2010年8月アーカイブ
ふと気づいたんだけども。
堺の宿院に、「ちくま」という古いそば屋さんがある。
創業元禄8年だとか。
珍しく熱盛りで出す店で、結構ゆるめのゆで加減、生卵1個入れる(うずら玉子ではなく)スタイルはかなり独特で、賛否、好き嫌いが分かれるところではあると思う。
いやまあそれはそれとして。
この店はもちろん食べログにも載っている。
ここでどうにも気になるのがこの屋号の表記。
食べログでは「ちくま」ではなく「ちく満」と書かれている。

ちく満(ちくま)
ググってみても食べログ以外でも「ちく満」表記しているサイトは多い。
「ちく満」すか。「ちくま」じゃなく。うーん。
そんな中途半端(ひらがな+漢字)な屋号つけるもんかいなぁ。まあ珍しくはないんだけどさ。
でもなぁ、と考えてみたら......。
はははは、こういうことか。

看板
いや、これは結構邪悪な想像に過ぎないんだけどもね。
ほんとに「ちく満」かもしれないんだけどもね。
探してみたがこの店の公式サイトはないようなので、店の「公式発表」もよくわからないんだけど。
でも、これ、
変体仮名を漢字だと間違えてるだけじゃないのかなあ。(^^;
この看板の文字はみんな変体仮名で、今使われている平仮名は1つもないんだけど、「ち」と「く」は今の平仮名に似てるから普通に平仮名だと思って、「ま」だけは今のとずいぶん違う(母字が違う)から漢字だと勘違いしたのではないかと。(⇒参考)

