Eternal Idol
堀ちえみの『80s IDOL SONGS COLLECTION
』を聴いた。
http://item.rakuten.co.jp/book/3912393/
2005年の作品で、堀ちえみが小泉今日子、松本伊代、早見優、河合奈保子、南野陽子、斉藤由貴などの80年代アイドルの曲をカバーするという企画もの。
↑の楽天には
| 堀ちえみが80年代のアイドルのヒット曲をカヴァー。サウンド・プロデュースに船山基紀、アレンジに馬飼野康二という大御所ふたりを迎え、往年の正統派アイドル歌謡曲のサウンドを見事に再現している。 |
と書かれてる。
いや、非常に的確な解説だ。特に
「往年の正統派アイドル歌謡曲のサウンドを見事に再現」
というところが素晴らしい。
何が「見事に再現」って、まさかここまで80年代の歌唱力を再現してしまうとは。
進歩がないにも程があるッ! (^^;;
原田知世姫は特異な例としても、これだけ時が経てば少しはマシになるもんじゃないのか。
ん? いや、そうでもないのかな。アイドル時代に歌唱力を無視してイキオイだけで歌ってた人はだんだん歌わなくなる、だから目立たないということか。
まあとにかくこのちえみワールド、凄い異次元空間なのだ。
アイドル歌謡というのは確かに歌唱力は二の次だ。
しかしその分、「思い入れ」や「時代のイキオイ」がそれを補うわけで、その両方がそぎ落とされたアイドル歌謡は、扱いが非常に難しい。
そこに、これか。
いや、わかるよ。この企画はその「思い入れ」を「堀ちえみ」というオーラで埋めようってことなんだから。
しかし、しかしだ。
この歌唱力はその意図をも超えている。
生々しすぎる。
アイドルが字の如く「偶像」であり、まさに「非日常」を体現していた古き良き80年代の再現という意味では、この歌唱力は神業ですらある。この歌唱力の裏に「ほとんど引退状態の頃、大阪で実家の喫茶店を手伝ってた」とか「前夫と訴訟の末に離婚」とか「5人の母」とかいう現実はチラリとも見えてこない。この生活感のなさというか、無防備な処女性というか、リアリティのなさ(=アイドルとしてのリアルさ)は「往年の正統派アイドル歌謡曲のサウンドを見事に再現」した、まさに2000年代の奇跡だ。\(^O^)/
20年の時の流れを、この歌唱力は一気に「なかったこと」にしてしまう。
堀ちえみ、永遠のアイドルなり。
こういう企画だと、選曲にもいろいろ裏読みできてしまうね。(^^;
まあ歌唱力で言えば、確かに伝説の方はいろいろいますけども......。
でもその人たちはもう歌ってないでしょ? (^O^)
突然食いたくなったものリスト:
- アーモンドBIGバー
本日のBGM:
渚のライオン /堀ちえみ
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