢のコラボっっっ!」「大阪のつけ麺店の魁」)

 などを書いてきた。
 今回はそれの延長ということで、割り箸の話。

 以前にも書いたことがあるが、私は「マイ箸」を持ち歩いている(「だったら真ん中を渡ればいいんですよ」)。

 「マイ箸」という文言が出てきた時点で既に短絡しちゃう人がいるのは判っている。「環境問題に気を配っている人」もあるだろうし、あるいは正反対に「環境問題に気を配っているつもりで勘違いした自己満足の行動をしている人」とか。この2つの反応はおそらく脊髄反射的な速度で出てくるだろう。

 しかし上記エントリに書いたように、私がマイ箸を持ち歩くのは、「エコ」というよりは「もらったから」「この箸の方が割り箸より使いやすい」「この箸で食う方が割り箸で食うよりうまく感じる」以上の意味はない。

 だから店では「マイ箸」を必ず使うわけではなく、店によっては(あるいは面倒くさい時は)普通に備え付けの割り箸を使うし、あるいは洗い箸を置いている店であっても気に入らなければ「マイ箸」を使うこともある。スーパーで惣菜を買った時に「お箸は何膳おつけしますか?」なんて聞かれたら人数分以上の数を言うことも辞さない。

 とはいえリアルの世界でも短絡する人はたくさんいて、私がマイ箸を使っているのを見て、こちらが戸惑うほどに(?)「いい人」と思ってもらえる率が高いのには正直驚いている。

 さて。

 割り箸とマイ箸の関係はなかなか微妙だ。

 もっとはっきり言えば、「エコ」と結びついた「マイ箸運動」みたいなものが微妙なのだ。

 このあたりの議論は、だいたいこんな↓感じに落ち着く。

「だって、いいことじゃない」
「アホか。割り箸なんて全体から見て微々たるもので、『マイ箸』なんて使っても役に立たんわ」
「『エコ』って姿勢が大事なのであって、これのみの有効性だけを見ても仕方ないじゃない」
「だいたい割り箸は間伐材を使ってるんだから、森林破壊どころか森林維持に役立つんだ。『マイ箸運動』は自己満足に過ぎんわ」

 あたりで議論が終わっているような気がする。
 そしてお互いがお互いを「そう思ってるはずだ」と決めつけ合う。

 あれれ、この構図ってどこかで見たような......。

 そう、これは「化学調味料論争」と構図が同じなのだ。(^O^)

 でもね、この問題どうもそんなに単純じゃないようだ。

 で、そもそもマイ箸は「エコ」で割り箸はそうじゃないのか、という話。

 この論争はかなり昔からあって。

 ここで一気に紹介するには長いので、それはまた別の機会に。

 今のところはとりあえず、以下のような情報を示すことにする。

  • 割り箸はもともと奈良県吉野郡下市地方で誕生した。南北朝時代に、後醍醐天皇に杉の割箸を献上したところ気に入られて、それ以来毎日作って献上していたという伝説が残っている。吉野と後醍醐、そして杉。話がよくできている。ただしこのときの「割り箸」は、杉の柾目に沿って「割って作る箸」で「割り箸」。実際は普通の箸だ。
  • 今のような、使用者が使う前に割る箸は「割りかけの箸」「引裂箸」などと呼ばれた。
  • 「割りかけの箸」「引裂箸」は吉野には文政頃(1827年頃)に成立したとする伝承があるが、文献的には天明初期(1783年頃)と推察されている。
  • 吉野では当時、酒樽が多く生産されており、割り箸も樽の端材から作られた。つまり国産割り箸は発祥当初から低利用材の有効活用として生産されてきた。
  • 幕末に喜田川守貞が書いた『守貞謾稿』という風俗記録がある。天保8年(1837年)から約30年にわたって見聞した三都(京、大坂、江戸)の記録で、うどんやそばの話をする時もよく登場する。これの「鰻飯」のところに、
    必ず引裂箸を添える。此の箸は文政以来ごろより、三都ともに始め、用いる。杉の角箸の半ばを割ってある。食べるときに裂分けて用いる。これは再用しないで清浄であることを証明している。そうではあるが、この箸はまた箸を作るところに返して丸箸に削るということである。鰻飯の時だけではない。三都とも諸食店でよくこれを用いる。名ある店では用いない。もとより清潔のためである。
    とある。
  • となると割り箸はさほど高級ではない店で使われていたということになる。つまり安かったのだと。それは例えば落語の「時そば」で登場する夜泣きのそば屋で割り箸が登場することからも伺える......と言いたいところだけども、「時そば」の原型になった上方落語の「時うどん」には割り箸は登場しない。「時そば」は明治年間に三代目柳家小さんが「時うどん」を東京に移植したということだから、そこで加えられたアレンジだろう。とすればこの割り箸観は明治年間のそれだとも考えられるので、どの程度江戸の習俗を伝えているかは疑問が残る。
  • しかし実際のところ、割り箸がそれほど安いものだったかどうかは私にはよくわからない。
    「明治時代に割箸を客に出すといえば、それだけでよほど高級な料亭ということになったそうである。それは、昭和の初期頃まで一般の飲食店の箸は塗の丸箸で、卓毎に箸立てに束ねて立ててあり、使用後は洗い直してくりかえし使われていたからである。大正以後、飲食店で割箸を出す習慣が広まり始め、昭和の初めに割箸製造機が考案されて大量生産が可能になった」(『箸』向井由紀子・橋本慶子)
    という記述もある。記録上は明治20年頃に多量に東京方面に出荷された記録が吉野に残っており、明治30年頃には現在用いられているようないろいろな形の割箸が出回ったと考えられている。そして昭和初期には割り箸製造機の発明によって箸にスジが入れられるようになり、それまで杉のように柾目の通った材料でないと作れなかった割り箸が、松やシナのような柾目の通らない木を材料にできるようになった。もしも割り箸が安くなったとすれば圧倒的にこの時点だったはず。

    割り箸製造機の発明によりスジを入れることができるようになり、柾目が通らない材料でも割り箸を作ることができるようになった
  • 現在日本で使われている割り箸は、その97%が輸入で、そのうちの99%が中国からの輸入である(少し前まで98%だったのが、国産が少しだけ盛り返した)。
  • 以下は平成20年度『環境・循環型社会白書』(リンク先は9.8MBのpdfファイル)に掲載されているグラフ。

    割り箸の生産量と輸入量の推移
  • 日本で消費される箸に使われる木材は30万m^3。それは年間の木材消費量の0.4%に相当するという。これは1989年、つまり20年以上前のデータ(通産省生活産業局日用品課 神宮勉氏による)ではあるが、当時でも年間需要が240億膳あったのだから数字は現在とあまり変わらないと思う。
  • 国内産割り箸がこの30年間でシェアを80%から2%にまで落とした理由は、なんといっても価格。輸入材との価格競争に敗れた。
  • パプアニューギニア、韓国、南ア、メキシコ、カナダ、チェコ......その他数多くあった割り箸輸出国の中で価格競争に勝ち残ったのが中国ということになる。現在では中国以外はベトナム、ロシア、チリなどからの輸入があるが、いずれもゼロ点数%ずつというところ。ベトナムは竹製割り箸が多く、竹製だけでいえば既に中国製を逆転している。
  • とはいえ割り箸輸入を巡る情勢はいつもかなり流動的で、今年の統計はまだ出ていないものの中国産の激減が予想されている。それはプラスチック樹脂製の洗い箸の普及による国内の割り箸需要の縮小と、さらに中国の輸出政策の変化などが背景にあるようだ。総輸入量は150億膳にまで落ちるとの予測もある(これは数年前の250億膳から見て激減だし、輸入量で見れば20年前の水準。そして国内産が劇的に伸びていない限り、総需要量も上記グラフの左端 ── 約30年前より少なくなることになる)。
  • 国内産割り箸は現在、高級品に特化した形で生き残っている。主な生産地は奈良県吉野。
  • 輸入割り箸の大半は白樺、アスペン(ホワイトポプラ)製。つまり熱帯林ではなく北方材。「割り箸悪者論」ではよく割り箸によって熱帯林が破壊されているという言い方がされたが、実は熱帯林は柔らかくて箸には使えない。
  • 竹製の割り箸はかつて鹿児島がかなり大きなシェアを持っていたが、既に輸入品に駆逐され、全ての業者が廃業した。
  • 竹製割り箸で注意が必要なのはカビ。乾燥させるのが主な対策だが、中国では防カビ剤を用い、その残留が問題になったことがある。燻竹などは手間とコストがかかる分、割り箸に使われるようなことはあまりない。
  • 国内産割り箸の場合、杉、檜などが使われることになるが、酒樽の生産がほぼなくなった現在、割り箸は建築材を樹木から切り出した際に余った背板、端材を使って作られている。つまり木を全部使って作る中国産とは木材の使い方が違う。

    建築材を切り出した残りを使う。
  • たまに「割り箸は間伐材を使っているから使えない資源の有効利用であり、また間伐の推進にも役に立つのでむしろ森林保護につながる」という表現がなされることがあるが、これはなかなか微妙な表現。というのも、まず割り箸のほとんどを占める輸入割り箸にはこれは当てはまらないし、国産割り箸に限ったとしてもその表現は微妙。上記の通り、国産割り箸はいわゆる「間伐材」ではなく、建築材の背板、端材から作られているのだから。では間伐材という表現は間違いなのかといえば正確に言えば間違いではない。というのも、吉野杉の場合は本伐するのに100年以上かかるので、それまでに切り出される樹木はたとえ樹齢80年であっても「間伐材」と呼ばれる。それを材木に使った時に出る背板を使った箸は確かに「間伐材使用」ではある。でも、「間伐材使用」という表現に対して世間一般が持つ、かなり若い、材木に使えない木を使って割り箸を作るというイメージとはかけ離れていることも確か。そういう木は柔らかすぎて箸には使えないのだ。だから「マイ箸なんて自己満足。割り箸は間伐材を使ってて......」とか、あるいは国産割り箸のパッケージにたまに書かれている「間伐材の有効利用」といった表現は、間違いかと言われれば確かに間違いではないが、限りなく黒に近いグレー。
  • とはいえ、国内産割り箸が使い道のない木材資源の有効利用であることは間違いない。この背板を割り箸として商品化することで間伐の費用がいくらかでも捻出できるのなら、割り箸は日本の森林の維持にいくらかでも役に立つことになる。だからこそつまらないイメージ混乱の元になる「間伐材」という表現はやめた方がいい。
  • しかしどうやら最近、その(一般のイメージ通りの)間伐材を使って割り箸を作る技術が開発されたらしい。もしもこれがちゃんとした技術であり、それが普及すれば非常に心強い。期待したい。
  • 以上のことを考えると、現在の割り箸を環境問題と絡めて考える場合は、輸入割り箸と国内産割り箸とに分けて考える必要がある。最初に紹介したような短絡的な(といっては申し訳ないが)2つの意見というのは、その一方しか見ていない(知らない)ことから出てくるのではないかと思う。
  • 地球環境、いやそれ以前に日本の国内林業が瀕死の状況にある現在、割り箸から見えてくる環境問題とは国内林業をどう振興するかという問題に行き着くはず。その視点で見れば、外食で使用する箸の優先順位は 国内産割り箸>マイ箸>輸入割り箸 になると思われる。国内産割り箸の使用は日本の国内林業の振興に確実に役に立つ。ただ、国内産割り箸は高くて高級店でないとなかなかお目にかかれない(杉や檜製の天削、利久、卵中箸など 単価で中国製アスペン箸の数倍~数十倍)。もちろん私が行くようなラーメン店で見たことはない。なのでもしも「環境」という視点から箸を持ち歩こうというのなら、一番いいのはマイ国内産割り箸を使うこと。(^O^) これを持ち歩いて、店に国内産割り箸があればそれを使い、なければ持参したマイ国内産割り箸を使う。そして手持ちのマイ国内産割り箸がなくなればまた買う、というのが一番目的にかなう方法だと思われる。
  • 輸入割り箸の多く、あるいはごく一部(北海道)の国内産割り箸には白樺製の箸がある。白樺は「先駆樹種」といって森林ができる時に一番最初に生えてくる樹種なのだそうだ。最初に白樺が生え、これが数十年で寿命となり次の樹種に譲ることになる。そこで造林地の場合は、最初に生えた白樺が目的樹種の生育を妨げることのないよう伐採することになる。......これを「間伐」と定義し、これを使った割り箸を「間伐材使用」としている国内業者もある。しかし中国製割り箸に使われる白樺はそういう目的ではないようで、もしも「環境破壊」というなら中国産の作り方はそれに当てはまるだろう。
  • 実際に数年前、中国は国内の森林保護を理由に輸出制限の動きを見せたことがある。ただ結局それは口実に過ぎなかったらしく、現在もほとんど輸入量、価格に影響はないようだ。
  • なので、もし「環境」という視点で見るならば輸入割り箸はあまり使わないというスタンスが正しいかもしれない。
  • なお白樺やアスペンは建築材などには使えないので1本まるごと使われる。木を橋の長さに切って6~7時間煮込んで柔らかくした後、大根の桂剥きのように剥いて板を作り加工する(このやり方を「ロータリー法」という。ちなみに↑の背板から作る時はスライス法という方法を使う)。
  • では最近増えてきたプラスチック樹脂製の洗い箸はどうなのか。同じものを何度も使うので「環境に優しい」的な視点から普及してきているが、プラスチック樹脂の製造時とそれを毎回洗浄する時、そして廃棄焼却時の環境負荷とを考えれば、割り箸に対してそれほどのアドバンテージがあるわけではない。また白木の箸とプラスチックよりは白木の割り箸の方に日本人としての情緒的な優位性はどうしても残るだろう。とはいえプラスチック樹脂製の洗い箸は「ゴミ減量」には役に立っていると思う。木製割り箸がその点を解決できればいいのだけれど、やり方によってはコストや環境負荷の面で本末転倒になりかねない。ここは何か妙案が期待されるところ。いずれにせよプラスチック樹脂製の洗い箸を使うかどうかは、同じ「環境」という視点で見るとしても、何を重視するかで変わると思う。決して、単純に「割り箸が環境破壊で洗い箸が環境保護」などと考えることはできない。
  • プラスチック樹脂製の箸には変わったものができていて、「リサイクル」を謳うプラスチック樹脂製の割り箸というのが今はある。店に1000膳だったかの箸がまとめて送られてきて、その箱に使用済みの箸を入れて送り返すというもの。送り返された箸は工場で「リサイクル」されまた店に送られるのだが、これは洗うのではなく、再び樹脂を溶かしてまた割り箸の形に再成形するのだという。使用済みを送り返す時は店である程度汚れを落として発送、さらに工場でも洗浄されるため、「リサイクル」には洗浄、輸送、再成形と多くの行程を踏むことになる。まあ確かに「リサイクル」ではあるけれど、目的は何かを考えればちょっと首をひねってしまう。
  • で、「マイ箸」。(しつこいようだが)もしも「環境」という視点で見るなら、上記の通り国内産割り箸を使うのが一番いいだろう。ただしこれにはお金がかかる。もしそれを抑えたいのであれば次善の策としてマイ箸を使うことはそんなに無効ではない。国内産割り箸を置いている店ではそれを使い、輸入割り箸やプラスチック樹脂製の洗い箸を置いている店ではマイ箸を使うというやり方なら、国内産割り箸を消費し、かつ輸入割り箸による環境破壊を防ぐことができる......ほどの効果があるのかどうかはよくわからないが、少なくとも方向は間違っていないだろう。つまりマイ箸を国内産割り箸使用/輸入割り箸不使用の調整弁に使うという考え方。あるいはそういう使い方をすることで店に国内産割り箸を使用させるインセンティブになるかもしれない。
  • ただしそれは「資源の無駄遣い」を抑制することによる環境保護ではなく、むしろ瀕死の国内林業に少しでもお金を回し活性化することにより国内林をうまく回していこう、そうすることで森林は健全に維持される、という形での環境保護になる。もし今年の割り箸需要の大きな落ち込みが国内産割り箸にまで波及し、その穴をプラスチック樹脂製塗り箸が埋めているなら、それはむしろ国内林業に悪影響を及ぼしかねない。もしもそうなら「環境保護」を謳う人たちはマイ箸を封印し、そしてもちろんプラスチック樹脂製洗い箸も拒否し、率先して国内産割り箸を使いまくるべきだろう。もちろん「環境保護」をアピールするためにプラスチック樹脂製洗い箸を導入した外食産業も、思い切って国内産割り箸を採用するべき。
  • 例えばこの前行ったデニーズでは、国内産杉を使用した割り箸が提供されていた。