ちくま
だからこの看板の文字は、もし今の活字で表記するならやっぱり「ちくま」でいいはずなんだ。
無理矢理漢字を使いたければ「知久満」だけど、こうなるときっと店の意図とはずいぶん違う表記になるんじゃないかな。万葉仮名になっちゃう。
ま、店が「ちく満」だって言えばそれまでなんだけどね。
突然食いたくなったものリスト:
- イシイのミートボールをそのまんまご飯に乗っけてマヨネーズかけて食う
本日のBGM:
Midnight Mover /ACCEPT
昔、DOSモバを使っていた。
DOSがネイティブで動き、しかも大画面(HP200LX比)、486SXという高速CPU(^O^)を積み、抜群の大きさのキーボードを装備、モデムも内蔵、しかも単3乾電池で連続10時間使用が可能という素晴らしいマシンだった。正直、モバイルギアにATOK8とVZエディタを突っ込めば、今でも最強といえるモバイル筆記マシンだと思う(ハードのタフさも素晴らしい)。
しかしそれは置いといて。
DOSモバを使っていた時のうっすらとした記憶だが、確か出先で、この内蔵モデムとFAXをモジュラーコードでつないで、プリンタ代わりに使ったことがある。
ふとそれを思い出して、今のモバイルPCだってプリンタがついていないのには変わりがないんだから、今でもこのやり方はそこそこニーズがあるんじゃないかと思った。モバイルPCにモデム端子が内蔵されているかモデムカードを持ってる場合に限るけども(世の中にはUSBモデムなんてものもあるんだねえ......)。
FAXは大抵どこにでもある。少なくともPCのプリンタよりは出先で見つかる可能性は高いだろう。......って出先によるが。(^O^)
あるいは昔買い込んだ感熱紙を消化したい人もいるだろう。
FAXソフトを併用すれば、ドキュメントを送信することができる。
仮想プリンタとしてFAXソフトが印刷画像を受け取り、そこから画像データをFAXデータとして流してくれる。
というわけで調べてみたら、あらら? FAXをプリンタ代わりに使うには「FAXアダプタ」なるものを装着しないといけないというではないか。
えええええええ? DOSモバにそんなもんつけた記憶はないなあ。......いや、DOSモバ時代はいろんなものを自作したから、あるいはそういうものも自作したかもしれない。どうにも自分の記憶が信用できない。(^^;
というわけでググった中で一番ステキだったものをメモとして貼っておく。
FAXプリンター
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~funafuna/fax.htm
G3ファクスを簡易スキャナーとして使用するアダプタ
http://www.zea.jp/audio/fax/fax_01.htm
やっぱりこれ、作ったなあ。
探せば出てくるかもしれない。
見つからなくてもこの程度なら簡単に作れるよね!
突然食いたくなったものリスト:
- エースコイン&牛乳
本日のBGM:
Love Space Ship /SHANADOO
鹿児島阿久根市の竹原市長のリコール(解職請求)が成立しそうだ。
リコールは議会の解散や議員、首長の解職請求を行うもので、有権者の1/3以上の署名が集まれば成立し、ここで議会が解散/議員、首長が辞職しなければ自動的に住民投票が行われることになる。この住民投票で解散/解職への賛成票が過半数を占めれば議会は解散/議員、首長は失職することになる。(となると、当然、その後は出直し選挙が行われることになる)
リコールに有権者の1/3の署名という非常に高いハードルを設定しているのは、一度でも住民が直接選挙で選んだ議会、議員、首長の地位にはそれだけの重みがあるということ。
しかし、署名を集める期間は1ヶ月もあるにもかかわらず、阿久根市では最初の1週間で1/3をあっさり越したそうだ。
よっぽど嫌われてるのかと思いきや、この↓記事を見れば、
| 傍聴席には市長を応援するために来たという市民も目立ち、反市長派議員の発言に「お前は何を言っているんだ」「恥さらし」などと罵声(ばせい)が飛んだ。浜之上大成議長は何度も「静粛にして下さい」といさめた。 |
とあり、竹原市長は根強い人気があるようでもある。(テレビではある市民が、「市民のことを思う市長がいてくれれば、議会なんて要らん」とまで言っていた)
いずれにせよ解職の是非を問う住民投票は実施されることになる。
これまでよく見てきた住民投票でありがちなのは、市民運動は簡単には政治運動には移行しないということ。
とんでもない市長を辞めさせるのは市民運動だが、新たな市長候補を立て、その人が当選するように運動するのは政治運動。それを嫌がる市民が(意外にも)たくさんいる。
しかも往々にして、リコール署名の運動をした団体がいざ出直し選挙になると統一候補を擁立することができず候補者が乱立し票が割れてしまう。しかもリコールの住民投票では投票所に足を運んだ市民も出直し選挙には興味を失い投票率が低くなったりする。低投票率で反対派の票が割れ、結局は根強いファンに支えられた現職が勝利する ── これはある種の「定番」パターンでもある。
だから圧倒的な勢いでリコール署名が集まったからといってそれでリコール派の目的が達成できたかといえば、これはまだ道半ばどころか1/3でしかない。
ここから解職住民投票で勝利することで2/3、現市長に代わる市長候補を立て、反市長派をまとめ上げてそちらを当選させてやっとミッションは完遂する。
ここまでの勢いでリコール署名があつまるということは、民意はほぼ明らかだが、それが結実するかどうかはまだまだ予断は許されない。
政治運動になったとたんに尻込みしてしまう市民をリコール派はどうやってまとめるか。
この顛末がどうなるかはなかなか興味深いので、注目しておきたいと思う。
突然食いたくなったものリスト:
- なげわ
本日のBGM:
サクセス /DOWN TOWN BOOGIE WOOGIE BAND
2010/08/25の朝日新聞朝刊に、こんな記事が掲載された。
先日来話題にしているホメオパシーについて、日本学術会議がコメントを出したというニュースだ。
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ホメオパシーは「荒唐無稽」 学術会議が全面否定談話 通常の医療とは異なる民間療法「ホメオパシー」について、日本学術会議(会長=金沢一郎東大名誉教授)は24日、「科学的な根拠は明確に否定され、荒唐無稽(こうとうむけい)」とし、医療従事者が治療で使わないよう求める会長談話を発表した。山口市の女児ら死亡例が出たことを重視。通常医療から患者を遠ざける懸念があるとして、一般に広まる前に、医療現場から排除する必要があると判断した。科学者の代表機関が、特定の療法を否定するのは極めて異例だ。 金沢会長が会見で発表した。日本医師会や日本歯科医師会、日本獣医師会など6団体も談話に賛同し、会員に周知する方針だ。厚生労働省は、普及団体について、医師法や薬事法などの観点から注目し、情報収集を始めた。 会長談話では「ホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり、養成学校までできていることに強い戸惑いを感じる」とした上で、「治療効果は明確に否定されている」と指摘した。さらに「今のうちに、医療現場から排除されないと『自然に近い安全で有効な治療』という誤解が広がり、深刻な事態に陥ることが懸念される」として、医療関係者が治療に使うことは厳に慎むよう呼びかけた。一方で、「十分理解した上で、自身のために使用することは個人の自由」としている。 学術会議の唐木英明副会長は「(ホメオパシー治療で使うのは)『ただの水』で『副作用はない』のはもちろんだが、科学的に全否定されているものを医療従事者が使えば、患者を通常の医療から遠ざけかねず危険だ。『ホメオパシーは効かない』というメッセージを伝えることが重要と考えた」と説明した。 日本学術会議は、約84万人の科学者の代表として選ばれた210人の会員と、約2千人の連携会員からなる日本の「頭脳集団」。政府に対する政策提言や社会への啓発などを行う。 皇室医務主管で神経内科医の金沢会長や、東大名誉教授(毒性学)の唐木副会長らが約1年半前から、この問題を議論してきたという。今年に入り、ホメオパシーを受けている人の中で通常の医療を拒否して、死亡したり症状が悪化したりした疑いの濃い例が相次いで表面化した。 山口地裁では5月、新生児が一般に投与されるビタミンKを与えられず死亡したとして、ビタミンK投与の代わりにホメオパシー療法を行った助産師を相手取り損害賠償を求める裁判も起きている。こうしたことを受けて、学術会議では急きょ、会長談話を出すことを決めた。 談話の根拠として、2005年に英医学誌ランセットで発表された治療上の効果はないとする論文などを重視した。「物質が存在した記憶を水が持っている」などの主張も荒唐無稽だと指摘。英国下院科学技術委員会が出した科学的根拠がないとする勧告や、英国医学会が出した「ホメオパシーは魔術」という宣言も参考にした。 国内では主に1990年代後半から、日本ホメオパシー医学協会など複数の団体が実践、普及を進めている。同協会は、この療法を指導、指示するホメオパシー療法家の養成学校を北海道から沖縄まで全国7カ所に設置している。利用者数など詳しい実態は分からないが、食品添加物や農薬など化学物質を避けようという「自然派」志向の女性らの間で広がっている。雑誌などで「効果」をPRする著名なタレントや歌手、俳優もいる。治療に導入している大学病院もある。医学協会は、計20以上の診療所や歯科医院、動物病院と提携している。(岡崎明子、長野剛) 会長談話について、日本ホメオパシー医学協会は「ホメオパシーの治癒効果は世界中で広く認められている。きちんと調査することもなく、荒唐無稽と断定する極めて非科学的な態度にあきれている。世界的にも普及しており、日本学術会議の見解、認識は世界の情勢と著しく乖離(かいり)している」などとするコメントを寄せた。 〈ホメオパシー療法〉植物や昆虫、鉱物などの成分を限りなく薄めた水にして砂糖玉に染み込ませた「レメディー」を、飲み薬のようにして使う民間療法。がんや皮膚病、精神疾患などほぼすべての病気を治療できる、と普及団体は主張している。 欧州では200年の歴史があり、一部の国では公的医療保険も適用されてきた。しかし、治療上の効果はないとする研究が相次いで発表された。ドイツでは2004年から保険適用をやめた。 |
この記事にある日本学術会議会長による談話と、それに対する賛同を表明した団体のコメントを掲載しておく。まだWebサイトに上げられていないところもあるので、もし見つけたら追加していく。
まず、日本学術会議会長による談話。⇒日本学術会議(pdfでダウンロードできる) ⇒記者会見中継
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ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 - 1843年)が始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉があらゆる病気を治療できると称するものです。近代的な医薬品や安全な外科手術が開発される以前の、民間医療や伝統医療しかなかった時代に欧米各国において「副作用がない治療法」として広がったのですが、米国では1910年のフレクスナー報告に基づいて黎明期にあった西欧医学を基本に据え、科学的な事実を重視する医療改革を行う中で医学教育からホメオパシーを排除し、現在の質の高い医療が実現しました。 こうした過去の歴史を知ってか知らずか、最近の日本ではこれまでほとんど表に出ることがなかったホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり、ホメオパシー施療者養成学校までができています。このことに対しては強い戸惑いを感じざるを得ません。 その理由は「科学の無視」です。レメディーとは、植物、動物組織、鉱物などを水で100倍希釈して振盪しんとうする作業を10数回から30回程度繰り返して作った水を、砂糖玉に浸み込ませたものです。希釈操作を30回繰り返した場合、もともと存在した物質の濃度は10の60乗倍希釈されることになります。こんな極端な希釈を行えば、水の中に元の物質が含まれないことは誰もが理解できることです。「ただの水」ですから「副作用がない」ことはもちろんですが、治療効果もあるはずがありません。 物質が存在しないのに治療効果があると称することの矛盾に対しては、「水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているため」と説明しています。当然ながらこの主張には科学的な根拠がなく、荒唐無稽としか言いようがありません。 過去には「ホメオパシーに治療効果がある」と主張する論文が出されたことがあります。しかし、その後の検証によりこれらの論文は誤りで、その効果はプラセボ(偽薬)と同じ、すなわち心理的な効果であり、治療としての有効性がないことが科学的に証明されています1。英国下院科学技術委員会も同様に徹底した検証の結果ホメオパシーの治療効果を否定しています2。 「幼児や動物にも効くのだからプラセボではない」という主張もありますが、効果を判定するのは人間であり、「効くはずだ」という先入観が判断を誤らせてプラセボ効果を生み出します。 「プラセボであっても効くのだから治療になる」とも主張されていますが、ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時には命にかかわる事態も起こりかねません3。こうした理由で、例えプラセボとしても、医療関係者がホメオパシーを治療に使用することは認められません。 ホメオパシーは現在もヨーロッパを始め多くの国に広がっています。これらの国ではホメオパシーが非科学的であることを知りつつ、多くの人が信じているために、直ちにこれを医療現場から排除し、あるいは医療保険の適用を解除することが困難な状況にあります4。またホメオパシーを一旦排除した米国でも、自然回帰志向の中で再びこれを信じる人が増えているようです。 日本ではホメオパシーを信じる人はそれほど多くないのですが、今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場からこれを排除する努力が行われなければ「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念されます。そしてすべての関係者はホメオパシーのような非科学を排除して正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。 最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います5。 平成22年8月24日
日本学術会議会長 金 澤 一 郎 1 Shang A et al. Are the clinical effects of homoeopathy placebo effects? Comparative study of placebo-controlled trials of homoeopathy and allopathy. Lancet 2005; 366: 726 2 Evidence Check 2: Homeopathy 2010. 2.8 http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200910/cmselect/cmsctech/45/45.pdf 3 ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた生後2ヶ月の女児が昨年10月に死亡し、これを投与した助産婦を母親が提訴したことが本年7月に報道されました。 4 WHOは世界の一部の国でホメオパシーが広く使用されている現実に配慮して、その治療効果には言及せずに、安全性の問題だけについての注意喚起を行っています。 http://www.who.int/medicines/areas/traditional/prephomeopathic/en/index.html 5 ホメオパシーについて十分に理解した上で、自身のために使用することは個人の自由です。 |
ここで言われているのは、これまで多く批判されてきたとおりのこと。
治療効果はない
↓
もちろん副作用もないですけどね
↓
しかし一番の問題は、通常医療を無視すること
↓
それは時に死を招くほどの深刻な事態を引き起こすことがある
↓
そうなる前にはっきりと「ホメオパシーは効かない」と周知しなくてはいけない!
この当たり前すぎることを日本学術会議会長がわざわざ記者会見をしてコメントしなくてはならないというばかばかしくも笑えない状況になっている。
次は日本医師会、日本医学会の連名文書。⇒日本医師会(pdfでダウンロードできる) ⇒両会長同席という「異例」の記者会見実況
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日本学術会議金澤一郎会長は2010年8月24日付けで下記のような談話を発表しました。日本医師会および日本医学会はその内容に全面的に賛成します。 2010年8月25日 日本医師会会長 原中 勝征 日本医学会会長 髙久 史麿 ※以下、平成22年8月24日付日本学術会議会長名で出された「「ホメオパシー」についての会長談話」掲載 |
社団法人日本獣医師会、社団法人日本獣医学会による連名文書。⇒日本獣医師会(pdfでダウンロードできる)。
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今般、日本学術会議(会長:金澤一郎)から、8 月24 日付けで、「ホメオパシー」の科学及び医療・歯科医療・獣医療現場での対応、その治療効果等について、次の会長談話が発表されたところです。 動物の診療は、獣医学に立脚してこそ適切な提供が確保されるものであります。日本獣医師会及び日本獣医学会としても日本学術会議声明に賛意を表するところです。 平成22年8月24日 社団法人 日本獣医師会 会 長 山根義久 社団法人 日本獣医学会 理事長 西原眞杉 ※以下、平成22年8月24日付日本学術会議会長名で出された「「ホメオパシー」についての会長談話」掲載 |
どうして獣医師会まで?という疑問もあるかもしれないが、ホメオパシーではペット用のレメディも数多く処方されているのだ。
追記:2010/08/25
日本薬理学会による文書。⇒日本薬理学会
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日本学術会議 金澤 一郎会長は2010年8月24日付けで下記のような談話を発表しました。社団法人 日本薬理学会はその内容に全面的に賛成いたします。 2010年8月25日 社団法人 日本薬理学会 理事長 松木 則夫 ※以下、平成22年8月24日付日本学術会議会長名で出された「「ホメオパシー」についての会長談話」掲載 |
日本歯科医師会と日本歯科医学会は26日に正式表明する予定とのこと。
追記:2010/08/25ここまで
追記:2010/08/27
日本歯科医師会と日本歯科医学会による連名文書。⇒日本歯科医師会
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日本学術会議金澤一郎会長は、平成22年8月24日付で下記のような談話を発表されました。 日本歯科医師会および日本歯科医学会はその内容に全面的に賛成します。 平成22年8月26日 日本歯科医師会会長 大久保 満男 日本歯科医学会会長 江藤 一洋 ※以下、平成22年8月24日付日本学術会議会長名で出された「「ホメオパシー」についての会長談話」掲載 |
日本助産師会による文書。⇒日本助産師会(音が鳴るので注意)
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報道関係者各位 平成22年8月26日
社団法人日本助産師会 加藤 尚美 今般、日本学術会議金澤一郎会長は8月24日付けで「ホメオパシー」の治療効果は科学的に明確に否定されており医療従事者が治療に使用することは厳に慎むべき行為という談話を発表されました。日本助産師会はその内容に全面的に賛成します。 日本助産師会は、山口県で乳児がビタミンK欠乏性出血症により死亡した事例を受け、ホメオパシーのレメディはK2シロップに代わりうるものではないと警告し、全会員に対して、科学的な根拠に基づいた医療を実践するよう、8月10日に勧告を出しておりますが、一昨日出されました日本学術会議の談話を重く受けとめ、会員に対し、助産業務としてホメオパシーを使用しないよう徹底いたします。 助産師は女性に寄り添い、女性の思いを受容し、援助することが使命ですが、医療現場にあり、命を預かるものとしての責務もございます。私たち助産師の言葉や行動は、女性にとって大きな影響力を持っているということも自覚しております。科学的に否定されているものを助産師が使えば、本来受けるべき通常の医療から遠ざけてしまいかねません。しかるべきタイミングで医療を受けられるようにすることは、助産師の重要な役割です。 日本助産師会としては、現段階で治療効果が明確に否定されているホメオパシーを、医療に代わる方法として助産師が助産業務として使用したり、すすめたりすることのないよう、支部を通して会員に通知するとともに、機関誌及びホームページに掲載することで、周知徹底いたします。出産をサポートし、母子の健康を守ることができるよう、会をあげて、真摯にこの問題に取り組んでまいりたいと存じます。 また、現在、分娩を取り扱う開業助産師について、ホメオパシーの使用に関する実態調査をしており、集計がまとまり次第公表いたします。 なお、妊娠、出産、子育て期にある女性やそのご家族におかれましても、助産師が助産業務においてホメオパシーを使用しないことをご理解いただきたいと存じます。助産師は、皆様にとって不利益のないよう、正確な情報の提供に努めてまいります。 |
最後のパラグラフは、「あなた方もホメオパシーを使ってくれとは求めないでくれ」というメッセージなんだろうな。そういう例をあまり想定してなかったけど、わざわざこう書くということは、それなりに要望はあるのかもしれない。
日本薬剤師会による文書。⇒日本薬剤師会
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平成22年8月26日
(社)日本薬剤師会 会長 児玉 孝 平成22年8月24日、日本学術会議の金澤会長は、別添のような「ホメオパシー」に関する談話を公表されました。 当会では標記の件について、以下のように考えます。 科学的にエビデンスが明確に証明されていない、あるいは曖昧な医療類似行為を医療従事者が行うことは、当該患者の適切な医療を受ける機会を損ない、症状の悪化を招来し、時として死に至らしめる可能性も否定できません。医療に携わるものとして、安易にこうした行為を行うことは厳に慎むべきと考えます。また、医薬品を扱う専門職の薬剤師の立場からすれば、効能・効果が科学的に確認されていない「医薬品類似物」が医療現場で使用されることは、医薬品の適正使用の観点から、ひいては国民患者の安全な医薬品使用を確保する観点から、入手手段の如何にかかわらず極めて重大な問題であると認識しています。 ※以下、平成22年8月24日付日本学術会議会長名で出された「「ホメオパシー」についての会長談話」掲載 |
追記:2010/08/27ここまで
これら日本の医療団体が一斉にホメオパシーについて見解を示したのは、日本学術会議会長の談話にあるように、
| 山口地裁では5月、新生児が一般に投与されるビタミンKを与えられず死亡したとして、ビタミンK投与の代わりにホメオパシー療法を行った助産師を相手取り損害賠償を求める裁判も起きている。こうしたことを受けて、学術会議では急きょ、会長談話を出すことを決めた。 |
という事情があったからで、死者が出てからという残念さは伴うものの、それゆえに深刻な問題であるという意識が醸成された結果だろう。
これら多くの医師団体からはっきりと「NO」と示された形のホメオパシーだが、この状況をどう捉えるかはおそらく二分してしまうだろう。
「製薬会社と、それと結託した医師団体という2大既得利益団体による弾圧」と受け取ってしまう人は必ずいるはずで、ホメオパシー団体もそういう方向に誘導しようとするだろう。あるいは「あの人たちはホメオパシーを理解せずに批判している。理解すればそんなことは言えないはず。理解している私たちには無関係なこと」としてユーザーの耳を塞ごうとするか。
いずれにせよ、「どういうことを言われても信じる」という人は一定数いることは残念だが仕方ない。
しかしこの医師団体、学術会議によるコメントによって、「なんとなく信じてた」とかこれからホメオパシーに触れるであろう人々が、ちゃんとした知識の下にホメオパシーとのつきあい方を考えてくれたら、そして1つでも悲劇を未然に防ぐことができればいいと思う。
自分が信じているものに対してのネガティブな言説は信じたくないというのが人の性ではあるのだが、一国の省庁を預かる(ということは税金を預かる)大臣がそういうことでどうするんだろう。
この記事↓の日付は2010/08/25。日本学術会議会長の談話を受けての大臣のコメントだ。
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厚労相、ホメオパシー効果調べる 研究班組織へ 長妻昭厚生労働相は25日、日本学術会議の金沢一郎会長が「ホメオパシー」と呼ばれる代替医療の効果を否定する談話を発表したことを受け「本当に効果があるのかないのか、厚労省で研究していく」と述べた。視察先の横浜市内で記者団に語った。 同省は医学者らによる研究班を組織し、近くホメオパシーを含む代替医療に関するデータ集めを始める。 ホメオパシーは植物や動物、鉱物などを希釈した水を染み込ませた砂糖玉を飲む療法だが、24日に出された会長談話は「(これに頼ることで)確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性がある」と警告した。推進団体は談話に反発している。 |
どれだけ信じたくないんだよ。
民主党には弱点が色々あるが、迷信や陰謀論に極端に弱いように見えるのはどういうことだろうか。少なくとも民由合併前の旧民主党には、それまでのような政治的な力関係が大きく影響する不条理な政策決定ではなく、理屈、理性、知性で政策を実行していこうという気概が感じられたものだけども、何だこの体たらく。
実は民主党内には2008年に立ち上がった「統合医療を普及・促進する議員の会」という勉強会がある。会長は鳩山由紀夫衆議院議員、会長代行が櫻井充参議院議員。
(また同年、超党派でも「統合医療を実現する超党派議員連盟の会」も立ち上がった。会長は綿貫民輔前衆議院議員、副会長は鳩山由紀夫衆議院議員)
この記事でも書かれているとおり、2010/02/05に開かれた厚生省の「統合医療プロジェクトチーム」第1回会合で配られた資料には、「統合医療に関する省内外の取組みについての調査(案)」として、ちゃっかりホメオパシーが調査すべき「相補・代替医療」リストの中に挙げられている。なんと「伝統医学」として。
結局長妻大臣は、この路線を日本学術会議のような「横やり」で崩されたくはないのだろう。もしも「無効」とする調査結果が出るとしても、あくまでも自分たち調査によるべきであって、既に引いた路線から外れた形では認めたくない、と。
なんと非効率的なことよ。
実は先日、上記民主党「統合医療を普及・促進する議員の会」の代表代行である櫻井充参議院議員がTBSラジオ『dig』という番組の「ホメオパシー問題から代替医療を考える」という特集にゲスト出演した。(内容の詳細は「TBSラジオ Dig「ホメオパシー問題から代替医療を考える」を聴いて」に詳しい)
その中でホストから
| ちょっと気になるのがやっぱり予算とか絡む問題だとも思うんで、例えばそういった部分に予算をやって、民間で研究をして否定されつつあるものも再検討するということであれば... |
と言われた櫻井議員は間髪入れずにこう答えている。
| いや、すみません。民間で否定されているものまで再検討する気はありません。 |
是非そうあってほしいものだ。
日本学術会議をはじめ、これだけの団体に否定されたホメオパシーは、まさにこれ以上ないくらいの「民間で否定されているもの」であって、それでもあえて再検討しようというのなら、櫻井議員の発言は「何でもアリ」だと言ってるに等しい。
櫻井議員はこの後、
| 我々も無駄なことをしゃかりきになってやろうなんていう気は全くありません... |
とも言っているが、これも是非そうしてもらいたい。
ダメだと既に分かっているものを、わざわざお金をかけて「やっぱりダメでした」という確認する作業をするより、(もしもあるなら)もうちょっと有望なものにカネを振り分けようとするのがマトモな行政マンとしての判断じゃないのか。
「俺たちも調べたけど、やっぱりダメだったよ」と言うことは、過去の経緯を武器にしてどうしてもとすがってくる相手を切り捨てる材料としては確かに有効かもしれないが、そうなるとそれはもう、学術的ではなく政治的な目的にすぎない。そんなのはカネをかけずに民主党内で勝手にやってくれ。
今回の日本学術会議のコメントを受けてこれ幸いにとホメオパシーを切ることができない長妻大臣は、厚労大臣をやめて年金大臣になればいい。
突然食いたくなったものリスト:
- 冷凍板チョコ
本日のBGM:
沖縄ベイ・ブルース /DOWN TOWN BOOGIE WOOGIE BAND
北乃きいのジャンカラのCMを見て、ふと思い出した言葉。
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☆確かにアイドルは処女である必要はないが、1%でもその可能性を残しておく必要がある。 ── 林明美『C調アイドル大語解』より。
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うむ。たった1%でもいいんだけども。
で、そこからもひとつ思い出した。
『沈黙の艦隊』。
あの中で、やまとの「国民」となったジャーナリスト、ボブ・マッケイはやまと内の核保管庫が空っぽなのを全世界に放送したが、それでも他国はやまとが100%核を持っていないとは確信できず、攻撃できなかった。
つまり核兵器というのは「持っているかも」と相手に思わせるだけで実際に持っているのと同じ効果を生むという話。だって核兵器は実際に使うことよりも「使うことが可能だと思わせる」ことに存在意義があるので。
ほんのわずかでも可能性があれば、核抑止力は機能する。
しかしもちろんそれは核兵器という究極の兵器であるからこそそんなわずかな可能性も無視されないわけで、これをアイドルに置き換えれば、正直、北乃きい程度の破壊力では弱い。ほんのわずかな可能性を探ることもされず、あっさりと「尻軽」というレッテルが貼られるだけだ。
では現在、そんな破壊力のあるアイドルがいるのか。
AKB48は既に中西里菜=やまぐちりこがいるわけで、無理。
ああなるほど。
いるか。
平野綾だな。
つきあったことがあるという発言だけで大騒動。
今時、ここまで処女性が求められているアイドルがいるだろうか。
池上彰風に平野綾騒動を解説
http://anond.hatelabo.jp/20100805181121
というわけで、平野綾=核兵器。
いじょ。
ごめん自分で何かいてるかわからない。(^^;
平野綾のことも殆ど知らないんだよ。m(_ _)m
突然食いたくなったものリスト:
- ジャングルマン
本日のBGM:
Merciless Game /RUNNING WILD
RUNNING WILDとMANOWARは私の心の拠り所です。(^O^)
食の安全情報blogさんの「食品添加物の解説記事を機関誌に掲載する生協は「変節」したのか?」というエントリを読んだ。
このエントリそのものについて異論があるわけではなく、むしろ賛同している。私がここで採りあげたいのはこのエントリで紹介されている生協の機関誌(「コープかながわ機関誌 MIO 9月号 」(pdf))について。
だったらどうしてこのエントリまで紹介したかというと、単に、読んでもらいたいから。(^O^) いいブログなので。
当該エントリでも紹介されている、この機関誌の食品添加物についての記事の中にこんな部分がある。

