越後屋さん おまえ様も悪だね こんな旨からーめん作って
というコピーが掲げられる、天満駅北側すぐの店。昔、火無夷があった場所らしい。「激戦区」と言われる天5、天6の範囲内にある。2009年4月にオープンした、かなりの新店だ。

越後屋@天満
立地、メニュー構成、店内(*)からもだいたい想像がついたが、時間帯的に他に店は開いておらず、かといって弥七まで足を伸ばすのは嫌だということで、それなら仕方ないとあまり期待せずに入った。
*駅の真ん前⇒家賃高い つけ麺に「濃厚」「魚介」の文字⇒流行だから出す テレビを設置。しかも店員にも見える場所。⇒ダメ店フラグ
入るとまず食券を買うように指示される。
食券制か......。
食券制そのものは全く問題がないのだけども、この状況と合わせて考えると、これまた少しだけ味への期待が薄れる。
店先には発行されたばかりの『噂のラーメン 関西版 2010』の掲載ページが張り出されていた。ほんと、この本は発行が早いね。(^^; 新店しか取材してないからなあ。
特製つけ麺(¥680)を選んだ。

特製つけ麺(¥680)@越後屋
具はメンマ、チャーシュー、ネギ。カットレモンが添えられている。
麺は太平ストレート。
つけ汁は豚骨魚介。魚粉が多い。背脂が浮いている。少し甘い。


前述のとおりあまり期待せずに入ったわけで、その意味では裏切られなかったわけだけども。
「越後屋さん おまえ様も悪だね」というよりはむしろ、
越後屋、お前もか
という感じかな。
もういい加減に飽き飽きですね。魚粉たっぷり豚骨魚介。太麺。
いやちゃんと豚骨魚介と書いてあるんだけど(^^;、結局、「同じような」豚骨魚介なのよねえ。
まあ先日のあほいち(「あほいち@浪速区」)の凄さに比べればまだまだかわいいものだと思う。こちらはまだ少しは工夫しているので。
例えばカットレモンを添えているところ。テーブルの前の貼紙には、
| 麺の上の添えつけのレモンはお好みでどうぞ! 前半戦はそのままで、後半戦はつけ汁にレモンをギュッと絞りいれると二度楽しめます。 |
と書かれている。これなどは新店らしいちょっとした工夫だろう(「添えつけ」なんて表現あるのかな?)。この工夫が役に立っているかどうかは別として。
だって、「前半戦」「後半戦」も何も、このつけ麺の麺はデフォルトで150gしかないのよ。ギョーカイ的につけ麺の麺は並盛りでだいたい200~250gが標準だからこれはかなり少ない。だからこんな少ない量を前半・後半に分けるのはちょっと無理がある。KR氏なら恐らく一口で食べてしまう。(^O^)
確かに「絵」的には映える「工夫」ではあるけれど、最終的に客がちゃんと楽しめるようにはできていないのだ。それにレモンを使っても本当に「爽やかでおいしい」かといえば、「そのはずだ」という思い込み以上のものはないように思う。まあこれはまさに好みだろうけどね。

それにしてもどうしてこの麺の量(150g)なのかな。
メニューには大盛りもあって、そちらは250gで830円。並盛りが150gで680円だから、つまり100gアップするのに150円もかかってしまうことになる。
凄いね。
どんだけ高級な麺を使っているのかと。(゚Д゚)
ところがこの麺がまた......なぁ。
味、香りもなくて、しかも困ったことに食感もさほどよくない。
コシというか、弾力がないんだよなあ。
これは麺そのもののポテンシャルなのか茹で方が問題なのか、そのあたりはよくわからない。茹で方を見ていると、テボに麺を入れそれを湯に入れてたまに菜箸でかき混ぜるというやり方で、「泳がせる」茹で方ではなかった。湯がたぎっていたかはちゃんと見てなかったけど、デポの中でも麺が泳いでいなかったとしたらそんな茹で方でウマい麺ができるわけがないわけで、確かにこういう麺ができるだろう。せめてこのくらいは気を使えばいいのに。
メンマは缶詰なんだろうか。それでもちょっとした味をつけてるのかな。食感は缶詰っぽかったけど、変な臭いとかはなかった。
チャーシューは写真を見ての通り、結構パサついている。味はそれなりについていたが、ウマいかと問われればもうちょっと食感がよければ......と答える。
あ、あと、セルフで入れるようになっている水がレモン水だった。脂っぽさを中和する工夫ね。これは気遣いだ。ただちょっとレモンがキツいようにも感じたなぁ。
結局、これだけの場所の家賃を払うためにはそれなりのお金や手間の節約が必要で、このつけ汁、麺、具の中で、1から店で仕込んでるのは何ですか?というか、あるんですか?ということになるわけですよ。少なくともつけ汁を自作しているようには思えず、自家製麺をやっているのだとしたら(やってないと思うけど)100g150円という価格設定はちょっとないし、腕も悪い。チャーシューももうちょっと何とかならんかと思う。
ラヲタ的には、いい評価は無理。
......とはいえ、ですよ。
こんなラヲタ的な評価なんて、まったく一面的なもんなのよね。
店というのはいろんな側面を持っていて、たとえラーメン専門店であってもそのポジションは千差万別だ。例えば私はラーメンは普通シラフで食べるしそういう評価をするが、飲みながらとか飲んだ後のシメとして食べる人もいるだろうし、だったらそういう目的に合うかどうかで評価が変わるのは当然。もちろんそのどちらが正しいなんていう話でもない。あるいは家族でワイワイと食べるラーメンが最高!という人にはそれに対応できる店がいいはずだ。
何度か書いたが、ラーメンが(多くの場合)持ち帰って食べるものではない(=別の場所で食べるものではない)のだとすれば、その「場」もまた、ラーメンと不可分の「味」のうちのはず。
現実的な話として、こういう立地の店の場合、実際にラーメン屋が戦っているのは他のラーメン屋ではない。近隣の他の飲食店こそが本当の競争相手になる。となれば、ラーメン(つけ麺)としての出来のそのものがどれほど重要なのかは、ラヲタと非ラヲタでは全く違うだろう。
これだけの駅前で、しかも天満、そして27:00まで開いているということであれば、求められているものがそれなりにあるわけだ。この店はこの場所、時間帯、客層なりのニーズを捉えているのだろう(きっと)し、それはこちらにはわからない。ラヲタ的な視点だけでこの店のちゃんとした評価なんてできるわけがない。
ここに書いたのはあくまでもラヲタ的評価。いえいえ、ひえたろう的評価。評価できる視点を持っている人がその視点でちゃんと評価してあげるべきなのだろう。
突然食いたくなったものリスト:
- メロン大福
本日のBGM:
すっとばす /ウルフルズ