    デニーズで提供されている割り箸。
    「間伐材使用」と書いていないところもわかってるねえ、という感じ。
    こういうチェーン店が導入するということは、価格と同時に安定した供給を実現できたということだろう。頑張ったなあと思う(デニーズでは1997年から年間約4000膳使う割り箸は全て吉野杉の建築端材を使ったものを使用しているそうだ)。このように、コスト高と考えられている国内産割り箸を大手チェーン店で導入することも可能なのだ。聞くところによるとナチュラルローソンでも国内産割り箸が使われているそうだ。
  • ナチュラルローソンのサイトでは「国内産間伐材原料」という表現が使われていてちょっと考えてしまうが、それでも、「「割り箸」のパッケージに広告を掲載し、広告費の一部で間伐の費用を賄うことで、森林の手入れを促進し森林保護につなげていく」という文言は、割り箸による国内森林保護のための取り組みのちゃんとした説明になっている。
  • ちなみに写真をよく見ればわかるように、デニーズの箸は「割り箸」といいつつ最初から2本が分離している。割り箸にもいろんな種類があって、卵中箸やあすか箸(片口卵中)といわれる箸は最初から分離している。高級品になるとこれを紙で止めたりする。
  • 何度も言うが、これらの話はあくまでも「環境保護」という視点に立ったら、という話であって、無数にある中のたった1つの視点に過ぎない。箸という、日本人の食に重要な役割を持つ道具には様々な側面がある。ヨーロッパでは住のプライバシーが発達したが、日本では食のプライバシー(僕の箸、私の茶碗......)が確立していたという分析もあるし、使用後に箸を折ったり信仰的な側面もある。その他様々な側面がある道具だからこそ、たった1つの視点から見てどうしなくてはいけないという普遍的な答えが出るわけはない。「お気に入りの箸を外でも使いたい」という動機でマイ箸を使ってもいいはずだし、やっぱり誰が使ったかわからない箸を使うのがイヤだから割り箸を使う、輸入とか国内産とかは関係ないという人がいてもいいと思う。ただ、もしも「環境保護」という明確な目的を持って「マイ箸運動」をするのであれば、その行動が本当に目的に叶っている行動なのかをちゃんと考えるべきかもとは思う。例えばこういう人は、やっぱり「エコ」が主眼だと思うのだ。確かにこの人は一歩引いて「本来の目的は?」というのを考えているけど、それでももう少し調べればきっともっとその目的に合った、今とは違った行動が見えてくると思うんだよね。
  • また、マイ箸を「エコ」の精神性を重視するために持つというのであれば、いっそのことマイ箸に使う箸も既製品を買うのではなく国産木材の端材を使って自分で作ってみるというのもいいかもしれない。楽しいし、必ずや「意識」も高まることだろう。
  • とはいえ、その辺の木でやっちゃダメよ。杉や檜には殺菌効果があるので、自分で作るならそれでやるのが正解。
  • 「マイ箸」などでググると、「環境」などを謳いつつ、箸や箸袋を結構な値段で売っているサイトを見かけて戸惑う。個人個人のそういった想いが、結局は業者が儲けるための一手段として利用されいる面が、まあ多くはないのだろうけれども確実にあるのじゃないかと思う。
  • 使い終わったあと、国内産割り箸を捨てるのはやっぱり忍びない気もしてしまう。鉛筆削りみたいに手でゴリゴリと回すと1本の割り箸から何本もの「マイ爪楊枝」が作れるような機械があればいいのに。(^O^)
  • 割り箸の市場が流動的だと書いたが、それは国内産のシェアが高かった時代もそうで、奈良県吉野が国内シェアの80%を占めた時代もあるし、その後アカマツを使った岡山・広島がトップに立ち、白樺、シナを使った北海道がシェア40%でトップとなった頃もある。
 

 ちなみに私がマイ箸を持ち歩くのはこの箸が気に入ってるから。麺類に合ってるし手になじんでるからね。
 ただししたり顔で上記のようなツッコミをされるとウザイので、一応、国内産杉製のマイ割り箸も持ち歩いている。(^O^)

 ところでマイ箸を使っていて一番困るのは食べた後だよなあ。
 使い捨ておしぼりで拭くか、それがなければコップに入れた水でゆすいでティッシュで拭くかしていたが、この夏以降は経口摂取OKの(^O^)消毒用アルコールを小さいスプレー瓶に入れて持ち歩いている。
#「Ora²マウススプレー」の空き容器が小さくていいよ。

 もちろんこれまでもそんなことしなくたって大丈夫だったのだけど、まあ、念のためにね。なんか楽しいし。(^O^)

 ということで本題。<え?

 割り箸の種類を見ていこうと。
 のれんなどと同じく、区別がつくと楽しいでしょ? (^O^)

 割り箸の種類は昔は80余りあり、現在では約50種類だという。

 割り箸の形状で代表的なものを以下に示す。名前とその由来については文献によって意外なほど意見が分かれている。
 ところで、箸の寸法はややこしい。「8寸元禄」や「9寸利久」などと呼ぶが、実際の長さはそれぞれ1寸短かい(つまり「8寸元禄」なら実際は7寸=約21cm、「9寸利久」なら実際は8寸=約24cm)という習慣(おそらくは業界の悪習)が残っている。


いろいろな割り箸
 
【丁六】

割れ目に溝はなく、面取りもしていない一番素朴な形。寸法も短かく、一番短いもので5寸=約15cmのものが存在する。弁当や自動販売機のインスタントラーメンなどで見ることがある。正直、15cmくらいだとかなり使いにくいし柾目の通らない材料で作るのでちゃんと割れないことが多い。名前の由来は「江戸時代の銀貨が「丁銀」「丁六」と呼ばれ、庶民の貨幣であったことから大衆に親しみやすい箸という意味で、1877年代奈良県大和下市町でつけられた」とか「「丁度六寸」であるという長さからきた呼称」としている文献もある。


【小判】

側面の角になった部分を面取りしたもの。その形状から「小判」という。割れ目のスジは入っていない。元禄箸と並んで大衆箸の代表。丁六と同様、1877年に奈良県大和下市町で考案されたものという。長さは7寸=21cm以下。7寸=21cmという形状は実用上必要十分の長さであり、大衆箸はこの長さを超えることはない。


【元禄】

側面の角になった部分を面取りし、割れ目にスジを入れて割れやすく加工したもの。正式名は「元禄小判」であり、1887年頃にやはり大和下市町で名づけられた。この名前は「元禄時代、幕府の財政の窮余の一策として、金の含有量を減らし、貨幣を改悪した小判を「元禄小判」と呼んだことから」とする記述(つまり溝を削る分、小判から木の含有量を減らしたことに引っかけた)、あるいは沢山束ねた時に、上から見ると「元禄時代に流行した市松模様にみえるので」この名があるという記述もある。


【利久(利休)】

両端が細く、真ん中が太くなっている箸。詳しい形状は上図参照。千利休が考案したとされる利休箸から名付けられた。千利休は客を招く時は必ず、赤杉から客の人数分の箸を自ら削り出したという。両口になっているのは精進ものと肉ものの料理で使い分けるためだそうだ。ちなみに正月に使う両口の祝い箸は、片方を神様が使うという考え。なお「利休」ではなく「利久」となったのは、「利休の号を遠慮したため」とするものや、利が休むのは縁起が悪いとして利を久しくするに変えたという説がある。京都の市原箸店(市原広中氏)の考案による。高級品であり、6寸(18cm)、7寸(21cm)、8寸(24cm)のものがあるが、懐石での箸の長さに準じて7寸、8寸のものがほとんど。


【卵中(らんちゅう)】

千利休が考案した箸はこちらの方が近い。詳しい形状は上図参照。真ん中がふくらんでおり、腹中に卵を抱いていることに見立てて名付けられた。これは「割り箸」といいつつも2本の箸が初めから離れている。高級箸だが、さらに高級になると2本を紙で巻いて出てくる。7寸(21cm)、8寸(24cm)のものがある。


【あすか箸】

これはどうも近年に考案されたものらしい。よく知らない。形状は片口の卵中であり、ごく普通の塗り箸に近い。これも卵中箸と同じく2本の箸が初めから離れている。


【天削(天扮/てんそげ)】

頭部(天)が斜めにカットしてあり、これが削がれているようにみえることからこの名がある。面取りは食べ物を挟むところのみに施されている。高級箸の代名詞とも言えるもので、高級料理や会席料理など改まった場所で使われる。柾目が正面に向いたものが最高級品。長さは7寸(21cm)、8寸(24cm)のものが多い。現在の大和下市町の主要生産品。最近は「天削元禄」と称し中国産の竹やアスペン製の7寸で天削のものがあるが、いくら何でもそれはちょっとなあ、と思う。先日セブンイレブンでもらった割り箸は竹製の8寸天削箸(ということは実際は7寸=21cm)だった。


【竹双生】

竹割り箸独特の形状で、頭部が四角になっており、それ以下の部分は面取りされ、先端は細くなっている。竹は油をはじくので魚料理などに用いられ、鰻屋などでも好まれる。7寸(21cm)から8寸(24cm)まであるが、これ自体は高級品としては認識されていない。竹で作った利久箸なども作られており、用途、素材、形状によっては高級品となる。


 おまけ。


あれれ? 何かが違う。

 この2本は同じアスペン製元禄箸なのだけども、何かが違う。

 そう、右の箸には割れ目が入っていないのだ。
 なので絶対に割れない。(^^;;

 おそらく検品で漏れたのだろう。
 道頓堀の橋の下にある、デビット伊東のラーメン屋でびっとにて捕獲した。

参考:

・『』(向井由紀子・橋本慶子)
・『箸の文化史』(一色八郎)
・『割り箸はもったいない? ── 食卓からみた森林問題』(田中淳夫)
・「安楽椅子探検家のヴァーチャル書斎」上記田中淳夫氏のサイト。特に氏のブログ「森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ」は必見。
・「国産材割り箸(わりばし)とその現状(データ)/森林林業学習館
・「割り箸から見た環境問題2006 環境三四郎」(pdf 737KB)
・「平成20年度『環境・循環型社会白書』」(pdf 9.8MB 割り箸の話はp.233からのコラム内)
・「[コラム]一膳の割り箸から考える国内山林問題 | IBTimes」(大島裕司)
・「口に入れるのは食べ物だけじゃない 危ない中国製「割り箸」」(北村豊)
・「割り箸・箸袋・業務資材格安通販「e-割り箸.COM」このページの真ん中にある「割り箸マップ」というやつはかなり大ざっぱではあるけれど、それぞれの箸のだいたいの位置づけがわかる。