以前、中華料理屋で通常使用量以上の調味料を摂取した人に中毒症状が出るという話がありました。(※下記(5))
で、ここで示される「下記(5)」の記述はこう↓。
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(5)グルタミン酸の話 グルタミン酸(昆布のうま味成分)による中華料理店症候群が問題にされたことがありました。 (1960年代に中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れなどの症状が見られたとされ「中華料理店症候群」と呼ばれました。) 食品添加物の専門家の西島基弘先生(実践女子大学教授)が学生と一緒に実際に食べたところ、調味料として必要な量の100倍(数グラム)くらいを一度に摂ったときアゴがひきつる感じがした人がいたそうです。これはグルタミン酸を大量に口に含むと唾液が一度に出るためと思われ、通常使う量ではこのようなことは起こらないと指摘しています。 いずれにしても使い方と量を考えることが大事であって食品衛生法の使用基準を守ればありえないことです。極端な話をするならばカフェインも、コーヒーを1、2杯飲むならば大丈夫ですがもし100杯を一度に飲めば問題が起こり、誰もこのようなことはしないでしょう。 |
このマンガの部分で筆者が示したいのは、量の概念を無視して危険性を議論しても無意味という至極当たり前の(しかし「不安」を感じちゃう人々には理解されにくい)話なんだけども、それを伝えるためにこの例が適切かどうか。
「中華料理店症候群」については、以前にうちのブログのエントリ「化学調味料関係のとりあえずのメモ(その4)」で書いた。そこからご紹介。
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グルタミン酸の安全性 グルタミン酸はタンパク質中に最も多く存在するアミノ酸であるから、われわれは毎日の食事でかなりの量(1日約20g)のグルタミン酸を摂取している。したがって、グルタミン酸は本来安全性の高い物質であるとみなされてきた。ところが、1960年の後半から1970年代にかけて、グルタミン酸の安全性に疑いを投げかける報告が相次いでなされた。 第1の報告は、生まれたばかりのマウスに大量のグルタミン酸を注射すると、脳の視床下部の一部の神経が細胞死するというもの。 第2の報告は、中華料理を食べたあとに、その中に含まれているグルタミン酸により、顔がほてったり、頭痛がしたり、動悸がするといった症状(中華料理店症候群 Chinese Restaurant Symdrome, CRS)がみられたという報告。 |
この「第2の報告」が「中華料理店症候群」。
これらの「報告」を受けて、
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JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)はMSGを中心にグルタミン酸について安全性評価を実施し、1973年の会合においてL-グルタミン酸を含む5物質について「0~120mg kg体重^-1 day^-1」のADIを設定した。 ※許容1日摂取量(Acceptble Daily Intake,ADI):認められるような健康上のリスクを伴うことなく生涯にわたり毎日摂取することができる、単位体重あたり(標準的な人=60kg)で表現された食品添加物量についてのJECFAによる見積もり。 またこの会合において上記「第1の報告」について議論され、このADIは生後12週前の乳児には適用しないとされた。 |
つまりこの2つの報告により、1973年にグルタミン酸はADI(健康上のリスクを伴うことなく生涯にわたり毎日摂取することができる量)が設定された、と。
しかしその後、グルタミン酸の安全性について多くの研究が行われた。
「第1の報告」(生まれたばかりのマウスに大量のグルタミン酸を注射すると、脳の視床下部の一部の神経が細胞死する)については、
| 食物の成分を注射して安全性を議論することはいささか的外れの議論で、その後の研究では、大量のグルタミン酸を口から摂取しても大部分のグルタミン酸は消化管で代謝され、全身を回る血液中には移行しないことが明らかにされた。したがって口から大量にグルタミン酸を摂取してもグルタミン酸が脳に移行することはありえないと結論されている。 |
そして「第2の報告」(中華料理を食べたあとに、その中に含まれているグルタミン酸により、顔がほてったり、頭痛がしたり、動悸がするといった症状(中華料理店症候群 Chinese Restaurant Symdrome, CRS)がみられた)については、
| その後の二重盲検法による検査により、グルタミン酸摂取と中華料理店症候群の間には有意な関係はないと結論されている。 |
のだと。中華料理店症候群についての実験の中には、こんな↓ものもあった。
| グルタミン酸ナトリウムに敏感(6症例)であると主張している人を対象に、プラシーボを用いた二重盲検比較試験。この試験で6gのMSGの摂取に対する反応を検討したところ、2例はMSGとプラシーボの両方に陽性の反応を示し、ほかの4例は両者に対しまったく反応を示さなかったという。 |
というわけで、中華料理店症候群とMSGの関係は否定されつつある。
そしてその他多くの試験結果に基づき、
| 1987年、JECFAはグルタミン酸のADIを、"0~120mgkg体重^-1day^-1"から"ADIを特定しない(ADI not specified)"に変更した。なおその際に、「グルタミン酸の使用に関して妊婦および乳児を特別に扱わなくてはならない科学的根拠はないが、食品添加物の一般的見解としてグルタミン酸についても生後12週以前の乳児には使用すべきでない」という文章が追加されている。その後EU委員会および米国FDAもこの結論を支持している。 |
となっている。つまりどれだけ食べても大丈夫だと。
長々と書いたが、結局、この機関誌のマンガのように「中華料理店症候群」をグルタミン酸ナトリウムの過剰摂取と結びつけることは、そのこと自体が時代錯誤だし、更にその解説として
| 食品添加物の専門家の西島基弘先生(実践女子大学教授)が学生と一緒に実際に食べたところ、調味料として必要な量の100倍(数グラム)くらいを一度に摂ったときアゴがひきつる感じがした人がいたそうです。これはグルタミン酸を大量に口に含むと唾液が一度に出るためと思われ、通常使う量ではこのようなことは起こらないと指摘しています。 |
を出してくるのは「中華料理店症候群」の説明としても間違っている。
(ただ、「やっぱりモノには限度がありますなあ」という話自体はその通りだとは思う。どのような実験だったか興味がある)
もしそのくらいで本当に「中華料理店症候群」が起こるなら、ラーメン○郎では毎日患者が出ていないといけないだろう。

