「予算削減」はビジョンじゃない

 橋下徹知事が警察官の削減をやめると言ったらしい。

警察官520人削減は撤回 橋下知事「府民の意見」

 大阪府の橋下徹はしもと・とおる知事は二十九日、記者団に対し、財政再建の一環として検討していた警察官定数の五百二十人削減について、撤回する考えを表明した。「警察官(の数)と警察力は極めてリンクする。府民の意見を踏まえた」と説明。凍結が打ち出されていた枚方市内での警察署新設も認める意向だ。

 同時に橋下知事は「警察と障害者施策、切迫した命に関することは財政状況がどうであれ堅持しなければならない」と強調。障害者医療助成制度の縮小や、救命救急センターへの単独助成廃止も撤回する方針を示した。

(略)

 橋下知事は六月五日に最終的な財政再建策を公表する予定で、反対論が根強い文化施設の廃止などへの最終判断が焦点となる。

 そりゃそうだ。
 そんなことされたらたまらん。

 数減らして(=仕事が増える)、給料減らしたら、誰が警察官になる。
 その状態で入ってくる奴らは「デモシカ」ばかりだぞ。
 たとえ橋下徹知事が1期で終わったとしても、3年、そういうヤツばかりが入って来ることになる。
 たった3年の話だと思うなかれ。

 そいつらは定年退職まで30年以上、内部にいることになるのだ。

 ある時期になれば「幹部」がその3年間の奴らで占められる時期も来るだろう。
 大阪をどんな都市にしたいのか、って話そのものだよ。

 削減撤回となって、よかったよかった。

 ......結局、「一律に予算削減」というのは、「一律に予算アップ」と同じく、前任の知事と同じことを規模を変えてやる、と言っているに等しいわけだ。

 どの予算を拡充してどの予算を削減するのかという重点の置き方の違いが、前任者との違いだし、大阪をどうしたいかというビジョンそのもののはずなのだ。

 一律カットなんだったら、今までやってことの継承と同じことだ。

 だから今回、

「警察と障害者施策、切迫した命に関することは財政状況がどうであれ堅持しなければならない」

 と言ったというのは、ここにきて初めて彼の都市ビジョンの片鱗が示されたと見るべきなんだろうな。

 さて6月5日、どういうビジョンが示されるのか。

 興味深く待たせてもらう。

突然食いたくなったものリスト:

  • 牧場しぼり

本日のBGM:
大阪に出てきてから /SOUTH TO SOUTH



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