突然食いたくなったものリスト:

  • さんまの味噌煮

本日のBGM:
ラブ・ゼネレーション /早川義夫





 ビールを急いで冷やしたい時、あの、くるくる回すやつあるじゃない、昔ビールの景品になってた。
 あれが一番簡単に冷えるのはわかってるんだけども持ってないのでどうしたものかと。

 で、聞いてみたら、冷水や氷で冷やすという方法があって、単に冷凍庫に入れるよりは直接缶に触れる面積が大きい分、冷えそうな気がした。

 他には、あの、くるくる急冷器をアナログでやる。つまりボウルか何かに氷を入れ、ひたすら手で回す。ここに百円ショップで売ってる小さい扇風機を応用するという方法もあった。

 ↑ひたすら手で回す。
 あるいはこんな↓感じで文明の利器を使う。(^O^)

 しかし今回は別の方法を採用してみた。

家庭でビールを急速に冷やす方法
http://r.nanapi.jp/438/

 ↑ここで紹介されている方法。
 つまり、

濡らしたキッチンペーパーorタオルで缶を包み、冷凍庫の入れる

 という、それだけのやり方。

 これを選んだ理由は、手間がかからず、そして冷蔵庫に入れたら放置しておけること(缶をくるくる回したりだとずっとくっついていなくてはいけない)。

 今回、どのくらい冷えるかを調べるために秘密兵器を使った。(^O^)

 こんなこともあろうかとかねて用意しておいた温度計。非接触で温度を測る。


Infrared Thermometer 日本橋で2980円くらいだったかな。

 きゃーすてきー。\(^O^)/

#本当はラーメンやつけ麺を食う時にどのくらい温度が下がるのか、どのくらいの温度がうまいと感じるのか、などを調べてみようと(^O^)買ったのだけれど、いちいちラーメン屋に持っていくのが面倒くさい&ちょっと恥ずかしい(^^;のでまだその目的に使ったことはない。

 で、やってみた。

 まず、もともとの温度を測ってみる。


ビールといいつつ発泡酒ですまぬ。

 26.4℃。

 キッチンペーパーがなかったのでハンドタオルを使うことにした。
 ハンドタオルを濡らす。


濡らす。

 で、これで缶を包む。より密着するように輪ゴムでとめてみた。


瓶を巻いた。

 冷凍庫の隅の、ラップされた肉の横に追いやる。


アットホームやね。(^O^)

 上記サイトによると、10分ほど待てばいいらしい。

 というわけで、この間にアテを作る。

 といっても何もなかったので、本日畑から拉致ってきた茄子で茄子田楽らしきものを作ってみた。


小さな茄子でした。

 茄子を切って多めの油で炒めて、そこに砂糖とダシで濃いめに溶いた味噌を乗せるだけのシンプルメニュー。
 所要時間8分ほど。

 10分になるまで少し待って、発泡酒を取り出す。
 で、温度を測ってみる。


あ、あれ......?

 ん?

 お?

 あれれれれ?

 あの、ほとんど変わってませんが......??
 ちゅうか、ちょっと上がってるぞ......。

 何だそれは?温度計の間違いか?と思いながら、とりあえずグラスに注いでみる。

 カンパーイ、ゴクゴクゴク......。

 ......。

 うわわわわわわ。

 マジで全然冷えてない。prz

 失敗だ。

 完全に失敗だ。
 これじゃ、乾杯じゃなく完敗だ。

 prz prz prz prz

 改めて考えるに、タオルが分厚すぎたんじゃないかと。上記サイトではキッチンペーパーが使われており、かなり薄い。

 ところが私のハンドタオルは分厚かったので、10分ではタオルの表面が冷えただけだったようだ。

 うむ。

 prz prz prz prz

 ......ということで、次回はキッチンペーパーを使ってみることにしよう。

 それでダメならその次は指でちまちまとくるくるするッ!

 賢者たちよ、私の失敗に学ぶがよいッッ! (^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • カレーライス

本日のBGM:
The Endless Basis /TERRA ROSA





 2008/07/16のエントリ「ミリオンセラー」で、日本の歴代ミリオンセラーのグラフを示した。

 グラフは2007年までだったので、今回、再び↓を参考に更新してみたいと思う。
 データ元に感謝。m(_ _)m

歴代ミリオンセラーアルバム一覧
http://homepage1.nifty.com/shislabo/million/millionalbum.htm

歴代ミリオンセラーシングル一覧
http://homepage1.nifty.com/shislabo/million/millionseller.htm
 

ミリオンを
達成した年
ミリオンセラーになったシングル/アルバムの数
シングル
アルバム
1968
3
0
1969
4
0
1970
1
0
1971
2
0
1972
1
0
1973
0
0
1974
4
0
1975
0
1
1976
5
0
1977
1
0
1978
5
0
1979
5
0
1980
3
0
1981
5
3
1982
1
0
1983
1
2
1984
1
1
1985
0
1
1986
0
0
1987
0
0
1988
0
0
1989
1
3
1990
3
4
1991
8
11
1992
18
17
1993
21
11
1994
20
13
1995
32
19
1996
24
21
1997
17
22
1998
18
31
1999
12
23
2000
14
19
2001
5
23
2002
1
11
2003
2
5
2004
1
9
2005
1
10
2006
1
5
2007
1
2
2008
0
5
2009
0
2
2010
0
1

 以前の「ミリオンセラー」のエントリを示したら、若い子は大抵驚く。若い子といっても90年代を記憶している子たちだけども。

 自分たちが育ってきた環境(CDがバンバン売れる)が普通だと思っているから、それよりも「いい」時代だった80年代以前はどれだけ売れてたんだろう......?と漠然と感じていたようだ。

 自分の「常識」を相対化してものを考えるのって、難しいよね。

突然食いたくなったものリスト:

  • パピコ

本日のBGM:
Mask of Flesh (Masquerade) /VOW WOW





 純情屋にはラーメン屋らしく、餃子が置かれている。


純情屋の餃子

 6個で450円と、王将の餃子に慣れている身からすれば正直高いが、その分手間がかかっており、ボリューム、味もなかなかなので、まあたまには自腹で頼むこともある。(^O^) あるいは常連のワガママとして、変則的な頼み方に応じてもらったりもするけれど、それはまあ、ね。

#ちなみに餃子の皮は以前は井上製麺、現在は太陽製麺謹製のを使っている。

 さてこの餃子、公式メニューとしては

・エビ入りギョーザ
・エビとシソ葉入りギョーザ
・チーズ入りギョーザ
・明太子入りギョーザ
・キムチ入りギョーザ
・カレー入りギョーザ

 の6種類がある。


エビとシソ葉入りギョーザ

 そして注文は、合計が6個になるならどれを何個頼んでも構わない。


純情屋の餃子にはタレがつかない。

 では、この餃子の注文の仕方は何種類あるのだろうか? というのが今回、考えてみた問題。

 もうね、確率とか統計とか場合分けとか何だとか、ほとんど忘れてるのよ。

 だから凄いサル仕事でやってみた。

 サル仕事(要するに虱潰し)でやったから合ってるだろうけど、でもサル仕事ほど信用できんもんはないわけで、結局、友人に教えてもらった。(^^;;

 というわけで、これ↓に当てはめるとよいらしい。昔はわかってたはずなのに、見ても意味はさっぱりわからんよ。┐(´~`)┌


「n 種のものから、重複 (repetition) を許して r 個のものを取り出す組合せ」

 意味がわからんまま数字をあてはめてみる。
 6種類の餃子を、重複を許して6つ取り出すので、n = 6, r = 6。





 おおお、サル仕事と一致する。\(^O^)/

 というわけで純情屋の餃子、選び方は全部で462通り!

 さあ君も、462回足を運んで全組み合わせ制覇を狙おう!

 懲りずにまた動画をやってみた。

 純情屋の餃子の仕込み。

 基本のタネを作ってるのと、餃子の皮を巻くところ。
 このタネに明太子なりエビなりチーズなりを加えて皮を巻く(動画で巻いているのは「エビとシソ葉入りギョーザ」)。

 編集の拙さはまだ勘弁してくだされ。

食べログ

 今週の『関西 Walker』(22年10/5号)に純情屋が餃子で載ってるそうだ。

 追記:これ↓。


もちろん一部ですよ

 ↑の動画の01:14あたりで投入されているのがこの「香り油」。実際、これはいい匂いだ。

突然食いたくなったものリスト:

  • さすがに純情屋の餃子(^O^) 海老シソ4、カレー2

本日のBGM:
Shot In The Dark /VOW WOW

ききき、君は知っていたかッッ!? VOW WOW再結成!
しかし2日間のみ、東京のみ......。
詳しくはこちらへ。もしも経済的状況、時間的状況が許すなら絶対に行くべき。




 菊池誠さんがたまに(^O^)シリーズで行うサイエンスカフェ『かわいい物理』が帰ってきた。

 以前の『かわいい物理』にもよく参加していたが、会場のworkroom自体が淀屋橋から本町に移転したため、少し迷ってしまった。prz ←しかし菊池さんも......。

 今年の日程は以下の通り。

09月16日(木)第1回 振り子とカオス
10月21日(木)第2回 波と音
11月18日(木)第3回 光
12月16日(木)第4回 クリスマス実験 2011年
01月20日(木)第5回 相対性理論
02月17日(木)第6回 量子力学

 すべて19:00~21:00。会場はworkroom*A。詳しくは↓へ。

文系のための物理学講座「かわいい物理」

 で、私は2010/09/16に開かれた第1回「振り子とカオス」に参加した。その時、録画もした。独り占めにするのは忍びないのでその時の模様をご紹介しよう。

#許可は出てるけど、もちろん公式ではないのでよろしく。

 撮影に使ったデジカメのモニター液晶が壊れていたため、どう映ってるか確認しながら撮れなかった。勘を頼りにやってみたが、後でPCで確認したらやっぱり見苦しいアングルがたくさんあった。prz

 画面も暗い。しかしこれはこれでアヤシイ雰囲気っぽくていいかも。(^O^)

 音声もあまりよくないので聞こえにくいところは字幕を入れようとやってみたのだけれど、Windows Movie Makerには荷が重すぎて(字幕ずれが起きる)あっさり諦めた。申し訳ないが聞き取りにくいところは想像力で補ってください。

 YouTubeの時間制限が10分までと勘違いしてた(ほんとは15分)ので9つにもなってしまった。

 1/9だけ字幕が入っててそれ以降入ってないのはサボったわけじゃなく、何故か字幕ずれが起こったので断念したのだった......。prz


 で、この後みんなで作った二重振り子がこれ。


二重振り子完成品

 材料は、

●アイスの棒:3本(「アイススティック」という名でハンズで売ってる)
●ストロー:1本
●竹串:1本
●長いネジとナット:各1個

▲木工用ボンド
▲瞬間接着剤(ナットが動かないように固定する)
▲ペンチ・ハサミ(竹串、ストローを切る)
▲ドリル(アイスの棒の穴開け)

 作り方は以下の通り。寸法とかは適当にね。


二重振り子作り方

 注意点は、(3)図で、Bを貫通しているストローが両側のAに干渉しないようにすること。干渉するとBの振り子が回らなくなる。
 瞬間接着剤はナットをネジに固定するために使う。他には使わない。

【追記】
実際にこれ見て作った人の話を聞いたので、注意点を追加しときます。
・(3)のA材2本の幅(つまり竹串の長さ)は実際に作ったものは25mmくらい。もう少し短くしてスリムなものを作りたくなる衝動にも駆られるが、ここはこのくらい幅を持たせないと、完成して使う時にB材がぐらついてA材に当たってしまう。もちろん精度を上げればぐらつきは減るわけだけど、まあこういう工作なので。
・上図で「ボンド」と書いているところにも瞬間接着剤を使って時間を短縮したくなる気持ちはわかるが、案外形が歪んでしまうものなので、修正が効くように木工用ボンドを使った方がいい。
【追記おわり】

 遊ぶ時はネジの部分を持ってぐるんぐるんやるのだ(上記完成写真のように持つ)。

第1回のテーマは「振り子とカオス」です。
最後には二重振り子の工作の時間もあり楽しかったです。
第2回は2010年10月21日(木)「波と音」です。

文系のための物理学講座「かわいい物理」
http://www.workroom.co.jp/wra/program/index.html#butsuri

kikulog
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/

【追記】

 今回工作した二重振り子の動画っす。他ならぬ菊池さんがアップしたもの。

【追記】

 9/9に登場する二重振り子のシミュレーション。

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/applet/double_pendulum/

 この2つはほぼ同じ条件でスタートするが、そのほんの少しの違いがもとで途中から全く違う動きをするようになる。つまり、初期値のほんっっの少しの違いが、時が経つにつれて非常に大きな違いになってしまうということ。

 確かに物体は与えられた初期値によってどう運動するかは決定されている。しかしその初期値のほんの小さな違いまで調べきれないので予測不能。

 運動は未来永劫まで決定されているが、予測不能。これがカオス。素敵。

突然食いたくなったものリスト:

  • イチゴショートケーキ

本日のBGM:
ラジオスターの悲劇 /hi-posi





 という希望を持ってるのだけれどね。

 大阪狭山市の亀の甲交差点近く310号線沿いの焼肉店牛角の跡地に10月中旬、龍旗信狭山店がオープンするらしい。⇒fromAオープニングスタッフ募集

 龍旗信はほんの数ヶ月前、津久野に「総本店」をオープンさせたばかり(石津のそれまでの本店は「堺本店」になった)。上記求人広告によると狭山店とほぼ同時に難波に自家製つけ麺の店TATSUもオープンさせる予定だそうで、ここにきて一気に攻勢をかけてきた。