【資料画像】
これが「耳かき1杯」には見えんわね。家庭でもチャーハン作るのならこのくらい平気で入れちゃうだろう。
確かに食品添加物についての話だし、このあたりの話を例として出したくなる気持ちはわからないでもない。しかしこの特集は食品添加物について「迷信」を排除して合理的に判断していこうという明確な意図に基づいて組まれているのだから、やはりこんなことしちゃいかんと思う。
追記:2010/08/27
だって、もし「想定外なほどたくさん使ったら、そりゃ何だってマズいよ」という話の例として「中華料理店症候群」を出すんなら、それは中華料理店では普通に「想定外なほどたくさん使」われていて、今でも危険があると言っているようなもんだから。実際にはそんなことはないのだから、そんな人身御供のような例を出すのはアンフェアだ。
追記:2010/08/27ここまで
#重ねて言うが、この特集そのものは食の安全情報blogさんと同じく、高く評価している。その分、「残念」だったことを指摘しておきたいというだけ。
##この記事には「無添加をうたい、安全と誤認させる商法は詐欺といえないまでも不適切です。食品添加物を正しく使うほうが食品の安全性が保たれることも多いのです」といった、非常にマトモで、考えてみれば当たり前の、しかしともすれば一部の「生協」のイデオロギーに反しかねない記述がしっかり書いてある。素晴らしい。
突然食いたくなったものリスト:
- 板チョコ(夏はなかなか食べられないよ)
本日のBGM:
河内音頭 /河内家菊水丸
盆踊りといえば河内音頭。他の地域、北大阪でさえどうなのか知らないけども。
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◎THE HARDEST ADVENTURE GAME "WONDER HOUSE" ◎ある日あなたのもとに一通の手紙が届きました。 "やあ元気かい?わたしは今、イギリスにいる。今いる街に 古い屋敷がある。その屋敷はたいへんふしぎなつくりをして いて、さらに夜な夜な魔女がでるといううわささえある。 私がそこを訪れて、もう 300年がたった。その屋敷にあると いうダイヤをさがしていて、私は魔女に殺された......。" そしてその手紙を読みおえた時、あなたはすでにその屋敷の 前にいたのです! ◎手紙にはメモがそえられていました。 "n" "e" "s" "w" というコマンドによって、その家では方向 を変えることができる。また前進するには、"forward" を使 えばよい。そのままでは視界は変化する事なく、"look"で状 を見つめなければならない。(除 PC-9801,MZ 700,K"E,1200, COMMODORE 64) 自らの持ち物を知りたい時には"p"を入力せ よ。私の教えられる単語は他に、"serach" "take" "drop" "rack" "sw.box" "switch" "door" "window" "floor"以上 だ。コマンドは、動詞+スペース+名詞+ CR でうけつけ られる。 ◎ロード方法 PC 6001,COMMODORE 64 (PC 6001 How many pages=2) まず"マシンゴ"をLOADし、RUNさせた後、"WONDER"を LOAD、RUNさせる。 PC 8001,8001 MARK II,8801,9801 DEF SEG=0,FM-7・8 モニタよりデータをLOAD後、BASICにもどり "WONDER"を LOAD・RUNさせます。 MZ 700,K2E,1200 電源投入後LOAD。以下オートスタート。 ◎キー入力 CAPS キーのある機種のみ CAPS キーをロックしたま までゲームをして下さい。 ◎ゲーム中に BREAK をかけたり、リストを見たりする ことは、アドベンチャーゲームの精神に反しますし、 せっかくの 3500円 をムダにすることになります。ア ドベンチャーは一種の推理小説のようなものなのです から。 ◎ゲーム内容に関する電話でのお問いあわせは御遠慮下さ い。お問いあわせは封書またはハガキでお願いします。 また、お問いあわせ頂いても内容によってはお答えでき ないこともあります。あらかじめ御了承下さい。 WONDER HOUSE ORIGINAL PLAN BY. SMILE-YAMAMOTO PROGRAMMED BY. SMILE-YAMAMOTO (FOR PC SERIES,COMMODORE 64,FM-7・8) TAKU-ITO (FOR MZ SERIES) COPYRIGHT 1983. タスクフォーツ高知 〒 XXX 高知市XXXXX X-XX TEL XXXX(xx)XXXX |
という紙切れがたった1枚同封されていただけのアドベンチャーゲーム「ワンダーハウス」。
私はPC-6001だったが、メディアは今みたいなDVDやCD-ROMではなく、カセットテープ。カセットテープにFAXみたいな「ピ、ガガガー」てな音が入ってて、それをゲームごとに読み込む。確かセーブ機能がなかったはずで、電源を一度切ってしまうとゲームを初めからやり直さなくちゃいけない。アドベンチャーゲームでセーブできないのはなかなか厳しかった。ゲームのロードは結構時間がかかったし、やっとロードしても初めからだし。
だからよくある俗流若者論の「ゲームをリセットするみたいに簡単に......」みたいなバカなことを言う奴らが信じられなかったね。「てめぇ、ゲームをリセットすることがどれだけの覚悟とコストが要ることかわかってんのかぁああっっっ!?」みたいな。(^^;
#ファミコンのドラクエが呪文でセーブできたのは凄かったなあ。
「ワンダーハウス」はテキストでコマンドを入れていくだけの、非常にクラシカルなアドベンチャーゲームだった。アクション系などと違い「やってればわかる」みたいなものでない。それにファミコンのアドベンチャーゲームのようにいくつかのコマンドから上下ボタンで選択するのではなく、コマンド(英語)を自分で考えて直接キーボードから入力するというもの。ところが当初与えられるヒントは↑の紙切れ1枚だけだったため、1部屋目からいきなり頓挫だ。(^O^)
インターネットのない時代、情報収集は雑誌の小さなスペースと口コミのみ。
情報収集そのものがアドベンチャーゲームみたいなもんだったわけで。
そんな中で得たほんのわずかな情報と、和英辞書を片手に友人とあーでもないこーでもないと亀の歩みのよう進んでいった。しかしこれが楽しかった。(もってた辞書は見出し語ローマ字時代のコンサイスだったから更に難しかった。ムダに)
何とかやってみたコマンドが通った時のうれしさがたまらんのよ。
しかし結局解けずに終わった気がする。
それから今まで、そのことが忘れられず悶々とした日々を重ねて......というのはさすがにウソで、きれいさっぱり忘れていたのだけども、先日たまたまネットサーフィンをしている時に、この「ワンダーハウス」が公開されていることを知ったのだった! しかもフリーで!! (こちら⇒「Hashi's HomePage "THE B-TYPE UNION" on RetroPC.NET」さん)
実は私は今でもPC-6001の実機を所有しているのだけども......