なんで「旨か」なんでしょうね。どちらの出身のお代官さまなんだろう。
麺六でこの店チョイスする意味が分かりません。
わざとダメそうな店入ってブログネタにしてるのですか?
最近のエントリーそういうところが多く見受けられるような気がします。
まぁそれはそれはおもしろいんですけどちょっと悪趣味かな。
>poohさん
九州弁……ですよね。
ラーメンは食べてませんが、スープは豚骨なのでそういうテイストを狙っているのかもしれません。推測に過ぎませんが……。
他にも「さん」「様」づけだったり、なんかセリフとしてとても不自然ですよね。(^O^)
>匿名さん
(おそらく返事を期待したコメントではないと思いますがお返事します)
ははは。最近のエントリに関しては私もそういうふうに見えるかもなあと思っていました。(^O^)
>麺六でこの店チョイスする意味が分かりません。
この日、本当は群青に行ったんですよ。それが残念ながら臨時休業で。行ったことのない麺元素、天四郎は休み。洛二神、総大醤は昼の休み。で、少し移動して弥七はどうかと提案すると同行者が嫌がった。で、開いていたこの店になったわけです。
#かね又でシチューうどんはどうかとも言ったんですが、同行者の口はつけ麺になっていたので却下されました。(^O^)
……ここまで詳しくは書きませんでしたが、「麺六でこの店チョイスする」ことになった理由にはちゃんと触れたつもりでしたが。
>わざとダメそうな店入ってブログネタにしてるのですか?
(^O^)
私は行った店を全て書いているわけではありません。
一度行った店でさほど追加して書くことがない場合や、初めてであっても可もなく不可もない「普通の」店であればなかなか書けません(書くことがないので)。
となると、どうしても書くのはそれなりにウマかった店、ダメだった店と、両極端になります。で、ウマい店はダメな店より絶対的なタマ数自体が少ないですし、そんな店は多くの場合再訪なんですよ。となるとどうしても「初めて行ってダメだった店」の比率が高くなると。
まあそういうことです。
(この周辺だと群青、永田屋、つぼや、玉五郎、神山、弥七あたりに入ったのだったら[再訪で、恐らく追記の必要がないだろうから]書かなかったでしょう。行ったことのない麺元素、天四郎や、久しぶりの洛二神、総大醤だったら内容次第です。……そういえば豚一なくなりましたねえ)
#ですからわざわざ「ブログネタ」にするために入るほどネタには困ってないんですよ。困ったんだったら再訪の店の別メニューとか別の視点からとかいくらでも書けますし、第一このブログはラーメン/つけ麺の専門ブログでもないので。
なので私はそういう店を選んで行っているわけでもないのです。(^O^) ただエントリとして出てくるものはそういうのが多くなってしまうと。まぁ読む方からすればそんな事情は見えないわけで(端々には出ているはずですが)、そりゃ「悪趣味」にも見えるだろうなあ、と思います。(^^; 少し想像していただければそこまで断言されないとは思いますけどもね。
もし次もコメントいただけるなら、こういう場合のこの周辺でのベターチョイスを教えていただければありがたいです。
(挑戦的な意味ではないです。「そういう時はこういうチョイスがあったんじゃない?」みたいなのがあれば、次に参考にさせていただきたいので。別にラーメン/つけ麺でなくてもかまいません)
#その時は適当でもいいですから名前欄にハンドルネームを入れてくださいね。