 310号線沿いには純情屋竹麺亭という名店があり、あと一応、天下一品七福じん来来亭とか、あるいは北に少し行くと大安食堂、南に少し行くと味の天下一も、とりあえずあるにはある。あとこれも一応だが、喰亭(うどん)、香の川製麺(うどん)もある。さほどおすすめはしないけれど。

#ちなみに竹麺亭の竹本氏は龍旗信での修行経験がある。

 このあたりは駅から歩くには少し遠くクルマで行く立地だが、場所としては悪くないと思う。できればもう1つくらい来てもらって南大阪有数の激戦区になってほしいところだ。これで綿麺でも来れば南大阪の名店はこの道沿いで制覇できちゃう。......あ、南州軒を忘れてるぞ。<自分 まあいいか。(^O^)(^O^)

 実は亀の甲交差点近くには摂河泉というそば屋もあったのだが、これは既に閉店している。行ったことがなかったがそこそこ評判はよく、未訪のまま終わったのはちょっと残念。


大阪狭山市付近。お好み焼の大門も入れといた。
 

突然食いたくなったものリスト:

  • おにぎり(昆布)

本日のBGM:
Future Tense /SANCTUARY





 2009/11開店という某店に初めて行き、つけ麺を食べた。

 ただし後で調べてみるとこの店はラーメンや油そばが評判で、つけ麺はあまり評価されていないようだ。

 確かにラーメンや油そばはまだ期待が持てそうで、後日機会があればそちらの看板メニューを食べに行こうと思っている。なので今回は名前を出さずに単なる感想というかなんというか。

(結局後日再訪した。それはこのエントリ後半で。店名はやはり伏せたままにする)

 私は当初、この店のことを誤解していた。

 この店の立地している場所には以前別のラーメン店が入っていて、ダメな店だった。(当ブログでも匿名でエントリを書いたことがある⇒「またつまらぬものを......」)

 それがいつの間にか看板が変わっていた。そしてある情報によると、前の店のオーナーがどこかのチェーン店の傘下に入りリニューアルオープンしたのだと。

 確かに看板はどこかのチェーン店っぽく見える。

 店の前の道をたまに通るのでそのたびに覗いていたのだが、前の店に比べて格段に多くの客が入っている。そんなに変わるものかと感心しつつもオーナー店長の性根が変わらない限り味に期待は持てないとも思い、なかなか入ろうという気にはならなかった。

 しかし一大決心をして(^O^)入ってみると実情は全く違っていた。接客をしてくれた女性(店主の奥さん?)によると、前のオーナーとは関係がなくチェーン店でもないという。つまり私は全くデタラメな情報に踊らされていたわけだ。ダメだねえ。

 若い店主が自分の名前を冠して頑張っているらしい(これも勝手な推測)。

 店内にはチェーン店にありがちなウンチクがたくさん並べられている。

 いろんなことが書かれていたが、ほとんど目を通さずに迷わずつけ麺。
 つけ麺好きだから仕方がない。

 ほんとならここで徳島ラーメンを食べるところだが。
 つけ麺好きだから仕方がない。

 うむ。

 つけ麺好きだから仕方がない。

 この店は徳島ラーメンの店だけども、そんな店が作るつけ麺はどんなものかと結構期待したのだ。

 実際に出てきたつけ麺は、麺の上にたくさんの具をドッカと盛りつけた迫力のあるルックスになっている。しかもチャーシューの代わりに鶏ムネ肉?と徳島ラーメンらしい甘辛い豚バラ肉が使われており、個性を放っている。
 カウンターの貼紙によると、食後には「豆乳のスープ割り」があるという。

 なかなか楽しそうじゃないか。

 しかしそう思ったのも食べるまで。
 食べてみてガッカリだ。
 いやまあ、マズくはないのだけども。
 つけ汁はどこにでもある、あまりに普通の豚骨魚介。
 これじゃ徳島ラーメンの店だからとか全く関係ない。
 あまりに凡庸すぎて、一瞬何があったのかと戸惑ったくらい。
 麺もイマイチ。

 なんといったらいいのか。浮かんだ言葉は......、

 志が低すぎる。

 こういうものを出されると、鶏ムネ肉だとか豆乳のスープ割りなんてのも、おいしく食べさせるための工夫ではなく単なる小手先の目くらましにしか見えなくなってくる。

 ここで初めて壁の貼紙を眺めてみた。

 つけ麺のウンチクにはこんなことが書かれていた。

何か縛られている。
何か押し付けられている。
色んな店で、つけ麺を食べるたびにそう感じてきた。
ようやく関西にも馴染みかけてきた「つけ麺」
もっと自由でいいじゃないか

よし、具材は麺と一緒に盛り付けよう。
そうすれば味が単調にならないし、素材の食感も楽しんでもらえる。

そのスタイルが、俺流。

 えーっと、あの......。
 「ようやく関西にも馴染みかけてきた「つけ麺」」ですか......。
 いやもう、とっくになじんでると思うけど。
 しかも何? 「何か縛られている」と、つけ麺を食べるたびに感じてたの?
 「もっと自由でいいじゃないか」って、いやいやまったくその通りだけど、既存の「またお前か豚骨魚介」の枠から1ミリも外に出てないつけ麺を出しといてそんなこと言われても。
 まあそれは置いとくとしても、結局その「何か縛られている。何か押し付けられている」と2行に渡って感じてた抑圧とは何だ? その抑圧から解放された「自由」とはっっ!? 「よし、具材は麺と一緒に盛り付けよう」 え? ええええええ????

 うーむ......。

 いやこれはちょっと説明が必要かもしれないな。
 つけ麺の源流が中野⇒東池袋大勝軒もりそばにあることは有名だけども、大勝軒もりそばは、具がつけ汁の中に入っている。

 それ以降そのフォーマットに沿ってつけ麺は進化してきたのだけども、10年余り前に関西にもつけ麺が入ってきてから広まっていく過程で、関東にはなかった特徴ある進化を遂げた部分があった。
 それが全粒粉入り麺と(つけ汁の中ではなく)麺の上に具を乗せるというスタイルだ(全粒粉入り麺がどの程度関西独自なのかよく分からないけど、近くにもしたくさん大勝軒がある環境ならちょっと考えつかない麺だとは思う。(^O^))。

 関西で初めて看板を掲げてつけ麺を出したつる麺(閉店)はどうだったか忘れたけど、1999年創業の純情屋(現存)は開店当初から既に具を麺の上に載せてた。
 そして現在、関西では麺の上に具を乗せるというスタイルが(まあ主流とはいわないけれど)かなり多く見られている。
 去年のラーメン産業展で開かれた「関西の麺類市場最前線」と題されたセミナーでも、麺の上に具を乗せるスタイルは関西独自のつけ麺の展開として紹介されていた。

 さて。それを踏まえた上で。
 「もっと自由でいいじゃないか よし、具材は麺と一緒に盛り付けよう」だと?
 「そのスタイルが、俺流」だと?
 アンタこれまでどこで何食ってきたんだよ?

 それっぽい決め台詞に仕上げるためだけにしちゃあまりに中身が適当すぎないか? それはやっぱり、客がこれ読んで「なるほど、そうか!」と納得すると思って書いてるんだろう。ちょっと客をバカにし過ぎちゃいないか?

 ......え、何? たかだかウンチクの貼紙にそんなに噛みつかなくてもって? いやまあ、それもそうなんだけどさ。
 私は何度も書いてるとおり、食は「体験」だと思っていて。ラーメンやつけ麺に限らず、食べ物は「味」だけで評価できるものではなく、その店の雰囲気や店主・店員の接客なり人間性なりその他諸々も含めて評価するしかない......少なくとも私はそうだと表明している。
 とすれば、ダメな貼紙はやぱりダメな貼紙として評価に入ってしまうのですよ......って、まあうまけりゃそんなの全然気にならないんだよねやっぱり。それはそうなんだ。

 とにかく、威勢のいいウンチクとはかけ離れたあまりに志の低いどこにでもあるつけ麺(の悪い方)を食べて、とてもガッカリしたのだ。

 で、後日、油そばと徳島ラーメン(メニュー名は「ガチ徳島ラーメン」)を食べに再訪した。ノーマルのラーメンの方は関西流にアレンジしているそうだが、今回はそちらは食べていない。

 いきなり結論から言えば、「酷すぎる」。

 なんといっても麺が酷かった。油そばガチ徳島ラーメンも。
 味にも救いがなかった。

 例えば徳島ラーメン。
 麺が酷いのがまず第一。そして味が薄い。生玉子(無料サービス)なんか入れたら薄まりすぎて食えない(そうなることを予想して黄身だけを入れてみたがそれでもダメだった)。
 「これをおかずにご飯が何杯でも食える」というフレーズは、こと徳島ラーメンに関して言えば褒め言葉だ。逆にそれができない徳島ラーメンの存在価値って何?
 この薄さではご飯なんて1杯も無理。ご飯に直接玉子をかけて玉子かけご飯にした方がよっぽどいい(この店で一番うまいのは玉子かけご飯だ)。

 油そばは最初に入れる大量の擦り黒ゴマ(レンゲにてんこ盛りにされてくる)が香ばしいというよりは焦げ臭くて閉口。
 しかしそれも麺がうまければ気にはならなかったはずだ。
 出来の悪い麺を、さらに「やっぱり麺は『固め』でしょ」「ゆで時間が増えたら客回転も悪くなるしね」と言わんばかりの生煮え状態で出してくる。
 このあたりに全く気遣いを感じられないので、レンゲに盛った黒ゴマという趣向も、あるいは温野菜が別皿で出てきて、「途中で入れてみてください」という演出も、これまた小手先の目くらましに見えてしまう。どれもこれも、うまければ全部プラスに作用するだろうに。

 冗談か本気かわからない貼紙のウンチクをとりあえず本気にすると、店主は味を求めて旅に出たこともあるという。そういうからにはいろいろ食べ歩いてラーメン事情も解ってるんじゃないかという印象を持つのだが、しかし。
 つけ麺のウンチク貼紙を見る限りここ10年くらいの関西のラーメン(つけ麺)事情を理解しているようにも思えない。麺への認識も、10年前の世間から何ら進歩していないように見える。
 で、思った。
 結局、不勉強な人なんだろうなあと。
 いやそれはちょっと失礼な言い方だ。ごめん。
 味とは別のところで勝負する店なんだな、と。

 まあそれはそれでいい。
 いやほんとに。

 実際、繁盛しているのだ。
 前のラーメン店の惨状を知っているだけに、これはほんと凄いことだと思う。

 大学前の飯屋には味以外にも受け入れられる要素がたくさんある。
 そこそこジャンキー、昼間はライス1杯無料。玉子は常時何個でも無料。テーブルには玉子かけご飯用のふりかけまで置かれている。ある程度「演出」もある。接客も悪くない。店内はそれなりにオシャレ(これはあくまでそれなり)。
 で、客は入っている。

 だから、それはそれでいい。店はその土地で生きていくのだ。

 ただラヲタが好んで行く店ではないというだけのこと。

 かえすがえすも、神戸市西区にあった徳島ラーメンの店こくいちの閉店が悔やまれる。

突然食いたくなったものリスト:

  • 麺野郎の鉄火巻

本日のBGM:
In A Gadda Da Vida /IRON BUTTERFLY
Satori part2 /FLOWER TRAVELLIN'BAND

キッツい酒飲みながら聴きたいね。




 『スクエア最新図説化学』という第一学習社が出している高校化学の副読本がある。

 ひと昔前の「マイナスイオン」商品ブームの際、世に踊る「マイナスイオン」と高校化学で習う「陰イオン」を生徒が混同しないようにと5年前、この副読本に「マイナスイオン」を説明するコラムが掲載された。

 これは↓現行版に掲載されているコラム。5年前のものもさほど変わらないのだと思う(推測)。


宣伝などで見かける「マイナスイオン」は、高等学校の化学で学習する陰イオンや陽イオンとはまったく違ったものである。陰イオンや陽イオンが、水溶液や融解液や結晶中での存在であるのに対して、マイナスイオンは、空気中に存在するとされている。その実体は、微小な水滴と陰イオンになりやすい原子団からなると説明される場合もあるが、化学的に十分な解明には至っていない。 また、生体への影響についても、十分な検証がなされているとは言いがたい(p.45参照)。

 このコラムに教育現場からは大きな反響があったという。さまざまな商品がさまざまな論理で展開する「マイナスイオン」の洪水に、現場も戸惑いを感じていたのだろう。

 この反響の大きさに驚いた編集者が他にもないのかと調べてみたら、あるわあるわ。(^O^)

 そこで「その道の専門家に,ニセ科学の実態をご紹介いただくとともに,なぜ人は騙されてしまうのか,どうすれば騙されないですむのかを,総体的に説いていただくしかない」と、山形大学准教授である天羽優子氏に執筆を依頼したのだという。

 その経緯は第一学習社のWebサイト内の「担当者が語る! 私のイチオシ教材 >【理科】スクエア最新図説化学」で紹介されており、天羽氏による見開き特集記事「特集「ニセ科学に惑わされない!」」(『三訂版 スクエア最新図説化学』p.44-45)もこのページでダウンロードすることができる(PDF:2,373KB)。
#上記「マイナスイオン」コラムの最後にある「p.45参照」というのはこの特集の右ページのこと。

 この特集が、非常にイイ!ので是非読んでいただきたい。

 ニセ科学そのものではなく「ニセ科学宣伝」に論点を絞った汎用性の高い話題を選び、実例(「物質のミクロな構造を変えると主張する」「生物化学的な効果があると主張する」「生理学的な効果があると主張する」「科学的な実験の結果があると主張する」)とその読み解きを具体的に示した後に、「ニセ科学宣伝を放置するとなぜいけないのか」「だまされないために」という2つのコラムを設けている。