パッケージ

開けたところ。出すのめんどくさいのでここまで。
しかしさすがにこいつを引っ張り出してくる気にもなれず、エミュレータで楽しむことにした。エミュレータは「ぱぴこんのこころ - PC6001V」さんからDLできるので、興味がある人は自力で何とかしてください。
#エミュレータではカセットの「ピ、ガガガー」音も見事に再現だ。ロードにも時間がかかる。(^O^)

How Many Pages? は「2」だ!
いやあもう、楽しくってねえ。\(^O^)/
まだ解けてないんだけどもねー。
このエントリで何が言いたいってわけじゃないんだけども、あんまりうれしかったのと、リンクをメモとしてまとめておこうと思ってね。
みなさんも気が向いたらやってみてもいいかも。別に勧めないけど。
いっそのことこのまんまPS3にでも移植してくれたらスペックの無駄遣い過ぎて新鮮でいいかもなぁ。<ムリ

参考リンク:
Hashi's HomePage "THE B-TYPE UNION" on RetroPC.NET
http://retropc.net:8080/hashi/emuwonderhouse.html
ワンダーハウスがDLできる。
ぱぴこんのこころ - PC6001V
http://papicom.net/p6v/index.html
エミュうう。
ワンダーハウス ヒント集
http://www.retropc.net/mz-memories/mz700/whint.html
困ったらここに行こう。
ワンダーハウス攻略(完全ネタバレ) - レトロAVG攻略
http://oldavg.blog.shinobi.jp/Entry/23/
どうしようもなくなったらここに行くべきだけど、なるべく行きたくない。行きたくないけど行ってしまいそう。ああああ。
突然食いたくなったものリスト:
- バーベキュー(焼肉ではなく)
本日のBGM:
夏の終わり /チャゲ&飛鳥
猛暑終われの呪文として。
堺では老舗の部類に入るラーメン店で(1985年創業)、おそらく私もこの店に来たのは10年ぶりくらいだと思う。
彩華、神座のような天理系の、白菜とニンニクをいっぱい使った醤油ベースのラーメンを出す店。

店の前には観葉植物がたくさん
夜中に友人と通りがかり、誘われて入ったが正直乗り気ではなかった。
10年前の味を覚えているわけではないが(さっぱり忘れてた)、少し前に彩華に行ってやっぱりダメだとがっくり来ていたところだったので、印象はあまりよくなかった。
だいたい、その前に1杯食べてたし。(^^;
というわけでその友人がスタミナラーメンの大盛を頼み、私が普通のスタミナラーメン(¥630)を頼んだ。

スタミナラーメン(¥630)@力横綱
具は白菜、ニラ唐辛子、ニンジン、豚バラ肉(チャーシューではなく、生のバラ肉をその場で炒める)。
スープは豚骨、鶏ガラ、醤油。
麺は半透明の細ストレート。

湯気が...。
とにかく熱々。
白菜など野菜と肉を野菜炒めのように豆板醤で炒めて、そこにスープを投入し一煮立ちさせたのをあらかじめ麺を入れておいた丼にドバッと注ぎ込む(一応、バラ肉が入ってるがのだが、私のに入ってたのは「1粒」みたいな量だった)。
普通のラーメンのスープはぐらぐらとは煮えていないし、「かえし」は冷えてるものだし、ここまで熱々じゃないと思う。この熱帯夜に湯気を見るだけでつらい。(^^;
ニンニクは大量に入っているはずだが、炒めている時にニンニクの匂いがさほど立っていないように思うのでこちらはスープ投入後に入れている(炒めてない)のかもしれない。
熱い。
暑い。
しかも豆板醤とニラ唐辛子がデフォルトで入ってるので辛い。
汗だくだ。
食べ始めの印象は、熱くて辛くて塩辛いというもの。
熱い辛いはいいけれど、塩辛いってのはダメだろうと思った。こりゃやっぱり外れだろうなと。
ところが。
食べ始めはかなり侮っていたのだが、食べ進むうちに驚きだ。
やっぱりベーシックなというか、長く愛されてるなりの理由がある......と思うほどによくなっていった。
こんなバランスのいいラーメンはそうない。
麺は半透明の細めストレート。
昔っぽい、保存が利きそうな安っぽい麺だ。
この麺は単独でというか、他のスープで食べると全然うまくないと思う。
しかしこのスープの中にあると、抜群にうまい。
この前に1杯食べていてさほどおなかが空いていないのに、「麺が足りないっ」と思ったくらい。まあ実際1玉100gだから少ないと感じても不思議じゃないけど、そういうのは関係なく「うまいのでまだ食いたい」という気持ちになった。
辛さだけではなく、スープのほんのりした甘さ、塩加減、うまみといった懐かしい味と醤油&脂が、チープながらこの麺にはベストマッチング。
私はこの麺を好んで食べようとは思わないけれど、このスープで食べるなら是非この麺で食べたいと思う。
おそらくこれ以上高級な麺や高級なスープを使えば、全然ダメなラーメンになってしまうはずだ(バランスについてわかる素晴らしいエントリ⇒「美味しんぼを検証してみるその2 パンか肉かそれとも調和か」)。
おそらく作り方は彩華と大して違わないと思う。
しかし麺とスープのバランス、つまり「ラーメン」というメニューの完成度を考えると、圧倒的に力横綱に軍配が上がる。
できればもう少し肉が入っていてほしいけど。(^O^)
白菜の量は結構多く、白菜を麺と一緒に毎回運んでも足りる。これは素晴らしい。
いやはや。
参った。
全く期待していなかったのが、食べ進んでいくうちに
「......え、え? うーん......いやその、へえええ、そうか。......うーん。......あらら、いやいや、これ、いいじゃない......」
と自分の先入観が覆っていく感覚はなかなか快感だった。
これを目指して遠路はるばる来る必要はないが、通り道にあるならたまには顔を出したい店。
ニンニクは食べている時にあまり気にならないくせに、匂いはかなり残る。これが天理系スタミナラーメンの醍醐味だ。\(^O^)/
この店には武蔵がよく訪れるようだ。他にも正道会館や堺ブレイザーズのポスターなどが貼られていて、店の歴史と常連との信頼関係が伺える。
こういうのもラーメン屋の理想の形の1つなんだろうなあ。
突然食いたくなったものリスト:
- シシカバブ
本日のBGM:
スーダラ節 /植木等
先日のホメオパシーについてのエントリ(「キンケシで字が消えないように、ホメオパシーでは...」)で、肝心なことを書くのを忘れていたので続編を書いておく。
ホメオパシーは効かない。
ホメオパシーは、「その作用メカニズムがわかってないから(どう「効く」のかわからないから)否定されている」のではなく、既に「効かないことがわかっている」のだ。
これは最近の研究でも明らかになっている。
よく知られているように、「これは胃薬だ」と言って単なる小麦粉を与えたら本当に胃の不調が治ったというような効果は、確かに世の中には存在する(偽薬効果、プラセボ効果)。
ホメオパシーにもその程度の効果はある......と書くとポジティブなイメージを与えかねないが、言い換えればホメオパシーには小麦粉や砂糖玉と同程度の効果しかないということ。
病院で受けることのできる標準的な医療というのは、時間的、人的、金銭的その他膨大な資源が投入された結果として出来上がっている。
数え切れないくらい多くの人が、多くの時間を費やし(人によっては人生をかけて)、私費、公費を大量に使い、だからこそ間違いは徐々に訂正され方向性を見いだしてきた私たちの「成果」なのだ。
小麦粉や砂糖玉を飲むことで得られる偽薬効果が、この標準的な医療以上の治療効果を上げられるかどうか。
とはいえホメオパシーを全否定するのがいいのかどうかというのは難しいかも。
つまりお守り程度のものとして。
これは菊池誠教授も同じようなことを言っていた気もする。
頭痛や風邪など、「普段は医者にもかからず治るまで放置するが、その治るまでの過程の苦痛を和らげるためにホメオパシーを使う」程度であれば問題はないのかな、とも思う。
ただ、普通なら病院に行くところを「レメディを飲んだから」行かないとか、「西洋医療は云々」という理由で診療を避けるようになるのは行き過ぎだし、リアルなリスクが非常に高くなると思う。
自分以外の(例えば子供とか)に対するものであれば、余計に慎重な判断が必要で、ホメオパシーで「治る」と思ってはいけない。
「自己責任」という言葉は確かにあり、その通りだけれども、自己責任という言葉は情報がちゃんと提供された状況の下で初めて使われるべき言葉だ。それが誤解に基づくものであれば正す言説も必要だろう。特に本人以外に「処方」される場合は。
最近あるホメオパシーユーザーのブログで、病院で受けられる治療について、「あの誰でも彼でも同じような量やパターンで投与する、あの標準治療」と表現しているところがあった。それに対してホメオパシーはその人を診る、と。「そこが融通が利かないから、西洋医学は×、ホメオパシー、とかになってしまうのかも??」ということのようだが、どれだけ「標準治療」を誤解しているのかと。
「標準医療」の方がよほど真剣に、多くの資源を投入して「その人を治す」ことに向き合ってるぞ。
こんなの(「「あかつき」問題を憂慮する会」)を見ると、「あの誰でも彼でも同じような量やパターンで投与する、あの標準治療」などという思い込みが、どれだけの悲劇を生む可能性を孕んでいるかについては、ホメオパシーユーザーも自覚しておくべきだと思う。
ではこれと、さっき書いた、
とはいえホメオパシーを全否定するのがいいのかどうかというのは難しいかも。
つまりお守り程度のものとして。
との関係はどうなのかといえば、やっぱりバランスなのだろう。
「痛いの痛いの、飛んでけ~!」
「ツバでもつけときゃ治るよ!」
というおまじないを使う時、使う人はその経験から無意識にバランスを計っている。医者に連れて行くべきか、その程度で我慢させておくべきかについて。
その意味でのホメオパシーなら、共存はあり得るかなぁ、とか思ったり。
しかしそうなると結局は使う人の見識ということになるわけで、実はこの使い方は非常に難しい。
なんて話を言ったところで、
「そんなこと言うけど、実際に私は治ったよ」
「問題なかったよ」
なんて話があって、これはきっと本当なんだ。だからこそ広がっていくのだろう。
しかしその「体験」は本当でも、その「見解」は、「ほんとのこと」をちゃんと映し出しているとは限らない。
これも菊池さんが最近書いていた(「ホメオパシーをめぐって(2) 菊池誠」)ことだけども。
先日の私のエントリにも書いた、K2シロップ不投与によって赤ちゃんがビタミンK2欠乏症で死亡したことを巡る民事訴訟の話。
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原告は、助産院で出産したのち、その赤ちゃんをビタミンK2欠乏症で失ったというお母さんである。ビタミンK2欠乏症は新生児の1/2000から1/4000程度(母乳と粉ミルクで違い、母乳のほうが倍ほど確率が高い)が発症するとされるが、ビタミンK2を与えれば予防できることがはっきりして、いまでは新生児にビタミンK2のシロップを与えるのが標準的な医療になっている。 ところが、問題の助産院ではビタミンK2シロップの代わりに、ホメオパシーのレメディが与えられ、それにもかかわらず助産師は母子手帳にビタミンK2投与と嘘の記載をした。 |
これについて、菊池さんはこう書いている(強調は引用者[=ひえたろう])。
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この事件は例外なのだろうか。いや、現実に多くの助産院がホメオパシーを利用し、ビタミンK2レメディも使われていた。(1)にも書いたように、ビタミンK2欠乏症の確率は母乳育児の場合で1/2000程度とされている。これが意味するのは、ビタミンK2シロップの代わりにレメディを与えている助産師のほとんどすべては、ビタミンK2欠乏症を経験しないだろうということだ。そうなると、ビタミンK2の代わりにレメディを与えておけば大丈夫という信念も強くなるに違いない。 しかし、この程度の確率だからこそ、自分のまわりでビタミンK2欠乏による事故が起きていないという個人的体験に頼ってはならないのである。実際には、シロップの代わりにレメディを与えるという行為は、何も与えない場合と同じだけの潜在的なリスクを新生児に与えている。したがって、シロップではなくレメディを使っていた助産師の誰が当事者になってもおかしくはなかったはずだ。いや、発覚していないだけで、同様のできごとが他にも起きている可能性は高い。 |
結局、ビタミンK2欠乏症について「何もしない」ことのリスクと「K2レメディを与える」リスクは同じであり、その確率が1/2000~1/4000ということは、それは1999/2000~3999/4000の確率で「大丈夫」なわけで、たいていの場合、何もしない/レメディ使用であっても実際にビタミンK2欠乏症になることはない。
つまり、「K2シロップの代わりにレメディを与えたけど、これまで何の問題も起きてないよ」というのはたまたまラッキーだっただけであって、レメディによってビタミンK2欠乏症のリスクが回避された結果ではない。
現象的に「何も起こってない」ことについて、自分に都合のいい解釈をしているだけだ。
ひょっとしたら1/2000や1/4000なんて確率を見て現実感を抱けないこともあるかもしれないが、この確率は当然、10000人の赤ちゃんがいれば2~5人は確実にビタミンK2欠乏症になるという数字であって、それが自分の子供に降りかからないという保証はもちろんどこにもない(だからこその確率)。
一般論で言えば、人は全てのリスクについて必ず対処しなければならないということはない。リスクの回避策は、そのリスクを回避するコストとベネフィットを勘案して決められるべきものだ。
しかしビタミンK2欠乏症のリスク回避は、K2シロップを服用させるだけで避けることができるのであって、「必須」とも言える種類のリスク回避手段だ。そんな簡単なリスク回避策でさえ「K2レメディ」が存在することによって拒否されるのなら、ホメオパシーっていったい何?ということになるだろう。(重ねて言うが、赤ちゃんに「自己責任」なんて概念は適用できないし、もちろん「プラセボ効果」も期待できない)
予防についてもそうだし、もちろん対症療法(代替医療系の人はこの言葉を嫌うけど、「○○のレメディ」という存在は、まさに対症療法そのものじゃないの)についても同じことで。
例えば頭痛や生理痛のレメディを服用したとして、レメディによって治まったのかそうでないのかはそれこそ確率の陰に隠れた「気の持ちよう次第」ということになるだろう。
「科学」という言葉を使うと「科学で全てがわかるわけではない」だとか、あらかじめ用意しておいたステレオタイプな「反論」を次々に繰り出す人もいるが、科学というのは「メカニズムがわからないから否定する」という類のものではない。
科学とは、メカニズムが不明でもその効果が確かめられていればそれでよしとするものだ。つまり、わけがわからなくても「効く」ならそれでいい。
ホメオパシーが否定されているのは「メカニズムがわからないから」ではなく、「実際に効かないから」だ。
そのへんを誤解させるモノイイには(たとえば「効果のほどは疑問」程度の言い方であっても)ご注意くだされ。
「頭の固い人たち」「既得権益を守るための」みたいなモノイイも常套句だけど、その言葉のペラッペラ具合を鑑賞するくらいになりたいものだ。
突然食いたくなったものリスト:
- ジャングルマン
本日のBGM:
島唄 /THE BOOM
NON STYLEが路上漫才をやっていたのは有名だけれど、大阪にはまだまだ明日のM-1チャンピオンを目指して路上ライブを続けてるコンビがいます。
ヘクテルとアンドロマケの2人。
コンビ名は「デキリコ」。
いつも淀屋橋で路上ライブしてま~す。

シュルレアリスム漫才
応援してあげてね!!

ほんとはどっちがヘクテルで...とか知らないんだけどね。あるいはひょっとして、JUDY AND MARYみたいに......? (^^;
突然食いたくなったものリスト:
- とんかつ定食
本日のBGM:
All Night Long /RAINBOW
彼らの大先輩、横山やすしが金髪に染めて海外で活動していた頃。デキリコはこの金に敬意を込めてボディペインティングの色を銀にしたという。
「ともだち ── じみんとうとおべんとう」でTシャツデザインに使った「リアル友民党マーク」の元画像。白目の補正もしていない。
「ともだち ── じみんとうとおべんとう」に載せたTシャツのマークは2値変換してるから大したことないけど、正直、カラーだとリアルすぎて怖いね。(^^;

目は谷垣総裁、手はマニフェストの表紙より。
突然食いたくなったものリスト:
- ロッテリアのテリヤキバーガー
本日のBGM:
ハート・ウォッシャー /佐東由梨
小泉エリが誰かに似てると思い続けて、でも誰なのかわからずモヤモヤっとして1年くらい。やっとわかった。佐東由梨だ!! ......え? 何? 両方知らない?? ええええええええええ???
その昔、ルービック・キューブが流行した後、「ルービック・リベンジ」が発売された。
ルービック・キューブが3×3×3のキューブだったのに対し、ルービック・リベンジ4×4×4。パッケージによると「ルービックリベンジのコマの混ざり具合の組み合わせは、7,401,196,841,564,901,869,874,093,974,498,574,336,000,000,000通り」だそうで、「ルービックキューブより100万倍難しい」とされている。(⇒参考)