 前半の実例もそうだが、特に後半の「ニセ科学宣伝を放置するとなぜいけないのか」「だまされないために」が素晴らしいと思う。
#以下、引用内の強調表現は全て引用者(hietaro)による。

 「ニセ科学宣伝を放置するとなぜいけないのか」では、「一個人としてニセ科学を信じるのは確かに自由」としながらも、個人としてはニセ医療を信じたために死に至る/子供の命を奪うというケースもあるとし、また社会的資産が無意味なことに浪費されたり社会全体の判断力を低下させるという弊害がある......つまり個人と社会両方の観点から「ニセ科学宣伝を放置するといけない理由」があるとする。

 また「だまされないために」では、まず「ゲルマニウム」を引き合いに出し、ネット上で「ac.jp」「go.jp」と指定して検索してみると「宣伝用」と「学術」では全く違う使われ方をしていることが簡単に判るという事例を示す。

 続いてダイエット法や健康法など人間の欲望と結びついたニセ科学宣伝について「現実には、楽でお手軽な都合のいい問題解決方法など存在しない」と釘を刺す。また「善意」「無知」という悩ましい問題にも触れ、よかれと思ってやったことでも、不適切な方法であればやはり悲劇が起こる(客観的事実は変わらない)ということもしっかりと示している。
 これらを「当たり前じゃないか」という向きもあるだろうが、これをはっきりと言うことが教育だと思う。

 そしてニセ科学が広まる理由として、「自分で経験した因果関係(だと思ったこと)を信じたがるという人間の性質」があるという。人間はもともとそういうものだということをはっきりといい、しかし「経験したことを何でも信じていたら、間違えて損をすることが増える。そこで、信じたい気持ちをちょっと押さえ、冷静に自然観察を積み重ねて、本当の因果関係を確認したものを信じることにしようという生活の知恵が、すなわち科学である」と、科学はその人間本来の弱さを補うための知恵であることを示す。

 さらに天羽氏は「合理的で客観的な判断をするという能力がもともと人間に備わっているわけではないので、科学的な考え方は、後から意識的に訓練して身につけることになる」と、科学的思考があくまでの人が後天的に身につけた道具であることと、それを身につけることの重要性を示す。

 そしてこのコラムはこう結ばれる。

「技術は人間の役に立つ。一方、科学は、人間の真実を認識させる。科学が示したことが、人間にとって楽しく、都合のよいものばかりとは限らない。たとえば、エネルギー保存の法則は、ただでエネルギーを手に入れたいという願望を否定してしまった。科学の方法論を学ぶと同時に、不都合な客観的真実と向き合う心の強さを育てていく必要がある

 これは天羽氏が以前、どこだったかのブログ(kikulogだったかな?)で書き込んでいたこの言葉とも通じる。

思い通りにならない自然の、都合の悪い真実と向き合う心の準備が出来た人にしか、科学は受け入れられないんですよ。

 科学は必ずしも人間に対して好意的ではない。
 世界は人間に都合のいいようにできているわけでもない。

 これは一言で言えば、「科学観」だ。延長すれば世界観にも通じるだろう。

 「科学」はこの、必ずしも私たちに好意的ではない世界を受け入れられるかどうかを私たちに突きつけるものなのだ ── というどうしようもなく厳しい話を、天羽氏は高校生にしてしまう。

 いやあ、いい。

 この天羽氏の記事は、具体例から始まり「考え方」「リテラシー」「科学観」が示されている。これらは若いうちにつかんでいるべき根っこだ。
 この特集はたったこれだけのスペースにそれがふんだんに詰め込まれている。

 私が高校時代にこんなのは何一つ教えてもらわなかった。これは受験勉強をする上ではさほど必要ないのだ。

 だから今、これが高校生の読む副読本に掲載されていることが素晴らしいと思う。

 どの程度伝わるかは判らないけれど、伝わる人には伝わるし、それは何も示されなかった私の時代よりも効率がいいはずだ。

 天羽氏GJ! 第一学習社GJ!

 で、予測。

 天羽氏、菊池氏がほめられると気に入らない(しかしその名前で毎日ググッて巡回している)SSFS大先生は、近日中に上記の天羽氏による特集記事か、第一学習社のページ、あるいは私のこのエントリへの批判(^O^)メッセージを「ホームグラウンド(自称)」に上げる。

 どんな批判をするかなあ。

 基本的には「天羽氏はこれだけダメである。この記事でも○○という視点が抜けている。こんなのを書く人間も、それをほめる人間もその程度」くらいが基調になるかな。でもそんなことすぐ考えつくしねえ。

 あ、トレンドとしては「天羽氏は科学では立証責任が(略)という珍奇な説を主張している人物です。それを盲目に受け入れている取り巻きが何も考えずに天羽氏の科学論を持ち上げています云々」なんて感じで「立証責任」の話と結びつけるのも有り得る。

 あるいは第一学習社の「マイナスイオン」コラムに対して、「ドライヤーに触れないなんて」なんて破壊力ゼロのいいがかりをまだ続けるかな。

 「5年前にようやくやったとは、問題意識が薄すぎます」とかもあるかな。

 あとこれは毎度毎度のSSFS大先生へのメッセージ。
 SSFS大先生はこのエントリを絶対に見るだろうから、見たら以下の2つに絶対に答えてね。

「あと亀@渋研Xさんの新しいドライヤーはいかんせん安すぎ。それで効果がなくてもしかたないし、あったらめっけものです。」

 という言葉と

「「マイナスイオンドライヤーなんてのは、存在しなくても誰も困らないもの、の典型」(#940)という軽率な表現なんか、2000万人から3000万人が使っている製品の利便性をまったく無視しています。」

 との発言に代表される、「これだけ売れているのは効果があるから」という言説との言葉の整合性を示してね。

 もう1つは「ほたるいかのかきつけ」さんの「SSFSさんへ」に答えてね。

突然食いたくなったものリスト:

  • 焼きサンマ&ビール

本日のBGM:
Nosferatu /BLOODBOUND





【2010/09/15 文意が通りやすいように少し文言を修正】

 森とか山に行った時の気持ちよさの原因を「マイナスイオン」とすることについて、因果関係、述語ともにかなりデタラメなのは既に多くのところで指摘されていてもはや常識となった......はずなんだけど、今でもアヤシいグッズには「マイナスイオンは......と言われています」みたいな大きく振りかぶって責任丸投げのコピーがつけられていることがよくある(100円ショップなんかに行けばそれこそいくらでも見つけられる)。

 ひと昔前まではこれが「オゾン」だった。
 マイナスイオンと同じように、森とか山に行った時に、背伸びしながら「あ~、オゾンたっぷり!」なんて叫ぶ表現は、ある意味ステレオタイプでさえあった。
 サザエさんのOPでも山に登ったサザエさんがこのセリフを言うシーンがあったくらいだ。(YouTubeで探したけどなかったな。こなみさんによると「高尾山だか中禅寺湖だか」のシーンだったそうだ。誰かアップしてくれないかな)

 「ひと昔前」というにはオゾンは少し古すぎたかなあ。
 「マイナスイオン」で上書きされた感があるけど、それでもまだ「オゾン」を、しかも「マイナスイオン」と併用して(!)使ってらっしゃる方もいるようだ。

 というわけで、試しに、

"マイナスイオンたっぷり" "オゾンたっぷり"
"マイナスイオンやオゾンたっぷり"
"マイナスイオンやオゾンがたっぷり"
"マイナスイオンいっぱい" "オゾンいっぱい"

 でググってみた結果を集めてみた。
 オゾン脱臭だとかそういう類のものは除外。あくまで「大自然の気持ちよさ」みたいな文脈で使われているもののみを集めた。
 趣味の写真サイト、旅行日記が多かったのはまあ、そりゃそうだろうな。

 気の毒なのでリンクはしないでおこう。

 

"マイナスイオンたっぷり" "オゾンたっぷり"

オゾンたっぷりマイナスイオンたっぷりの朝です。調子に乗って呑んだお酒も焼酎だから朝に残らない。

 旅行記。

マイナスイオンたっぷりの参道を (この辺りまでは) 快調に 10:30
沢に沿って、オゾンたっぷりの杉木立を登り 登り始めて20分、小さな遍路橋で休憩  10:40
沢を流れる水の冷たかったこと!

 深山の霊場に登った時の感想。使い分けてるのかなあ。

マイナスイオンたっぷりの樹林帯を抜けるとオゾンたっぷりの天国の園になります。

 写真を撮りに行った時のレポートみたい。この人は何となく使い分けてそう。

若干「海」が多かったものの、結果はほぼ半数ずつ。「夏といえば海でしょう!山は虫が多いし(T_T)」「若いときはだんぜん山でしたが、孫ができてからは海に変わりました」という"海派"に対し、「夏は絶対、オゾンたっぷりで涼しい山!海は海水が汚れてるし、日焼けはお肌に良くない」「暑い夏には森林浴。マイナスイオンたっぷりで日頃のストレスとはおさらばでしょ!」など"山派"の弁も多数。また「夏の旅行は涼しい山に行きたいが、食材としては新鮮なお魚が食べられる海がいいかなーと、毎年迷っています」「迷った挙げ句、結局毎年どちらにも行かない...」などのコメントも。う~ん、確かにどちらも捨てがたい!

 夏に行くなら海か山かという不毛な(^O^)アンケート調査の結果紹介文。
 同じ人が言ったわけじゃないけれど、少なくともこの紹介文を書いた人の頭の中では両立している模様。

マイナスイオンたっぷり自然を満喫する
轟九十九滝 日本の滝100選「轟の滝」周辺部には九十九の滝が有ると言われマイナスオゾンたっぷり遊歩道も整備されています

 これも写真のサイト。「マイナスイオンたっぷり自然を満喫する」という題で4つの名所を紹介している。
 ここでは「マイナスオゾン」なる造語まで登場する(と思ってググったら、「マイナスオゾン発生器」なるものを販売している業者があったぞ(^^;)。

 たまにしか行かないハイキングですが、マイナスイオンたっぷりオゾンたっぷりのおいしい空気を腹一杯吸って、ストレス一気に発散できました。

 これはハイキングに行った時のレポート。

 まあ、キャンプはいいわな。虫の大群にちょっと悩まされるけどね。オゾンたっぷりマイナスイオンたっぷりは大変よろしい。

 これは掲示板の書き込みだけど、1人の発言。

 

"マイナスイオンやオゾンたっぷり"

自然の中ってのはホントいいですよね。
自分もGWで小旅行してきたんですが、
海や山、マイナスイオンやオゾンたっぷりで、
汗流しながらのぼった上からの絶景なんかにかなり癒されました。

 ブログエントリについたコメント。

樹林公園の南側に道路を一本隔ててあるのが、東京都の大泉中央公園。
グルっと一周しましたが、なかなか良いです。管理事務所も完備。警備員さんも各所に常駐していて安心できます。緑も豊かで早朝ならマイナスイオンやオゾンたっぷりじゃないでしょうか?

 近所の公園を散歩したという話。

 

"マイナスイオンやオゾンがたっぷり"

この日は、前日に雨風が強かったので、色んなものを綺麗に洗い流してくれたのでしょう。
秋なのに、本当に「新緑」のように緑が瑞々しく、マイナスイオンやオゾンがたっぷりという感じでした。
小涌谷の駅からほんの15分ほどで、こんな景色になります。
モミジの木々が覆い、紅葉のころには見事な眺めになるそうです。
また訪れたい場所です。

 滝に行ってきたという話を書いたエントリについたコメントへの返事。

 

"マイナスイオンいっぱい" "オゾンいっぱい"

遊歩道・・・ミシガンではありきたりの風景です。それでも、道の両側に生い茂る緑とその匂い・・・長年コンクリートに囲まれたような街で生活していた身としては、全ての風景がスペシャル!ああ、私まで光合成しちゃってる?!?オゾンいっぱい幸せ~な気分になれます。
(略)
庭仕事に加えて散策、これから益々屋外に出る機会が増えそう。ちょっと気になるのは紫外線対策。
まあ、もともと地黒で美肌には縁がないので、焼けるだけ焼いちまおうかと思っています。マイナスイオンいっぱい吸おう!
(でも、ミシガンの道路は走行車輌が多いので、排気ガスもいっぱい吸ってるかも?!?)

 ミシガンに移住した人の日記。

オゾンいっぱいマイナスイオンいっぱい!って写真から伝わってくるようですよ◎◎◎

 これも写真へのコメント......かな?

 洋らんパークでは温室の見学と昼食です。お父さんは胃瘻からの食事に時間がかかる為、温室は見学せずレストランで食事を摂っている予定でした。でも、お天気もいいし、食事はバスの中ですればいいから、お父さんもお花を見に行きましょう、という主治医の先生のお言葉で、お父さんもオゾンいっぱいマイナスイオンいっぱい、花の香りいっぱいの温室を堪能する事が出来ました。

 これも旅行記。温室にもオゾンやマイナスイオンがいっぱい。

新緑でオゾンいっぱい、水の流れでマイナスイオンいっぱい体に浴びて・・・・・

 これも旅日記。なるほど、緑由来がオゾン、水由来がマイナスイオンという使い分けね。

新緑の大山がくっきりと雄大な姿を見せています 大山は日本でも初期の段階で国立公園となり 西日本では最高峰と言われ 1,711㍍の標高と 富士山にそっくりなところから伯耆冨士 出雲冨士と 呼ばれています  ペンションのお祭りは フリーマーケットや 飲食出来る出店が賑やかでした 久方ぶりにオゾンいっぱい マイナスイオンいっぱいに 浸りました

 ペンションのお話。

ちょっくらバイクで大室山まで、ひとっ走り♪ 爽やかな風と   オゾンいっぱい♪     マイナスイオンいっぱい♪ 気もちE~~~♪

 じゃらんで紹介されてた旅行ブログ。「気もちE~~~♪」か......。

散策路に散らばっている紅葉を踏みしめながら、これこそマイナスイオンいっぱいオゾンいっぱいの空気を深呼吸しながら歩く。奥入瀬川は小さくかつ速い流れで時々小さな滝も流れ落ちている。澄んだ流れと紅葉、いかにも繊細で優しい日本の秋を満喫した。

 これも旅行記。

 

"マイナスイオンやオゾンがいっぱい"

前に行ったとことは違う山へ。
車で上がれるから
めちゃ便利~(^-^)

車からおりたら
すごーい、森林の香り★
マイナスイオンや
オゾンがいっぱい
出てそーやぁ☆
大きく何回も深呼吸~(^O)=3
ふぅ~気持ちよかぁ~。

 堀江笑美ちゃんというタレント(ごめん知らないm(_ _)m)さんのブログにも。
 このくらいの世代の子でも「オゾン」って話知ってるのね。

森歩きっていいですよね~!マイナスイオンやオゾンがいっぱいで!
心も身体も元気になれる気がしますよ~!!!
プレイルームも素敵になりましたね~!!

 山歩きをしたというエントリへのコメント欄。どうもこういう(「マイナスイオンたっぷりですね」「オゾンいっぱい」みたいな)コメントを入れる人は「!」マークを多用する傾向があるようだ。ヤケクソ気味なのか、そういう人がそういうコメントをするのか......。

そのあと、「箱根ガラスの森美術館」でベネチアンガラスやレースガラスを見て、 「ポーラ美術館」で 肖像画の100年展をみて帰ってきました。 箱根は緑が多く、 マイナスイオンやオゾンがいっぱい。 リフレッシュしてきました。

 これも旅行記。

 このくらいかな。

 面白いのは、ブログなどで山やそこの滝などで撮ったきれいな写真が載ってるエントリのコメント欄で、別々の人がそれぞれ「マイナスイオンたっぷりですね!」「"オゾンたっぷり!うらやましい」みたいなコメントをしてるのがやたら多かったところ。(同一人物の発言ではないのでここでは紹介していない)
 示し合わせたのかというくらい定型パターンだった。
 写真系のブログというのは相互に無理矢理にでもコメント考えて書き込まなくちゃいけないような関係が成り立ってたりするのだろうか。一時期話題になった「mixi疲れ」みたいな感じで。作品を相互にホメ合いっこするためのコミュニティを維持するために......いやこれは単なる邪推。

 いすれにせよ、「マイナスイオン&オゾン両立派」は案外たくさんいるようだ。

 不思議なのはこの人たちが何故「気持ちいい」「清々しい」「爽やか」ではなく「マイナスイオンたっぷり」「オゾンいっぱい」と表現してしまうのかということ。ほんとにマイナスイオンやオゾンを識別できているわけはないのに。

 これは案外難しい問題かもしれないと思うんだ。

 結局、マイナスイオンやオゾンを識別できているわけはないのだから、彼らにとって「マイナスイオンたっぷり」「オゾンいっぱい」は比喩に過ぎない。だから厳密でなくてもいいのだろう。つまりほんとにマイナスイオンやオゾンじゃなくても、「ね、わかるでしょ、伝わればいいのよ」というところなのだ。そして普通の会話ではそれで何の問題も生じない......「マイナスイオンたっぷり」=「大自然の気持ちよさ」という等式を共有している人の間では。

 ここで「マイナスイオンやオゾンって。うぷぷ」と笑い飛ばすのは簡単だが、きっとそれはほんとに彼らをバカにするだけで何の解決?や理解にもつながらないのだろう。

 昔、「言葉がないことが」というエントリで少し触れたけれど、ある、「正確ではない/間違った」言葉を使う人にとって、その言葉がテクニカルターム的に「正確」かどうかとか用語として慣用的に正しいかどうかはさほど問題じゃない(例えば「確信犯」だとか「役不足」だとか)。

 問題になるのは、自分が伝えたい言葉を表すためにより適切な言葉がない、あるいは知らないということだ。もし伝えたい意味を表す適切な言葉があるなら、わざわざ「誤用」なんかしなくてもいい。「その行為が犯罪だとわかっていて、それでもあえてやる」という意味を示す適切な言葉があればいいけれど、それがないから「確信犯」という言葉が使われる。

 で、「マイナスイオンいっぱい」とか「オゾンたっぷり」とか使ってしまう人たちにとって、自分が伝えたい「意味」が、既存の「気持ちいい」「清々しい」「爽やか」みたいな既存の言葉とは少し外れているのかもしれない。で、それが一番伝わる(と感じる)のが「マイナスイオンたっぷり」「オゾンいっぱい」あたりなのかもしれないなあ、と。テクニカルタームとしての厳密さとはまた別に、伝えたい「意味」からするとこちらの方がより「正確」なのかもしれない。

 ということはマイナスイオンやオゾンなどというかなり不正確なものを持ち出さず、かつそういった「伝えたい意味」を示す言葉を造語すればこの問題は簡単に解決するのかもしれないな、とも思う。
 わからないけど。

 「私の言語の限界が、私の世界の限界を意味する」(ウィトゲンシュタイン)「自然はいつも芸術を真似る」(出所失念)なんて言葉もあって、人間の認識は言語に規定されるのだと考えれば、これはなかなかバカにできない問題なんだよきっと。
 ほんとか?(^^;

 おまけ

 自然云々とは違うんだけど、ググってて面白いの見つけた。

ある超マイナーな会社で発売している、
オゾンたっぷりの、マイナスイオン機能水で、
育毛にチャレンジしてます。

 やめとけ。

美容機でマイナスイオン・オゾンを発生させ、そのエアーで美容液を泡立てたムースを取り入れたコースです。
マイナスイオン・オゾンの働きを利用して、肌老化を促す有害な物質や毛穴につまった汚れ、肌に悪影響をもたらす活性酸素を減らし、細胞の新陳代謝を活発にさせます。施術後に汚れがキレイに落ちて驚くほど美白・リフトアップ効果を実感していただけます。
お肌に刺激を与えないマイナスイオン・オゾンを使用していますので、ニキビ肌・アトピー肌・敏感肌の方にも安心して受けていただけます。

 どうも、「マイナスイオンとオゾン」ではなく、「マイナスイオン・オゾン」てものを発生してるっぽい。
 マイナスイオン・オゾンおそるべし。

突然食いたくなったものリスト:

  • チヂミ

本日のBGM:
熱くなれ /大黒摩季





2010/11/01までにメインページのアドレスが変わるのでご注意ください。(移行先未定)
このブログのアドレスは変わりません。

 また楽天関係の話でもあるけれど。

 infoseekからお知らせメールが来た。

---------------------------------------------------------------------
本メールは2010年9月10日時点で
 ・インフォシーク iswebライト
 ・インフォシーク iswebライト 広告非表示オプション
をご利用の皆さまへ大切なお知らせとしてお送りしています。
---------------------------------------------------------------------

平素は、Infoseek をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

インフォシークでは、2001年より、
・インフォシーク iswebライト (無料ホームページサービス)
・インフォシーク iswebライト 広告非表示オプション (有料版)
を提供してまいりました。

しかしながら、昨今のインターネット環境の変化を受け、弊社内にて慎重に
検討を重ねた結果、誠に勝手ではございますが、サービスを終了させていた
だくこととなりました。

「インフォシーク iswebライト」、および「インフォシーク iswebライト
広告非表示オプション」を長年ご愛顧いただいたみなさまに、ご迷惑を
おかけすることを深くお詫びします。

※サービス終了に関するお知らせ
http://plaza.rakuten.co.jp/usersupport/diary/201008250000/


[サービス終了概要]

■サービス終了予定日 2010年10月31日(日) (11月1日に終了作業を行います)

■終了対象サービス
・インフォシーク iswebライト (無料サービス)
・インフォシーク iswebライト 広告非表示オプション (有料サービス)
※インフォシーク iswebベーシック (有料サービス)は今後もサービスを継続します

■ホームページデータの移行について
「インフォシーク iswebベーシック」(有料)にて、ホームページを
継続される場合は、専用の移行ツールをご利用ください。

※移行手続きに関するヘルプを参考にしてください
http://portal.faq.rakuten.co.jp/app/answers/detail/a_id/13880

※ツール提供前に、広告非表示オプションの契約期限を向かえる方は
下記URLページからお問い合わせください
http://portal.faq.rakuten.co.jp/app/home


■なぜホームページサービスを終了するのか

「インフォシーク iswebライト」のサービス開始当初におきましては、
ホームページスペース提供サービスがインターネットにおける情報発信
ツールとして大きな役割を担ってまいりました。

しかしながら、インターネットの発展に伴い情報発信ツールも多様な進化
を遂げており、無料のホームページスペース提供サービスとして運営して
きた「インフォシーク iswebライト」は当初の役割を終えたものと判断い
たしました。長年に渡りますに皆様のご愛顧に深く感謝しております。

皆様にはホームページ移行等で、お手数をおかけいたしますが、前述状況
を踏まえたサービス終了でありますことを、何とぞご理解いただき、ご了
承くださいますようお願い申し上げます。

ご利用いただき誠にありがとうございました。

※サービス終了、データ移行についてのお問い合わせは下記URLページ
 より受け付けております。
 お問い合わせの際には、ご自身のiswebID(又はURL)のご記入を必ず
 お願い申し上げます。

[FAQ & お問い合わせフォーム]
http://portal.faq.rakuten.co.jp/app/home
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
isweb運営事務局 http://isweb.www.infoseek.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 えーっと。
 これが、ウチにモロにかかってる。

 みなさんご存じの通り(と勝手に断言するが)、現在、『digital ひえたろう』本体はこの「インフォシーク iswebライト」というやつを使っているわけですよ。(もともとはLycosがやってたTripodってサービスだった)

 このブログは違うのだけども、それ以外のほぼ全てのコンテンツがこのサービス上にある。
 ということで、11月1日までになんとかしなくちゃいけない。

 昔は「ホームページ」というものもよく分かってなかったし、クォリティや見せ方も気にしないで上げてたから今見たら恥ずかしくてたまらんものも多い。時代遅れのものも多い(ISAのSCSIボードとか486のノートとか、どうするんだ?(^O^))し、そのあたりを整理するいい機会だなあ。

 特にどうしようか迷うのは<ま、ラーメンでも一杯。>と<「今号の名言」集>だ。

 <「今号の名言」集>は半年に1度くらいは更新していて、これはブログよりも普通のホームページでやる方がいいような気がしてるんだけど、cssとかいろいろやってみるのもいいかなあ。しかしそんな時間あるのか?

 <ま、ラーメンでも一杯。>は最近更新してないし、ラーメンの話はほとんどブログに書くようになったからなあ。データも古い。最近、掲示板に某○○亭関係者からと思しき「通報するぞ閉鎖しろ」という書き込みがあったのはまあいいとして(^O^)、実際データが古いということは実用的な意味は薄れていて、あくまでも記録、そして私自身がどういう見方で評価しているかを示す役割しか担わない。
 「私自身がどういう見方で評価しているかを示す役割」というのは、そこそこ重要。例えば以前、どこか(2ちゃんねるだったかな?)で<ま、ラーメンでも一杯。>のある記事が話題になっていた。そこで、別の店に私が高評価をつけているのを指摘して、「こんなのを高評価するようなヤツの評価なんか信用できるか」という反論?がなされていた。これはとても大切で、評価者の信頼性(というか、自分に合うかどうか)を計るのに過去にどのような店にどのような評価をしてきたかはとても重要なのだ。
 ......とはいえ、私自身の考え方も知識も味覚も ── つまり評価の仕方も ── 日々変わっていっているわけだけどね。
 うーむ。
 ただ、現実的に今は新しい情報はブログに書いているわけだから、フォーマットとしてはやはりブログに組み込んだ方がいいのかなあ。

 いずれにせよ、コンテンツの移行先は考えなくてはならない。
 移行先は、

・ジオシティーズ(hpスペース)
・livedoorプログ
・はてなダイアリー
・アメーバブログ

 あたりで考えればいいかなあ。
 またなくなるのもイヤだかけど、こればっかりはわからんからなあ。

 何かいい考えとかあったら教えてください。

 しかしまあ、何というか、ちょっとした感慨があるなあ。

 勝手に終了するネットサービスが多い中、「なぜホームページサービスを終了するのか」まで示してくれるのはいいのだけれどあなた、

しかしながら、インターネットの発展に伴い情報発信ツールも多様な進化を遂げており、無料のホームページスペース提供サービスとして運営してきた「インフォシーク iswebライト」は当初の役割を終えたものと判断いたしました。

 って、あまりに大ざっぱすぎるぞ。(^^;

しかしながら、インターネットの発展に伴い情報発信ツールも多様な進化を遂げており、

 と、

無料のホームページスペース提供サービスとして運営してきた「インフォシーク iswebライト」は当初の役割を終えたものと判断いたしました。

 との間にはかなり大きないろんなものが省略されている。

 というか、これで何かを説明した気になっているところが凄い。
 英語が社内公用語になったから日本語の不自由な人しかいなくなったということでもあるまい。

 で、この省略されたところがさ、なんというか、諸行無常というか、万物流転というか、ブログサービスならまだまだ生き残るのかもしれないけども、1990年代の空気を残したものがまた消えるのかなぁ、という......。