クイズです隊

クイズです隊リベンジ
私もこれに習って「リベンジ(復習)」と行きたい。
いや違う。
私もこれに倣って「リベンジ(復讐)」と行きたい。
前回(「クイズです隊」)、あまりにも簡単に攻略されてしまったので。
より難易度を上げて帰ってきた。
今回は「悪の軍団」をC群、D群に加えた。
しかもC群とD群に分けている名前と、分けていない名前がある(分けていない名前はC群にまとめてある)。
さらに、1番組だけ"悪の軍団"が2つ出てくる。
これらを番組ごとにちゃんと結びつけよ。
さあ、これでどうだっっっ!?
|
しかし、「正義」が「隊」が多いのに対して「悪」は「帝国」が多いねえ。
相手が巨悪の方が討つ時のためらいがないもんね。
少数の「正義」が多数の「悪」を打ち砕く、か。
何となく皮肉だなあ。
突然食いたくなったものリスト:
- 好きやねん・うどん
本日のBGM:
渚のライオン /早見優
【追記2010/08/11】
【訂正2010/08/10】意味が通じにくい部分があったので、色々推敲しました。
※この記事はこのブログの読者の中でもニセ科学関連の議論にコミットしている方には言わずもがなのことだと思いますが、そちらにはあまり興味のない、例えばラーメン関係の記事を目当てにアクセスしてくれる読者にも知っておいてもらいたいと思って書きました。
なのでもし間違いの指摘や補足情報などありましたら、コメント欄に書いていただければありがたいです。
個別記事の下部にははてブコメントも表示されるようになっています。
この1ヶ月ほど、ホメオパシーを巡る...いや少なくともホメオパシーの周辺を巡る話題はそれまでと比べものにならないくらい頻繁に登場するようになってきた。
おそらくそのきっかけになったのは2010/07/09のこのニュース。
事件そのものはブログ「助産院は安全?」の2009/09/29のエントリ(「ビタミンK与えず乳児死亡」母親が助産師提訴)で既に採りあげられており、上記の読売新聞のニュースはその事件が訴訟に発展したことを伝えるものだった。
ホメオパシーとはヨーロッパ起源の民間療法で、Wikipediaによると
| もし健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質をごくわずか与えることで体の抵抗力を引き出し症状を軽減するという理論を掲げる治療法 |
とされている。
しかしこれが、アレだ。
まず前提条件となっている「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質をごくわずか与えることで」本当に「体の抵抗力を引き出」せるかどうか、という一番重要な理論自体にまったく根拠がない。
もしその部分に疑問を持たなかったとしても、「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質をごくわずか与える」という部分の「ごくわずか」がどのくらいわずかなのかを聞くとどうだろう。
|
ホメオパシーに用いるレメディー(「療剤」とも)は、地上におけるさまざまな物質から成分を取り出して、水やアルコールで10倍ないし100倍の希釈を行い、それを震盪(よく振ること)して作られる。 ...... この希釈・震盪を6回から1万回繰り返して、最後にこれを小さな砂糖粒に染み込ませて作成する。たとえば10倍希釈・震盪を9回繰り返して作ったレメディーは9X(Xは10倍希釈を意味する)、100倍希釈・震盪を30回繰り返したレメディーは30C(Cは100倍希釈を意味する)と呼ばれる。もっともよく使われるのは30Cであり、ほかに200C、1,000C(1Mと呼ぶ)、10,000C(10M)、6Xなどが用いられる。 |
この希釈がどのくらい凄いかといえば、
| 最も広く利用される30Cの希釈とは10030倍希釈、すなわち1060倍の希釈を意味し、これはアボガドロ定数さえ遥かに超える巨大な数である。しかし実際に摂取する砂糖粒は小指の爪以下の小さな塊であり、この中にはもはや原成分は1分子たりとも存在していないはずである。 |
というくらい。
そもそも、「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質」ってモノイイが凄いじゃないの。K2シロップを健康な人間に与えたら起きる症状って何?そしてそれと似た症状を引き起こすであろう物質?
ちなみに世の中には不安とか嫉妬とか怒りのレメディーすらも存在する。
つまりホメオパシーさんは不安や嫉妬や怒りといった感情を引き起こす物質を知っているということ。
#考えてもみてよ。「この物質を与えると、人間は嫉妬を感じます」「これだと怒りです」みたいな物質が、普通にあると思う? で、それと「似た症状」を起こす物質って、それに輪をかけて「何??」って感じ。
で、これを「原成分は1分子たりとも存在していない」くらいに希釈して(つまり単なる水)、これを砂糖玉にしみこませて飲むのがホメオパシー。
つまり、ホメオパシーはいろんな「なんじゃそれ?」の集合体なのだ。(^O^)
「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質
(そんなんあるの!?)
をごくわずか与えることで
(「ごくわずか」って、それ、ゼロですから)
体の抵抗力を引き出し症状を軽減する。」
(そもそもそんなことで「体の抵抗力を引き出し症状を軽減」するの?)
こういう冗談みたいなものが、世の中には広まっている。
注意してもらいたい。
「そんなもの、真に受ける奴なんかいるわけないじゃん」と、ホメオパシーについては初めて知った読者は思うかもしれない。
ところがぎっちょん(死語)。
世の中はあなたの予想の斜め上を行く。
そもそもドイツ人のハーネマン医師の思いつきからスタートしたホメオパシーは、ヨーロッパではそれなりに広まっており、英国王室でも用いられているのだ。
といっても、そんなことは↑のわけわからん理論の裏付けには一切ならない。
ホメオパシーはこのあたり(「英国王室御用達」「ヨーロッパでは普通にレメディが売られている」「保険も適用されている」)をセールストークにして日本でも広まっているのだけども、現在はイギリスでもその有効性は否定的となっていて、つい先日も英国下院科学技術委員会がホメオパシーにプラセボ以上の効果がなく、ホメオパシーは保険適用すべきでないとの報告書を出している。
#ただし保健省はこの科学的見解を受け入れながらも保険適用は続ける決定を出した。いろいろ政治的な力が働いたのかもしれないが、効かないという前提で保険適用を続けるのは公共財政からの支出としては訴訟リスクが高まったりして健全性への圧力が強くなるだろうから、将来的には遅かれ早かれ保険適用外に進んでいくだろう。
この1ヶ月ほど、ホメオパシーの話はネット上でも多くの議論が積み重ねられており、もし興味があればkikulogあたりからでもたどっていってほしい。
上記の通りホメオパシーのレメディは単なる砂糖玉なわけで、だから別に体に悪いわけではない。
その意味では確かに「副作用」はない。
しかし効きもしない。そもそも「主作用」(って言葉あるのかな)すらないと。
という意味でいえばホメオパシーは無害なんだけども、しかしその先には大きな問題がある。ホメオパシー「治療」を受けることによって、
「レメディーを取ってるから病院に行かなくてもいい」
と、通常医療を受けなくなってしまうところ。
特にホメオパシーの現場では、売り文句として「西洋医療の弊害(副作用・薬漬け・対処療法に過ぎない、など)」が用いられることが多く、ユーザーは「病院での診療/投薬」の代わりとしてホメオパシーのみを用い、ひいては本来の診療を受けないまま深刻な結果をもたらすことになりかねない。
こうなってくるともはやホメオパシーは「有害」と言わざるを得ない。
風邪のようにいつの間にか治ってしまうものなら、レメディーを飲んで病状がピークになったら「好転反応だ!」(好転反応については後述)と喜んで、治ったら「レメディーで治った!」なんて呑気なことを言っててもいいけど、もっと重篤な病気でそんなことをしたらどうなるか。
実際に冒頭のK2シロップの件では乳児が亡くなるという最悪の事態に陥った。
最近話題になったものでは、こういうものがある。
・主訴は腎臓です。2歳で発病し、2年ほど入院し、今は通院しています。10歳になりました。
これはあるホメオパシー団体がやっているQ&Aだが、この相談の中に、こういうものがあった。
|
病院では、免疫抑制剤がだされ、毎日飲まなくてはならず、とても疑問を感じていたところに、ホメオパシーに出会い、やってみたいと強く思い、相談会を申し込みました。3回めの相談を受けたところです。 今は病院の薬は飲ませていません。 かんじんひぞう、バーバリスをとっておりますが、調子よさそうにしています。 ただ、やはり毒だしのレメディ(抗生剤、全身麻酔、胸腺の毒だし)をとると、すごい好転反応がでてしまいます。わかってはいますが、ちょっと続けられないくらい、顔、特に目がはれてパンパン、足もむくみ、蛋白尿がでて、みているのが辛くて断念してしまいます。 |
「好転反応」とは......このQ&Aを開設している団体の指導者由井寅子氏はこう言う(後述の朝日新聞記事より)。
| 好転反応について、ホメオパシー医学協会の由井さんは「症状は有り難い」との持論で説明する。ホメオパシー治療では、病気の症状がかえって激しく出ることがあるが、それは治療で自己治癒力が向上したことの証しの「好転反応」で、有り難いことなのだ、という理論だ。こんな極論を信じた結果、患者は症状が悪化しても「良くなっている」と思いこみ、病院に行くのを拒否する、というのが梅沢さんの指摘だ。 |
しかしそりゃ薬をやめて砂糖玉飲むだけになれば、病状も悪化するわなあ、普通に考えて。という話。
これを放置すればどうなるか、容易に想像がつくはずだ。
で、この相談者。
腎臓が悪い10歳児は病院の薬を与えられず、代わりにいくつかの砂糖玉だけを与えられて「好転反応」が出まくっている......。
このページを見た医師をはじめ、多くの人がこれは緊急事態だとこの子供を助けるべく関係機関に情報提供を行ない、警察も動いて児童の無事が確認されたという事態が、ごく最近にあった(⇒経緯はkikulogのこのエントリとコメント欄を追えばだいたいつかめる。
その後、このサイトはこの騒動へのフォローとして、こんなすっトボけたコメントを掲載した。
|
記事No.3388の件で、このお子さんの状態を心配される投稿がありましたので、詳しい状況を本人に確認しましたところ、ホメオパスからも勝手に判断して薬を止めるのはよくないので検査や現状把握のためにも病院に通うことは必要であると言われ、お医者さんとの相性が悪いということであれば、セカンドオピニオンで他のお医者さんに診てもらうのも一つの方法であると前回の相談会でも言われており、この点よく理解していますということでした。近々定期検査のため病院にもいく予定になっていますということでした。お子さんですが、現在は、体験談に書いた通り調子よさそうにしており、いたって元気で学校にも通っているとのことでした。 好転反応についてはかなり大げさに書いてしまったとのことでした。また、その好転反応ですが、投稿した内容からもわかるように過去のことで、現在はほんの少しむくんでいる程度で、こちらも近々ホメオパシー健康相談会を受ける予定になっており、そこで出されたレメディーをとって好転反応がでたときの対処方法を聞きたいと思って投稿したということでした。 今回は、いろいろな人がこの体験談をみて下さっているということがわかり嬉しく思うと同時に、心配してくれアドバイスしてくれたということにとてもありがたいと思いました。この度は、管理人として、注意や配慮が不足していたと反省しております。 今後とも何か気づいたことなどありましたら、ご連絡やアドバイスなどいただけると大変ありがたく思います。今後ともよろしくお願いいたします。 |
つまり相談者が答えてもらいたいがゆえに大げさに書いたのだという内容。
しかし相談者が話を大げさに言ったとしても、命に関わるような相談に対して病院に行くことではなくさらにレメディを勧めたという事実は全く変わらない(「勝手に判断して薬を止めるのはよくない」云々も、あとで確認してそういうことを言ったということがわかったというだけ。これも本当かどうかわからないけど)。
今回は警察などの協力により実際の質問者が特定できたことと、「大げさに言った」というオチがついたため最悪の事態にはならなかったが、これが「大げさ」でなかったらどうだったか、こんなネット上に情報が出てこず、自分たちだけで「好転反応」に耐え続けていたらどうなったかを考えれば、ホメオパシーを「無害」と言うことはできない。
上記の通り、ホメオパシーは効かない。
つまり、こういうこと。
ホメオパシーってのは、文字を消すのにキン肉マン消しゴムを持ち出すようなものなんだ。
「消しゴム」と呼ばれているけど、一度でもあれで文字を消そうとしたことがある人はあれがほんとの消しゴムじゃないのは知ってると思う。
#そもそも当時バンダイは一度も公式に自社製品を「キン肉マン消しゴム」「キンケシ」とは呼称していない。
あれで文字を消そうとしている人に対し、普通の人は
「キンケシで文字を消すのは無理。だいたい材料からして消しゴムじゃない」
と言い、ホメオパシーを信じちゃった人は
「普通の消しゴムで遊べますか?文字が消えることで笑えますか?」
と言う。いや、あんたそれ使って何したいの? 誤字を消すことが目的じゃなかったの? それ消さないと困るんだよ?という話。
「消しゴムは消す時にカスが出るけどカスの出ないキンケシはクリーン。カスによってどれだけの人が苦しんでいるか。だから文字を消すのにキンケシ使いましょう」
「いや、キンケシだと文字消えないってば。無理矢理消そうとしたから、紙がえらく汚くなっちゃったよ」
「それは好転反応です。誤字はありがたい」
えええええええ。
「消しゴムは誤字が書かれて初めて消そうとするんです。キンケシは楽しく遊べるため、そもそも誤字をしないように体質改善するんです」
「キンケシで誤字をなくすのは無理です、はい。そもそもキンケシじゃ書かれちゃった文字が消えないって言ってるのに」
「文字が消えることで幸せになれますか? 幸せになるためにキンケシを使うんじゃないんですか?」
てめー。
何? わけがわからない?
それが正解。
参考リンク:短いし良記事なので、是非読んでみてほしい。
今年1月に邦訳が出た『代替医療のトリック』(サイモン・シン)という本の中でホメオパシーに効果がないことについて書かれていて、最近になってそれに対する「反論」がホメオパシー側から出てくるようになった。
しかしたいてい「反論」といいつつ反論になっていないところが笑える。たとえば「代替医療のトリックに対するホメオパスの反論 ~アロマテラピーと自然療法の専門誌 アロマトピア の連載記事」(食の安全情報blog)あたりを見ると概要がわかる。
『代替医療のトリック』の中でホメオパシーがどういう扱い方をされているかについてNATROM氏による書評を見るとだいたいつかめる。
【追記:2010/08/11】
2010/08/11のasahi.comにこんな記事が載った。
|
代替療法ホメオパシーを利用している人の中で、病気が悪化して死亡する例が相次いでいる。通常の医療は末期になるまで受けていなかった。東京では5月、国立市の女性(当時43)が、がんで死亡した。埼玉でも昨年5月、男児(同生後6カ月)が死亡した。女性の遺族らは先月、「憂慮する会」を設立し、ホメオパシー療法家らに真相解明を求めて運動を始めた。 ...... |
ここまで来ると、こういう信念はむしろ宗教に近いように見える。それもカルトな。
この記事を見て、読者はひょっとしたらエホバの証人の輸血拒否事件を思い出すかもしれない。
エホバの証人(という「キリスト教」宗派)の信者が、聖書の記述(「血を避けるように」「血を食べてはならない」)の独自の解釈により自分や子供への輸血を拒否し、最悪(彼らにとってはそうではないが)の場合、死亡するという事件が話題になった。
しかしエホバの証人信者の輸血拒否事件と、この記事にあるようなホメオパシーユーザーの通常医療拒否とは明らかに違う点がある。
エホバの証人の場合、これを拒否したら非常に悪いこと(場合によっては死ぬ)ことを理解しており、しかしそれよりも信仰を優先するという判断がある。
しかしホメオパシーの場合、患者は治る気満々なのだ。
治りたいが故に、これをやれば治る(「西洋医学」では治らない)と信じてホメオパシーに傾倒する。
つまり、目的が違う。
それが本人ではなく、小さな子供だった時には違いがもっと鮮明になる。
子供が死ぬかもしれないが信仰は破れないとして輸血を拒否するエホバの証人と、「『西洋医学』を受ければ余計に悪化する」からと、子供を治したいがゆえに病院での治療を拒否するホメオパシー。
そうした結果、親は起こってしまう現実をどう理解するだろう。
#ただし子供にとってはたいした違いはない。どちらもダメ。
こう考えると、カルト度はエホバの証人の方が高いが、起こり得る結果について、患者/信者に不誠実なのはむしろホメオパシーの方ではないか。
#「信じる」という言葉には「信頼・信用」という意味と「信仰」という意味の両方が含まれていて、時には混同され「科学教」などという奇異な言葉が使われたりするが、ちゃんと分けて使わなくては話がめちゃくちゃになってしまいかねない。
##この話の場合、エホバの証人信者にとっては「信仰」であることは問題ないとして、ホメオパシーユーザーにとってホメオパシーはどう「信じる」対象なのか。「信頼・信用」から出発したのだとは思うが、「信仰」が混じっていないと言えるか。正直、かなり渾然一体とした状態ではないかと思う。
突然食いたくなったものリスト:
- もも缶(白桃)
本日のBGM:
Big Jangle /HOLLYWOOD MOTORS
ググった限り全然売れなかったようだけども、いいバンドだったと思うんだよなあ。この曲なんて「風格」すら感じる。こういうストレートというか、王道すぎるロックは時代には合わなかったのかもしれないねえ。ライブハウスとかで酒飲みながら聴くには最高なんだけど。
昔一度紹介したはずだが......。
ょっとわかりにくいかな?

車止めが少し浮いてしまってる
車止めが少し浮いてるのがわかるかな? 黄色い矢印で示してるところ。
こういうのってたまにあるよね。
本来ならゆっくりバックして、車止めがあると思しきところくらいまでで止まるべきなんだと思う。つまり車止めは安全のための保険。ガレージ近くの柱に巻いてあるゴムタイヤみたいなもんで、本来なら当たる寸前で何とかしろという類だと。
ところがたまに結構全力で車止めにぶつかっていくドライバーもいる。
車止めがあるからと安心しきっているのだろう。あまり減速もせずにバックして、「ドン」となったらそこで駐車位置決定、みたいな。
これはこれで少なくとも車止めの場所で止まるんだからと思うかもしれないが、そのためには車止めがちゃんと地面に固定されている必要がある。
みんなこれが当たり前のようにできてると思い込んでる。
でもほんとにそうかな?
現に↑の写真のように、車の勢いであっさりと車止めは外れてしまうのだ。
もちろん本来はこんなことで外れるような固定の仕方は施工の問題としてどうよという気もするが、そんなこと言っても自分の車が傷ついてしまってからでは遅い。
というわけで、ちゃんと注意するに越したことはないのだ。
↑のような施工をする業者が作った駐車場で、油断しきったドライバーばかりが使用するとどうなるかというと......
こうなる。

総崩れ
高速バスに乗ってたら「とまります」ボタンがついてたので、写真に撮ってこんなん作りました。

停車されたら困る時に押してね。
それだけ。
#確かどこかに、歩道用の押しボタンの「しばらくおまちください」のところに「核ボタン」って書いてる画像が落ちてたのを覚えてる。どこかにないかなと思って探したんだけど見つからなかった。残念。
昔収穫したナス。
何故か手があった。

ちょっとリラックス

ちょっと似てると強引に言い切ってみたいのだけど......やっぱり無理?(^^;
あんたらなんで正座したがる?

正座でベースをフィンガーピッキング

やたらかわいいんだけど......。
あるうどん屋の看板に貼られていた。
「○○参上!」みたいな意味かもしれない。

ヘタレか!
♪you coward, you servant, you blind man♪
ちなみにこれは荒井精肉店。

MEAT ARAI
そしてこれがサンフランシスコから来た、OUTRAGEを敬愛してやまないバンドMETALLIQUOR。

サンフランシスコから来たMETALLIQUOR。
突然食いたくなったものリスト:
- 吉四六の焼飯
本日のBGM:
Motor Drive /REBECCA
先月、OSをインストールしていたSSDが奇病を発症し謎の急死を遂げたため、HDDにWindowsを再インストールした。
しかしまあ、何というかいろいろ難しくて、ちょこちょことエラーが出る。
最近は困難が出た。いや、こんなんが出た。まあどっちでも同じだ。

突然、現れた死のブルースクリーン
うーむ。

IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL
どうやら、
イラクは最低じゃないってば。さもなくばエクアドルだ。
と言っているらしい。
どういうエラーなのだろう。
エクアドルといえば日本を例えるのにやたら使われる、あのガラパゴス諸島を領有する南米の国。1822年の独立後、クーデターによる政権交代が繰り返された。
......そうか、これはブッシュ政権への批判と、イラク戦争をやめない場合はクーデターを起こすというMSの隠れたメッセージなのだなっ!?
こんなところにそんな恐ろしいメッセージを隠しているとはっっっっっ!
MSのエラーメッセージといえば、こういうジョークが......。
|
若い頃「偉大」な作家になるのが夢だと皆に語っていた男がいた。「偉大」の定義は何かと尋ねられた男は、こう答えた。 「世界中の人々が読み、人々の深い感情を揺さぶり、絶叫させ、悲しみ、傷み、怒りさえも与える、それが私が言う「偉大」だ」 現在、彼はマイクロソフトのエラーメッセージを担当している。 |

東方より来たりしCtrl、Alt、Delの3賢者
実際のところは、memtest13回でも引っかからなかったし、まだよくわからないので放置。
突然食いたくなったものリスト:
- 葛まんじゅう
本日のBGM:
負けるもんか /BARBEE BOYS
小さいことなんでいつもすぐ忘れてしまうんだけども。

よくこういうパッケージあるでしょ。
ビニールのパッケージで、この部分が粘着になってて、それをペリペリペリ......とめくって開けるというやつ。
よく観察してると、このタイプのパッケージには2種類ある。
ビニールをくっつけてる粘着部分がどちらにあるか。

【その1】

【その2】
こういう感じ。
観察する限りではどちらも存在していて、さして使い分けがあるわけでもないみたい。
しかしねえ。
私は【その2】を作るメーカーの気が知れんのよ。
商品を出すときに何度この粘着部分にくっついてしまったか。
無茶苦茶不便なんだ。
こんなのすぐわかると思うんだけども。
位置だけの問題なので原価が変わるとかそういう問題でもないと思う。あえて言えば制作者の想像力というか、センスというか。
これに出会うたびにげんなりする。(すぐ忘れるけど)
あるいは【その2】には私の知らないメリットがあるんだろうか。
私の想像力が至らないだけなんだろうか?
誰か、【その2】をあえてやってる例を教えてください。m(_ _)m
もしただ「気分」だけで【その2】が存在するのなら、是非【その1】への切り替えが進むことを心から願う。(^O^)
突然食いたくなったものリスト:
- 三輪そうめん山本のそうめん
本日のBGM:
Kiss in the Dark /PINK LADY
なので911公開討論会digital ひえたろうdigitalひえたろうiPhonePCtestTV「ラーメンと愛国」いろいろうどんうましかものおすすめお好み焼きお知らせかわいい物理つくるつけ麺つぶやきやってみたアンケートアートイベントオボレビトカセットテープカップ麺クルマケータイスイーツスパムソフトソーステレビデジモノトイレトンデモネットハンバーガーハードブログモノモフモフラーメン三ヶ条不思議中谷宇吉郎備忘録化学/うま味調味料名言安心安全家電岡本太郎広告建築心理手作り鳥居政治文化映画本標識・マーク漫才熊言八言犬チェーンメール甘いもん看板・貼紙神社禁止科学/ニセ科学自転車落語街街角言葉記事警告買わず置き道路ブタ関西つけ麺史音楽食べ物食品サンプル餃子馬鹿PCカテゴリの別の記事は←の月別アーカイブからアクセスしてください。
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