 しかし歴史が長い分だけ失われる遺産は大きい気がする。
 更新せず放置状態だからといって価値のない情報とは限らないのですよいやほんと。

 ブログが主流になってから「更新されない情報に価値はない」みたいな流れっぽくてイヤだなあ(いやこの観測はかなり大ざっぱだけど)。

 とにかく、

2010/11/01までにメインページのアドレスが変わるのでご注意ください。(移行先未定)
このブログのアドレスは変わりません。

 というわけで、どうぞ夜露死苦。

突然食いたくなったものリスト:

  • そうめん

本日のBGM:
チャイニーズ・フード /井上陽水





 イーバンク銀行がいつの間にか(ほんとは2010/05/04)楽天銀行に商号変更して、イーバンク銀行から来ていたDMも楽天銀行から来るようになった。

 そのDMのタイトルがあまりにスパムじみていて笑ってしまう。

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 文頭のスペースはわざと入れてあるらしい。
 どうもメールタイトルに全角/半角スペースを入れたり●だの★だの※だのを入れると途端にスパムっぽくなるようだ。特に冒頭の全角スペースはかなりスパム臭が強い。(^O^)
 あるいは「副業、小遣い稼ぎ」なんて文言も、わざわざ入れなきゃいいのにねえ。

 英語でものを考えるとこうなるのか......などと皮肉なことを考えてしまうが、あれは楽天本体だろうし、楽天銀行にしてもこのDM発送業務まで内部でやってるのかどうか怪しいところだ。
 DM発送は外部発注で、発送と戻りの数でインセンティブ有り......みたいな契約だったりするんじゃないかな。(勝手な想像)

 いずれにしても担当者の「目立たせよう」という気持ちがアリアリと出ている。DMを目立たせて少しでも多く開封させたいという欲求はどんなDM発送者でも持つものだが、マトモな会社ならそのやり方についてはそれなりの品格を保つというブレーキがかかる。しかし楽天銀行の担当者にはそれがすっぽり欠落しているようなんだな。
 ......いや、これは楽天銀行に限らない。

 楽天カードからはこういうのが来たりする。

★このメールを受け取った方限定★先着1,000名様!200ポイントプレゼント【楽天カードショッピングニュース】(2010/06/15)
このメールが届いた男性会員様★72時間限定!特別セールへご招待【楽天カード特典付きニュース】(2010/08/20)
┃緊┃急┃告┃知┃検索するだけ♪過去最大の1日で210万ポイント山分け【楽天カードニュース】(2010/08/10)

 これと

■_____■バ│イ│ア│グ│ラ★男の象徴、男性自身♂ がそそり立つ■_____■

 これの何が違うんだ。

 つまり楽天さんは「なりふり構わない」「そんなこと気にしてたら社内(あるいは競合請負他者)競争に負ける」みたいな風土があるようだ。
 もちろんここで挙げたのはDMのタイトルという小さなことだけども、逆に言えば、楽天とユーザーとの一番近い接点でもあるわけで、そこでこうなら一事が万事、という解釈だってできないでもない。

 こういう社風?がサービスの質として反映されるならユーザーとしてはうれしいところだし、経営側の狙いもそこにあるのだと思う。

 しかし。

 どうもねえ。

 これを見てると、

「タクシーの運転手さん、忙しいですか?」
「忙しい忙しい。忙しすぎてお客さん乗せてるヒマがない」

 というジョークみたいに、目的と手段を取り違えている気がする。はっきり言えば自分側の都合(社内の都合)だけを考えて、ユーザーのことなんか全く考えていないように見える。

 いいのか楽天このままで。
 一度三木谷社長夫人のパソコンにでも、楽天グループ全部のDMが来るように設定すればいいのだ。

 そうすれば生の「ウザいよこれ」って声が聞けるはず。

 あ、英語でね。(^O^)

※楽天の英語公用語化そのものについては結構ネガティブな反応が多いようだけども、私は是非やってみればいいと思っている。成功するか失敗するかはわからないけれど、他とは違う大きなことに自分のリスクでチャレンジしようとしている者は応援するべき(少なくとも邪魔すべきでない)。もし成功すればみんなの財産になるのだし(他も真似すればいい)。きっとそういう保守的な反応の積み重ねが、今の日本の停滞に少なからず影響を与えているんだと思うよ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 3個パック粉末ソースの焼きそば

本日のBGM:
Hurricane /矢沢永吉

少年ナイフによるカバーもキュートでいいんだけど、YouTubeにはなかった。




 こんなツイート見つけた。

犯罪予告の2ch 犯罪実況のtwitter 犯罪報告のmixi

 なるほどなあ。

 で、こんなのを思い出した。

フォークは忘れようと唄い
ロックは忘れろと唄い
歌謡曲は忘れられないと唄う。

フォークは広がろうとし
ロックはころがろうとし
歌謡曲はもぐろうとする。

フォークは歌おうと呼びかけ
ロックは歌うなと呼びかけ
歌謡曲は目を閉じる。

フォークは希望を歌い
ロックはイメージを迫いかけ
歌謡曲は絶望から出発する。

フォークは体験前を歌い
ロックは体験中を歌い
歌謡曲は体験後を歌う。

ゆえに、フォークは前を向き
ロックは踊りながら
歌謡曲は背を見せて歌う。

── 早川義夫『ラブ・ゼネレーション』より。

 そういえば、こういうのも思い出した。
 先週、テレビで見たんだけども。

 信長、秀吉、家康で「三大将軍」だって。

 アホかと。

突然食いたくなったものリスト:

  • ミックスサンド(キュウリ抜き)

本日のBGM:
Suicide Blonde /INXS





※SSFS大先生のことを知らない人は見ても全く面白くないエントリですのでスルーで。

 SSFS大先生が現在、自称「ホームグラウンド」で「論客の勘違い」と銘打った楽しいシリーズを展開している。

 これまで訪れたブログや掲示板でのやりとりを紹介し、その人の「わかってなさ」を浮き彫りにしようというシリーズ(のようだ)。

 現在はその1その2が展開されている。

 パターンとしては

(1)こういうことを言っていたので、

(2)こう指摘した。

(3)しかしこんな見当違いの回答が返ってきた。

(4)ッタクだめだねえ、この人たちは。

 という展開。
 以前「SSFS大先生は何者か。」「SSFS大先生は何者か。(その2)」で紹介した大先生の自己紹介は、この(2)での一幕ってわけ。

 今回のすてきな自己紹介は、

http://informatics.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-7e44.html
科学とニセ科学(疑似科学)のグレーゾーンについて関心を持ち、マイナスイオンを中心にいろいろと調べているSSFSと申します。
 
http://d.hatena.ne.jp/kazima/20100811(削除済み)
初めまして。科学とニセ科学のグレーゾーンに関心を持っているSSFSと申します。

 ちょっと面白味に欠けるかな。大先生、ファイト!

 しかし(いつもながら)凄いのは、大先生の「(4)ッタクだめだねえ、この人たちは。」に全く説得力がないこと。このシリーズは現在のところ、普通に読んだら大先生の言い分に全く分がない。勝ち負けで言えばボロ負けしている。にもかかわらずどうしてこういうやりとりを得意げに紹介できるのかといえば、もちろん自分が勝ったと思ってるからだろう。第三者が見たら自分に理があることは一目瞭然だと思っているのだ。この辺が大先生の味わい深いところ。

 大先生はこの中で、

...とコメントした後は音沙汰なく、気が付いたらコメント部分はごっそり削除されていました。もちろんブログ主は削除自由ですが、それなりに意味がある議論の痕跡を消すのは、やりそこなったという意識の表れでしょう。

 などと都合のいい思い込みで幼稚な印象操作を行なっている。いやはや。
 大先生自身が都合の悪いレスがついたらそのまま逃亡する常習犯であることも(上記「何者か」のリンク先を見ればいくらでも実例が見られる)、「ホームグラウンド」でレスのついたコメントを平気で削除していることも、全く棚に上げている。ほんと、大先生の心の棚は大きくて頑丈だなあ。
 「他人を貶めるコメントをする時はいつもブーメラン」という「SSFSの法則」通りの行動だ。

 大先生の他人のブログへの書き込みパターンはほとんど決まっている。

【1】書き込むブログ

 「ニセ科学批判」「疑似科学批判」「マイナスイオン」「菊池誠」「天羽優子」あたりでGoogle検索しているらしく、これらの語を使っているエントリが候補になる。そしてその中から選ばれるエントリはだいたいこの2つ。

[1]ニセ科学批判に批判的、あるいは疑問を呈するようなエントリ(同時期にニセ科学批判の論客と議論をしていることが多い)
[2]ニセ科学批判を何らかのきっかけで知った、とはいえkikulogなどは読んだことのない人のニセ科学批判同調的エントリ

 [1]はつまり自分の味方?になりそうな人で、「だよねー!」って言ってもらいたいのが丸見え。大半はこれ。
 [2]には少し分かったような顔をして近づき、「でも菊池さんってねえ...」と言って自分が考える「菊池一派」のダメさを教え諭そうとする。素人?なら自分でもねじ伏せられるだろうとの判断のようだ。

【2】展開

 しかし[1][2]のどちらであってもほとんどの場合、言ってることの無茶苦茶さを指摘されてしまう。当然ではあるけれど、普通の人はニセ科学批判の知識量とは関係なく普通に理性を持っているので、SSFS大先生の言い分の変さくらいはわかるというわけ。

 で、同調してもらえないと分かると大先生はますます壊れて捨て台詞を吐いて出て行く。

 これらの実例を知りたい人は「SSFS大先生は何者か。」「SSFS大先生は何者か。(その2)」のリンク先をたどってみてね。いくらでも実例が見つかるから。

【3】遠吠え

 この後ブログ主はちゃんと返事を書くけれど、SSFS大先生は自分に同調してくれない場所にいる価値はないので戻ってくることはない。

 その代わり自称「ホームグラウンド」でそのやりとりを紹介し、一方的に批判する。

 これがSSFSスタイル。

 今回のシリーズはそれの延長線上にあるというわけ。

【4】例外

 だからこそ、こういうコメント欄を見ると心を洗われる気がする。(^O^)

 で、このシリーズはこれからどういう展開を見せるのだろうか。

 こういうやり方をするのだから、もちろん「ほたるいかのかきつけ」さんの「SSFSさんへ」からは逃げないでいただきたい。

 また、今回は「「温暖化の気持ち」を書く気持ち」さんを再び採り上げるようなことはないかな?
 ここでも「SSFS さん専用お立ち台を」という専用エントリまで立ててもらってるのだから、是非ご自身の主張を「分かってないダメ研究者」にぶつけてやってくださいよ。

 このシリーズで大先生が何を採り上げるかだけではなく、何を採り上げないかで大先生の頭の小宇宙が垣間見えることになる。

 wktkでシリーズの進行を見守ろう。(^O^)

 以下いつものものを再掲。示されるまで再掲する。

 何度も書くが、SSFS大先生、もしこれを読んでコメントをくれる気になったり、どこかでリンクを貼るようなことがあるのなら、その前に以前のエントリ(「SSFS大先生が馬鹿な理由(追記あり)」)で書いたように、

あと亀@渋研Xさんの新しいドライヤーはいかんせん安すぎ。それで効果がなくてもしかたないし、あったらめっけものです。

 という言葉と

「マイナスイオンドライヤーなんてのは、存在しなくても誰も困らないもの、の典型」(#940)という軽率な表現なんか、2000万人から3000万人が使っている製品の利便性をまったく無視しています。

 に代表される、「これだけ売れているのは効果があるから」という言説との言葉の整合性について、是非ともお話しいただきたい。

 というのと、

 SSFS大先生は、もしここを見たのであれば、「ほたるいかのかきつけ」さんの以下の問いかけに答えて下さいね。

SSFSさんへ
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10098023096.html

 の2つに回答いただいてからで夜露死苦。m(_ _)m

 あ、あと、これだ。
 この↓大嘘の根拠も、是非よろしく。

kikulogの連中は分析・調査を軽視する悪癖があり、それが災いしてとうとうナノイーエントリでとんでもないことをやらかしてしまいました。国立大学サイトで松下を誹謗中傷したのですから、訴えられても全然不思議じゃありません。

 最近も某所で

具体的な論拠がないものは、反論とは呼べません。私が無視している連中は、自発的にマイナスイオンについて調べて解説したことがないんですよ。揚げ足取りや言いがかりばっかり。

 などと仰ってるくらいで、是非根拠を示して、言いがかりではないことを示してくださいね。

 このあたりも随分前から求められているはずですが、この勢いでやっつけてしまいましょうよ。

突然食いたくなったものリスト:

  • 金ちゃん復刻版焼きそば

本日のBGM:
POPEE the クラウン /青柳常夫

YouTubeに日本語バージョンもあったので両方貼り付け。って、オリジナルは何語だよ?




イノシシに襲われ男性死亡か 山口県下関市の男性 2010.9.5 15:20

 5日午前9時ごろ、山口県下関市菊川町久野の水田で農業の男性(69)が足から血を流して倒れているのを妻が見つけ、119番した。男性は搬送先の病院で間もなく死亡した。

 水田付近にイノシシが歩き回って、鼻で穴を掘ったような痕跡があることから、長府署は男性がイノシシに襲われたとみて調べている。

 同署によると、男性は同日早朝に「水田の様子を見てくる」と言って外出したまま戻らず、妻が水田に行くと既に倒れていた。水田は山間部にあり、イノシシが出没することも多いという。

 イノシシおそるべし。
 いや、このニュースも凄いのだけども、それだけじゃない!。何だよこの下にある「関連ニュース」は?


関連ニュース

 イノシシ自身が危害を及ぼすだけじゃないんだ。

 イノシシに関わるとロクなことがないッ!

 なんか凄い生き物だぞイノシシ。

突然食いたくなったものリスト:

  • さつま揚げを鹿児島の醤油で
  • 銀河高原ビール

本日のBGM:
ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ /原田知世

姫の歌唱力は今とはずいぶん違うけども、どちらも魅力的ですなあ。




 ずいぶん前に友人(アニバーサリー女の属性アリ)が力説していた話。

「ある日、全国一斉にカレーライスの給食が出た!」

 というんだけど、全然記憶にない。

 「全国一斉カレーの日」と言ったらしい。

 本人によると、伝聞の話ではなく、実際に食べた記憶があるという。

 「知らんで」という私たちに力説する彼女。
 その後「どうやら本当にあったらしい」という感触は得たのだけども、やっぱり記憶にないんだよなあ。
 ......といいながらきれいさっぱり忘れていた。

 で、最近読んだ本(井上岳久『カレーの雑学』)にこれについて言及があったのでいろいろググってみると、全国一斉カレーの日はなかなかミステリアスな話題に満ちていることが分かった。(まあ結局は当時はネットがなかったので情報の入口がかなり限定されていたらしい、ということなんだろうけども)

 この↓あたりを読んだ。

カレーの日(給食万歳 All I Want for School Dinners)

カレーの日の謎 解ける(tak shonai's "Today's Crack" (今日の一撃))

No.164 日本全国の小中学校の給食を一日だけカレーで統一する計画があった(番組評価 63/100へえ)

 これらの情報によると、この日は1982/01/22。正確には「全国統一献立日」といったらしい。
 全国学校栄養士協議会という学校給食の栄養士の組織が設立20周年を記念し「給食の意義を考える」という名目でこの日は全国の小・中学校で同じ給食を出そうと企画したそうな。
 会が行っていたアンケートで「好きな献立」の上位にあり、全国どこでも材料が手に入りやすく調理しやすいということで、「統一」メニューはカレーに決定した。

ここには面白いこと書いているよ。「昔、このアンケート結果をまとめて「おかあさんはやすめ」って言ってまして。オムレツ、カレーライス、サンドイッチ、ハヤシライス、やきそば、スパゲティー、目玉焼き、だったかな」だって。ほんとにこの結果からこの頃を考えたのだとしたらその人凄すぎる。

 ところが給食・教育の管理化などと議論を呼び、全国統一などといいながら実施されたのは一部の学校だけだったそうだ。

 「議論を呼び」って何よ?と思うだろうが、いろいろ議論はあったらしい。で、現在ネットで残っている貴重な議論の資料がこれ↓(長いから読み飛ばしてもいいよ)。

 舞台は参議院、1981(昭和56)年11月24日の文教委員会
 日本学校健康会法案審議中の、参考人への質疑。

 質問しているのは佐藤昭夫議員。答えているのは全国学校栄養士協議会の田中信会長。

○佐藤昭夫君
 ちょっと質問が飛びますのでお許しいただきたいと思いますけれども、田中さんにお尋ねいたします。
 先ほど来、きょうの参考人の何人かの方も触れられていますし、先日、私も当委員会で文部省に質問をしたんですが、一月二十二日に予定をされておる全国統一献立ですね、この全国学校栄養士協議会の結成二十周年に当たってそれを記念をするいろんな事業をやるという、このことについては何も否定もしないし、いろいろ御苦労をなさっておる方々のその御苦労に報いていくための、そういう記念事業が計画をされるということはある意味では必要なことかと思うんですけれども、
   〔理事世耕政隆君退席、理事大島友治承者席〕
問題はその記念事業の重要な内容が全国一斉に――私は何もカレーライスを恨みに思って言うわけじゃないとこの間も言っていたんですけれども、たまたまカレーライスということですけれども、統一献立を一斉に各学校で供していくという、このことが本当に学校給食の本来の目的である地域や学校の実情にふさわしい多様な給食を子供たちに与えていくというこの点から見て一体どうなのか。
 ちょっとおたくの協議会の「学校給食記念週間中の全国統一献立日実施に伴なう会員用資料」という文書を拝見をしたわけでありますけれども、そうしますと「全国統一献立実施に当って」ということで、田中さんの会長名で趣旨のようなものが書かれておるわけですが、その中で「米国では、毎年金米統一献立を、学校給食記念週間中に行ない、大統領はじめ役所でも学校給食と同じメニューのものをたべるということはききました。」と。そうすると、日本も、総理大臣から、役所からそういうものを一斉に食べてもらおうというのが一番理想の姿とお考えになっておるのですか。まあいずれにしても画一的な献立て各学校の子供たちに給食をやっていくという、このことが教育的に見て一体いかがなものかというふうに私は思うわけです。この点についてちょっと田中さんの御見解を聞いておきたいと思います。

○参考人(田中信君)
 ただいま先生の御質問の、私ども全国学校栄養士協議会で計画いたしております全国学校給食統一献立の件でございますが、先生がいまちょっとお読みになったアメリカ云々というところは、実は表に出しておる文書ではございませんで、これは会員用に――こういう経験が私ども栄養士にはないと、ただしアメリカの栄養士は十八年前に学校給食が危機に陥ったときに広く社会に訴える連動を起こしてこのようなことをしたんだということをちらっと書いておきましたのが、いまたまたま先生のお手元に行きましてお読みいただいたような次第でございますが、私どもがその目的といたしますのは、全国同じカレーライスを小中学校の子供に食べさせようとするものではございません。全国同じ献立、カレーライスをもって、そうしてその学校を母体として広く社会に学校給食の重要性を訴えようとしている計画でございます。すなわち、学校給食というものは何と言っても実施の単位が小中学校でございます。そうして、その小中学校の子供が全国同じ献立て連帯感を持ち、そうして小学校、中学校それぞれの立場でもう一度学校給食の大切なことを考えてみましょうということから発想いたしまして、親にも子供たちと一緒に給食を食べてください、じゃお母さんは学校で一緒に試食会とか、親子給食で同じカレーライスを食べて給食のことを話し合ってください、お父さんは職場でカレーライスを食べてくださいと、こう言ってはおりませんが、こう言おうかと思っているわけでございますが、そうして、さらに親を中心にいたしまして社会に手を広げて、学校給食は先ほども私が述べました中に、二十一世紀を担ってもらわなければならない、そのためには学校給食は重要なんだということを社会のだれにも知っていただいて、ああそうなのか、給食はそんなに大切なのか、弁当でいいと思った、こんなに食糧が余っているからもう給食なんかいいと思ったけど、そうではないんだなあと、心で社会の人々が思ってくださるそのことも給食に大きな力になってまいります。しかも、もっと一歩進んで、いま給食では何を要求しているのかな、ああ、なに、学校食堂を欲しい。いままで勉強したところで、まあそれではゆったりとして楽しい給食、それは無理だと、それでは食堂をつくるように社会の人たちも応援しましょう。または米飯給食をみんな一生懸命推進して子供も喜んでいるけども、食器は依然としてパンのままではないかと、もっと食器もふやしてやろう、それからおはしも使わしてやろう、フライのときにはナイフ、フォークも使わしてやったらどうかというようなことを積極的に社会の方々からも応援していただくというと、そうすれば食器がふえれば、自然とああそれじゃ調理......

○理事(大島友治君)
 なるべく簡潔にお述べください。

○参考人(田中信君)
 はい。それでは――というような社会に積極的に切り込むということが目的でございます。

○佐藤昭夫君
 もう時間ですから終わります。
※途中で〔理事世耕政隆君退席、理事大島友治承者席〕とあるのは「君着席」の間違いだと思う。OCRの変換ミスが残っちゃったんだろうな。
※※ちなみにここの世耕政隆って人の死去により、その甥であった世耕弘成が立候補したわけですな。わかりやすい世襲議員。

 つまり、

統一献立を一斉に各学校で供していくという、このことが本当に学校給食の本来の目的である地域や学校の実情にふさわしい多様な給食を子供たちに与えていくというこの点から見て一体どうなのか。

 という批判ね。
 他にも一緒に出席した参考人からも

 最後に、このたび一月二十二日に全国統一献立の実施を通達されましたが、このことには私たちは反対です。自分の学校で子供の希望する献立をお好み献立として卒業期に実施していますが、学校の自主性を尊重することが子供のための給食になると思います。机上プランの計画を残念に思いますし、味の統一は大変迷惑でございます。なぜそれを言うかといいますと、私たちが考える学校給食というものはこれからつくり上げていかなくてはなりませんが、貧しさの追求だけではなく、これからは教育としての給食の追求があるからだと考えております

 とか

 最後ですけれども、二十周年を記念して一括化の献立、全国一斉統一献立てカレーライスをつくって、そしてデザートは何々をつけて、副食は何々という指示がおりているのを見せてもらいました。私はこれを見て本当に驚いたんですけれども、こういうような一斉に何かを食べさせなければならないということじゃなくて、本当にそれぞれの地域でそれぞれの地域の持つ本当の味を子供たちに教えてあげたら、子供たちも、それからまたそこの地域のお母さんたちも、それから地域の生産者も農業者も、すべてが一緒になって地域ぐるみの教育をしていけるんじゃないか、地域ぐるみの教育と同時に給食がつくっていけるんじゃないか、そういうことを考えるわけです。そういうときに全国一斉統一献立ということで出てきたということは、本当にこれは人間を、日本の子供を画一的にしようとしているんじゃないか、そういう意味で危険なものを感じています。という立場から、ぜひ子供たちのために、ぜひ皆さんですばらしい給食をつくっていただくために、私たちの願いをくみ入れていただけたらと思います。

 とかいって非難されてた。

#この議論では、「全国一斉統一献立」というのはあくまでも「全国学校栄養士協議会の結成20周年を記念して」ということで話がなされている。ところが例えばWikipediaを初め、複数のサイトで「学校給食開始35周年」と記述されている。どちらも年代的には正解だが、リアルタイムの議論で「学校給食開始35周年」の話が全然出てきていないことはちょっと気になる事実。

 質問側の国会議員も、

 私、その二つの方式を聞いてますと、ちょうど、私は医者の端くれでございますが、公衆衛生的に全部をひっくるめてやらなきゃならぬ医療もあるわけです。しかし最近では、個人には個人差があるから、一人一人を見ていく、そういう医療がいいんだ、こういう考えもございますが、最近では、その両者を包括して、そして医療というのは行うべきである、こういう説が私は一番いいと思っております。ここにおいての皆さん方もそれぞれ顔も違えば着ておられる洋服も皆違う。だから、学校給食でもう全国一斉に統一食をやるんだ、それを朝から晩までなんといったら、これは私もとんでもない話だと思うんですね。かといって、それじゃ一人一人やるということもこれ大変な労力と金がかかるんじゃないかと思いますから、この中間で何かいい説がないかということをひとつちょっとお考えをいただきたい。

 とか言ってる。

 1981年という時代は「管理教育」あたりが問題意識としてかなり浮上してきていた頃(『3年B組金八先生』の放送開始が1979年)で、「統一」「画一化」「没個性」といった言葉がそれまで以上に嫌悪された時代だったようにも思う。

 しかしこの企画はむしろ、「いっつも違うんだから、たまに統一してみても面白いんじゃない?」という、非統一があたりまえの時代だからこそできた話だろう。たった1回(20周年記念だもんねえ)やるのにここまで拒否反応を示さなくてもいいんじゃないかなあ......。まあ時代でしょうな。

 でまあ、こういう議論があって、実際にこの日にカレーライスの献立を実施したのは一部の学校にとどまったそうだ。

 実施校数は「不明」としているサイトもあったが、『カレーの雑学』には「6割ほど」とあった。しかし「No.164 日本全国の小中学校の給食を一日だけカレーで統一する計画があった(番組評価 63/100へえ)」には「実施したのは2割」とある。
 ずいぶん違うなあ。
 どちらもその根拠は書いてないし、ちょっとびっくりする差なんだけども。

 うーむ。
 これはよく分からない。

 でまあ、この日を記念して?この日は「カレーの日」になっているそうな。
 はてなキーワード「カレーの日」によると、

1月22日の日本にある記念日の1つ。1982年に全国学校栄養士協議会で1月22日の給食のメニューをカレーにすることに決められ、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなむ。

 だそうだ。とはいえ誰かがそうしようと決めた話でもないっぽい。
 日本記念日協会の記念日にも登録されていないし。

 しかしこの日は今でも給食にカレーが出されることが多いようだ。

 中にはこんなこと言い出すサイトもあったけども。(^O^)

1月22日は日本全国カレーの日

学校給食にカレーがはじめて出た日、日本中がカレーを食べる日です。
全国の学校給食もこの日はカレーが出るそうです。

 「学校給食にカレーがはじめて出た日」って? (^^;;

 というわけで、イマイチよく分からなかった全国一斉カレーの日。
 ただし実際に実施されたことだけは間違いない。

 みっちゃん、疑って悪かったよォ。(^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • まめの木のココア

本日のBGM:
Monsters Of Rock /JUDAS PRIEST





 中心あたりをじっと見続けてね。
 そこそこ長いけど、まあがんばって。

#「まだかよ?」と思うくらいの頃に切り上げてもいい。

 終わったらいろんなところに目を向けてみよう。これで君もクスリ要らず。

突然食いたくなったものリスト:

  • 寺川ベーカリーのカレーパン

本日のBGM:
Mr.Tax /THE SPIDERS





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